機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

登録日:2010/04/03 Sat 00:28:54
更新日:2024/04/04 Thu 00:08:39
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君はいま、終局の涙を見る・・・



機動戦士ガンダム

GUNDAM

逆襲のシャア




概要

1988年に公開されたアニメ映画。富野監督が真面目にガンダムを描いた珍しい作品。
『第一世代ガンダムファンの卒業式(1st~ZZ)』と提言されており、アムロとシャアの決着を付け、
この作品でガンダムという作品自体にピリオドを打ちたかったらしい。
そのためかアムロやシャアの周囲の女性達が愛憎劇を繰り広げるややアダルティな展開が見受けられるが、これまでのガンダムシリーズに少なからずあった子供向けロボットアニメ要素を払拭した内容は、令和の今なお色あせない迫力あるMS戦も相まって現在ではスタンダードなガンダム作品の1つとして受け入れられている。
その人気と終盤のアクシズ落としが多くの機体に見せ場を用意できることから、スパロボなどのオールスター・クロスオーバー作品においてはファーストの代わりにこちらが参戦することも多い。
略称は『逆シャア』。もしくは英語での頭文字を取りCCA(Char's Counter Attack)とも略される。

公開10年後にはコミックボンボンにてガンダム漫画ではお馴染みのときた洸一先生による漫画版(PSゲーム版とのタイアップ)が連載された。
映画よりは口調がやや穏やかであり、ラストは罵り合いが無くなり映画よりも希望のあるエンドとなっている。
また劇場公開当時に発表された、『ΖΖ』などを手掛けた村上としや先生による読切漫画も存在。
こちらは尺の都合もあってか、ハサウェイが最初から正規パイロット候補生だったりと、映画との違いが著しい。

富野監督による小説版も存在し、角川スニーカー文庫で展開された『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』、
アニメージュで連載されていた『機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー』に加筆し、徳間書店系のレーベルから刊行された『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の2作が発表された*1


あらすじ

U.C0093。行方不明となっていた「シャア・アズナブル」が再び表舞台に現れ、
新生「ネオ・ジオン」による腐敗した地球連邦軍と地球にしがみつく人々への攻撃を開始した。
シャアは地球に巨大な小惑星を落とし、粉塵により太陽光を遮断する「地球寒冷化作戦」を決行。
手始めに資源採掘用小惑星5thルナを地球連邦軍本部ラサへと向ける。

5thルナ落下を止めるため、地球連邦軍は外郭部隊「ロンド・ベル」を出撃させる。
そこには一年戦争の英雄「アムロ・レイ」の姿があった。


主な登場人物

地球連邦軍(ロンド・ベル)

アムロ・レイ


「νガンダムは伊達じゃない!!」

本作、および1stの主人公。
Ζガンダム時代グリプス戦役終結後連邦軍に復帰し、ブライト率いる外郭新興部隊「ロンド・ベル」に所属する。
かつては情けない坊やだったが、すっかりベテランパイロットとして成熟。
軍人として命令を下したり、女性に対し口説き文句を言うほどになった。
古い付き合いのブライト艦長ともいつの間にかタメ語で呼び捨てする仲に。
最近はララァ・スンが自分に取り憑いて困っている。
相変わらずの驚異的なMSの操縦技術を誇り、5th戦ではリ・ガズィ、その後専用機νガンダムを駆りアクシズ落下阻止へと向かう。
小説の中巻によればΖガンダムは何故手に入らないんだとか、百式も悪い機体ではなかったと述べていたが連邦政府側のガンダム秘匿により結局手に入れることは叶わなかった。
現行設定ではジェガンすら百式並みの性能に落ち着いているため、あんなの手に入れてももう通用しないだろう。それよりもΖΖガンダムといったZよりも高性能なガンダム系を挙げても良いだろうし、ガンダムがダメならスタークジェガンとか量産型百式改とかでも……。

