◆ヴリトラモン
英語名 |
BurningGreymon |
世代 |
ハイブリッド体 |
タイプ |
魔竜型 |
属性 |
ヴァリアブル |
必殺技 |
・コロナブラスター 両腕の超兵器“ルードリー・タルパナ”から、太陽の熱線に匹敵するレーザーを放つ技。 |
得意技 |
・フレイムストーム 全身を燃焼させ、翼のはばたきで高熱の竜巻を放つ技。 |
高熱に耐える表皮と炎そのもののような翼を持ち、溶岩の中でも行動可能なファイアーファイター。
活火山研究用のデータから発生したと言われ、測定不可能な未知のエネルギーを内包していると思われる。
その火力は、並の炎であれば自身の一瞬の爆発的な火炎で打ち消すほどという。
戦法は豪快にして、その性格は相手が強大であればあるほど闘志を燃やす。
故に、不利な戦いでも引く事を知らない無謀な一面もある。
名前の由来はインド神話に登場する魔神にして火龍、 ヴリトラ。
また、両腕の トンファー“ルードリー・タルパナ”は20世紀初頭に記された航空技術に関するサンスクリット語の文献『ヴィマニカ・シャストラ』において、
ヴィマーナに搭載されていた光学兵器として紹介されている、らしい。
英語名は“BurningGreymon”。
アグニはそのままだったのにヴリトラはダメなのか…。
とはいえ、その頭部は(玩具の都合で)エンシェントグレイモンと同じく、グレイモンの特徴である三本角を備えてはいる。
◆ガルムモン
英語名 |
KendoGarurumon |
世代 |
ハイブリッド体 |
タイプ |
サイボーグ型 |
属性 |
ヴァリアブル |
必殺技 |
・ソーラレーザー 光のエネルギーを口から吸引し、臨界点と同時に吐き出す技。 |
得意技 |
・スピードスター 超高速で突進し、背部のウィングブレードで敵を寸断する。 |
4足歩行になった、完全に獣なデジモン。
光通信ネット上で発見されたためか、銃弾をかいくぐって敵に接近できるほどの超高速移動が可能。
なお、高速走行の際には脚部のタイヤを展開する。
正義の心の持ち主で、悪を憎む気持ちは人一倍強く、切れ味鋭い爪と牙は悪とみなした者を問答無用で引き裂く。
少しでも邪心のある者には決して従わないが、一度、忠誠を誓うと決して裏切らないという。
背部にはメタルガルルモンよろしく2本のブレードを備えるが、玩具では水平に展開できないのが玉に瑕。
名前の由来は北欧神話に登場する、死者の国ニヴルヘイムの入口を監視する番犬『ガルム』。
なお、公式図鑑では
北欧神話のラグナロクで軍神ティールと共に闘ったガルムの名に恥じぬ正義の心の持ち主
とあるが、北欧神話のガルムはフェンリルと同一視されることもある上、自身の死に際にテュールの喉を噛み切りることで相打ちに持ち込んだという。
英語名は“KendoGarurumon”。
Kendoとは『剣道』の事であろうか…?
