シリウス・ブラック

登録日:2009/07/18 Sat 23:05:29
更新日:2024/02/01 Thu 14:19:09
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みんな大好き アズカバンの囚人 イケオジ イケメン グリフィンドール ゲイリー・オールドマン シリウス シリウス・ブラック スナッフルズ ナイスミドル ネズミ男に全てを狂わされた漢 ネタバレ項目 ハリー・ポッター ハンサム パッドフット マダオ マローダ-ズ 一長一短 不死鳥の騎士団 不遇 仲間思い 傲慢 公式モテ男 冤罪 動物に変身する人間 動物もどき 危険の無い人生などつまらん 友達思い 名付け親 向こう見ず 壮絶すぎる人生 後見人 忍びの地図 悪戯仕掛け人 悪戯好き 愛されキャラ 濡れ衣 無茶 無鉄砲 純血 美形 脱獄 良くも悪くも子供っぽい大人 見た目と頭脳は大人、精神は子供 辻親八 長男 高貴なるブラックの血脈 魔法使い



演:ゲイリー・オールドマン
吹き替え:辻親八

真っ昼間にたった一つの魔法で通りを吹き飛ばし、マグルを含め13人を一度に殺害した殺人鬼。
その罪でアズカバンに投獄され、最重要監視下に置かれていた。
闇の陣営の中でもヴォルデモート卿に次いでNo.2の地位にいたらしい。

純血魔法族の中でも最高峰の名家“ブラック”家の嫡子。魔法族血縁関係の中心におり、マグル生まれを除けばほぼ全ての魔法使いと親戚関係にある。
もちろんホグワーツ魔法魔術学校のOB。

ハリー・ポッターの父ジェームズ・ポッターとは無二の親友であり、結婚式では花婿付き添い人を務め、息子ハリーの後見人を引き受けている。
また同期のリーマス・ルーピンピーター・ペティグリューとも親しく、この四人は常に一緒だった。

ポッター家がヴォルデモートの手から逃れる際、“忠誠の呪文”による“秘密の守人”になるよう要請され、受諾。
しかし、親友を裏切って彼らの居場所を密告したとされる。

上記の大量殺人事件は、このポッター家殺害&ヴォルデモート失墜後に発生。
かつての友ピーター・ペティグリューに追い詰められ、通りごと彼を消し飛ばした。
ピーターの亡骸は指一本だったとか。


3巻にて歴史上初めてアズカバンの脱獄に成功。かつての目的を果たすため、ホグワーツを目指す。



以下、ネタバレ




















「史上で最も邪悪な魔法使いに抗って、なにが得られたかって?」
「それは罪もない人々の命だ、ピーター!」


実は、ポッター家の居場所をヴォルデモートに密告したのはピーター・ペティグリューである。
当初はダンブルドアが“秘密の守人”に立候補したのだがシリウスがこれに反対。
更にはダンブルドアには秘密で夫妻に“守人”をピーターに変えるよう提案し、そのままピーターが“守人”となった。
ピーターの性格上自ら立候補するとは考え難く、彼らの力関係からするとシリウスとジェームズがピーターに押し付けたと考えるのが自然か。
これは自分こそが守人である、とヴォルデモート側に思わせる囮作戦だった。しかし、そのピーターが最初から寝返っていたために作戦は大失敗。夫妻は殺されてしまう。
なお、『秘密の守人』はダンブルドアの発案だが、『守人』の変更を彼にも秘密にしていたのは、ダンブルドアの周囲で情報が漏れていたからである。

ちなみに彼を『守人』にした理由については三巻で『ピーターのような臆病で無能な人間を利用しようなど誰も思わない』という酷いもの。
ただしこの発言が出たのは「ピーターが友人たちを裏切って一家を破滅させ、さらに通りすがりの無関係な人たちも大量殺戮した上、十数年も罪から逃れてのうのうと肥満できるほどの生活をしていたこと」を知ったあとの、激怒した状態での発言であり、発案当時はそこまで考えていなかったと思われる。
もっともピーターは10年以上死喰い人から狙われることを恐れ、人としてではなくペットとして隠れ続けるという生活だったのだが。

実際にはピーターへの信頼*1に加えて、いざとなればピーターは小さなネズミに化けて逃げられるから、そして何よりヴォルデモートの狙いをジェームズやピーターではなくシリウス自身に向けられるから(この部分は作中でも明言)、というところだろう。

