時の革命 ミラダンテ

登録日:2016/08/17 Wed 14:41:10
更新日:2023/06/22 Thu 16:42:32
所要時間:約 3 分で読めます




すべてを封じる光の奇跡の力。そして、奇跡を超えれば、時をもあやつれる!
時を超えるも止めるも自由自在なのだ! ---時の革命 ミラダンテ


《時の革命 ミラダンテ》はデュエル・マスターズのクリーチャーである。

概要

DMR-18で登場したエンジェル・コマンド・ドラゴン/革命軍
通称は「ミラダンテ」「時ミラ」。
前弾から登場しているレジェンドカードの一体であり、同期に《魔の革命 デス・ザ・ロスト》が存在している。
枠色は《燃える革命 ドギラゴン》や《轟く侵略 レッドゾーン》の「赤」ではなく、「黄」である。

姿は《聖霊龍王 ミラクルスター》及び《革命天王 ミラクルスター》とは似ているものの、別人であり、
ミラクルスターよりもはるかに未来の世界のランド大陸の住民。おそらくはミラクルスター同様にの国のか、あるいは英雄である存在だろう。
ミラクルスターがレッドゾーンに瞬殺される際、死に際に天に祈りを捧げたことで起きた奇跡らしい。
そのときミラダンテがやってきて奇跡を起こしまくったのかは知らないが、後にミラクルスターは一命を取り留め、ドレミ団を率いて戦っている。

ドギラゴン同様、革命0の力に目覚めており、ミラダンテの時代(未来)では彼のみが革命0を扱えるようだ。
ドギラゴンの時代(現在)ではドギラゴンが、デス・ザ・ロストの時代(過去)ではデス・ザ・ロストのみが革命0を持つように。
背景ストーリーではレッドゾーンをドギラゴン、デス・ザ・ロストと共に撃破したあと、「九極」「原始」「宇宙」の侵略者を打ち負かし、
更に未来の世界からやってきた《ミラクル・ミラダンテ》やWドギラゴンと共に???に対して防御体制を取り壊滅を防ぐ。
その後一時未来に強制送還されるがどうやら《時の法皇 ミラダンテXII》として復帰する模様。

時の革命 ミラダンテ 光文明 (8)
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド・ドラゴン/革命軍 13500
進化-自分の光のクリーチャー1体の上に置く。
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーをすべてタップする。それらは次の相手のターンのはじめにアンタップしない。
革命0―自分のシールドが1枚もなければ、相手はクリーチャーを召喚できない。
相手クリーチャーの全フリーズと、革命0によって相手の召喚を制限する能力を持つ。
光らしい非常にロック性能の高いクリーチャーであり、エンジェル・コマンド全体で見ても強力なクリーチャーである。
《革命天王 ミラクルスター》の上位版のような能力である。
ルシファーの戦い方である「タイムストップデュエル」を体現する。

ただしその能力は防御側に全振りしており、加えて発動条件が盾0枚の時。
既に出ているクリーチャーはフリーズさせることしかできず、
また召喚しか防げていないので呪文効果で踏み倒しされると痛い。サイキックとかやめてくれよ…
その時点で龍解してないドラグハートとか封印がついてる禁断クリーチャーとかは恐怖。
この点は《時間龍 ロッキンスター》や《ミラクルストップ》といった革命編で登場したカードと組み合わせたい。

「エンジェル・コマンド」でありながらも「コマンド・ドラゴン」でもあるためサポートは豊富。
主にこれらのサポートを活かしつつ、類似効果持ちと差別化を図りたい。
ドギラゴンでも注目された《逆転のオーロラ》は、ミラダンテを召喚するマナを一気に貯めつつシールドを一気に0にできるので相性がいい。
光ではエスケープと《百獣聖堂 レオサイユ》くらいしかまともにシールドを削れないため、光単色にこだわるならブロッカーもちゃんと枠を取ること。
同弾の《時の玉 ミラク》は軽量エスケープブロッカーなので相性はいい。
《光姫聖霊ガブリエラ》なんかも、G・ゼロ条件と革命0が噛み合い、進化元や奇襲への保険になる。

