緑風ふわり

登録日:2015/12/08 Tue 8:30:00
更新日:2023/10/21 Sat 14:43:18
所要時間:約 19 分で読めます







私はふわり。ヨーロッパラのパルプスから来たの。よろしくメメェー♪ メーメメーイッヒー♪





緑風ふわりはプリパラの登場人物。CV:佐藤あずさ



◆プロフィール
学年:中等部2年D組
血液型:O型
誕生日:8月11日(山の日)
好きな食べ物:お寿司
好きなブランド:CocoFlower
チャーム:ナチュラル
所属チーム:無し→Tricolore
合同チーム:ドレッシングふらわー、プリパラナース、ふわりとヤギ女子達




◆概要
ヨーロッパラのパルプスから紫京院ひびきの招待を受けてパラ宿にやってきた少女。
初登場は49話。
故郷を旅立つため汽車の車窓から見送りの動物達に手を振りながら初登場。次の第50話からパラ宿に来訪しらぁらに出会った。
以後、パプリカ学園中等部に転入し高等部の寮の世話になっている。


肩程までの金髪ボブカットに白い肌が特徴の美少女。
性格は温厚かつ天然。
ひびきには「ドリームパレード」の先頭に立つプリンセス候補としてパラ宿に呼ばれたが、パルプスの大自然という環境で育った来歴からプリンセスというイメージはかけ離れた野生児。
常識外れの行動で周りを振り回す天然気質であり、パプリカ学園在籍時には主に同じクラスのドロシーが被害に遭っていた。
反面、ひびきに見初められ、彼の願いでプリパラでアイドルとして活動しているので、ひびきに関する事柄に関しては繊細な一面も見せている。

また動物の言葉を解し、心を通わせることができる能力がある。
そして、透き通るような綺麗な歌声の持ち主であり、そのオーラたるや人間だけではなく動物すらも魅了する天性の代物。
家族構成は不明だが、パルプスではおじいさん(CV玄田哲章)なる人物と同居している。
登場時から外国暮らしをしており、およそ日本人的な外見的特徴が見られない。
しかし名前がどう見ても日本人寄りなので、ウェスト姉弟同様に日本人の血が混じっているのかもしれない。

サイリウムチャームの色はそれまでに無かった「緑色」の新属性「ナチュラル」。
後述の「ふわりとヤギ女子達」のヤギさん達も同じ属性らしい。
サードシーズンで同じ野生児太陽ペッパーが登場するまでは彼女(とヤギ)の固有属性だった。







◆活躍
日本に到着直後から、公道の木に登って道行く人々を驚嘆させる。

学園に迎えられた後は大神田グロリア校長が彼女の教育係を務め、放課後にプリンセスレッスンを受けている。
与えられた寮の部屋には学園で出会った白いメスのヤギが同居している他、後にひびきから贈られた紫のオスのヤギが一緒。
えっ?高等部って巨大な建物と敷地なのに今まで影も形もなかっただろって?
みれぃ「あったのよ。ず~っと前からあったのよ! 体育館の裏に!」

レッスンだけでなく一般生徒と同じ授業を受けているのだが、ドロシーのノートやテスト(38点)をヤギに食わせたりドロシーの頭で卵を孵化させたり、プールで掃除機釣り上げてみたり等のプリパラではよくある突飛な行為を行う。他の生徒には奇異の目で見られドロシーにはツッコまれる。
天然生まれってスゴイ。ボクはそう思った。(byドロシー)




その日の放課後にらぁらに連れられ「プリズムストーン」へ。
まずは恒例のめが姉ぇによるコーデ分析をするのだが、なぜかふわりにピッタリのコーデがなかったので仕方なく練習着でプリパラ内へ。

それまで突拍子の無い行動だらけで、「こんなヤギの臭いに混じり、牧草の臭いやドングリやきのこや鹿の糞の臭いのする子が」とプリンセス候補であることを皆に疑われていたふわりだったが、プリパラ内で立ち寄った草むらや林、雨に感動し歌い出す。
一方で、プリパラアイドルのライブがどのようなものかも知らなかったふわりもまた、らぁらのステージを観たことで、自分自身もプリパラアイドル、引いてはプリパラのプリンセスとして舞台上で輝くことに憧れを抱いて行く。