チェーン・アギ

CV:弥生みつき

「そうよ、ダメよ!」

アムロの現在の恋人、νガンダムの開発を手伝う技術士官。
サイコフレームと共鳴しラー・カイラムの機銃でレズン機を撃破。
次いでアムロを少しでも助けるためサイコフレームを渡そうと半壊したリ・ガズィで無理矢理出撃し、クェスの乗るαアジールを撃破するが…
劇場版では描写がないが、小説の中巻でアムロとは寝た仲。
実はファッションセンスがないとの隠し設定がある。

ブライト・ノア

CV:鈴置洋孝

「すまん、みんなの命をくれ。」

ご存知我らの頼れる艦長、今回は第13独立部隊「ロンド・ベル」及び旗艦「ラー・カイラム」を率いる。
ちなみにファースト時から比べて若干白目が多い、気になる人は比べてみよう。

ハサウェイ・ノア

CV:佐々木望

「やっちゃいけなかったんだよ!そんな事もわからない大人だから地球だって平気で消せるんだ!」

ブライトの息子で今作のハロ所持者。クェスとの出逢いが彼の人生を変えることとなる…
今作での彼の言動だけならば過去のガンダムパイロットであった主人公たちと比べてそうおかしくないが、
地球の危機に際してMSの強奪・無断出撃したり、チェーンが誤解して当然の状況、無茶な行動などによって、悲劇が起こってしまい……
全部が全部悪いわけではないが、後半の行動のせいで何かと批判されがちなのは不幸。

その後、本作の12年後を描いた映画『閃光のハサウェイ』では主人公として登場している。

「ああ。人間って、地球だけに住んでいた時は頭の細胞の半分しか使ってなかったんだろ?それが、宇宙に出て、残りの頭の部分を使うようになれば、テレパシーだって予知能力だって高くなるよな。じゃないと、地球とコロニーで暮らしてたら家族だなんて思えなくなっちゃうもん」

アストナージ・メドッソ

CV:広森信吾

「サラダを作って待ってるよ」

Ζから登場のベテランメカニック。ケーラにパインサラダの死亡フラグを立ててしまう。
出撃しようとするチェーンを止めようとカタパルトデッキまで出てしまい、チェーンに押されそこに流れ弾が直撃して戦死。
あまりにも一瞬かつあっさり死ぬため、アストナージ(またはΖガンダム)に思い入れがなければまず見逃す。
人が良かっただけに…。

ケーラ・スゥ

CV:安達忍

「大尉がいなくたって!」

ロンドベル隊のベテランパイロットでアストナージの恋人。
乗機はジェガンだが、アムロがνガンダムに乗り換えた後は彼のリ・ガズィに乗り換える。
功を焦ったギュネイ・ガスの乗るヤクト・ドーガによって捕獲され生身の状態で握り潰され戦死。


地球連邦政府

アデナウヤー・パラヤ

CV:嶋俊介

「馬鹿な!? 条約違反だっ!!」

クェスの父親で典型的な連邦の官僚的な高官。
ネオ・ジオンとの交渉に娘と愛人を二人揃って同伴させるというどうしようもない下衆。
シャアの策略にはまりアクシズを売り渡した上、実の娘に乗艦を撃沈され死亡。
人のいる場所では格好つけており真摯に見えるが、ナチュラルにスペースノイドや軍人を見下しており、彼らに対しては横柄な態度を取る。
シャアに核を渡したのもこいつ。
また命の危機になると神に祈ったりする臆病な部分がクェスには嫌われていた。

