魔境(MOTHER2)

登録日:2016/06/18 Sat 19:46:09
更新日:2024/04/22 Mon 21:20:57
所要時間:約 7 分で読めます





魔境(Cursed Jungle)とは『MOTHER2 ギーグの逆襲』に登場する密林地帯である。
前はスカラビで、次は地底大陸


【概要】


スカラビの南西にある密林地帯。
いよいよ地図にも載っていない領域に突入し、人の姿も少なくなっている。

魔境では大部分が沼になっており、深い沼地に足を踏み入れるとネスたちのHPが徐々に減少していく。
その上迷いやすい構造なので、できるだけ沼を避けて移動しよう。「テレポート」の助走で強引に進むというのも手。
現地のサルは「毒の沼」と称しているが、別にステータス異常の毒になるわけではないのでご安心を。ここら辺が魔境ならでは、らしい。
各所で宿泊や買い物はできるので、万全の状態で冒険に臨みたい。
ピラミッドで「タカのめ」を入手したネス達は、ギーグの本拠地の情報を得るため魔境の最深部を目指す。

我々の地球における密林地帯というとアマ○ンを連想するが、おそらく厳密にはア〇リカ大陸のジャングルがモデルと思われる*1
実際にサブマリンでを越えるのは航続距離の関係であまり現実的ではない。
ゲーム中のテキストによれば、「この川の向こう」「沼は底無し」「魔境に沈む夕日でも見よう」「向こう岸に渡ってくだせえやし」
……といった言及があるくらいで、細かい部分については不明な点が多い。
少なくとも、夕日が沈む方角、つまりスカラビの西方に位置していることは確かなようだ。
それから、フォーサイドの恐竜博物館に展示されている骨は"スカラビ南で発見された"とあるので、大陸を離れてはいない模様。
海ではなく川幅が非常に広い大河を渡ったということだろうか。



【名所・名物】


◆ガッツのある商社マン
はるばるとある経済大国日本から左遷やって来た、24時間戦えそうな(?)商社マン。
「カップめん」や「うらカンポー」などの携帯食料の販売から、隣にいるドクターの仲介までやってくれる。
一部のアイテムはサマーズよりも良心的な値段で売ってくれる。
ドクターの治療代は一回500ドルと高めだが、このドクター、気絶を含めたあらゆる治療をしてくれ、一回に何人でもOKというすごい名医。この人もなんでこんな所に飛ばされたんだろう…?
さらに、持ち合わせがないときは立て替えてくれる。
ただし後で払っておかないとエンディングの時に催促に来る。
こんな辺境に飛ばされてさぞかし嘆いている……と思いきや、心優しいおサルさんに囲まれているのも相まってか、案外居心地はいい模様。


◆密売人
なぜか浅い沼に浸かりながら商売している密売人。
最後に会える密売人だからか、今までの中でも最強の武器を仕入れているとんでもない人。
中でも、ここで買える「ペンシルロケット20」はジェフだけが使用できる最強武器。
一度使うと無くなる消費アイテムだが、ボス戦が消化試合になるほどのすさまじい破壊力を持つ。
ここが一番仕入れやすいので、魔境のイベントが終わった後もちょくちょく寄ろう。でも、バランスブレイカーなアイテムなので、ほどほどに。

ちなみにヨーヨー系最終武器「コンバットヨーヨー」も売ってるが、カッコよさげな名前と裏腹にオフェンス値が「 54 」。これはゴージャスなバットと同値であり、早い話が順当に武器をステップアップしてれば 何でこのタイミングでこんなものが売っているのかわからない 程の弱武器である。
かくしてマザー2プレイヤーに「ヨーヨーはゴミ武器」という印象を付けて終わってしまったとさ。