後日、ひびきが学園長代理としてパプリカ学園に来校、就任し、ふわりは群衆から声をかけるが無視されてしまう。
ふわりはひびきが声をかけてくれなかった事にショックを受け、クワで中庭に穴を掘っていた。
らぁらたちが止めるもふわりは突然泣き崩れ、「何故泣いているのか」との問いに対し、ひびきとの出会いを話し始める。


「それは、ヨーロッパラのパルプス山で私がいつものようにヤギのユキンコちゃんと遊んでいる時の事だったわ」


パルプスで動物達と仲良く過ごしていたある日、1頭の見知らぬ馬がふわりの元にやって来た。その馬はひびきの愛馬「マキシ」。愛馬を追って現れたひびきはふわりと対面する。
ひびきはふわりの歌声が「自分にしか懐かないはずのマキシを引き寄せた事」を素晴らしいと称え、プリンセスとして認めたという。
ふわりは知る由もないが、ふわりの口調に語尾がなかったことも評価ポイント。

だからふわりは今日声をかけられず、彼に忘れてしまったのではないかと疑い、ひびきから受け取ったプリチケを埋めようとしていたのだった。
だが、そふぃがふわりの後ろの襟元にカードのようなものを発見。「今日は忙しくて話せなかったけど、君が立派なプリンセスになったら迎えに行く」と書かれたそれを見てふわりは喜び、ひびきの為にも立派なプリンセスになると意気込むのだった。


同回ではふわりのブランドがまだ出来あがっていなかった為にデビューライブはまたもお預けとなってしまったものの、「不幸を呼ぶ青い鳥」と呼ばれる超ネガティブ思考なスカウトマスコット、「トリコ」と出会う。
「近づくと不幸なことが起こる」のは本当な為、「だから誰も近付かずいつも一人でいる」「関わらない方がいい」とのクマ達の忠告を受けるも、動物は皆仲間であるふわりは物怖じすることなく「トリコさんもお友達になりましょう?」と語りかける。
周囲を不幸に巻き込むことに恐怖して逃げるトリコを追いかける道中で雷やタライに打たれ、更には一緒に川に落ちて溺れかけるも、ふわりは根気強く友達になろうとする。
「どんなことが有っても友達だ」と言うふわりの優しさに心を打たれたトリコは、ふわりのマネージャーとして全身全霊サポートすることを決意したのだった。







後日となる52話で、遂に新ブランド「ココフラワー」が北条コスモの手によって誕生し、めが兄ぃの新曲「コノウタトマレイヒ」と共にふわりはアイドルデビュー。
ライブの中では自作のメイキングドラマ「不思議の泉のオーケストラ」も成功させ、続く53話にてひびきから紫のオスヤギと激励の手紙が贈られた。


「キミのために、キミにぴったりなメイキングドラマを贈るよ」

「自然の中から生まれたプリンセスよ。さあ僕色に染まれ」

プリンスに夢見るふわりは気付いていなかったが、それはふわりの作り出したメイキングドラマを否定するものであった。

ふわりは夏休みに入ってからもプリンセスレッスンに励むも自身のイメージと紫京院に求められる「プリンセス」像の違いに思い悩んでしまう。


「エレガントに麗しく、世界は私のためにある」

「私は全ての上に立つ。輝けゴージャスセレブプリンセス!」

ふわりはプリンセスの心構えを唱えながら、ひびきから与えられたメイキングドラマの練習に励む。
その最中、トリコに「全ての上に立つ」との意味を伝えられるも…。

「…それって寂しくないのかしら?」

「みんなの上に立ったら独りぼっちでしょ?」

「私、みんなと一緒のほうが…」

ひびきにデートに誘われ、高級ホテルでの食事、ダンスを踊り、ふわりの彼への想いは確かになっていく。
しかし彼女が抱いたイメージのギャップはどうしても拭えず・・・

「世界は私のために、なんて心になれないわ」

とうとう苦悩のままに行き詰ってしまう。


そんな時にふわりをサマードリームアイドルグランプリのチームメンバーに加えようとしていたらぁら、「Dressing Pafé」と交流。
悩みを吹き飛ばすくらいに遊ぶ」とのらぁらの提案によって5人でだるまさんがころんだや鬼ごっこなどで遊ぶようになる。鬼役になったふわりは思い立ち、靴を脱いで裸足で、らぁら達4人を追いかける。ふわりは、あっさりと4人に追いつくどころか、追い越してしまう。パルプスの草原を、大好きな動物達と一緒に駆けていたときのような軽やかな走りを見せ、自分のあるべき姿を思い出した。