度の過ぎた傲慢さが彼の命取りとなったが、ちょっとした気遣いを見せたハサウェイに対して素直に「ありがとう」と言うなど全く美点が無いわけではない。
まぁクェスは束縛しようとしたり連邦軍人には皮肉を言うし、そういった気遣いも慌てたら一瞬で忘れてしまうが。
シャアに対しては失策ばかりしているが、小説版ではシャトル内で「コックピットに通じるドアを叩いて民間機の信号弾を上げるよう絶叫する」という醜態を晒しながらもシャトルの船長に気付かせる*2
なお、死の間際クラップ艦長に「なぜ逃げない!」と絶叫するも、クラップ艦長は「味方がやられているでしょう」と渋ったが、結果的に二人で仲良く蒸発する羽目となった。
等々、臆病なおかげで命を繋いだ(もしくは繋ぎかけた)シーンも垣間見える。
更に言うならば彼の「失策」もロンド・ベルの奮戦により最悪の事態は免れた事から、とにかく「結果オーライ」に縁がある男であった。

この傾向はスパロボでも変わらず、第2次スーパーロボット大戦αでは「大空魔竜隊(プレイヤー部隊)の代わりにジム部隊を派遣する」とプレイヤーからしてみればギャグにしか聞こえない台詞もあるが、
そのお陰でプレイヤー部隊は三輪長官という厄介な者から一時的に離れることが出来た上ジム部隊も意外にも善戦し代わりを務めてくれた
でもこの時ばかりは三輪長官に同情したプレイヤーもいたとか
また、ルートによっては原作通りにシャアと交渉しつつ、裏ではそれに先んじてアクシズをハマーンに売り渡したおかげで「シャアに譲るつもりだったが先にハマーンに奪取された」という筋書きを描く原作の無能さが嘘のようなタヌキオヤジっぷりを見せ、シャアがアクシズ落としできない事態になったりもする。
代わりにオルファンを落とそうとするし、なんなら正史では主人公部隊とハマーンが決裂、シャアに合流されて結局アクシズ落としされてるけど

ちなみに彼が「地球には海岸掃除の仕事が山ほどあるよ」
と言って連邦軍人を怒らせるシーンがあるが、これは皮肉ではあるものの地球の海岸にゴミが大量にあり洒落になってないのもまた事実である。

カムラン・ブルーム

CV:村山明

「私はミライさんに生きていてほしいから、こんなことをしているんですよ」

初代からまさかの再登場を果たした、ミライさんの元婚約者である会計監査局の代表。
ロンデニオンにてパラヤ親子を迎えに来た後、アデナウヤー他連邦政府高官と共にネオ・ジオンとの和平交渉に立会う。
しかし他の連中が和平が成立したと喜ぶ中、会談の内容にきな臭さを感じ取り、かつての恋敵でありミライさんの夫でもあるブライトに情報をリークした。
その後終身刑覚悟で博物館行きの代物である核ミサイル15基をロンド・ベルに譲渡した。
本作においてもミライさんに対して多少未練はありつつも、彼女を守るためなら罪を犯すことも辞さないなど、初代から成長して本作屈指のっぷりを見せつけ
実際ロンド・ベルがたった数隻の戦力でアクシズに肉薄できたのは核ミサイルの存在が大きく、彼がいなければ恐らく詰んでいた。


新生ネオ・ジオン

シャア・アズナブル


「ならば、今すぐ愚民共全てに叡知を授けてみせろ!」

新生ネオ・ジオン総帥。カイザスやナナイなどの側近からは「大佐」と呼ばれる。
かつて赤い彗星と呼ばれた男である。アムロの宿命のライバル。
神掛かり的な指導力でネオ・ジオンを纏め上げ、自らもサザビーに乗り込み前線に出る。
総帥でありながら旧ジオン時代のまま大佐呼ばわりなのは気にしてはいけない。
自業自得なのだが未だにララァを殺したアムロへ恨みを持ち、対等の条件で決着をつけるため新技術のサイコフレームの情報を横流しした。
今回のアクシズ落としの目的も言っていることは丸っきりの嘘ではないはずだが、アムロと対等の条件下で戦って勝利するというのが大体の目的である。
クワトロ時代を見てきたなら今の凶行は理解出来ないというのがアムロやブライトなどの感想だが、
Ζガンダム時代には強化人間に興味を示したり、またアムロと戦うと言っていたりとちょこちょこ今作の伏線らしきものはあった。
まあ核の冬にするなんて凶行については作中の登場人物達は予測出来るわけもないが。