◆キャッシュディスペンサー男
沼の入り口から少ししたところで、水遁の術の様に筒だけで呼吸して沼に潜っている謎の男。
水中でどう行うのかは分からないが、ATMの様に所持金の管理をしてくれる。
ただし引き出す場合は扱う金額と同額の手数料を取られる。具体的には引き出した額ぶん預けているお金が引かれる。魔境なんかでお金を用立てる手間賃だろうか?
ケチなあなたはテレポートで別の町に戻ってお金を引き出すことをオススメする。
お金を預けるだけならデメリットはない。手間自体は変わらないはずだが、どういうわけか無料でやってくれる。


◆マジックトリフ
『じめじめどろどろした場所の木の根元にあると言われる幻の珍味。
 食べるとPPが約80回復する。』

密林に生育する幻の珍味。その効果は最高ランクのPP回復アイテム。
作中では魔境に生える5コとツーソンの病院の患者から貰える1コの計6コしか手に入れることができない。
単体でも充分な回復量を誇るが、「ケチャップ」との食べ合わせで倍増するので利用していきたい。

肉眼では見つけることはできないが、「ブタのはな」があれば「マジックトリフ」の生えている場所を嗅ぎ分けてくれる。
なお、生えている場所は固定なので、場所さえ知っていれば「ブタのはな」がなくても入手は可能。ただし当たり判定の範囲がやや狭く多少慣れが必要。
必要以上に採り過ぎると妹のロッカールームがパンクする羽目になるので、欲張らずに節度を守ってキノコ狩りを楽しみましょう。


◆サルの群れ
密林に住むサルの群れ。
宿をタダで提供してくれたり、魔境の概要を教えてくれたりと親切なおサルさん。
ドコドコ砂漠のサルたちとは異なり、人語を話す。
近くにいるビジネスマンに教わったのだろうか。
魔境および魔境から先のエリアには電話の代わりになる九官鳥が何羽かいるが、それも彼らのアイディアらしい。

テレポーテーションのPSIを修得したがっているサルがいて、教えると1ターンだけ敵一体の動きを封じてくれるグッズ「サルのきもち」がもらえる。
ジェフだけが使用できる「ねばねばマシン」と同じ効果だが、こちらは誰でも使えるのでボス戦では非常に役に立つ。必ずもらっておこう。
プー復帰後は動きの素早い彼に持たせておくといいだろう。
サルが助走をつけたコースは超上級者向けであり、プレイヤーが同じコースでテレポートするのは至難の業である。

余談だが、使用者のネスが不在(気絶)時でも何ら滞りなく伝授できる。
PSIの素養があるポーラはまだしも、PSIが一切使えないジェフでも教えるぶんには問題ないようだ。
砂漠のサルの教え方が上手かったのだろう。
……と思いきや、なんと砂漠のサルにテレポートを習わずにシナリオを進めてもこのイベントは発生する模様。
き、きっとプーに教わったのだろう……。


◆九官鳥
ここの九官鳥のセリフはアナグラムになっている。
意味が通るように並び替えると、「クエーッ。グミの、村には、誰も、来ない。遠い、からだろう。クエッ。」となる。どっちの鳴き声が先かはわからない。
この場所は行き止まりになっているが、近くにはプレゼントボックスと撮影ポイントがある。


◆ヘリコプター
ジャングルの道中で嫌でも目に付く墜落した黄色いヘリコプターの残骸。
勘の良いプレイヤーは気付くだろうが、このヘリはポーキーフォーサイドでモノトリーから強奪したもの。
何故此処で墜落したのかは最後まで謎のままだが、とりあえず周りに持ち主であるポーキーの姿は見当たらない。
このヘリを見た天才ジェフは「直せる」と言いかけるも「エンジンが無くなっている」事に気付き即前言撤回。修理を断念する。
ポーキーとエンジンは一体何処へ……?


