天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕

登録日:2011/11/04 Fri 16:17:41
更新日:2024/04/22 Mon 18:38:54
所要時間:約 5 分で読めます





かつて、数々のスーパー戦隊達が守ってきた地球…

そして今、二つの戦隊が
この星のもとに巡り会う!


いざゆけ、侍!

はばたけ、天使たち!



恒例のスーパー戦隊VSシリーズ。
監督はスーパー戦隊の常連監督・竹本昇、脚本は『ゴセイジャー』のサブライターを務めた下山健人
天装術を吸収する敵とシンケンジャーの殿たるシンケンレッドを救うため、ゴセイジャーがシンケンジャーと共に天装術とモヂカラの合体技を編み出す場面はクロスオーバーとしても秀逸。

また、本編中に「スーパー戦隊」という用語が登場したり、今までのスーパー戦隊シリーズの繋がりを意識した描写が多く見られ、この時点で次作『海賊戦隊ゴーカイジャー』への伏線も多く張られており、同作がゴーカイジャーの世界である所謂『レジェンド大戦の世界』と地続きである事が描かれている。
一方で、詳細は後述するが本作での出来事は時系列的にはその後の『ゴセイジャー』TV本編では一切言及されておらず、TV本編のシリーズとの繋がりは例年通り希薄である。
さらにシンケンジャーに関してもいくつかTV本編とは設定が矛盾する部分があるが*1、メタ的にはこの辺りは本作の制作陣に『シンケンジャー』本編の関係者が不在である為と思われる。

先着特典でお馴染みダイスオーカード(ゴーカイレッド)プレゼント

本作ならではの主なスペシャルな部分は…

  • シンケンレッドを除くシンケンジャー全員がスーパーシンケンジャー化!

  • 天装合体グランドハイパーゴセイグレート。
ブレドラン「なんだあの化け物はッ!?」

  • 今作でも新戦隊のゲスト出演あり



【あらすじ】


幽魔獣壊滅からしばらく、お使いを頼まれたアラタの前にアヤカシ・マダコダマがナナシ連中を率いてやってくる。

ピンチのアラタの前に現れたのはシンケンレッド・志葉丈瑠だった。

共闘を誓った両者だが、その影にはゴセイジャーと因縁深きブレドランの姿があった…



【登場人物】


天装戦隊ゴセイジャー』より


ロボ戦では新たな天装合体を披露。
ゴセイグレート、ゴセイグランド、データスハイパー、ゴセイヘッダーが合体したグランドハイパーゴセイグレートが登場する。


今作でも相変わらずの能天気屋だが、その真っすぐさが両戦隊の結束に繋がることになる。


見た目が残念なエリおにぎりを差し入れに作る。
ピンクダブルアタックは次回作でも使う事に。


お兄ちゃん。
茉子とモネの乗った籠を1人で運ぶ、パワフル。


妹。
天然なことはに四苦八苦する。


ネタ担当。
カツラのシーンは必見。


みんな大好き内藤さん。
終盤護星界へ


お馴染みダイスオー基盤。
何気にアラタら5人と共にチョンマゲかつらをかぶってるデッス。


アラタに買い物を頼むシーンのみの登場で、シンケンジャーと並ぶシーンもエンディングのみ。


  • 天知秀一郎
出番はエンディング映像のみ。本来なら、歌舞伎姿で現れた流ノ介に望共々驚くシーンがあるのだが、カットされてしまった。 


侍戦隊シンケンジャー』より


ゴセイジャーからのプレゼントで家臣4人、さらにゴールドまでもがインロウマル無しでスーパーシンケンジャーとなる。
ちなみに、この時のレッドはハイパー化していた。


殿様。
性格が大分マイルドになっている。
中盤で悪堕ちする。
前半でスーパーシンケンレッドとなり、決戦ではハイパーシンケンレッドとなる。


相変わらずの愛すべき馬鹿。
初登場シーンは歌舞伎衣装のまま研究所に駆けつけた。


姐さん。
変化した丈瑠に真っ先に気付いた。


本編よりDQN寄りで、序盤にゴセイジャーと方向性の違いでいざこざを起こす。
ゴセイジャーとのタッグでは、ある意味で色に繋がりがあるアグリと組むが、天装術とモヂカラの合体技ではモネと組む。


お迎えに来たモネに勘違いして自分が死んでしまったと誤解する。
天装術とモヂカラの合体技ではアグリと組む。


寿司職人。アラタに寿司を振舞うが「味は普通」と言われてしまう。
他の四人より遅れて到着する。偶々ゴセイナイトと力が合わさり、敵攻略のカギとなる。
あと腹が引っ込んだ。
本編では見られなかったスーパーシンケンゴールドとなる。


息子を救うためにやって来た。
残念ながら変身はしないが、アラタに秘策を託す。


  • ダイゴヨウ
提灯型支援メカ。
源太の命令で様子を見に行く最中、またもや珍しいものを見ることができた。
「提灯はまた見た…!」
前作と同じく、サポートロボット同士の掛け合いもある。