ナナイ・ミゲル


「大佐の命が…吸われていきます…!」

ネオ・ジオン軍旗艦レウルーラを預かり、実質的にシャアの副官的ポジションの女性。
元々はネオ・ジオンのニュータイプ研究所の所長。シャアの愛人でもある。
ネオ・ジオンの摂政と似た声をしておりゲームでネタにされたことも…。
某最年少主人公の母親と同姓だがスペルが違うため関係はない。

ギュネイ・ガス


「このギュネイ・ガスの警告を無視したな!」

ネオジオン軍所属の強化人間
これまでの女性型強化人間特有だった情緒不安定さはない。
手柄を取ろうと躍起になったり、クェスの才能を見て惹かれたり嫉妬したりなど、強化人間というより若さ故の行動は目立つ。
金色・黄緑色の混ざったヤクト・ドーガを駆る。
最後はアクシズ攻防戦にて、バズーカとシールドを囮にされてそれに気を向けてしまった間に、
瞬時に背後に回ったνガンダムに乗ったアムロにビームライフルの直撃を受けて戦死。

クェス・パラヤ(クェス・エア)

CV:川村万梨阿

「子供は嫌いだ!図々しいから!」

よく言えば天真爛漫。悪く言えば生意気で自由奔放。無邪気。
生身で宇宙空間に飛び出す怖いもの知らず。
地球育ちだが高いNTの素質を持ち、最初はアムロを慕うものの相手にされなかったので見限り*3
シャアに理想の父親像を求めてネオ・ジオンに付くが、シャアには気づいてもらえなかったばかりか、シャアのトラウマ(ララァ関連)を土足で踏みにじったため嫌悪され、ただの兵士として利用されてしまった。
最期はハサウェイを庇って戦死。
乗機は赤と銀色が混ざったヤクト・ドーガと巨大MAα・アジール。因みに中の人はベルトーチカ。
監督がこのキャラクターについて放った言葉はあまりにも衝撃的。

レズン・シュナイダー

CV:伊倉一恵

「なんて作戦だい、MSは白兵戦がメインだってのに」

ネオジオン軍所属のパイロット、ニュータイプに対して否定的だが…。
乗機は青いギラ・ドーガ。
恐らくガンダム史上ほぼ唯一、戦艦の機銃に撃墜された名有りパイロット。


その他

両軍の一般兵


「地球がダメになるかならないかなんだ、やってみる価値ありますぜ!」

「ロンドベルだけにいい思いはさせませんよ!」

連邦サイドはサザビー、ヤクト・ドーガ、α・アジール、
ジオンサイドはνガンダムを相手に戦って瞬殺される運の悪い兵が沢山居た。
それでもロンド・ベル隊やルナツー隊の戦闘アニメを見ると、ヤクト・ドーガに数秒粘ってたり、ファンネル攻撃をちょっと避けてて頑張ってるジェガンが居たりする。
最終局面で、アクシズを押し返そうとするアムロのνガンダムに魅せられ主義主張を捨て地球を守るためにジムⅢ、ジェガン、ギラドーガでアクシズを押し返そうとした。
後付けではあるがその中には蒼き運命に翻弄された人物F90ボッシュ
シルエットフォーミュラのシュビッツ、クライマックスUCのカムナ・タチバナらもいた。

ララァ・スン

故人だがアムロの夢の中で登場する。
アムロはZ辺りまではさほどでもなかったが、本作では彼女の幻影を疎ましがっており、価値観の変容(成長)がうかがえる。
一方シャアは依然としてララァを振り切る(振り切ろうとする)ことができず、最後の発言につながる。


