ガーリッシュ ナンバー

登録日:2016/10/21 (金) 10:14:00
更新日:2022/04/29 Fri 21:53:01
所要時間:約 5 分で読めます




原作をライトノベル作家の渡航(『俺ガイル』、『クオリディア・コード』を執筆)、
キャラクター原案をQP:flapper(『ガールフレンド(仮)』などのキャラデザを担当)が務めるメディアミックス作品。
電撃G's magazine連載の小説と電撃G'sコミック、電撃G's magazine.com連載の漫画、
そしてディオメディア(『艦隊これくしょん -艦これ-』、『聖剣使いの禁呪詠唱』等を制作)が制作を担当するテレビアニメ版にて展開されている。
作品の時系列は小説版→テレビアニメ版となっており、小説版はアニメの前日譚の位置付けとなる。

テレビアニメ版は原作者である渡氏自らが脚本・シリーズ構成を担当している。
本作の番宣ラジオへの出演はノーギャラとのこと

「ガーリッシュナンバー」と間違われやすいが(Wikipediaでもこの項目名で登録されている)、
公式のサイトやTwitterに従うと「ガーリッシュ ナンバー」と間に空白を入れる表記が正確。


【概要】

主に新人女性声優の烏丸千歳を中心に繰り広げられる、声優業界を描いた作品。
若者の花形職業なイメージとは裏腹にクセのある人物が多い影響か、本編に登場する人物は声優から制作スタッフに至るまで生々しい言動が散見される。

小説版では

「(声優ラジオを聞いて)こんな適当な事言って金貰えるの?」
「売れてない声優ほどやたらゴシップを話す。」
「弟営業」

テレビアニメ版では

「集客ありきのキャスティング。」
「ラノベなんて絵のおかげで売れただけ。」
「歌は機械で修正出来る。」


などと各方面から怒られかねないド直球な発言が目立っている。


【登場人物】

烏丸千歳(からすま ちとせ) CV.千本木彩花
本作の主人公であるエンジェル隊ナンバーワンプロデュース(通称:ナンプロ)所属の女性声優。
現役の大学生でもあり、愛称は ちーちゃん、ちーさま

見た目は美少女だが調子に乗りやすい腹黒な性格で、その上仕事が少ないにもかかわらず仕事への意識が低い問題児でもある。
今作のクズキャラの一人。
どの程度意識が低いかと言うと、有名所の声優の名を知らなったり、仕事が低迷している現状は「 業界がおかしい! 」などと言うほど。
しかし悟浄からすれば千歳の仕事量は新人にしてはまだ順調な方、との事。

仕事の大半はモブ役で、年収は確定申告が不要な程度。
原作の一文ではアニメのモブ役とスマホゲームの出演料を入れて、7万5千円(から中間マージン等を引いた額)の明細書が郵送されて来た事がある。

アニメ版では遂にライトノベル原作のアニメ「九龍覇王と千年皇女(クーロンはおうとミレニアムスレイブ)」(以下、クースレ)でヒロイン役に抜擢され、八重&京と共にEDを歌うユニットも担当する事が決定。
彼女からすれば初の名前のあるキャラクター&ヒロイン役&主題歌担当という快挙ではあるが、持ち前の性格が災いして人目を憚らず天狗となった。
アフレコでは仕事への意識の低さが芝居での棒読み等といった具合で露呈し、リテイクを出し続けた末に自分がヒロイン役に起用された原因が
実力ではなく企画ありきの政治案件である事を知って落ち込んだが、様々な作品を自宅で見ながら研究し、徐々にではあるが役者として成長の兆しも見せている。


久我山八重(くがやま やえ) CV.本渡楓
千歳と同じ事務所に所属し、彼女とは養成所時代からの同期でもある女性声優。
バスト90のロリ巨乳美少女だが人前で「はわわ~」と言うほどの天然のあざとさがあり、女性から嫌われやすい。

気弱で本番に弱く半泣きで千歳の袖を引っ張り、彼女からは「腹黒い」と思われている。終いには千歳から「魂がビ●チ」とまで言われる始末。
酔うとドス黒い発言が目立つ為、もしかしなくても腹黒いのかも知れない。