「――ごめんなさい。もう少し待ってください」

ふわりがひびきに向けて送った手紙には、決して逃げはしないまでも自分自身の姿を思い直す心情が綴られていた。



しかし、この手紙を受け取ったひびきは待つことを許さず激怒。
自分が求めるプリンセスから次第に乖離していくふわりに業を煮やし、トップアイドルのセーラ(cv三森すずこ)、レイカ(cv佐々木未来)、ブリトニー(cv徳井青空)、ティナ(cv橘田いずみ)で構成された「セレブリティ4」を送り込み、ふわりとチームを組んで「サマードリームアイドルグランプリ」で優勝するよう依頼する。
それにしてもこいつら、どっかで聞いたような声だな・・・

「あなたたちのおかげで決心が付いたわ。私、プリンセスはやめる事にしました」

だがふわりは彼女らの他人を見下す傲慢かつ横柄な態度を見てプリンセス候補を辞退することを決意し、らぁら、Dressing Paféの三人とチームを組むことを希望する。
ひびきの作戦は完全に裏目に出たのだった。


「らぁら、シオン、ドロシー、レオナ。私とドリームチームを組んでほしいの!」

「ようやく自分の気持ちが分かったの。私はやっぱりパルプスからやって来たふわり。それでいいんだって、あなた達が教えてくれた。」

「だから私、この5人で一緒に歌いたい!」


暴力的な手段を厭わないセレブリティ4の魔手から逃げる5人。
逃避行の最中に崖から落ちて激流に飲み込まれ、滝を目前に必死に丸太に捕まりながら、決してライブすることを諦めない5人のチャームが輝きを放ち反応。
ドリームチーム、「ドレッシングふらわー」が結成された。
追撃を逃れた5人は噴水を通りプリパラタウンへ帰還し、ライブにエントリー。今回の体験を大冒険に見立てたかのような新曲の「トンでもSUMMER ADVENTURE」を披露し、見事に「サマードリームアイドルグランプリ」にて優勝を飾り、春夏秋冬のドリームパレードコーデの一種、「サマードリームパレードコーデ」を手に入れるのだった。


ライブ後にひびきに感謝と共に辞退を申し入れ、故郷へ帰ろうとするが、らぁら達の説得により学園に残り、部屋も寮の一室から屋根裏部屋へ移った。
その後もアイドルとして活動してるが、しばらくはソロまたはヤギと一緒に過ごすことが増えていく。








24.5時間テレビではみれぃの企画によって語尾を取得。


「ふわりです。ナチュラルに語尾を言います。」



「こんにちはなちゅ!」
ガシャーン!>


「とーっても気に入ったなちゅ!」



視聴していたひびきはこれに大きなショックを受け、みれぃへの因縁を(みれぃ本人の知らないところで)強めることになった。


「オータムドリームアイドルグランプリ」で同居していた白ヤギと彼女が産んだ3匹の子ヤギと共にエントリー。優勝は逃した…というかツッコむところはそこじゃないよね。性別メスであれば人間だけじゃなくてヤギもプリパラには入れるらしい。


怪盗ジーニアスの出没以降は黄木あじみの采配で、そふぃレオナと共に「プリパラナース」に抜擢され、けがの治療を担当する。
主に特技である観察力、薬草作りと人肌による保温などの独自の看護方法を用いている。