革命編環境では【トリガービート】で採用された。主に【速攻】へのメタとして有効だからである。

フリーズがドギラゴンのように革命能力に依存せず、革命能力は常在型能力であるため、
召喚できるなら出しちゃってもいい。

相性のいいカード

時の玉 ミラク 光文明 (2)
クリーチャー:ジャスティス・オーブ/革命軍 1500
ブロッカー
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
エスケープ
軽量エスケープブロッカーにして、《堅牢の翼 アリシオン》の役目を奪った存在。
…といっても、アリシオンがいなければエスケープの有用性が理解されなかった可能性もあるので、
アリシオンには頭が上がらない。

エスケープとはつまり「シールドをトリガーを無効にして手札に加えることで破壊を免れる」能力。
ウィニーブロッカーであれば普通はデメリットなのだが、相手の打点がえげつないものであるときも強制的に1枚にとどめ、
自爆特攻でも無理やり盾を削れる。革命能力とは盾の枚数を調整することができる潤滑油としては相性がいい。
パニッシュ・ホールド》とも相性がいい。

信頼の玉 ララァ 光文明 (3)
クリーチャー:ジャスティス・オーブ 2000
自分の光のコマンドの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にならない。
マナ武装3-自分のマナゾーンに光のカードが3枚以上あれば、自分の光のドラゴンの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にならない。
光版《百鬼ヤコウ》。ミラダンテの重さを軽減できる優秀なウィニー。
単に軽いだけでなく、繋がる《指令の精霊龍 コマンデュオ》や《救済の精霊龍 ゴシック・ヘレン》《導きの精霊龍 サリヴァン》から
ララァ2体目を展開でき、ミラダンテの重さをほんとうに減らしてくれる。

時間龍 ロッキンスター 光文明 (7)
クリーチャー:エンジェル・コマンド・ドラゴン/革命軍 7500
ブロッカー
W・ブレイカー
自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップする。
革命2-自分のシールドが2つ以下なら、相手は光以外の呪文を唱えられない。
相手が呪文を唱えることを制限する、革命能力版《聖霊王アルカディアス》。
ブロッカーでありドラゴンであるためサポートは豊富。
侵略者版の《九極 デュエンジェル》とは立場が逆になっている他、こちらは相手だけに制限をかける。
ただし《光神龍スペル・デル・フィン》や《偽りの王 ナンバーナイン》といった優秀なライバルもいるので、
軽さとブロッカーである点やエンジェル・コマンドである点を生かして差別化したい。

ミラクルストップ 光文明 (4)
呪文
G・ゼロ―バトルゾーンに自分のエンジェル・コマンド・ドラゴンはあれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
次の自分のターンのはじめまで、相手は呪文を唱えられない。
G・ゼロ呪文でエンジェル・コマンド・ドラゴンがいれば相手の呪文を封殺できる。
言うまでもなくミラダンテがそのエンジェル・コマンド・ドラゴンであるため相性は抜群。

ミラクル・ミラダンテ 光文明 (7)
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド・ドラゴン/革命軍 14500
革命0トリガー―クリーチャーが自分を攻撃する時、自分のシールドが1枚もなければ、このクリーチャーを手札から見せてもよい。そうしたら、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。そのカードが光の進化ではないクリーチャーなら、バトルゾーンに出し、このクリーチャーをその上に置く。
進化-自分の光のクリーチャー1体の上に置く。
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーに「ブロッカー」を与え、相手のコマンドは攻撃できない。
ミラダンテの世界よりもっと未来の世界から来た、「もうひとりのミラダンテ」。
おそらく名前を受け継いだ後継者なのだろう。…なおデス・ザ・ロスト側でもうひとりのデス・ザ・ロストが出てくるのは8年くらい後の話である。
革命0トリガーによってピンチの時に登場して相手のコマンドの攻撃を防ぎ、更にブロッカーとなって他のアタッカーからも守る。
条件が本家ミラダンテと被るため相性がよく、Wミラダンテで劣勢からロックを仕掛けることが可能となる。
名前は「未来から来る」から「ミラ」「クル」らしい。だが「Miracle」ともかかっている。