主な登場機体

両者の出自の関係で、敵も味方もMSは殆どがアナハイム製MSという状況になっている。

●地球連邦軍(ロンド・ベル)

νガンダム

NT専用試作型モビルスーツ。ガンダムでは初めてニュータイプ専用装備のフィンファンネル、及び機体フレームとサイコミュを一体化したサイコフレームを搭載。
アムロの設計案を、アナハイム・エレクトロニクス社が開発した高性能機。
フィンファンネルとサイコフレーム以外はバズーカやビームライフル等のオーソドックスな装備で、Z以降の複雑な機構や装備をマシマシにする流れから、初代RX-78ガンダム(劇場版)へ原点回帰している。
(TV版の初代ガンダムもびっくりギミックや珍武装てんこ盛りだったのは内緒)
急変する戦局に合わせて予定を早めて無理矢理に実践投入したので、フィンファンネルが再チャージ不可の使い捨てになるなど不完全だった。

リ・ガズィ

攻撃用試作型モビルスーツ。
Ζガンダムを量産型として設計し直した機体。
アニメ冒頭ではアムロがこれに乗り、いきなりヤクト・ドーガを追い詰めるほどに活躍していた。
が、シャアのサザビー相手だと撤退しなければならないという微妙なポジションだった。
兵器としても、他の可変機と違い現場では再変形できなかったり(外付けのBWSを毎度持ち帰って装備し直す必要がある)、Ζガンダム譲りのピーキーな操作性がそのままだったりと、高コストな割に量産向きではない。
原作者の富野の意向が強く反映される小説版などでは、いくらΖガンダムクラスの兵器を要請しても無視されるので、アムロが必死になって作って、それをブライトにこき下ろされ、チェーンに「Ζガンダムのホビー」と辛らつな評価を下されるなど媒体によって設定や評価が大きくブレる。
ギュネイには「ガンダムモドキ」、シャアには「そんなもの」扱いされた。

ジェガン

ロンド・ベル艦隊やルナツー方面軍に配備された新型の汎用量産型モビルスーツ。
ジム系モビルスーツの集大成で半世紀以上も使われるアナハイム社のロングセラー商品。
一応今までの量産機とは一線を画す性能なのだが、ゲームなど派生媒体の影響でやたらと雑魚扱いされる可哀想な機体。
劇場公開時には「超強い初代ガンダムと同等の性能」という、後付け設定のバーゲンセールでMSの性能がインフレしまくっている昨今の宇宙世紀では完全な黒歴史となる設定があった。
現在ではあの「グリプス戦役時の高機動MS(百式等)」に匹敵する運動性があるとかで落ち着いているらしい。
ちなみにコクピット内で訓練シミュレーションができる優れもの。

ジムⅢ

0088から連邦軍の主力機として運用されている機体。
大量に配備されたジムⅡから改造されたものと、ジムⅢとして新規生産されたヌーベルジムⅢがある。
また前者はノーマルのジム→ジムⅡ→ジムⅢとなったものもあるようだ。


●ネオ・ジオン軍

サザビー

NT専用試作型モビルスーツ。
新生ネオ・ジオン軍総帥の専用機として開発された真紅の機体。
ファンネルを搭載し、武装も豊富ながら高い機動性を誇る。

ヤクト・ドーガ

NT専用試作型モビルスーツ。
ギラ・ドーガを基に開発された機体。
ジェネレーターの換装、サイコミュの搭載、等の改良が加えられており、元のベース機よりも高性能。
試作機二機がそれぞれギュネイ・ガス、クェス・パラヤの専用機となる。性能面での違いはほぼ無いが、武装、カラーリング、ヘッドパーツ等に違いがみられる。

α・アジール

NT専用超大型試作モビルアーマー。
全ての機体制御をサイコミュで管理する、ガチガチのNT専用機。
作中ではクェスの乗機となる。
超大型の名にふさわしく、脚部スラスターユニットまで含めると、100メートルを超えてしまう。
攻撃、防御、両方の面でバケモノじみた性能を発揮するが…
因みにアルファではなくアルパである。