かえってきたゲップー
スリークゾンビ騒動の黒幕がなんとここで再登場。
修行を積んでパワーアップを果たし、名前を変えて帰ってきたのである。……帰ってこなくてもよかったのに。
詳細は後述。


グミ族のむら

…無口、おれたち…

寡黙なグミ族が住む集落。
スカラビの住民の話によれば、以前は他の地域にも住んでいたらしいが、お人好しらしくこんな秘境辺境にまで追いやられてしまったらしい。
初めて訪れた時は、どういうわけかほぼ全ての村人が上記のセリフを言い、(とある1名を除いて)会話が成立しない。
また、村長は無口ながらも「むくちをなおすほん」の存在について片言程度だが喋る。
オネットの図書館に「むくちをなおすほん」があるので、借りてきたら彼らの無口をなおそう。

実は彼らには性別がある。
さらにこの先の地底大陸のグミ族によれば、地上のグミ族には美人が多いとか。
グラフィックが同じだから人間目線ではよく分からないけど。

+ おれ、いのちのつのぶえ欲しい。いのちのつのぶえくれれば、お礼にものやる。やるものリスト見ろ。
ここでしか手に入らない貴重なグッズがズラリと並んでいる。
……とはいえ、交換対象であるいのちのつのぶえ自体が高価($1780)なうえ、グッズ欄の空きが少ないと何度も往復する手間もかかる。
総評すると、金額と労力に見合うほどの価値はなく、実用性はあまりないのが実際のところ。
店主を喜ばせたいグミ族の文化・風習に興味があるなら、(特に初見なら)損得抜きに一通り交換してみてもいいだろう。

  • そまつなパン
 『 あまり説明したくない。
  うまいと言う人もいる。
  食べると体力が約80回復する。』

説明すら放棄したくなるほど粗末なパン。
下記のアイテムを交換してもらうにはまずこれと交換しなければならない。
具体的にどう「そまつ」なのかは不明だが、HPはちゃんと回復するのでくちにしても問題はないのだろう……たぶん。
だが、終盤の回復アイテムとしては回復量が少ない。
ちなみに他のパン類の回復アイテムとして「クロワッサン(約 60 回復)」や「バターロール(約 30 回復)」がある。
あれ?

  • そぼくなヨーグルト
 『 ある意味でおいしい。
  食べると体力が約160回復する。』

別の意味でおいしいというヨーグルト。
悟りを開いたプーが好みそうな食べ物だが、彼が食べると約6しか回復しない。

  • スパイシーほしにく
 『スパイシーほしにくの作り方。
  その辺にある肉を1ミリの薄さに切る。いやになるほどカライ味付けをする。
  そこら辺にある物干し竿にかけ、半年間お日様に当てる。らしい。
  食べると体力が約250回復する。』

なんとなくこれで自作できそうな干し肉。
回復量は高いがタコ系モンスターに盗まれてしまうので、危なくなったらすぐに使っていこう。
地底のグミ族の村ではさらに回復量の多い「ゼイタクほしにく」が手に入る。

  • ドラゴンパウダー
 『戦闘時、味方に振りかけるとドラゴンに変身して敵全員にダメージを与える。
  一度使うとなくなる。』

敵全体に大ダメージを与えることができる強力なアイテム。
「PKファイアー」に耐性がある敵には与えられるダメージ量が減るが、終盤の多くのボスはその耐性も無いため雑魚・ボス問わず活躍できる。
ここぞという時に使っていこう。

  • まふうじのコイン
 『いわゆるその他装備。
  身に付けると防御力が上がりラックも上がる。』

「魔封じ」の名を冠しているものの、特にPSIの耐性は無いその他装備。
次の地底大陸で上位の「かがやきのコイン」が手に入るので、ここで無理に手に入れようとしなくてもよいだろう。
ちなみにプーは専用装備「おうじゃの○○」のイメージが強いが、コインシリーズなどボディ・うで・その他の装備品には全員共用のものもあり、プーも装備できる。
ただしプーが装備しても防御力が40下がるので、メリットはほぼ無い。*2