怪盗ジーニアスの正体がひびきだと分かった時には困惑を隠せなかったが、同話ではそれよりも更に衝撃的な告白があり、それを聞いたふわりは思わず目の光を失い気絶するほどショックを受けた。
未練があったのはひびきだけじゃなかった…と言うか、怪盗の決定的な証拠品が挙がった際には「やっぱり…」と薄々感付いていた様子すらも見せており、本心では信じたくなかったのかもしれない。
初恋の人の予想だにしない(少なくともふわりにとっては)正体を知ったふわりは体調を崩し、寝込んでしまう。





そして、更なる74話。

「僕が愛したのはふわり…君だけだよ……」
















「……フッ…本気にしたかい?」

「え…?」







「僕にとって演じることは日常なんだ」
「パルプスの田舎娘をたぶらかすくらい簡単さ。お望みならもっと愛の言葉を囁こうか?」

「ひ、ひどい…!」

あまりの仕打ちに泣き崩れ、再度寝込んでしまったふわりは体調を崩してしまった。
悲しみと怒りに打ち震えるTVの前のふわりファン達を余所に、傷心の余り心も体も傷ついたふわりは、とうとうらぁら達に見送られてパルプスへ帰ってしまった。
彼女の明日は…いかに。




暫く出番が無かったふわりだったが、81話にてプリパスを通じてらぁらから近況を聞きながらパルプスで伸び伸びと生活している姿が漸く描かれ、既にパラ宿に戻ろうとは考えていなかった。
ある時、ふわりは草原でヤギの群れから体調の悪いヤギを探り当て、治療のために薬草を煎じていた(ちなみにヤギが体調を崩した原因はおじいさんがお酒を飲ませたせいである)。そんなふわりの姿を見ておじいさんは諭すように話し始める。


「ふわりや、お前は子供の頃から動物の調子が悪くなるとすぐに気付く子だった。今のようにね。

それは、お前が澄んだ目で動物達の表情をよく見ていたからだ。その目はパラ宿という都会では鈍っていたのかな?」

「おじいさん…?」

「すべてが芝居だったというプリンス様のその言葉を、表情を、ちゃんと見てあげる事はできたのかね」

「自分がプリンセスに選ばれた喜びに夢中になって、何か見落とたりしてはいないかね?」






ふわりは回想する。心に鮮明に焼き付いたひびきとの思い出を1つ1つ。
ひびきからもらった励ましも、愛も、そのほとんどは嘘でできていた。
だがふわりはその中で彼女の「本当」を見つけ出し、遂にパラ宿への再出立を決意する。

「私、もっと知りたい、ひびきさんの本当を! それに、トリコさんを幸せの青い鳥にしなくちゃ!」

83話ではプリパリ一時帰国していたあじみと合流し、共にパラ宿町のプリパラ内へ帰還。
らぁら達やトリコとも晴れて再会を果たし、改めてプリパラでの活動を行う決意を口にする。
一方、あじみによって語られた紫京院の過去を知ることとなったふわりは、彼女の言動に散りばめられていた嘘の原因(と語尾が大の苦手になったスペクタクルな経緯)、更にはひびきの目的が「自分自身をボーカルドールにすること」と言うことを知ることとなった。
幼い頃の体験した裏切り(とあじみの襲撃)によって世の中のもの全てを信じられなくなった紫京院の心中を知ったふわりはある行動に出る。

「空翔る翼、翻る時。闇に現れし、一輪のマーガレット――」

「ふわり…!?」

「今宵一幕のマ…マ…ええと、なんだったっけ……マスタード…マスコットナイト…あぁ~、一生懸命暗記したのに…!」

「もしやマスカレードタイムと言いたいのか?」

「我が名は怪盗ナチュラル!

「待て!」

かつて紫京院が身を包んだ怪盗ジーニアスの衣装で「怪盗ナチュラル」を名乗ったふわりは、その真意を問う質問に「貴女の悲しみを盗みに来ました」と告げてトモチケを渡し、

「はい、盗みましたよ。私と友達になってください」

と申し出る。
その申し出は一蹴されて断られた挙句、ふわりはまたもや紫京院から手酷い暴言を受けるも、しかし彼女に微笑むことをやめなかった。



スプリングドリームアイドルグランプリではチャームに選ばれなかったため欠場。
しかしグランプリ前夜にファルルの部屋に赴き、言葉を交わす。
ひびきが願いを叶えた結果、自分と同じ存在(ボーカルドール)が増えることを無邪気に喜ぶファルルに対し、「ひびきさんがボーカルドールになる事が、本当にひびきさんのためだと思ってる?」という疑問を投げかける。

