アイリ(幻想水滸伝2)

登録日:2014/06/29 (日) 22:54:11
更新日:2023/12/30 Sat 13:55:56
所要時間:約 4 分で読めます




「あんまり背負い込みすぎるなよ  あんたは笑っている顔のほうが、似合っているよ」


アイリとは、PS用ソフト「幻想水滸伝2」およびその関連作品に登場するキャラクターである。

宿星 天罪星
武器 ナイフ→スラッシュナイフ→レイザーナイフ
太陽暦444年生まれの17歳
出身 グラスランド
軍役 親衛隊

  • 性格
姉妹の妹ながら、男言葉ともとれる口調で姉御肌。サッパリとした性格。

  • 来歴
 彼女は旅芸人一座三人組の一人で、ナイフ投げを芸としている。
各地を放浪中の彼女は、姉のリィナと火吹きのボルガンとともにリューべの村に滞在していた。ある日芸を披露していたところ、キャロの街へ向かう途中寄り道して見物していた主人公をナイフ投げの的台として選び、出会う。
公演が終わり、言われた通りじっとしていた(もしくはちょっとズレてみた)主人公にお礼(またはお詫び)を言い、次の目的地が主人公と同じだと知るとキャロの街まで同行する事にした。
 キャロへ向かうには燕北の峠を越える必要があった。しかし、そこには関所が設けられていた。テロリストが逃げたため厳重な警戒をしているという。すると姉のリイナが「大人の話」をし、特別に通してもらえる事になった。
 キャロにつくと別れる旅一座。またどこかで会うはずだと告げて。

 再会したのはコロネの街だった。
主人公は、ジョウイが裏切り世話になっていたミューズ市も陥落し、傷心癒えぬまま決死の思いで逃げ、ビクトール達との合流地点であるサウスウィンドウ市を目指している途中であった。
 そこでアイリは気付く。主人公の隣に並ぶ、自分や彼と同じ年頃の女の子に。快活で表情のコロコロ変わる可愛い子。大きな瞳はキラキラと輝き、主人公にも親しげに話す子。クールで素直になれない自分と真逆の子。
自然を装って他愛ない風にその子は彼女かと聞くと姉だとわかった。姉のリィナがからかってきてムキになって言い返すアイリだった。

どこまで行くのかという話題になり、またも同じ目的地だと喜ぶ一行ではあったが、問題があった。
ミューズ市に程近いこの港町も王国軍に占拠されており、船の使用を禁じられていた。
しかし、サウスウィンドウに向かうためにはこのコロネの街からデュナン湖を渡り、クスクスの街まで行かなくてはならない。
 一行はタイ・ホーという渡世人にも見える漁師を頼って無事にクスクスの街に渡ることが出来た。
サウスウィンドウに到着した一行。一座は宿屋へ、主人公とナナミはビクトールのもとへ。
ビクトールと主人公はノースウィンドウ周辺にて行方不明が連続しておきているという話を市長グランマイヤーから聞かされ、調査を依頼される。
それを知ったアイリは私も一緒に行くと言うのだった。


  • 性能
武器はナイフ。系統は手裏剣。レンジはL。
武器攻撃力はレベル6で31。(固定メンバー時で使える鍛冶屋の限界値がクスクスの6)レベル16で140。
ステータス上昇パターン 力E 魔E 直守E 魔守D 技D 速D 速D 運D HPE と魔法使い寄り。

紋章は火が得意で1.2倍。風、破魔、闇は苦手で0.8倍 他は普通に1倍。
彼女が単独で固定となるノースウィンドウ攻略では、登場するモンスターやボスであるヘカトンケイルの弱点が火と破魔なので、主に紋章による火炎攻撃が推奨される。

  • 協力攻撃
旅の一座攻撃 アイリ・リィナ・ボルガン
ボルガンをアイリとリィナが背後から押さえ、ボルガンが火を噴く。敵一体に2倍ダメージ。攻撃後ボルガンがアンバランス。

余談だが、彼女の戦闘不能時の寝姿は仰向けで片膝を立てるというセクシーなもので、かなりエロい。そのため一見の価値がある。

  • 主人公にとっての貴重な仲間
108人とたくさんの仲間に囲まれている主人公だが、彼への恋慕が明確にされている数少ない女性の一人。もしかすると唯一かもしれない。
恋慕でなければゲンゲンやリキマルなどが居るが。

 水滸伝という特性上、様々な人間が仲間になる。また、同盟軍を主役側に設定したのもあってさらに広がる。
テレーズのように市長(厳密には市長代行だが現時点のトップという意味で)として己の街を守るため新同盟軍のリーダーである主人公に協力する者。
トウタやシーナ、カスミorバレリアのように目上の者からの言いつけで来た者。
シロやシン、トモのように自分のパートナーが仲間になったから一緒にという者。
テンコウやハンスのように主人公が「必要な技術やビジネス」として招いた者。
様々である。だがその多くは戦争を終わらせるために、「新同盟軍のリーダー」に協力している。

 水滸伝の天魅星は個人の人間的魅力で惹きつけられた者が仲間になるものが多かったのだが、幻水では少ない。
モロに水滸伝のエピソードをなぞっていた1と比べて、主人公を気に入って仲間になるというケースが減ってしまったように思う。(現実的な事を言ってしまえば、仲間の背景の多様化のため止むを得ないだろうけど)

 しかし、アイリたち旅芸人一座は違う。旅芸人はどうせ放浪するんだから戦争真っ只中の国なんかさっさと脱出してしまえばいい。しかし彼らはそうは言わない。自分たちの生業たる放浪を一時取りやめてまで主人公に協力する。
 アイリが語るように旅芸人はどこへいっても余所者。主人公たちも軍に故郷を追われたとはいえ敵国出身の余所者である。
特にボルガンにとっては孤児という点も同じである。(赤子で捨てられていた所をサーカス団長が拾った)
歳も近く、互いに一番親近感の湧く相手だったのではないだろうか。

なお、アイリは告白といった行為はしていないが、その想いは主人公に知られてしまっている。
(ボルガンの目安箱のせい)



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最終更新:2023年12月30日 13:55