  • さいこうのバット
 『ネスが装備できる武器。』

ネス専用の武器。前作における最強装備がここで登場。
大仰な名前と店では手に入らない限定感とが相まってかなり貴重な武器に思えるが、実は攻撃力はバットの中で上から6番目(下から8番目)と今作では微妙な立ち位置。
この後の地底大陸でより高い攻撃力をもつバットが手に入るので、やはり無理に交換しなくてもよい。

  • グミドリアン
 『非常に強い匂いの果物。
  好きな人にはたまらない。』

交換リストには無いが、グミ族の無口をなおすと又貸しのお礼に長老からもらえる大事なもの。
ものすごく臭いが、グミ族はみんな好きらしい。
ストーリーの都合もあるが、臭すぎてネス達は口にすることができない。
上記のような腐りかけ発酵食品が好きなのも、癖のある匂いが好きな種族なのかもしれない。
これがないと後に訪れる地底大陸のグミ族の集落に入れてもらえないので、間違ってもトレーシーに預けたりしないように。



◆しゃべる岩
話しかけることができる人面岩。作中最初に登場する個体はグミ族の村の大岩の下、ルミネホールの手前にある小部屋にいる。
ルミネホール内にも何体かおり、彼らにも同様に話しかけることができる。
ただし、次の目的地である地底大陸にいる"おしゃべりな岩"とは異なり、無口ではないが長話はせず一言程度のセリフしか喋らない。
攻略とは無関係なことしか喋らない個体もいる。……とはいえ、せっかくなのでどの個体にも一度は話しかけてみよう。
ちなみに、最初の岩をスルーしてルミネホールに入ろうとすると、なんと岩のほうから自ら話しかけてくる。「おい!おい!おい!おーい!」


◆ルミネホール


ぼくはネスだ。

ぼくはここまで来た。

ぼくはもうすぐ

ぼくはもうすぐ…

ぼくはもうすぐ?


どうなるのだろうか。


な、なんだこれは

ぼくの心が文字になっているのだろうか?


それとも…

7番目のお前の場所。ボスは「でんげきバチバチ」。
マップは全2階構成で、梯子を上り下りしながら進むタイプの洞窟。1階の敵は弱いが、地下1階の敵は中々手強い。
とはいえ、直前のストーンヘンジ基地に比べると解放感があり強敵も少ないため、割と攻略しやすい。
まあ1番はアレを狙ってストレスが溜まるのが主な要因だとは思うが。
ただし、ここでもジェフ最強装備のアイテム「こわれたパラボラ」を狙うならなかなか厄介にはなる。
なお、ボスを倒すと上記のメッセージが現れる。ネスの心情がうかがえる貴重なシーンである。


【出現する敵】

名前が赤字になっているものはボス

○魔境内

  • わるぶるモグラ
HP103 PP0 OF22 DF28 SP9 LK8
砂漠リゾート地と様々な場所で何故か再登場したモグラが四度目の再登場。
当然瞬殺。プーが居ようが居まいが全く関係ない。
例によってGBA版では出現しない。

  • でんきウナーギ
HP370 PP0 OF97 DF93 SP29 LK8
“ウナギ”ではなく何故か“ウナーギ”。
「PKサンダーβ」と同じ効果の「でんきショック」攻撃をひたすら乱射してくる。
ダメージは大きいが、お約束の「フランクリンバッジ」で跳ね返せるので、必ず誰かに持たせておこう。
人数が減っている分、他の場所よりも反射が決まりやすい。
もしバッジをプーに持たせたままにしておくと、此処で泣きを見ることに…。

PSIは「さいみんじゅつ」以外はおおむね有効で、特に「PKファイアー」に弱い。
複数来たら纏めて蒲焼きにしてしまおう。HPが少なめなので、短期決戦を心がけると楽になる。

  • キツイわに
HP522 PP0 OF110 DF128 SP23 LK4
「プレーンわに」「つよいわに」の上位種で、系統最上位種。色はピンク。
行動パターンは下位種と同じであり、相変わらずのパワー馬鹿っぷりを見せてくれる。
下位種と違い何故か「PKファイアー」に弱い。上記の「でんきウナーギ」と並んだら一掃するチャンスである。
その他のPSIも全て有効なので、攻め手には困らないだろう。

