スーサイド・スクワッド(映画)

登録日:2016/09/13 Tue 00:08:02
更新日:2024/01/26 Fri 19:38:57
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DC Extended Universe DCEU DCFU DCコミックス DCフィルムズ・ユニバース アメコミ ウィル・スミス エル・ディアブロ エンチャントレス カタナ キャプテン・ブーメラン ジャスティス・リーグ前章 ジャレッド・レト ジョーカー スーサイド・スクワッド スースカ スースク デッドショット デヴィッド・エアー ナイスガイな悪党 ハーレイ・クイン バットマン ブラック上司 ボヘミアン・ラプソディ マーゴット・ロビー ミッドウェイ・シティ ワーナー・ブラザース ヴィラン 史上最強の“悪カワ”ヒロインと10人の悪党たち 問題作 回想の多さ 悪vs悪 悪のチーム 悪党 悪役 愛すべきバカ達 愛すべき外道 憎めない悪役 映画 毒を以て毒を制す 洋画 特攻大作戦 自殺部隊 賛否両論 迷作


には、を。


史上最強の“悪カワ”ヒロインと10人の悪党たち


世界はこいつらに託されてしまった!




『スーサイド・スクワッド(Suicide Squad)』とは、16年に公開された米映画。
同年に公開された『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』に続く、DCフィルムズ・ユニバース/DC Extended Universeの第3弾。
DCユニバースで活躍していた、刑務所に投獄されたヴィラン=悪役達で構成され、米軍に使役される特殊部隊「スーサイド・スクワッド」の実写映画化作品である。
監督は、『エンド・オブ・ウォッチ』『サボタージュ』『フューリー』等、ロクデナシの男たちが凄惨な犯罪現場や戦場で奮闘するハードボイルド作品を手掛けたデヴィッド・エアー。

ヴィランのみで構成された部隊と言っても、基本的にメンバー構成はこれまで『バットマン』や『スーパーマン』の映画に登場していないほどマイナーなメンバーであり、本作で初めて知るキャラクターも多いだろう。
知名度の高さでは、DCファンで知らない者はいないバットマンの宿敵・ジョーカーの恋人ハーレイ・クインが一番で、今作の宣伝においてはメインヒロインとして全面的に押し出している。演じているマーゴット・ロビーもキュートな狂気で概ね好評。
なお、クレジット上の主演はデッドショット役のウィル・スミスであり、主役としての見せ場も多いが、ウィルの知名度が高い日本でも彼の出演以上にハーレイ・クインの登場を中心とした宣伝がされた。
そして、ジャレッド・レト演じるジョーカーもDCEUに初登場。強烈な印象を残してきたシーザー・ロメロ、ジャック・ニコルソン、ヒース・レジャーに次ぐジョーカーの演者として期待されていたが、編集段階で出演シーンを大幅に削られ、レトのワーナーへの愚痴と相まって完成版の地味さへの失望の声が寄せられていた。


予告編ではQUEENの『ボヘミアン・ラプソディ』やSWEETの『ボールルーム・ブリッツ』といった名曲をバックにハイテンションなアクションのつるべ落としの編集で期待されていた。
……が、公開されてみると前作『BvS』が批判される一因となった「原作ファン前提で説明を省いた作り」が健在な上、同じく『BvS』で批判されていた重苦しい作風を抑えようと、予告編と同様のコミカル路線をワーナー上層部に要求され、コメディシーンを強引に挿入、大幅に編集し直した結果、シリアスな展開とギャグシーン、おまけに泣き所まで雑多に詰め込まれた作品となり、「纏まりがない」と批評家からまたしても酷評される事態に陥ってしまった。
単体の作品というよりは、『BvS』の続編・バットマンのスピンオフという趣が強く、『ジャスティス・リーグ』に直結する内容となっている。

ストーリー面の酷評が多い一方、アクションシーンの連続とスースクの愛嬌のあるメンバー達は好評であり、全米で3億ドルを越えるヒットを記録し興行的には成功した。特殊メイクによるキャラクター造形も高い評価を得ており、アカデミー賞のメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞している。
コミックにも影響を与え2016年に始まった『Suicide Squad Vol.5』は本作のメンバーから選ばれ、ハーレイ・クインの髪形は本作と同じものになっている。

日本においてはまたしてもEXILEの日本版イメージソング(厳密にはTHE SECONDの楽曲であり、本作以外にも複数のタイアップが付いていた)が付けられて「イメージに合ってない」と批判された。EXILE映画の『HiGH&LOW THE MOVIE』が、本作の公開と同時期にアクション映画ファンの間で注目された為、不良が集まって戦う話という共通点から「別に良いのでは」という声も。いいわけねーだろボケェ!!