ただぶっちゃけてしまうと、本家ミラダンテより汎用性が高く、
対【白単】においては対時ミラを意識するよりも、対ミラミラを意識したカードを投入することが多い。
おかげで「ミラダンテ」というとこっちを指すことすら多い(一応、「ミラミラ」ということのほうが多いが)


デッキを組む上での難点

基本的に「クリーチャーの召喚制限」にかなりの強みを誇るクリーチャーだが、
そのためにはただこいつを出すだけではなく「革命0」条件を達成する、つまり「自分のシールドを0にする」という手間がある。
しかもそこまでしても上述の通り、超次元呪文から《勝利のガイアール・カイザー》がすっ飛んでくることもあるため、
横に呪文妨害要員もしっかり揃えておかないとシールドもないのでそのままダイレクトアタックでジ・エンドとなる。

単なるフリーズ要員として使えなくもないが、その場合《聖霊龍王 バラディオス》というライバルが立ちふさがる。
あちらは出た時だけでなくシールドが0になった瞬間にも相手に強制フリーズを撃ち込めるのである。
単にフリーズロックかますだけならあっちのほうが強いと言わざるを得ない。
こっちのほうが値段は安くて進化元は融通がきくので勝てないわけではないが

一応「S・トリガー」や「S・バック」「ニンジャ・ストライク」などは「召喚」扱いであるため防げるのだが、
昨今では《ボルシャック・ドギラゴン》や《ミラクル・ミラダンテ》もいるため完全に安心はできない。
またミラダンテ自身を正規召喚ではなく踏み倒して召喚する手段も(それがミラダンテデッキと相性がいいかは置いといても)
なくはないものの、それをやると《ZEROの侵略 ブラックアウト》を返しに出されてしまうかもしれない。
いずれも癖が強いカードなのでどんなデッキにでも入るわけではないが、無視はできない。
それでもオールレンジの召喚制限はDM全体を見渡してもそこまで多くはなく、《聖霊王アルファディオス》くらいなので、
ミラダンテはロックが完成してしまえばDMでも最高峰のロックではある。
だが現環境は「異様に早い」のでコスト踏み倒しだけメタれば十分ではないかという問題もある。

といっても光文明は基本的にスーサイド戦法は苦手なので、ドギラゴンやデス・ザ・ロストと違い、
「とりあえずお守り程度に1枚挿しとく」のような使い方はほぼデッキ枠を1枚削るだけの行為になってしまう。
革命編ブロック構築では超次元呪文なんてないのでトリガービートに挿しておく、なんてことも意味はあったが、
殿堂環境ではあんな汎用性と種族シナジーお化けの生姜ニキは採用し得なのでピン採用は有り難みが薄く、
こいつを入れるからには、ちゃんとこいつでロックをしかける必要性があるのだ。

このため、強いクリーチャーではあるものの、現時点でのレジェンドカードの中では評価は低い部類。
まあデス・ザ・ロストみたいな「既存の能力のちょっとだけ強い版」でしかなく結局枠を追われるような奴よりはまだ活躍が期待されてるけど
活躍させるには、デッキ構築力と環境の読みによる相棒のロックカードの取捨選択が必要だろう。

余談

後の背景ストーリーを紐解いていくと、このクリーチャーに関する致命的な矛盾に気が付く事になるだろう。
革命ファイナルの他のカードのフレーバーテキストをよく読んでみよう。

そう。革命編からそう遠くない未来において、この世界(DS世界)のドラゴンは絶滅する運命なのである

しかし、遥か未来のランド大陸からやってきたはずのこのクリーチャー、どういうわけかエンジェル・コマンド・ドラゴンである。
当初はマスター・ドラゴンの復活が原因かと見られていたのだが、この説は公式によって「DS世界と新章世界は直接時系列が繋がっていない」と明言された事で直々に否定され、考察は振り出しに戻ってしまっている。

一体ミラダンテはどこの、そしてどの世界の未来からやってきたのだろうか?公式の設定は未だに不明である。

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最終更新:2023年06月22日 16:42