  • でかぐちゃぐちゃ
HP631 PP0 OF120 DF158 SP16 LK5
まさかのゲップーの色違いがザコとして登場。後の本人登場フラグである。
フィールドアイコンもゲップーとほぼ同じなため初見では驚くこと請け合い。
ちなみに、体の色は茶色である。山盛りのう○こ……ではないと思いたい。
一応、ゲップーの連れてきた手下の「ぐちゃぐちゃ」が魔境の環境に適応して進化・パワーアップした姿らしい。
行動パターンはゲップーとほぼ同じだが、ボスの色違いだけあってザコでもステータスは高め。
「PKフリーズ」と「さいみんじゅつ」に弱耐性を持つが、それ以外はおおむね有効。

  • げどげど
HP326 PP0 OF103 DF101 SP22 LK39
上司に続いて、部下の「ぐちゃぐちゃ」の上位種も登場。
色は紫色。ぐちゃぐちゃはまあ分かるが、げどげどとは何ぞや?

行動パターンは下位種と全く同じ。例によって全員が「なみだがとまらない」状態になる「くさいいき」と応援に注意。
PSIは全て有効で、特に「パラライシス」に弱い。
ちなみに後述するボスに応援で呼ばれる事もある。

  • ねちっこいナメクジ
HP217 PP11 OF79 DF77 SP2 LK7
ジャイアントステップの敵「むこうみずなナメクジ」の上位種。色はピンク。
下位種と同じく「さいみんじゅつα」を使い、吸い込みでこちらのオフェンスとディフェンスを下げてくる事もある。
下位種と違いコンセントレーションが出来ているため、「さいみんじゅつ」は失敗しないので注意。

かなりの大群で出てくるが、その分ステータスは魔境の敵の中では低め。
スピードに至っては、この時点では驚異の「2」である。
こちらの「さいみんじゅつ」は無効だが、「PKファイアー」「PKフリーズ」「パラライシス」と弱点が多い。
そのため「PKファイアーγ」を撃てば確実に一掃できる。
余談だが、実は「さっちゅうスプレー」が効く。使えば一発で全員瀕死にできるので、
もし此処に来るまでに運良く「スーパースプレー」を入手していれば、最初で最後の活躍のチャンスである。

  • おにラフレシア
HP478 PP0 OF102 DF111 SP26 LK9
目の付いたラフレシア。実はオープニングのデモムービーでも登場している。
ねむりかしびれ状態になる花粉と、消化液による全体攻撃をしてくる。

頻度は少なめだが、消化液は「PKファイアーγ」と同等の効果があり、全員が凄まじいダメージを受けてしまう。
幸い「ほのおのペンダント」でダメージを軽減できるので、やられると困るキャラに持たせておこう。
「PKフリーズ」と「パラライシス」に強耐性、「さいみんじゅつ」に弱耐性を持つが、「PKファイアー」には弱い。
まれに「スパイシーほしにく」を落とす。

  • こんじょうウッドー
HP609 PP76 OF134 DF146 SP14 LK5
グレートフルデッドの谷のトラウマエネミー「だいウッドー」の上位種。色は紫。
「ブレインショックα」と「サイマグネットα」を使い、倒すと例によって自爆・炎上して大ダメージを与えてくる。

ステータスが非常に高い上に行動も厄介と、敵に回すとまるで良いところの無いヤツ。
ドロップアイテムも「どくへび」とショボイので、見かけたら戦わずに一度引き返して画面から消した方が良い。
PSIは「PKフリーズ」に弱耐性を持つが、「PKファイアー」には弱い。