  • 日下部彦馬
志葉家の家巨。護星天使に対しても敬語で話す。




【本作の敵キャラクター】



【 身長 】207cm( 巨大化時身長 / 51.8m )
【 体重 】226kg( 巨大化時体重 / 565.0t)
【 目的 】火のモヂカラを使って、護星界に三途の川の水を逆流させる
【 趣味 】剣の手入れ
【 得意武具 】昇竜抜山刀、降竜蓋世刀

お馴染みブレドランの第四の姿。時期的にはチュパカブラとサイボーグの間の形態。
かつての外道衆の頭目“血祭ドウコク”に瓜二つである(姿を模倣したもの)。
散り際に「ゴセイジャーにシンケンジャーめ、このまま終わってたまるか…終わってたまるかぁぁぁ!!!」と叫んだが、本当に終わらなかった。
本編では見せなかった分身能力で、自身の過去の姿、彗星チュパカブラを実体化させる。
ただし、ゴセイジャーのTV本編ではこの姿や本作の出来事については一切言及されておらず、TV本編の世界線でこの姿に関する設定は存在しない模様*2


外道衆の生き残り。
ブレドランにまんまと騙された、ある意味今作一番の被害者。
自身が出演していた次次回作品であるゴーカイジャーの面々にあっという間に倒された。しかも勘違いで
ちなみにシンケンジャー本編の世界線でどうなったのかは不明だが、ゴーカイジャーの言っていた通り彼等がいなくても遅かれ早かれ誰かにやられる運命だったのだろう。


  • マダコダマ

【 身長 】一の目・212cm 二の目・53.0m
【 体重 】一の目・93kg 二の目・23.3t
【 得意技 】天装術の倍返し

外道衆のアヤカシ。
天装術やモヂカラを無効化させるような能力を持っている。
演じているのは戦隊CMでお馴染みの玄田哲章氏。


  • 外道シンケンレッド
ビービ虫の繭に閉じこめられたシンケンレッドが変貌した姿。
最初からスーパー化しており、烈火大斬刀などの各秘伝ディスクも使える。
9対1でもものともしない凄まじい戦闘力を持つ。


  • ビービ兵ナナシ連中ノサカマタ
両戦隊敵側の戦闘員
いつものやられ役。



【その他】


「映画らしいからな、いつもより派手に行くぜ!!」

両戦隊の預かり知らぬところで戦っていた派手な戦士達。
ゴーカイブルーがナナシ連中の刀を奪い二刀流で戦う、ドンさんのフリーダムな行動など、すでに設定は固まっていた様子。
だが、集団名乗りが若干違う(『ゴーカイジャー』第40話では新規映像に差し替えられ、上記の台詞もわざわざ過去まで来たんだ、いつもより派手に行くぜ!!」に変更され、台詞全体も新録されている)。

「冥土の土産だ、面白れぇもんを見せてやる!」とシタリにトドメを刺す際に
ゴーカイレッドゴーオンレッド
ゴーカイブルーボウケンレッド
ゴーカイイエロー→ゲキレッド
ゴーカイグリーンデカレッド
ゴーカイピンクマジレッド
にそれぞれゴーカイチェンジ。
「まっ、海賊版ってやつ!」

なぜレジェンド大戦前の本作に出てきたというと、元・タイムイエロー「ドモン」の依頼で、タイムレンジャー大いなる力豪獣ドリル」を使って未来からタイムスリップして来たから。
外道衆と戦った理由は、ゴセイジャーとシンケンジャーへの大いなる力の恩返しのためとマトリンティスが破壊するはずだった神社を破壊した犯人と勘違いしたため
つまり、シタリさんは冤罪で倒されてしまったと……。

「どうせ倒される運命だ、誰が倒したって同じだろ」


また、『ゴーカイジャー』の第40話「未来は過去に」は本作の裏側を描いた話になっており、『タイムレンジャー』の後日談と本作の補完と同時にマトリンティスなどのこの後のゴセイジャーやゴーカイジャー45話にも繋がる完成度の高いストーリーとなっている。
ちなみに本作にが登場しなかったのは、マーベラス達と別行動を取っていたからという理由付けがなされた。


【主題歌】


  • ガッチャ☆銀幕
ゴセイジャーのエンディング曲ガッチャ☆ゴセイジャーのバリエーション。

前作の侍ファーストラップがゴーオンジャーの歌でシンケンジャーをフィーチャーしていたのに対して、今回はゴセイジャーの歌でゴーカイジャーと歴代VSシリーズをフィーチャーするという好演出を見せた。



追記のバトン繋ぎ修正し続ける戦士

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最終更新:2024年04月22日 18:38

*1 TV本編では生者も死者も渡れない世界とされていた三途の川に何故かブレドランが死ぬことで渡れたり、本編では志葉家の血筋の者しか使えない設定の封印の文字を皆が使えたり等。

*2 ゴセイジャーのepic45でブレドランのこれまでの行動や姿について振り返った際にも、この血祭りのブレドランには一切言及されていないばかりか、「サイボーグのブレドRUNの前はチュパカブラの武レドランだった」とはっきり明言されている