とはいえ、白地に青のライン、オオカミの頭部…等々、単体として見ればガルルモンの名を関するのはそこまで違和感はない。
◆シューツモン
英語名 |
Zephyrmon |
世代 |
ハイブリッド体 |
タイプ |
鳥人型 |
属性 |
ヴァリアブル |
必殺技 |
・ギルガメッシュスライサー 手足の爪で大気ごと相手を切り裂く技。 |
得意技 |
・ウィンドオブペイン 空中に飛び上がり髪と翼の羽根を鋭い矢として飛ばす。 |
ほぼ人間の女性に、背中と頭部に羽を生やしただけにも見える、「ビースト」とは何かと問いたくなるようなデジモン。
とはいえ、ヒューマンのフェアリモンに比べれば、手足の先もカギ爪と化しており、動物要素は多い。
一見すると、落ち着いた大人の女性に見え、気怠い仕草を取ることで相手を戸惑わせる。
…が、実際は気まぐれで人を困らせるのが好きな 小悪魔的性格。
戦闘においても自ら率先して手助けすることは少なく、本人の努力が見えないと、あえて苦況に立たせることもある。
とはいえ、戦闘能力が低いわけではなく、その気になれば空中を自在に滑空し猛撃を加える。
また、メソポタミア秘伝の呪文で風を操る力も持つ。
この呪文は占い等に使用することもできるが、そこでも相手に対してわざと不幸な結果を示して驚かせたりもする。
名前の由来は、古代バビロニアにおける風の悪魔の一体『シューツ』。南風を吹かせるという。
英語名は“Zephyrmon”。
ゼファーはギリシャ神話の風の神で、こちらは西風を司るとされる。
◆ブリザーモン
英語名 |
Korikakumon |
世代 |
ハイブリッド体 |
タイプ |
獣型 |
属性 |
ヴァリアブル |
必殺技 |
・アヴァランチステップ 二本のトマホーク、“エジ”と“オジ”を使い、舞うようにして敵を切り刻む技。 |
得意技 |
・グレッチャートルペイド 伸縮自在の髪の毛で相手の動きを封じ、先端の刃で止めを刺す技。 “Glacier Torpedo”は「氷河」「魚雷」を意味する英語。 |
全身を白色の毛に覆われた、熊とも牛とも犬ともつかないような、二足歩行の獣の姿をしたデジモン。
性格は勇猛果敢…というより猪突猛進に近いが、とにかく意欲と功名心に溢れていて野性的。
また、好奇心も強く、目立ちたがりでお調子者の面も持つ。
戦闘の際も信奉する氷雪の神に祈りを捧げるポーズを決めたり、必殺技の名前を叫んだりと何かとユーモラス。
しかし、実際には、敵や地形をしっかりと観察し、戦闘を有利に進めている抜け目の無さも備える戦巧者の面も持つ。
英語名は“ Korikakumon”。
名前の由来は不明だが、氷をかく… カキ氷からの命名か??
◆ボルグモン
英語名 |
MetalKabuterimon |
世代 |
ハイブリッド体 |
タイプ |
サイボーグ型 |
属性 |
ヴァリアブル |
必殺技 |
・アルティメットサンダー 全エネルギーを両腕からまとめて放出する技。 |
・フィールドデストロイヤー 頭部砲塔から超高速の陽電子レーザーを放つ技。 |
ピラミッドの最奥部にあるスカラベの宝物庫……を参考に作成された警備システムから発見されたデジモン。
重装甲の昆虫戦車…というより、強化パーツを身に着けたブリッツモンとしか思えない姿をしている。
融合形態のライノカブテリモンの方がビーストに見えると専らの評判。
用心深く慎重な性格。
自重が重く、(キャタピラのくせに)移動力が低いため、基本的には後方支援担当。
戦闘時にはその堅牢な装甲で忍耐強く仲間の盾になって相手の攻撃を受ける。
だが、臨界点に達するとボディに仕込まれた全砲門で相手の形が無くなるまで強烈な徹底攻撃をする。
また、遠距離専門ということはなく、近接戦においてもその多彩な武装で敵を破壊する。
名前の由来は、『硬い 稲妻』という意味を持つアイルランド語由来の魔剣『 カラドボルグ』であろうか?