  • サカナにんげん
HP500 PP0 OF83 DF114 SP22 LK20
を持った半魚人。色は緑。
グミ族よりも前から魔境に住んでいるらしく、彼らとは仲良くやっているようだが他の侵入者には容赦しない。
グミ族同様に、彼らも人間との勢力争いに負けてこんな辺境に追いやられたのだろうか…?
冒険終盤にして通常攻撃オンリーという、ある意味このゲームでは貴重な敵。
一応強化攻撃扱いなのでガードを貫通する。使うまでも無いが。

見かけによらずHPが高めだが、それでも上記の連中よりは低い。それ以外のステータスは至って平凡。
「PKファイアー」に強耐性、「さいみんじゅつ」に弱耐性を持つが、そもそもPSIを使うほどの相手でもない。
とことんインパクトの薄い敵。
なのに何故かマジカントでモブとして再登場する。
「ネスさん アンタに やられた キズが いまでも シクシクいたみますぜ。」

  • サカナにんげん・あに
HP526 PP210 OF114 DF123 SP24 LK24
???「兄よりすぐれた弟なぞ存在しねえ!!」
……というわけで↑の上位種、というか兄貴。色は紫。
半魚人の敵が一度に2体出現したら、片方は高確率でコイツ。戦闘BGMがボス戦の曲なので弟と違い迫力がある。

通常攻撃バカだったとは異なり、「さいみんじゅつα」「パラライシスα」「PKフリーズβ」、そして「ヒーリングΩ」まで使うインテリ兄貴。
いずれも使われると厄介なものばかりなので、見かけたら集中攻撃で素早く倒そう。
「PKフリーズ」に強耐性、「PKフラッシュ」「パラライシス」「さいみんじゅつ」に弱耐性を持つが、弟とは逆に「PKファイアー」が効く。

  • かえってきたゲップー
HP1319 PP0 OF136 DF117 SP24 LK64

お前は忘れたかもしれないけど、グゲグゲ……俺はかえってきたゲップー!

昔お前と戦ったことがある。プハーッ!このにおいでも思い出さないか?
あのゲップー様が修行を積んで、もっと強くなって復活したのさ。ゲローップ!
名前も変えたんだ。ゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロ。

ゲロにまみれて、死ね!

漢っぽいセリフだろ?

修行を積んだ結果、強くなっただけでなく何故か体色がショッキングピンクになったゲップー
連続攻撃や状態異常、仲間を呼ぶなど、まともに相手をするとかなり厄介。
さらに、前回は「はえみつ」を使えば無双できたが、今回はそれをつかっても無効。
「PKフラッシュ」と「さいみんじゅつ」がそれなりに有効だがこれといった弱点は無く、有効な攻め手のあった前回と違いかなりの強敵と化している。
かえってくれゲップー。
しかし、直前の密売人から「ペンシルロケット20」を買って使用すれば1発でアッサリと沈む。
タイミング的にもペンシルロケット20を初めて実戦投入できるボスであり、試し撃ちの的にされる事の多い不憫な奴。
攻略サイト等でも「ペンシルロケット20を使え」としか書かれていないことがほとんど。
真面目に戦えば苦戦は免れないのだが、おそらくペンシルロケット20の1番の被害者である。
最終的に、まぼろし老人との修業から帰ってきたプーから新技「PKスターストームα」をくらわされ、敗れることとなる。
なお、意味はないが「どくへび」を使い毒状態にしてHPを削って倒すと、「PKスターストームα」を発動せずに倒すことができる。その場合、プーは何事もなくパーティに再加入する。

倒すと必ず「かたにちからバット」を落とす。
この時点では破格……どころか、数値上ではネスの武器の中で最強の攻撃力125を誇る一品。
……なのだが、実は装備すると8割近い確率で空振りが発生するという孔明の罠。
ゲームのテンポがかえって悪化してストレスがたまる上に、売値も19ドルと二束三文。
そのくせ一品物で売ると二度と入手できないことから、倉庫の肥やしにするプレイヤーがほとんど。
旨い話には裏がある、ゲップー最期の置き土産である。