「マーガレットね。私のふるさと・パルプスでも草原に沢山咲いてるのよ」

「あなたにも見せてあげたい。パルプスで、どこまでも自由に咲き乱れる花達を。あなたのマーガレットに劣らない美しさよ」

「ナチュラルに考えて」

部屋の中のマーガレットを手に取るファルルにそう告げ、ふわりは部屋を後にするのだった。
この出来事がファルルの考えの中にひびきに対しての疑問を生み、グランプリにおけるらぁらの勝利の遠因となり、結果的にひびきの夢を潰えさせた。

[[そして、グランプリ後の事件でついにひびきは自身の本当の気持ちに気づき、ふわりの想いを受け止めた。>語尾の果て(プリパラ)]

それからふわりはひびきと「コノウタトマレイヒ」のデュエットを望み、ひびきは“渋々ながら”承諾して2人で歌うことになる。
送別会が終わってからはひびき、ファルルと一緒にプリパリに旅立った。





サードシーズンではプリパリに行った後の様子が何度か描かれており、ひびきやファルルと仲睦まじく部屋遊びやライブを行っている。
この頃になると完全にひびきとの立場が入れ替わっており、相変わらずのワガママぶりで迷走しがちなひひびきを同じくチームメンバーであるファルルと共に献身的に支えている。


神アイドルグランプリの参加に伴い、ひびきとファルルと共にチーム「Tricolore」のメンバーとして再来日。
ひびきとのライブで、早くも女神ジュリィに認められた証となるスーパーサイリウムコーデを獲得した。

それにしても誰にも懐かないとか言われたライオンをあっさり手懐けるのはやっぱりおかしいと思う。
ペッパーはこの様子を見てプリパラ行きを決意するのだが、実際に対面したら一発で手懐けられていた。


アイドルタイムプリパラでは再びプリパリに戻っている。




◆交友関係


紫京院ひびき

パルプスでふわりと出会い、彼女をプリンセスと見初めパラ宿に招いた張本人。
プリンスを名乗るが実は女性であり、73話で満を持してプリパラデビューする。
ふわりは彼女のためにプリパラでアイドル活動をすることになったが、次第に彼女の理想と自分の気質のズレに悩み、プリンセスを辞退するに至る。

ふわりからすれば強い親愛の情はあったものの、彼女に様々なことを隠していたひびきの真意を掴むことができず苦悩させられ、今や何を考えているか理解できない人物となってしまった。
ひびきにとっての「本当」、それは彼女が孤独の身であったこと、そしてふわりをプリンセスであると見初めたこと。あと語尾のない言葉それを確信してからふわりは再度ひびきに歩み寄り、長き紆余曲折の末にひびきがふわりを受け入れた。

サードシーズンではファルルと共にパラ宿町に再訪。
神アイドルグランプリ出場を目指し、共にチームを組むことになるのだが、当のひびきは過去のトラウマからチーム結成の儀式を行えず
一時はチーム結成が滞る事態に陥った。
そんなひびきをファルルと一緒に公私ともに励ましたり、時折ムチャなお願いを言ってみたりと、ふわりは傍らで支え続けている。
ちなみにシオンからは「流石猛獣を扱えるだけある」と評価されてたり。


ファルル
プリパラ内で生まれた「ボーカルドール」の少女。
セカンドシーズン終盤におけるひびきを巡るドリームパレードの一件後、共にプリパリでアイドル活動を行っている。
背丈はファルルの方が高いが、実質的な精神年齢ではふわりの方が年上となるため、
ファルルのボケに対してツッコミを入れる役割にあたる。
チーム「トリコロール」のメンバーとしては共にプールに行って遊ぶなど、基本的に仲が良いため元から足並みも揃っている。
二人揃ってあたかもひびきの保護者のようなポジションとなってしまっているが、ひびきが部分的ながら過去を乗り越えてチーム結成に至ったあとも、なんやかんや大まかな関係性は変わってない。


