冥府エルフ(shadowverse)

登録日:2016/09/19 (月曜日) 19:24:42
更新日:2021/08/16 Mon 06:12:02
所要時間:約 5 分で読めます





― 死は誰にでも平等に訪れる。 ―

冥府エルフとはスマートフォン/PC向けTCG「shadowverse」におけるエルフクラスのデッキの中でも、
アミュレット「冥府への道」を軸にしたデッキである。

概要

shadowverseにおけるエルフクラスは、1コスト1/1のトークンカード「フェアリー」を生み出し、
フェアリーとそのターン中に場に出したカードの枚数によって特殊効果がつくカードによるコンボが主軸のデッキであるが、
トークンカードで墓地枚数をかさ増しできる点と、
墓地30枚なら毎ターン6ダメージをばらまくアミュレット「冥府への道」を利用し、
コンボ主軸のスタンスを変えずに無理なく冥府への道を発動させることができるのがこの「冥府エルフ」である。

主力カード


  • 冥府への道
アミュレット 4コスト ニュートラル
自分のターン終了時、自分の墓場が30枚以上なら、相手のリーダーと相手のフォロワーすべてに6ダメージ。
言わずもがな、コンセプトとなるカード。
発動条件が少々面倒だが、発動さえさせれば相手の場を壊滅させつつリーダーにダメージを与えられるためほぼ勝負が決まる。
また、墓地が30未満で出しても墓地が30枚以上になったターンの終了時から発動し始めるため先置き可能なのも強力。

  • 新たなる運命
スペル 2コスト ニュートラル
手札をすべて捨て、捨てたカード1枚につきカードを1枚引く。
手札交換兼墓地稼ぎの要。
ほぼ手札がフェアリーの際に使えば墓地を稼ぎつつデッキのカードを大量に引き寄せられる。
ただし運命の分手札は1枚減るため無闇に使うとかえって不利となる。

  • 自然の導き
スペル 1コスト エルフ
自分のフォロワー1体か自分のアミュレット1つを手札に戻す。
カードを1枚引く。
コンボ用のバウンス兼ドローソース。
下記のリノセウスをバウンスしてもう1回出すことで2回攻撃できるコンボや、
ファンファーレでフォロワーにダメージを与えられるフォロワーをバウンスしてもう1回出すことで駆除する流れが強力。

  • フェアリーサークル
スペル 1コスト エルフ
フェアリー2枚を手札に加える。
  • フェアリーウィスパラー
フォロワー 2コスト エルフ
1/1
ファンファーレ フェアリーを2枚手札に加える
共にフェアリーを稼ぐ要員。
後半に手札満杯のときに使えば墓地を稼ぐのにも使えるのがポイント。

  • リノセウス
フォロワー 2コスト エルフ
1/1 疾走
ファンファーレ ターン終了まで、「このターン中に(このカードを含めず)カードをプレイした枚数」と同じだけ+1/+0する。
  • エンシェントエルフ
フォロワー 3コスト
2/3 守護
ファンファーレ 自分の他のフォロワーすべてを手札に戻し、戻したフォロワー1体につき+1/+1する。
通常のコンボエルフの主力カード。
前者は奇襲によって相手の体力を一気に削れ、
後者は場に出したカードを回収しつつ、最大6/7の大型フォロワーを置くことができる。
最悪冥府が駄目でもこちらで攻めて勝つこともでき、冥府エルフが他の冥府デッキと比べて強力な要因となっている。

  • 収穫祭
アミュレット 修正前:2コスト→修正後:4コスト エルフ
自分のターン終了時、このターン中にカードを3枚以上プレイしていたなら、カードを1枚引く。
ドローソース。
元々2コストで早く出せば出すほど得なカードだったが、後攻不利改善のために後攻のみ初手2枚ドローに変えたことで早く出しやすくなり有利になりすぎるという理由で4コストに修正されてしまった。
修正後は、4ターン目は後攻が進化が利用できるタイミング故に非常に出すタイミングが難しくなってしまった。

  • 根源への回帰
スペル 修正前:5コスト→修正後:7コスト エルフ
お互いのフォロワーすべてを手札に戻す。
全体除去。
冥府エルフの主力な除去手段だったが、冥府エルフデッキのMasterランク(最上位のランク)での勝率が高すぎる
(公式サイトによると約54.4%な上に、一部のクラスに対する勝率が65%を上回る)
という理由で拡張パック第1弾追加の9月末で修正が告知されてしまった。
実際に「横に並べてきた相手の手札を埋めてドローを禁じる」・「大型複数を戻して時間稼ぎ」・
「自身は戻したカードを再利用」と一方的にメリットが取れる強力なカードかつ冥府での利用が多いカードではある。


主な動き


  • 序盤
除去札などを使って場を掃除しつつフェアリーを稼ぐ。

  • 中盤
エンシェントエルフ・リノセウスなどで攻め、盤面は根源への回帰で掃除
手札が溜まったら新たなる運命で捨てる。

自傷が多いヴァンパイアクラスやフォロワーをあまり置かず疾走に弱いスペル中心のウィッチだと
リノセウスで削りきってここで勝ってしまうことも珍しくない。

  • 終盤
上記と同じように運命で稼ぐ他にフェアリーサークルなどのフェアリー生産系を
使いまくることで意図的に手札から溢して墓地を稼いだりして30枚溜めて冥府への道を発動。

この辺になるとフェアリーウィスパラー→自然の導き→フェアリーサークル→新たなる運命→冥府への道など
相手が低コストカードを複数使いまわすことで墓地が30に届くのをただ見ているだけになることが多い。
(運命で次の運命を引くことも珍しくなくそうするとあっという間に30枚に届いてしまう)

余談

冥府への道と新たなる運命はニュートラルなので、実際にはどのクラスでも冥府デッキは使えるのだが
ドローソースが豊富かつ1枚で複数墓地を稼ぐカードが有るウィッチクラスでさえ、冥府一筋になり安く作れる
という利点を除けばこの冥府エルフほどの安定性はない。
特にドローソースが貧弱かつ複数展開できるカードがほぼ無いドラゴンクラスは相性が致命的に悪い。

またニュートラルカードという性質上、修正すると他クラスへの影響があるためか
公式サイトでの 根源への回帰のコスト修正の説明の際 にも
「自分の墓場が30枚以上なら」という条件を満たすまでの道のりが充分に困難である限り、《冥府への道》のコストや能力に変更の必要はないと考えています。
と修正に後ろ向きな姿勢を見せている。

現在ではインフレが進んだことで冥府起動までのターン耐える事が難しくなった事に加えて
  • フォロワーだけでなくアミュレットも破壊可能な「バハムート」「オーディン」
  • フォロワーへのダメージを無効化する「エルフの少女・リザ」「ヘヴンリーイージス」
  • 受けるダメージそのものを減らす「不滅の英雄・ローラン」「赤枝の聖騎士・ノイシュ」
などの対策カードが多数追加されたことで勝率が低下。
ランクマッチで見る事はかなり少なくなった。

追記・修正はだれにでも訪れる。

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最終更新:2021年08月16日 06:12