ただし、戦闘に突入せずに撃破できるかどうかの判定には命中率が考慮されず、オフェンスの高さが有利に作用する。
普段はこれを装備しておき、戦闘に突入したら「グッズ」から他のバットを選択するようにすれば、全く役に立たない武器というわけでもない。
もっとも、このためだけに「グッズ」欄を1つ埋める価値があるかは微妙なところだが。
次のストーンヘンジ基地に持っていけば、多少低いレベルでも「スーパースターマン」を瞬殺できるので地味に役立つ……かも知れない。

実はジェフの「チェック」を使えば無限に入手できる。無論、実用性はない。
やり方は面倒だが簡単で、ジェフのグッズ欄に空きを確保し、ゲップーをチェックしたらそのまま全滅すればいい。

GBA版やバーチャルコンソール版では「ゲロにまみれて死ね」という表現が修正されており
オレ にまみれて、くるしめ!
…という違う意味で嫌な台詞になっている。オトコっぽいセリフだろ?

○ルミネホール

  • デヘヘヘラー
HP240 PP19 OF98 DF84 SP5 LK3
ゲップーの秘密基地の敵「デヘラー」の上位種。色はオレンジ。
ルミネホールの1Fはほぼコイツしか出現しない。

下位種と同じく「サイマグネットα」と「ブレインショックα」を使うが、やはり最初は失敗する。
ジェフのアイテムである「チューチューマシン」を使ってこちらのHPを吸収してくる事もあるが、ダメージは小さいので気にするほどではない。
PSI耐性も下位種と同じで、「PKファイアーγ」でほぼ確実に一掃できる。

下位種と同じく弱い割に得られる経験値が高く、その上最大6体で出現するため、
プレイヤーからはゲーム終盤における経験値稼ぎのカモとして知られている。
「サイマグネット」が効く点や、すぐ横に無料で宿泊できるグミ族の村がある点も大きい。

  • ぶきみボール
HP577 PP180 OF116 DF134 SP27 LK15
ドコドコ砂漠の敵「わらいボール」の上位種。色は深い紫。
行動パターンは下位種と同じだが、こちらは「PKファイアーβ」も使ってくる。
更にデフォルトで「サイコシールドα」がかかっており、はじめはこちらのPSIが無効化される。
総じて厄介な敵だが、倒すと案の定自爆してくるので、他の敵と一緒の時は「サイコシールドΣ」を張って後から倒そう。
倒すと超低確率で「こわれたパラボラ」を落とす。
ジェフの数値上の最強武器「ガイアビーム」の原材料となるアイテムであり、やり込みプレイヤーからは狩りの対象となる。
修理に必要なIQが最も高く(65)、初めて訪れたときに運よく入手できたとしても、その時点では直せないことが多い。
「スーパーバズーカ」を使ったほうが安定するのは言わないお約束。

  • エレキスピリット
HP587 PP329 OF130 DF139 SP26 LK8
ピンククラウドの強敵「エレショッカ」の上位種。
一見下位種と見分けが付かないが、周りの電気の色が紫ではなく黄色という違いがある。

「PKフラッシュα・β」を使ってくる点は変わらないが、「PKサンダー」はβとγになっている。
やはり「PKフラッシュβ」による即死効果が厄介なので、「やみのペンダント」の装備を忘れずに。
此処はボスも雷使いなので、「フランクリンバッジ」も用意しておこう。
PSI耐性も下位種と同じなので、威力の高い「PKフリーズγ」以上を使って素早く倒そう。

  • クルンクルーン
HP553 PP83 OF122 DF130 SP18 LK12
ウィンターズの敵「クルルーン」の上位種で、系統最上位種。紫の光沢が付いている。
クルーン→クルルーンと来たから、次は“クルルルーン”かな?とか思ったプレイヤーもいるのではないだろうか。
行動パターンは下位種とほぼ同じ。
この辺りの敵としては危険な行動が少ないので、他に危険な敵がいれば後回しでも構わない。
PSI耐性は下位種と同じで、「PKファイアー」に強いが、「PKフリーズ」に弱い。