さすがにカブトムシだからって、 カブトボーグとは無関係だと信じたい。
英語での名前はまさかの“MetalKabuterimon”。
◆カイザーレオモン
英語名 |
JagerLoweemon |
世代 |
ハイブリッド体 |
タイプ |
サイボーグ型 |
属性 |
ヴァリアブル |
必殺技 |
・シュヴァルツ・ケーニッヒ 全身に纏った黒のオーラで敵を撃砕する技。 |
得意技 |
・シュヴァルツ・ドンナー 黒色の気弾を放つ。 |
レーベモン同様、“闇のスピリット”が呪いから解き放たれた真の姿。
“漆黒の獅子”とも呼ばれている。
ボディは漆黒に輝く「オブシダンデジゾイド」と呼ばれる特殊な クロンデジゾイド合金の装甲、通称“斬撃の鎧鋼”で覆われている。
防御能力が高いだけでなく、装甲自体が鋭利さを持っているため、彼が駆け抜けた後は一陣の黒い風と共に全てが切り裂かれると言われている。
対となる光のビースト「ガルムモン」とは、体色と獅子↔狼という点で対になっており、四足歩行という共通点がある。
ただ、こちらは中二病 ドイツ語から逃れられておらず、必殺技はそれぞれ
- “Schwarz”…「黒」
- “König”…「王」
- “Donner”…「雷」
の意味を持つ。
英語名にも“ Jager”のドイツ語が使用されている。
意味は「狩人・猟兵」。 獲物を屠る《狩人》!のそれである。
更にどうでもいい余談だが、“Jager”は「ジャガー」とルビが充てられることもあるが、動物のジャガーは“Jaguar”なので、
レオモン(ライオン)なのにジャガーという奇妙な事態は避けられている。
◆ベルグモン
英語名 |
Velgrmon |
世代 |
ハイブリッド体 |
タイプ |
巨鳥型 |
属性 |
ヴァリアブル |
必殺技 |
・ゾーンデリーター 最大パワーの羽ばたきで、空間ごと敵を異空間に消し飛ばす技。 |
得意技 |
・マスターオブダークネス 敵の性質を闇に変えて自分の思うままに操る。 |
超巨大な怪鳥の姿をしており、その姿や性質から「死者を飲み込むもの」とも呼ばれているデジモン。
三つの頭部(通常の頭部と両肩の頭の意匠)と七つの目玉を持つ禍々しい姿をしている。
スライドエボリューションの際には、ダスクモンが細かな粒子へと変化し、それが大量の黒い霧となって覆った空から飛来する。
ただ、プライドの高いダスクモンは醜悪で理性的ではないこの姿に変わることを嫌っており、よほどのことが無い限り変身しないという。
主戦武器は敵を盲目にする性質のある爪と、金属も噛み砕く牙を備える。
上述のボルグモンと混同しないように注意。
モチーフは恐らく、北欧神話に登場する鷲の姿をした巨人『フレスベルグ』。
対となる光のビースト「ガルムモン」とは、北欧神話という点で繋がりがある。
ドイツ語を捨てたという点でも同じである
◆ギガスモン
英語名 |
Gigasmon |
世代 |
ハイブリッド体 |
タイプ |
鉱物型 |
属性 |
ヴァリアブル |
必殺技 |
・アースクェイク 大ジャンプ後に強烈な勢いで地面を叩きあげる技。 |
得意技 |
・ハリケーンボンバー 両腕を広げ高速回転でダブルラリアットを繰り出す。
半径85センチがこの手の届く距離… |
地面の土や、大気中の成分を凝固させて実体化する土の巨人。
その実体化の瞬間に高熱で焼きが入ることで、その表皮はセラミックを越える超硬度に変化する。
性格・思考はグロットモンに順じて尊大。基本的に相手をなめている。
グロットモンとは鼻がデカいという共通点もある。
ただ、巨体になったことで、さらに自信過剰になり、戦法も乱暴極まりない。
その上、戦闘は退屈なものと思っていて、戦闘中よくあくびをしてしまうとか…。
“Gigas”とは、ギリシャ神話に出てくる巨人族の事。
ただ、複数形の「ギガンテス」の方が名前としてはメジャーであろうか。
◆ペタルドラモン
英語名 |
Petaldramon |