体型を気にしているのか、糖質削減中。


片倉京(かたくら こと) CV.石川由依
ナンバーワンプロデュース所属の関西弁が特徴の女性声優。26歳。
売れない現状に危機感を感じつつも、周囲には気さくで愛嬌を持って接している。

千歳の先輩に当たるが売れていない為バイトを掛け持ちしているが、クースレ出演以降は徐々に仕事を増やしている。


苑生百花(そのう ももか) CV.鈴木絵理
ヴォイスエンタープライズ所属のアイドル声優としても活動している女子高生声優。
メインキャラ5人の中では万葉と同様人気があり、イベントMCも手慣れている。

母親はベテランの声優で父親は有名なアニメ監督であり、その点もあってか生意気な態度も見せる。
千歳とは気軽に仲良く接しているが、彼女の目の前で「演技はゴミだけどキャラは面白い。」と言い放つほど生意気。
終いにはラノベ作家を格下中の格下と思っているのか、「絵も描けない曲も書けない、演技も出来ないが業界にしがみ付きたいだけの人……ってパパが言っていた。」と発言するなど完全に舐めている節がある。

母親のWIKIらしきサイトの文面が実在する声優のそれに似ているのは気のせいだ。いいね?


柴崎万葉(しばさき かずは) CV.大西沙織
いろはプロダクション所属の女性声優。クールな長髪の美人で売れっ子ではあるが役者としての仕事への意識が高すぎる故か
ラノベアニメの現場やアイドル的な活動に不満を漏らす事が多く、舞台裏でマネージャーにキツく当たることもしばしば。

桜ヶ丘七海(さくらがおか ななみ) CV.佐藤亜美菜
千歳と同じ事務所に入所する新人声優。
ナンプロ主催の次世代声優オーディションに合格し、声優デビューする。
愛らしいルックスに加え現役女子高生というブランドがあり、千歳とは真逆に謙虚な頑張り屋で、ファンを増やし続けている。

因みに中の人は元AKB48のメンバー。


◆烏丸悟浄 CV.梅原裕一郎
千歳の兄で彼女のマネージャー。千歳からは悟浄くんと呼ばれている。

彼女の仕事への意識の低さには頭を痛めており、頭痛薬を常用しつつ薄給でマネージャーの激務をこなす社畜。
元々は彼も声優として活動していたが引退し、現在は裏方として活動中。
かつては京の同期で主役の経験も持っていた。

第9話で千歳から七海のマネージャーになった。


◆九頭P CV.中井和哉
販売元であるベイタックス担当のアニメプロデューサーでもう一人のクズキャラ。
見た目も中身もチャラく、制作会議すらもその場のノリで話している節がある。
元々は音楽畑出身で、ボイスサンプル視聴もオーディションもスッ飛ばして千歳をヒロイン役に抜擢し、ナンプロの社長からは敏腕と称されているが
その反面スケジュール管理に問題があり、制作会議の段階で原作レ●プのレッテルを張られかねない事態にもなった挙句、イベントではお世辞にもクオリティが高いとは言えないPVを流してしまう程。

アニプロエンタで活動している石神井P(CV.速水奨)とは同期だったが、出世競争等に敗れた末に自身を無くしてベイタックスに転職した経緯を持っている。
その当時はバリバリ働く事で有名だったらしい。

◆十和田AP CV.江口拓也
九頭Pの尻ぬぐい補佐を担当するアシスタントプロデューサー。九頭とは真逆の真面目な性格。


◆難波社長 CV.堀内賢雄
千歳達が所属するナンバーワンプロデュースの社長。豪快でポジティブな性格であり、「ガハハ!」と笑う事が特徴。
千歳の笑い方は彼から伝染しているのかも知れない。

一方で芽が出ない新人に対しては切るしかないと発言するなど、リアリストな一面も持ち合わせている。
余談だが中の人も声優事務所の社長である。


松岡修造松岡重三 CV.松岡禎丞
悟浄の後任として千歳を担当したナンプロのマネージャー。暑苦しいまでの熱血漢でテニスウェアが特徴。



追記・修正しちゃいましょう。気楽に!
勝ったな、ガハハ!

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最終更新:2022年04月29日 21:53