  • でんげきバチバチ
HP3092 PP80 OF148 DF203 SP24 LK56
角ばった人型をした謎の生命体。
その名の通り「PKサンダーβ」と同じ効果のでんきショックで攻撃してくるほか、何故かジェフのアイテムである「スーパーチューチュー(全体からHP吸収)」、「シールドキラー(シールド無効化)」、「ちゅうわマシン(敵味方問わずPSIの補助効果無効化)」も使ってくる。

この時期のボスとしては比較的攻撃が緩く、無対策でも回復を怠らなければ負けることは少ない。
ただし、はじめから「サイコシールドβ」、つまり「はんげきのサイコシールド」がかかっている点だけは要注意。
知らずにPSIをフルパワーでぶっ放すと、全て反射されて酷い目に合うことに……。

しっかり対策して戦うなら、こちらも「ちゅうわマシン」を使ってシールドを除去し、電気対策に「フランクリンバッジ」も用意しておこう。
「ペンシルロケット20」も1発は確実に耐えるほどHPとディフェンスが高いが、2発当てれば高確率で倒せる。
PSIは「PKフラッシュ」と「パラライシス」が無効、「さいみんじゅつ」に弱耐性を持つが、他はおおむね有効。


【ストーリー概要】


の沼に足をとられながらも徐々に進んでいくネス達。
途中魔境の闇に行く手を阻まれるが、「タカのめ」を使い闇を祓う。
さらに奥へ進むとなんとあのゲップーが待ち受けていた。
修業をしたというだけあってなかなか強く、激闘を繰り広げる。
戦いも終盤にさしかかると、強力なPSIによってゲップーは倒される。
まぼろし老人のもとで修業をしていたプーが戻ってきて、とどめを刺してくれたのだった。
プーと合流したネス達はさらに奥へと進んでいく。

怪しげな洞窟を発見したネス達は、その中で「グミ族」という不思議な種族と出会う。
何故か彼らは無口で村長曰く、「むくちをなおすほん」とやらを探しているらしい。
一度村から出て本のありかを考えようとすると、そこに一本の電話が。
アップルキッドから新しい発明品の電話のようだが、なにやら一刻を争う事態のようだ。
そこで一行は一度ウィンターズへと向かう。

ウィンターズでは誘拐事件が発生し、アップルキッドも巻き込まれてしまったらしい。
助手のマウスから「こけしけしマシン」を受け取ったネス達はストーンヘンジ基地の内部を探る。
元凶であるDXスターマンを倒すと基地の機能は停止し、さらわれた人々を救出することに成功する。
アップルキッドから本の所在を聞いたネス達は、オネットへと向かった。
一方アンドーナッツ博士とアップルキッドはサターンバレーへ向かい、「スペーストンネル」の開発に着手する。

オネットの図書館から「むくちをなおすほん」を借りたネス達は、グミ族に本を又貸しし彼らの無口をなおした。
お礼に「グミドリアン」と地底のグミ族の情報を得る。
さらにグミ族の村の地下の「ルミネホール」を攻略し、いよいよ「おまえのばしょ」も残り1つを残すのみとなった。
最後の音が集まった時何が起こるのか、ネスの胸もざわついているようだ。
そして地底をめざし、気の遠くなるような深い穴へとネス達は飛び込んで……





無口でないグミ族も一人います。
それは私です。ねぇ、知ってますか?
この奥の項目変更で追記・修正できます。
行ってみたいですか、そうですか。
では追記・修正をお願いします。
ちなみに最近、みんながおしゃべりになって
私の独自性がうすれちゃったんでございますよ。
もっといろいろ話がしたいんですが
もう行きますか。そうですか。


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最終更新:2024年04月22日 21:20

*1 アフ〇カ大陸と聞くと、とにかくだだっぴろいサバンナの平原を連想するが、実際には熱帯雨林地帯もそれなりに存在している。

*2 ただし、特殊効果であるラックの上昇や耐性は適用される。