ギラ・ドーガ

汎用量産型モビルスーツ。今回のザク枠。
連邦軍のジェガンがジム系モビルスーツの集大成ならば、こちらはザク系モビルスーツの集大成。
高いレベルでバランスの取れた、量産型のお手本の様な機体。
ジオン軍伝統の、カラーリングを変え角を付けた指揮官機が存在する。
F90の時代においても、フル改修しているが「ギラ・ドーガはいい機体です」という発言を連邦軍テストパイロットが残している。シルエットフォーミュラでは、逆に骨董品扱いされていた。



余談

2010年にはガンダムエースにて『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア BEYOND THE TIME』が連載された。
作者はTHE EDGEを手掛けた久織ちまき先生で、作風は幻想的。

ナナイの視点でストーリーが進み、過去・現在・未来が描かれている。
ラストにはナナイがシャアの帰りを待ち続ける姿がある。

また、ガンダムエース作品の設定が多数織り込まれている。
『C.D.A. 若き彗星の肖像』に登場したナナイの兄ジョルジョ・ミゲル
『エコール・デュ・シエル』のジムカナール
『デイアフタートゥモロー カイ・シデンのレポートより』で描かれたオーガスタ研究所やローレン・ナカモト
など。

シャアの組織がハマーン・カーンが率いた物と同じく「ネオ・ジオン」であるが、
シャアの「難民を産んだ歴史」の演説ではシャアはザビ家をこき下ろし、
かつそのザビ家の残党を騙るハマーンの行為を「跳梁(好き勝手やった)」と評して難民を産んだ存在の中に放り込まれている。
このことから判るように、シャアのネオ・ジオンは「反連邦・反ザビ家」であり、かつ徹底的にスペースノイドの味方を喧伝している。
同じなのは名前だけで、父のダイクンの名を前面に押し出した、まったく別の組織になっている。
その為構成員は一応ジオン、ネオ・ジオンの残党もいるが、その大半は「反連邦組織&反連邦セクト」「シャアに期待するスペースノイド」
「連邦政府に激しい反感を持つ者」「「ジオン公国(ザビ家およびその残党)による虐殺の被害者」「シャア派・ダイクン派」で占められており、
各コロニーもネオ・ジオンの所在を知りながらあえて連邦から隠し続けていた。
ただシャアの演説は目的のために道化を演じているのであって、完全な嘘でもないが(シャア曰くアクシズ=忌まわしい記憶)シャアの本音というわけでもない。

現在も名前だけで姿が出てこないが、ロンド・ベルが大艦隊になっていたりジェガンを大量に配備される強力な組織となったのは、
連邦政府の一人である「ジョン・バウアー」なる人物の影響が大きいとされる。
彼が居なければアクシズは地球に落ちていただろう…。









「フフフフフフ…はははははは!」
「何を笑ってるんだ!?」
「私の勝ちだな。いま計算してみたがこの項目のテキスト量は多すぎて入りきらない。貴様等の頑張り過ぎだ!」
「ふざけるな! たかが文章一つ、追記・修正で入れてみせる」
「バカなことはやめろ!」
「やってみなければ分からん!」
「正気か!?」
「貴様ほど詰め込み過ぎもしなければ、アニヲタWiki(仮)に絶望もしちゃいない!」
「項目の編集限界時間が迫っているんだぞ!」


「Wiki篭もりは伊達じゃない!!!」

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最終更新:2024年04月04日 00:08

*1 後に発売された徳間デュアル文庫の判では『機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー』として正式にタイトルが戻されて刊行されている。

*2 実際パイロットは戦闘に気付いておらず、信号弾を上げることで戦闘が中断。

*3 アムロからすると相手にする義理も暇もなかったが、父親を求める気持ちには気づいていた