【物語】

ドゥームズデイとの戦いでスーパーマンは命を落とし、世界―――ことアメリカ―――からヒーローは消えた。
その事態を好機と捉えた政府の諜報高官、アマンダ・ウォラーは、対メタヒューマン犯罪として、政府が管理する特殊部隊「タスクフォースX」の設立を企てる。
そしてその構成員は、かつてバットマンらヒーローに捕まえられ刑務所にて収監された≪悪党≫たちであった。人一倍の戦闘力を誇るも、アメリカ政府の「消耗品」たる彼らは「スーサイド・スクワッド(自殺部隊)」。

メンバーとして挙げられたのは、百発百中の殺し屋デッドショット、ゴッサムの凶悪マフィア「ジョーカー」の恋人ハーレイ・クイン、火炎人間エル・ディアブロ、そして考古学者に憑依した魔女エンチャントレスといった錚々たる面々。
それぞれの思惑を抱いた彼らは、協力すれば減刑という甘言に釣られながらも、最強の軍人リック・フラッグの下に集められることになる。

しかし、そんな中、エンチャントレスがリックを裏切り、封印されていた弟を復活させ、憑依と呪いを駆使してミッドウェイ・シティを占拠してしまう。
直ちに集められたスーサイド・スクワッドは、戦場と化したミッドウェイ・シティに取り残された要人を救出する任務を課される。
首にナノ爆弾を埋められ、軍人に嫌々使役されながらも、「悪」の本能として怪物相手に暴れるスーサイド・スクワッド。
最初は脱走する気満々だった彼らも、戦場を共にするうちに仲間意識が芽生え始める。
そして、恋人ハーレイを探すジョーカーも、彼女を救うためにミッドウェイ・シティに駆け付けようとしていた。
果たして彼らは、世界を救っちゃうのか? それとも「悪」として滅ぼしてしまうのか?



【登場人物】

≪スーサイド・スクワッドと愉快な仲間たち≫
  • フロイド・ロートン/デッドショット
演:ウィル・スミス/吹き替え:東地宏樹
裏社会で暗躍する最強の殺し屋。
狙撃スコープを常備し、遠隔狙撃は百発百中、腕に装備したガトリングガンといった様々な銃器を駆使し、人間兵器の様を為している。
何よりも金に忠実な仕事人であり、仕事とあれば雇い主には基本的に忠実な義理堅い性格。
別れた妻と娘を今も愛しており、そこをアマンダに付け込まれる形で、娘との面会中にバットマンに見つかり、刑務所に入れられる。
そのため娘との再会と同時に、バットマンへの復讐も望んでいる。
コミックではゴッサムのみならず世界中で活躍している凄腕の殺し屋。イメージとしてはほぼゴルゴ13に近い立ち位置の人物。
バットマンを殺す幻の中で帽子姿を披露しているがこれは初登場時のシルクハットを意識していると思われる。
『ビギンズ』と『ダークナイト』の空白期を描いたオムニバスアニメ『ゴッサムナイト』ではバットマンと対決しているため、『ダークナイトトリロジー』にも存在している模様。


  • ハーリーン・クインゼル/ハーレイ・クイン
演:マーゴット・ロビー/吹き替え:東條加那子
ゴッサム・シティの凶悪犯罪者、ジョーカーの恋人の女ピエロ。
元犯罪者専門の精神科医だったが、患者のジョーカーに恋をし、脱獄させた挙句彼好みの女になっていった結果本当に狂った、あらゆる意味で生粋の狂人。
武器はデコ入りの拳銃とバットとハンマー。
やたら陽気でハイテンションなムードメーカーであり、人懐っこくメンバーと親しく接するが、本心はジョーカーとの再会、そして脱走を誰よりも望んでいる。
バットマンの相棒・ロビンをジョーカーと共に殺し、車で逃走中に事故に遭い、ジョーカーは逃げたものの自分だけバットマンに捕まった。
ミッドウェイ・シティの任務中に愛しのプリンちゃんが救出に来ると知り、ついに再会するも、直後彼の乗っていたヘリが撃墜、失意のドン底になるが……?
他のメンバーが軒並みメタヒューマンorそれに限りなく近い人外予備軍の中、ただ一人だけ能力を持たない常人。にも関わらずチームに抜擢されたのは、利用するために自分を好みの女に作り替えたジョーカーをもベタ惚れさせたコミュ力故だろう。彼女のようなコミュ力抜群でモテカワスリムの美人でなけりゃ、百戦錬磨のサイコどものリーダーは務まらない。
その悪カワイイビジュアルから日本では予想以上に前評判が高かったようで、ページ冒頭のキャッチコピーからも分かる通り日本における公式の宣伝は全面的に彼女推し。
コミックでもジョーカーとの出会いをきっかけに悪の道へ進むこととなったが現在は距離を置いている。またポイズン・アイビーやキャットウーマンとは(アホの子扱いされながらも)親友。身体能力はかつてはポイズン・アイビーの毒の影響で普通にバットマンから逃げて、後でズタボロになったプリンちゃんと合流できるレベルだったが、現在は普通の人間と同レベル。
実はカートゥーン版『バットマン』のオリキャラで、あまりに人気が出たため原作に逆輸入された。


