ガンダムF90火星独立ジオン軍仕様/F90Ⅱ

登録日:2012/02/15(水) 23:08:51
更新日:2024/01/31 Wed 13:51:47
所要時間:約 4 分で読めます




機動戦士ガンダムF90」などに登場するMS。


ガンダムF90火星独立ジオン軍仕様

型式番号:OMS-90R
頭頂高:15.2m
本体重量:8.9t
全備重量:20.22t
出力:3,160kW
推力:95,850kg
装甲材質:ガンダリウム合金セラミック複合材

武装:
バルカン砲×2
ビームサーベル
グレネードランチャー×4
ビームマシンガン

パイロット:ボッシュ

オールズモビルこと火星独立ジオン軍にかっぱらわれて大改造されたガンダムF90 2号機
青と黒のカラーリングがオレンジと白に変更されている。
旧ジオン系のMSっぽくなっており、装甲の8割を交換して左肩にスパイクを追加。アポジモーターの数も増えている。
頭部はV字型アンテナとスリットを無くしてメインカメラを長大化させた。
F90最大の特徴であったミッションパックシステムはオミットされたが、代わりに機体性能が向上している。
この辺りは2号機がテストの際に不調を来している事は分かってる為「C.A」プログラム側に機体を寄せる方向の最適化改造を施した結果かもしれない。


武装

  • バルカン砲
頭部に2門内蔵。

  • ビームサーベル
バックパックの右側に1本マウントされている。
元々はもう1本あったはずなのだが、どこへ行ったのだろう…?

  • グレネードランチャー
両腰に2発ずつ装備。

  • ビームマシンガン
メインウェポン。
不使用時は後ろ腰にマウント可能。


劇中の活躍

パイロットはボッシュ。
逆襲のシャアのときにジェガンのコクピットからνガンダムから放たれた光を見て、ガンダムの力を欲するようになった人物。
人の心の光を目の当たりにしながらもガンダムを「悪魔の力」と呼称し、オールズ・モビルと内通してまでガンダムを求めるなど、ゾルタンが言う「奇跡を見ても現象しか理解できないオールドタイプ」の典型とも言える人間。
…と言いたいところだが、30年後の2022年にそれだけでは測れない複雑な人物ということが急に判明した。

その為、赤を主体にしたカラーリングはアムロが乗ったZプラス、片方しか無いサーベルはνガンダム、ミッションパックをオミットした単純明快な武装はアムロ好み…
等と「Zから逆シャアまでのアムロ機オマージュ」してしまった機体とも取られている。多分偶然。

火星でのオールズモビル殲滅作戦の際、オリンポス基地の内部で多数のジェガンやシドのギラ・ドーガを撃破。デフの乗るF90 1号機と死闘を繰り広げ
右腕をメガビームバズーカで破壊され、1号機の頭部と左腕を破壊するが更に左脚を斬り落とされ、最終的にはコクピットにラストシューティングをブチ込まれて大破。
機体は奪還されることとなった。



ガンダムF90Ⅱ

型式番号:F90Ⅱ(F90-2)、F90Ⅱ-B
頭頂高:15.1m
本体重量:7.7t
全備重量:18.4t
出力:3,880kW
推力:80,960kg
装甲材質:ガンダリウム合金セラミック複合材

武装:
バルカン砲×2
ビームサーベル×2
専用ビームライフル
専用シールド
各部ハードポイント×15

パイロット:ナナ・タチバナ

奪還したF90をサナリィが大改修した機体。
回収された二号機はオールズモビルによる大改造と戦闘の影響でパーツの6割が欠損した状態だった。
そこで修復を兼ねてU.C.116年に既に機体だけは完成していたF91の設計・構造の一部を取り入れて建造され
「F90の2号機兼第二仕様機」として生まれ変わったのが本機である。
頭部には新たに試験型バイオコンピューターが搭載され、アンテナも4本に増設。
なおこの際にニューロコンピュータ用プログラムだった「C.A」はバイオコンピュータに対応していない為廃棄処分を受けたとされている。
コクピットハッチは1号機の腹部ハッチが下に開く形式からF91に近い胸部装甲の上側を前にスライドする形式に変更。
肩アーマーにはスラスターを追加(ハードポイントの蓋の役割を兼ねている部分なので肩部ハードポイント装備を使用する際は外される)し
ジェネレーターも小型MS規格の新型に換装し、胸部はF91に近いラジエータフィン構造が採用されている。
カラーリングは2号機ロールアウトカラーに近いトリコロール系に戻り、青い部分は爽やかな青へと塗り替えらた。
また白い部分が減ったようにも思えるが、実際には1号機と比べてもそこまで白の面積は変わっていなかったりする。

ミッションパックシステムも復活しており、F90の物が問題なく使用できる他、新たにIタイプとLタイプが用意された。
Iタイプ、LタイプはF90のミッションパック規格に準じた物なので1号機も当然使用可能。
基本武装はF90と同じ物が用意されている。


劇中の活躍

機動戦士ガンダム クライマックスU.C. 紡がれし血統で登場。
パイロットはナナ・タチバナ。

コスモ・バビロニア建国戦争の際、クロスボーン・バンガードの要塞攻略作戦にて投入された。
搭載されていたバイオコンピューターの調整が不十分で接近戦が出来ない状態であったが、Lタイプ装備での長距離狙撃でビームシールドの盲点を衝き多数の敵機を撃墜している。

しかし兄であるシュテイン・バニィールことシュンの駆る金色のベルガ・ギロスに攻撃されて窮地に陥るが
そこを父カムナのプロトタイプジャベリンに救われる。
要塞内で戦う二人を止めようと装備を外すが、システムエラーで動かなくなってしまう。
その後、和解した父からの頼みを受けた兄によってナナと本機は連邦艦隊へと無事送り届けられた。


ガンプラ

1/100でF90Ⅱが発売。
ミッションパックはLタイプが付属し、他のF90のガンプラで出されたパックへの換装も可能。
Iタイプは試作原型完成の段階で開発中止。 

火星独立ジオン軍仕様は2022年にプレバン限定マスターグレード仕様で発売が決定。
元のF90に対して約9割のパーツを新規造形している。
ちなみに発表時にはGジェネシリーズでボッシュを演じた中田譲治氏も反応していた。
ボッシュ自身は中々新録する機会のないキャラながらも彼は覚えていたことになる。

SDガンダム外伝

聖機兵物語編にマルスガンダムとして登場。
金のために動く傭兵であり、当初は味方陣営のダハード国に仕えていたが、旗色が不利になると裏切り、ネオジオン族に協力するようになる。
しかしOVA版では「金のために戦う傭兵」として誇りがあるためか、それとも「ナイト」に何か思うところがあったのか、力を求めて暴走したGP-02に対しては「王国のナイトともあろうものが裏切るとは呆れた奴!」と言い捨て、レッドウォーリアRに「案外気が合いますね」と言われ不思議な共闘をすることとなった。
その後行方不明になるものの、正義の心に触れて改心し「騎士ガンダムF90Ⅱ」となる。
だが本名はマルスガンダムのままらしく、父親からは「マルス」と呼ばれており、カードダスの名義も「傭兵騎士マルスガンダム」である。
元の機体同様数奇な運命を辿ったキャラと言えるだろう。


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最終更新:2024年01月31日 13:51