亦野誠子

登録日:2012/11/17(土) 23:48:04
更新日:2023/11/25 Sat 17:33:37
所要時間:約 5 分で読めます




亦野誠子(またの せいこ)は咲-Saki-シリーズに登場するキャラクター。

【概要】
白糸台高校の2年生であり、一軍であるチーム虎姫の一人。団体戦では副将を担当。


宮永照を除く他の虎姫メンバー同様、原作漫画に先駆けて本編アニメ一期で初登場。
インターハイ全国大会出場を決めた大将の大星淡を他のメンバーと共に控室で出迎えたシーン。
しかし、セリフ等は一切なく、容姿が明かされただけだった。

【外見・性格等】
銀色で短髪のボーイッシュな外見をした少女。
スカートの下にスパッツを穿く等、虎姫の中で唯一アレンジされた制服の着こなしが目を引く。

本編では顔見せ程度の扱いで本格的な活躍はスピンオフ阿知賀編、インターハイ準決勝中堅戦から。



※以下、咲-Saki-阿知賀編 episode of side-Aにおけるネタバレを含みます。ご注意下さい。

















阿知賀編で判明した事柄・活躍

照達先輩相手だと敬語を使い(逆に後輩の淡のことは名字ではなく名前で呼ぶ)、二つ名やボーイッシュな見た目と違い性格は割と普通。
同じくボーイッシュな外見の井上純とは違い男口調とか言うわけでもない。
虎姫の中では心理描写も多い方なのだが現在の所、その ほとんどが対局中の苦戦に動じている所という状態…

本人の言葉によると彼女は白糸台のナンバー5らしく、虎姫の中では最弱だと思われる。
しかし、「白糸台のナンバー5は そこらの県代表エースをしのぐ。それは私が身をもって体現してきたはず」という強豪校の一軍メンバーとしての実績と自覚はある。


【能力や打ち筋】
打ち筋では河から自在に牌を釣り上げるかの如く鳴いて手を進めることから、
フィッシャーの二つ名がついたらしく(新道寺の白水哩は心の中で彼女の事を「釣り人さん」と呼んでいる)、3副露すると必ず5巡以内にツモ和了る。
3副露となっているが、現在ポン以外の鳴きであるチーや明カンは確認出来ていない。
鳴きの時の演出を見る限り、釣りは釣りでもルアー釣りの様子。

なお、この演出は他の咲世界の演出同様、本人にとってのイメージというだけではなく、
対局相手も共有しているようで、釣り上げた際の水飛沫が対局相手の顔に かかるといった描写がある。
船Qは顔にかかった水しぶきを舌なめずりし、哩は釣り上げる直前のルアーを掴んで鳴きを妨害(実際には単にロンしただけ)したり…相変わらず想像力旺盛な方々である。
副露の数が3回よりも多かったり少なかったりしたら どうなるのか等、謎が多い能力。

鳴きによって素早く手を進め、3副露で能力を発動し、
その後確実に和了れるのは攻めに回っている分はそれなりに有効なのだが、鳴きによる手牌制限によって守りは弱くなりがちで、
特にチームメイトの弘世菫曰く「オリる時に完オリせずスジと字牌に頼り過ぎる きらいがある」という誠子自身の癖も合わせ、
「攻めを残しつつ軽くオリたい」と回し打ちの最中に放銃することも しばしば。

同格以下の相手や自分の癖を知らない相手なら、それで押し切って勝ってしまえるだけの実力は あるようだが、格上や自分の事を研究してきている相手だと苦戦する様子。


【活躍】
準決勝副将戦では、対局相手に レジェンドの遺志を継ぎ悲願の準決勝突破を狙って2回戦とは打って変わったような強さの灼、
対局相手の事を研究し尽くす船Q、北部九州最強の高校で3年間エースを務めている本物のエース(速い話が格上の)白水哩、
と誠子の戦いにくい相手が集中してしまい、ほとんど良い所無しと言っても過言では無い状況に陥ってしまっている。

誠子本人曰く「ここまで削られたのは初めて」らしいが彼女にとってレギュラーになって以来一度も無かった、
他校を相手に副将戦で2位以下になる可能性が かなり高まってきてしまっているのは否定出来ない。

結局、副将戦後の収支は-59400と首の皮一枚で玉座を守っている状況。
2位との点差が約1万点以内という先鋒戦終了時には考えられなかったような接戦状態になり下位にも相当詰められてしまった。
能力的にも大量得点を狙えるような物ではなく総合収支を挽回するのは相当厳しいだろう。


以上のように今の所、白糸台で扱いが一番悪いキャラであると言わざるを得ない(能力をただのポン呼ばわりされる、オリの癖を船Qに狙われまくり、リザベーションされまくり…etc)。
確かに白糸台は準決勝において、照以外は皆マイナス収支ではあるのだが、流石に彼女の失点具合には多くの読者が半ば呆れ気味…

擁護出来る点は ただ単に対局相手の相性が悪かったという事だろうか。
それと鳴きを多用する関係上その恩恵*1を受ける下家がメンバー中最強格である哩になってしまった(現に哩本人から「あなたが上家で良かった」とモノローグでとは言え明言されている)事も大きい。
しかし、勝負の世界においてそれは言い訳に過ぎず、決勝では準決勝以上に格上の相手との対局が待っていると思われる…

亦野さんの明日は どっちだ???



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最終更新:2023年11月25日 17:33

*1 上家はツモ番を飛ばされやすくなるが自家の直後だと数多く牌を引ける恩恵が貰える