  • チャト・サンタナ/エル・ディアブロ
演:ジェイ・ヘルナンデス/吹き替え:佐藤せつじ
体から炎を放つパイロキネシス能力を持つメタヒューマン。全身に死神のような刺青を入れている。
自身の能力を悪用し、強盗や殺人といった犯罪を繰り返していたが、それが原因で妻と口論になり、カッとなって妻と二人の子供を焼き殺してしまい、失意の中警察に自首。
その後、自分の能力を使わないことを誓い、スーサイド・スクワッドの加入にはギリギリまで拒否し、頑なに心を閉ざしていた。
しかし、共に戦場を駆けるうちに彼らに心を許し、家族と呼ぶまでに信頼することになる。
火炎能力は周囲を炎に包む広範囲攻撃が可能だが、制御を外すと自身の悪魔としての姿が露わになる。
コミックでは同じ名前のガンマンヒーローが複数いて、本作の元ネタとなったヴィランは最近登場したばかり。


  • ディガー・ハークネス/キャプテン・ブーメラン
演:ジェイ・コートニー/吹き替え:江川央生
刃のブーメランを武器にする強盗常習犯。ぬいぐるみ集めが趣味。
自分の欲望の為なら裏切りも厭わず、あらゆる狡猾な手段を使う人間のクズのオーストラリア野郎。
銀行強盗先でフラッシュに捕まり、刑務所行きに。
任務中も常に不真面目で、隙あらば酒を飲み脱走を企て、ぬいぐるみを愛で札束を防弾チョッキ代わりにし……と、実に自由な振る舞いをした。
コミックではかつては複雑な人間関係を持つ人物だったが現在はシンプルな小悪党といったポジション。スーサイド・スクワッドのメンバーで、ドラマ版『アロー』などでもその設定で登場しているが、やっぱり対フラッシュファンクラブチーム「ローグス」のメンバーとしての方が有名か。
光速移動できるフラッシュにブーメランだけで互角に戦える生身の男という、ちょっと意味がわからないレベルの達人。
というか、ローグス自体がアメコミ史上最強ヴィランチームと断言するしかないレベルのバケモノ集団。
メンバーはこいつみたいに専門分野を極め過ぎた超強い人ばっかり。


  • ウェイロン・ジョーンズ/キラークロック
演:アドウェール・アキノエ=アグバエ/吹き替え:カズレーザー
全身を鱗で覆われ、鋭い爪と牙を生やし、ワニの肉体を持つメタヒューマン。
地下下水道を根城にし、凶悪犯罪を繰り返していたが、バットマンに捕まった。
湿っぽい地下を好み、性格も根暗になったが、美的感覚についてはある意味図太くなっていたり、冷酷無比なアマンダを「いい女」扱いしたりとどこか変。
怪力と頑丈な皮膚、地下などの険しい環境にも堪える隠密行動が得意。
コミックではメタヒューマンではなく先天性の皮膚病設定という以外はほぼこの通りの出自と経歴のヴィラン。いじめられて不良になり、収監された後は更生してプロレスラーとして活躍するも、興行収益が犯罪組織の資金源になっている事が発覚。自分の力がどれだけの金を生み出すかわかった事で、あっさりとヴィランになってしまった。
一方でゴッサムのホームレスや地下の住人の守護者として活躍している。
『バットマン:アーカム』シリーズにも登場しているので日本でも有名だが、作品によってだいぶ知能レベルに差が見られる。
酷いときはただの下水道の巨大ワニ。今回はちゃんと喋ったりできるので、比較的賢い方のキラークロック。