世代 |
ハイブリッド体 |
タイプ |
植物型 |
属性 |
ヴァリアブル |
必殺技 |
・サウザンドスパイク 地面に這わせた無数の根を一気に地上に飛び出させて一帯の敵を串刺しにする技。 |
得意技 |
・リーフサイクロン 頭の回りの葉を回転させて発射する技。 |
表面が植物で構成された巨大なトカゲのような姿のデジモン。
スライドエボリューションの際には、アルボルモンの表面から無数の芽が出て急激に成長してこの姿に変わる。
“無表情で何を考えているか分からない”というところはアルボルモンと同じ。
だが、食料を必要としなかったアルボルモンとは正反対に、こちらは旺盛な食欲の持ち主。
口を開くとツタに似た舌が出てきて、何でも飲み込んでしまう。
そして、獲物を飲み込むと背中の枝が成長し、その瞬間だけ不気味な笑みを浮かべるという。
基本的な攻撃手段は枝と尻尾のムチ。
また、表皮にあたるコケから眠りを誘う胞子を振り撒くという搦め手も駆使する。
“Petal”とは英語で「花弁」の意味。
◆カルマーラモン
英語名 |
Calmaramon |
世代 |
ハイブリッド体 |
タイプ |
水棲型 |
属性 |
ヴァリアブル |
必殺技 |
・ネーロコルソ 口から溶解性の墨を吹きつける技。 |
得意技 |
・タイタニックチャージ 胴部を硬化させドリルのように回転させて敵にぶつかる。 |
半人半獣…というより、逆さになったイカの口に人間の女性が足から突き刺さったようなビジュアルをしたデジモン。
メインの攻撃手段はその触手で、高速回転させて敵を攻撃することが可能。
また、収束させて壁とすることで本体をガードするなど、守備にもに使用される。
見たとおり、脚はないため水中(あるいは空中)での行動を得意とするが、その十本の触手を器用に操り巨大なヤドカリのように移動することで陸上でも対応は可能。
触手での攻防で勝負がつかないとなると、本体を胴に収納し、 巨大イカそのものの姿となる。
なお、胴部の弾力性は触手に勝り、この状態では物理攻撃は無効化されると考えてよい。
名前の“ Calmara”は「落ち着いてください」というような意味を持ったスペイン語。
“ Nero”、“ Corso”はそれぞれイタリア語で「黒」、「流れ」を意味するイタリア語。
ネーロに関しては リゾット・ネーロや、 スパゲッティ・ネーロ等、食べ物に使用される場合は「イカ墨」を意味する。
◆セフィロトモン
英語名 |
Sephirothmon |
世代 |
ハイブリッド体 |
タイプ |
突然変異型 |
属性 |
ヴァリアブル |
必殺技 |
・ランブルブレンドナンバー(1~10) 各球体をシャッフルし、ランダムで頭頂部の位置に止まった球体から十闘士と同じ属性の攻撃をする技。 |
もはや、ビーストとも呼べない10個の球体が連結したような異形のデジモン。
モチーフはカバラにおける『セフィロトの樹(生命の樹)』。
旧劇場版のエヴァとかでも出てきたあれである。
その10個の球体は各々十闘士と同じ属性を持ち、同属性の攻撃をしたり、逆に同属性の攻撃を吸収することができる。
中央に位置する球体には《光の紋章》のようなマークが、口がある最上段にはクルモンの頭部にあるのと同じようなマーク(ケティルマーク)が刻まれている。
が、各々のデジモンとの関連は不明。
感情が一切排除された機械のような思考の持ち主。
だた、その不気味な口からは、敵の攻撃が外れた際や自分の攻撃が当たった際に、嘲る様な低音の気持ちの悪い笑い声があがる。
計算能力も高く、敵を瞬時に分析して的確に相手の弱点を突く。
が、計算外の行動を取られると非常に脆いという弱点も備える。
なお、フロンティアの海外展開時点では英語名が“Sakkakumon”であったが、現在は“Sephirothmon”となっている様子。
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