大神田グロリア

パプリカ学園の小学部・中等部校長であり、ふわりの教育係
プリンセスレッスンは厳しいもののふわりを気遣う描写も多く、とても良い先生。
1期のプリチケ狩りをしていた頃の彼女を知る者からは珍しがられることこそあるが、元々校長は性根の部分では優しく、らぁらのヤギのモノマネに付き合うなどノリも良い先生なので不思議ではない。

ふわりがプリンセスを辞退してからも変わらず彼女の世話係を買って出ている。
縁日ではふわりと一緒に出店を楽しんでいたようである。まるで親子。…ふわりにはちゃんと友達がいます。
ぶっちゃけひびきよりも日本で一番ふわりの近くに居たのはこの人であり、ひびきに傷つけられ体調を崩したふわりがパルプスに帰る際にはとても悲しそうにしていた。
ふわりは彼女を「ミス・グロリア」と呼んでいる。
プリンセスレッスン時はその厳しさから逃げ出すようなことも有ったが、基本的にはいち教師といち生徒として良好な仲だったようだ。
サードシーズンにてプリパリからパラ宿へ戻ってきたふわりと再会した際には、相変わらず靴を履かずに裸足で過ごしている姿に呆れ半分、懐かしさ半分と言った様子でサンダルをプレゼントしていた。


トリコ

ふわりがプリパラの中で出会った鳥のスカウトマスコット。
マスコット間で「不幸せの青い鳥」と呼ばれ、負のオーラを発しているネガティブシンカー。
事あるごとに「悪いことが起きるのは自分の所為だ」と「いっそ焼き鳥にして食べて欲しい」などと叫んでおり、プリパラ内の森の中に巣箱を作って一人で暮らしていたところをふわりと出会い、その心意気と友情に打たれマネージャーとなる。

「鳥語じゃないとわからないわよね?ピピピー♪」

「トリコは普通に話せるトリ…」

ふわりの天然っぷりが炸裂したこのファーストコンタクト。
「インコ語」とか「ヒヨドリ語」とかじゃなくて「鳥語」というフワフワしたニュアンスが視聴者の笑いを誘った。
二年の間にアイドルのマネージャーになれないと「マスコットの墓場」行きとなることから、トリコはふわりと出会わなければ墓場行きをただ待つだけの日々だったかもしれない可能性がある。
その為かは不明だが、マネージャーになってからもネガティブ思考は健在ながらも慣れない業務へ果敢に挑戦し、プリパラの内外を問わずふわりを献身的に支えている。

プリパスの着信音を「プリパスが歌っている」と思われてスルーされたりなど、最初こそかみ合わない部分が有ったが基本的に仲良しであり、「ドジだけど献身的、要所で漢気を見せるクマ」「アイドル達と共にだんだん丸くなったウサギ」「必要以上にアイドル側に深入りしないネコ」と他のスカウトマスコット達とは違う、「アイドル側に必要とされながら、アイドル側に支えられるマネージャー」という何とも面白い関係である。
ちなみにふわりは「トリコさん」と呼んでおり、トリコもふわりがパルプスに帰る際には一際悲しんでいた。

ふわりがパラ宿を離れている間にすっかりやさぐれてしまっていたトリコだったが、再会後は即座にふわりの怪盗ナチュラルに付き添う形で「怪盗骨なしチキン」を名乗りながらふわりの傍らでいつものように大騒ぎしており、すっかり元の「元気なネガティブ」に戻った様子。

「やっぱりトリコは不幸を招く鳥トリ! トリコと一緒にいるせいでふわりは傷ついてばかりトリ!」

「ううん、トリコさんは幸せの鳥よ。私はもう傷つかない。きっとみんなで幸せになれるわ」

トリコを抱き寄せるふわりの姿が描かれた同84話にて、2人のコンビは復活を果たした。

サードシーズンではプリパリ所属のマネージャーとして出世していたが、
ふわりがファルル、ひびきとのチームを結成するにあたって、ミニファルル達の世話で多忙なユニコンに代わりチームマネージャーに就任した。