  • 山城タツ/カタナ
演:福原かれん/吹き替え:志田有彩
白マスクの女剣士。生粋の日本人。
スースクのメンバーとしてではなく、あくまでリックの護衛役としての参戦で、上官に歯向かうメンバーを切り伏せる役割を担う。
ヤクザに夫を殺され、復讐のために剣術を学び、裏社会の暗殺者となった。愛用の日本刀は夫を殺した得物である。
冷静沈着な性格であり、あまりメンバーとは馴れ合わないが、付き合いはいい。ブーメランに言い寄られるが、軽くあしらっていた。
コミックではスーパーヒロインであり、バットマンの結成したヒーローチーム、アウトサイダーズやバットガールがリーダーを務めるヒーローチーム、バーズ・オブ・プレイで活躍している。


  • クリストファー・ワイス/スリップノット
演:アダム・ビーチ/吹き替え:志村知幸
縄とワイヤーのスペシャリストの殺し屋。縄は自作の特別製で、壁登りはお手の物。
ブーメランの口車にまんまと乗せられ脱走するも、「ナノ爆弾の実例」及び「反面教師」となった。
コミックでは20作ほどにしか登場しないドマイナーヴィラン。


  • リック・フラッグ
演:ジョエル・キナマン/吹き替え:宮内敦士
対ゲリラ特殊作戦部隊隊長であり、タスクフォースXの指揮官。
スーサイド・スクワッドを「管理」する隊長でもあり、彼らの反抗に対して「処分」する権限も持つ。
数々の戦場を潜り抜けた百戦錬磨の兵士であり、部下からの信頼も厚い。
悪党軍団に対しては最初は軽蔑し、必要とあらば躊躇なく処分するつもりだったが、彼らの意外な一面を見るうちに仲間として認めるようになる。
エンチャントレスが取り憑いたジューン博士と恋仲であり、そこを突かれてエンチャントレスを解き放つ原因となってしまう。
彼の死は部隊全員の死を意味する為、戦闘になるとピーチ姫の如く守られる。
コミックでは近年その存在が抹消されていたが本作の影響を受け再登場している。


  • アマンダ・ウォラー
演:ヴィオラ・デイヴィス/吹き替え:上村典子
合衆国政府諜報高官。年齢不詳、経歴一切不明の「鉄の女」。
スーパーマンに代わる「対メタヒューマン用の治安維持部隊」として犯罪者で構成されたタスクフォースX計画を復活させた。
犯罪者である彼らには一切容赦なく、時としてメンバーの親子愛や恋愛感情すらも利用し、部下のリックさえも駒として扱い、冷酷非情かつ合理的に、自分の思い通りに物事を進めていく。
その有様たるや、最早スーサイド・スクワッド以上の「悪党」。
しかし、エンチャントレスの暴走を許したり肝心な時に捕まったりと、詰めの甘さが目立つ。
バットマン=ブルース・ウェインとは個人的に接触を持ち、情報共有をしているが、あまり良く思われていない模様。
コミックでも同じ立ち位置で、近年はスリムな女性で描かれていたが本作の影響を受け小太りな外見になった。



≪エンチャントレス一味≫
  • ジューン・ムーン/エンチャントレス
演:カーラ・デルヴィーニュ/吹き替え:沢城みゆき
考古学を専攻する女性博士だったが、南米の遺跡を探索中に石像を壊し、封印されていた6373歳の太古の魔女「エンチャントレス」を蘇らせ取り憑かれてしまう。
そこでアマンダに目をつけられ、警護に来たリックと恋仲になり(実は計画に賛同せざるを得なくさせるよう仕組んだアマンダの策略である)スーサイド・スクワッドに加入。
弱点である心臓をアマンダに握られ、抵抗できない状態だったが、隙を見て同士である弟を復活させ、リックをも利用しまんまと脱走。
古代女神として崇められていた時代を復活させるため、弟ともに魔法の力でミッドウェイ・シティを占拠し、人類を滅ぼそうと目論む。
主な能力は呪いで、人間を自分の眷属である怪物に変えたり、幻覚を見せることができる。また、テレポートで自由自在に動き回ることも可能。
基本衣装は邪悪なビキニ姿だが、全快時には豪奢なドレス姿になる。
彼女がヴィランであることは公開まで伏せられていた。
コミックでも正義と悪を揺れ動くポジション。


  • インキュバス
演:アラン・シャノワーヌ/吹き替え:遠藤大智
エンチャントレスの弟。
姉同様石像に封印されていたが、姉によって封印を解かれ、数人の人間を取り込み巨体を持つ超人として復活。
怪力と触手を駆使し高い戦闘力を誇る。



≪その他の人々≫
演:ジャレッド・レト/吹き替え:子安武人
ゴッサム・シティを根城にする凶悪マフィアにして、ハーレイの愛しの「プリンちゃん」。
狂気の笑みを絶やさず世界に混沌を振りまく狂人であり、彼の標的になると極限の恐怖と狂気を味わう羽目になる。
ゴッサムの恐怖の象徴・バットマンとは宿敵同士であり、彼との対決に執着している。
アーカム・アサイラム時代、カウンセリングに来たハーリーン医師を言葉巧みに虜にし、脱獄を手伝わせた上で彼女を狂わせ、恋に狂った女ピエロ「ハーレイ・クイン」に仕立て上げた。
利用するつもりだったのだろうがコミュ力抜群で自分にとことん一途なハーレイに惹かれたらしく、その後は横恋慕する男をブチ殺したりバットマンのロビン殺しに加わらせたりと、すっかり彼女に骨抜きにされてしまった。
コミックとは結構違うこういった面が日本では女性層に受けている模様。
自分のせいで捕らえられてしまったハーレイの情報を聞き、ナノ爆弾を解除できるウェイン産業の博士を拉致してミッドウェイ・シティに駆け付けるが、ハーレイと再会できた直後にアマンダの命令でヘリを撃ち落とされてしまうも……?
コミックではそもそもハーレイのことを恋人とは思っていないし、わざわざ助けたりとかもしない程度の関係。
とはいえバットマン相手にボケとツッコミのネタ(犯罪計画)をする際に女性や相方が必要ならとりあえず抜擢する程度には愛着はある様子で、側にいないと冷静になれない時もある。
またハーレイの一方的な熱烈アプローチには素でドン引きして振り回されている節もある。
とはいえ、コミックでも「発狂しているからその場その場の気分で態度がまるっきり変わる」設定であり、映画版でも演じたレトが「ジョーカーって狂ってるせいで本当にハーレイを愛しているのかが分からないんだよね」みたいなコメントをしていたので、
今回はハーレイと恋人したい気分だったのかもしれないが、わざわざ必死になって所在を探したり危険を承知で助けに来た辺り、狂っているのが災いして自覚できないだけで実際は本心から惚れてる可能性もあり得る。



演:ベン・アフレック/吹き替え:小原雅人
昼は御曹司、夜は容赦なく犯罪者を恐怖で制圧する蝙蝠男。
犯罪者にとっては天敵であり、神出鬼没でどこからともなく現れては問答無用で制裁を下す彼の姿はまさに恐怖そのものだろう。
自身を狂気に走らせたロビン殺害の下手人であるジョーカーとハーレイには並々ならぬ執着心を抱いているようだ。
そして現在はスーパーマンの遺志を継ぎ、スーサイド・スクワッドとは違う、新たな「次世代のスーパーヒーローチーム」の準備を整えている。
コミックでも二代目ロビンはジョーカーによって爆殺されている
なお二代目ロビンもレギュラーシリーズでは復活した後、「なんで俺を殺したジョーカーぶっ殺さないんだよ!!」とグレてしまった。


  • バリー・アレン/フラッシュ
演:エズラ・ミラー/吹き替え:小林親弘
銀行強盗を働いたキャプテン・ブーメランの前に光と共に突然現れ、あっという間に彼を打ち倒していった。
因みに、このシーンの演出は本作を手掛けたエアー監督ではなく、『マン・オブ・スティール』『BvS』、
そして『ジャスティス・リーグ』を手掛けるザック・スナイダー監督の手によるもので、『ジャスティス・リーグ』の撮影時に行われた。
この後には映画『フラッシュ』も控えている。


  • モンスターT
演:コモン/吹き替え:楠大典
クラブのVIPルームでジョーカーと飲んでいたギャングの男。
ビジネス関係でジョーカーとは馴染みのある仲であったのだが、前述の場面で言い放ったある一言がジョーカーの地雷を踏んでしまい……



まだ見ぬヒーローを探すバットマンの旅は『ジャスティス・リーグ』に続く。





一つだけお願いがあるんだけど…プリンちゃんの項目を追記修正して!


望みとあらばいくらでも。さぁ頭を垂れるがいい…


素敵なお申し出だけど…でも、仲間の項目を荒らすな!



SERIES NEXT:THE SUICIDE SQUAD

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最終更新:2024年01月26日 19:38