真中らぁら東堂シオンドロシー・ウェストレオナ・ウェスト
らぁらはSoLaMi♡SMILEのセンターを担当するプリパラアイドル。
シオンドロシーレオナは3人揃ってDressing Paféのメンバー。
合わせて、サマードリームアイドルグランプリにてドリームチーム「ドレッシングふらわー」の構成メンバーである。
この4人との交流から、ふわりはプリンセスレッスンに思い悩む自分自身を吹っ切っている。
「私はパルプスのふわり、それでいい」と言う一番の自分らしさは、どんな形でもふわりの行動の中で一本の芯として今も残っている様子。

このうち、らぁらはふわりが日本に到着して最初に出会ったプリパラアイドルである。
シオンはサマドリでの一連の事件を印象深い思い出として語っており、レオナとはプリパラナースでサポートチームを組んでいたりもするが、特にドロシーが積極的にふわりに絡んだりからかったりする機会が多い。

ドロシーはふわりとクラスメート同士で、元々はフリーダムなふわりを一方的に嫌っていたのだが、サマドリ後となる58話ではふわりがプリンセスを辞退したことを茶化しにかかるなどやけにフレンドリーな一面が描かれた他、75話で体調を崩してふわりがパルプスへ帰る際には

「戻って来ないと残りのコーデ、ボクが全部もらっちゃうからな!!」

と、面々の中でも一際強がって悪態をついており、更に後にはひびきを挑発する際にふわりのことをネタに煽ったりもしている。
傲慢で高圧的なドロシーだが、実は「一度チームを組んだ相手への仲間意識がかなり強い」ことが以前からも度々描かれていたので、ふわりのことは気軽に接することの出来る相手として見ていたのかもしれない。



◆余談
好物はパンとチーズ…じゃなくてなんとお寿司。
ふわりの出自では食べることがないものと思われるが、来日後にひびきかグロリア校長が寿司屋に連れて行ってあげたのだろうか?
そういやあの子も好物は寿司だったけどアニメ本編じゃ一度として寿司食べてなかったな…。

劇中ではふわりの為に作られた新ブランド、「ココフラワー」は外国系民族衣装をテーマに花や草など自然的な表現を重ねたブランド。
ふわりが劇中で着用したチロル系やカントリー系なものの他にハワイなど南方の衣装も取り扱っており、ポジション的には前シリーズで言う「エスニック」タイプが近い。
「野性児」「動物と会話ができる」などの、ともすればナチュラルと言うよりも「ネイチャー」ではないか、というような解釈もされている。



なお、この曲限定でヤギさんと一緒にライブが出来る。
CMでも大々的に告知されており、ふわりと一緒にランウェイをトコトコ歩くヤギさんがとっても可愛い。
みかんとあろまのゲームオリジナル曲のダンスは使い回しだったのに対し、ふわりの場合はCGモデルのダンス振付がこの曲の為に新規作成されており、ゲーム側スタッフの気合も感じられる。

劇場版にて「コノウタトマレイヒfeat.あじみ」なる特別バージョンが存在する。
ふわり自身はごく普通に歌っているだけなのだが、あじみ先生が各所で合いの手を入れたり踊ったり落ちたり巨大化したりと、色々凄まじい映像になっている。

なお前述したひびきとのデュエットは曲としては問題なく成立してるものの、ひびきのキャラクター性と全く合ってない&そもそも無茶振りだからかノリノリなふわりに対して感情が半ば死んでおり、メイキングドラマのカオスさもあって視聴者の笑いを誘った。
そんな有様にも関わらず、サードシーズンにて『女神ジュリィに認められ、ひびきのスーパーサイリウムコーデを入手する』という目的で再び披露。案の定というべきか、目的を全く果たせなかったため、更に視聴者の腹筋を崩壊させるのだった。

セカンドシーズンの1stOPではあじみ、ひびきと共に一足早くシルエットで登場していたが、初登場後はシルエットが解かれ、ひびき、ファルルと共に並ぶ

ふわりとヤギの一連のやり取りで、少なくともパラ宿町のプリパラには「ヤギ専用出入り口」が存在していることが明らかになっている。

ちなみにプリパラキャラの中で唯一アンチスレが存在しているキャラでもある。



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最終更新:2023年10月21日 14:43