実際のところ、ヴォルデモートもネズミに化けたピーターは探せないと思われる*2ので、たとえ「押しつけられた危険」であっても、ピーターが外国でネズミに化けて潜伏するという手はあった。
もっとも『悪戯仕掛け人』であるピーターは優先して狙われる可能性が高いが。
すでに内通していたピーターは友人たちを裏切り、情報を売ってポッター家を破滅させた。

これを知ったシリウスは独自にピーターを追い詰めるが、ピーターはとっさに「シリウスがジェームズ夫妻を裏切った」と叫んだ*3上で、突然道路を爆破。たまたま近くにいたマグル十三人を殺害、その他多くを負傷させながら、指一本を残して死んだかに見せた。
あとに残ったのは粉砕された殺戮現場と、虚脱したように高笑いするシリウスだけだった。
シリウスはペティグリューが間違って自分を殺したと勘違いしてそれを笑っていた可能性がある。
周辺の状態や目撃者の証言、そしておそらくブラック家のシリウスの血筋に裏切り者の疑惑があったことから、世間は「シリウスがジェームズ夫妻を裏切り、負ってきたピーターも返り討ちにした」と誤認し、逮捕したのである。

本来の性格は非常に友達想いで、「友を裏切るくらいなら死んだ方がましだ!」と断言する程。
また大胆不敵で、誰もが(部下でさえ)その名を口にすることさえ憚る「ヴォルデモート卿」の名を平然と呼び捨てで呼ぶ数少ない人物の一人。*4
「ヴォルデモートに逆らって何が得られる」と嘆くピーターに返した「罪もない人々の命だ!」というセリフは非常に印象深い。
このセリフのようにマグルのことも人間扱いしており、獄中でたまたまファッジ大臣と会った際には「その新聞を読み終わったのならくれないか、クロスワードパズルが懐かしい」と、魔法関連とは違うところに興味を持っていた。
もしピーターが危機に陥り、助けを求めてきたのなら、シリウスは彼のために自分の命をかけたとも言っている。
しかしこれは家族とは絶縁し恋人もおらず、守るべきものが『友人』しかないシリウスだからこそである。
普通に魔法界に家族がいる者にまで同等の覚悟を求めるのは独善に過ぎるとも言える。

戦いとなれば勇猛果敢で、三巻では狼男に変身・暴走してしまったルーピンに対して、ハリーたちを守るため、杖もなく体調も悪いのに犬に変身して格闘戦を挑んだ。

一方で友人であるリーマスを人狼であるという理由からか(あるいは服従の呪文を受けたと思っていたか)スパイではないかと疑ってもいた。
リーマスが本当の“守人”について知らなかったのはこのためである。
ピーターに対して「友を裏切るくらいなら死ぬべきだった」と後に口にする人物としてはあんまりである。
ただ、同じようにダンブルドアもシリウスを疑っていたらしい。彼が「自分が守人になろう」と自薦したのも、シリウスに疑念があったからだとマクゴナガルは推察している。
当時の死喰い人の勢力は、ダンブルドア陣営の中枢部さえ疑心暗鬼に取り込むほど凄まじかったのだ。

ハリーのことは実の息子のように可愛がっており、全ての戦いが終わって疑いが晴れた後は、一緒に暮らそうと約束している。
だがハリーにかつての友の影を見ていると指摘もされている。
事実、映画版ではハリーのことを思わず「ジェームズ」と言ってしまうという失態の一幕も。



黒髪で瞳の色は灰色。作中屈指の超絶美男子。故に学生時代はモテていた様子だが、当人が友情優先だったせいか終ぞ浮いた話は出ていない。
あと母親や従姉妹といった身近な女性がものすごい感じなので、女性不信の気があったのかも。
収監後は窶れてしまったが、脱獄後は幾分か持ち直した。

魔法の腕は作中上位クラス。学生時代は首席のジェームズと並んでトップクラスの成績を修めていた。
非合法であるが、変身術の最高峰“動物もどき(アニメーガス)”でもある。変身する動物は犬。
ただし“動物もどき(アニメーガス)”でありながら魔法省に報告を行わないのは普通に犯罪行為である。

だが優等生である反面、ジェームズ、ピーター、ルーピンと共に当時の悪戯少年達の頂点に君臨していた。
“忍びの地図”の作成者の一人“パッドフット”は彼のことである。
その悪童加減はジェームズとセットでミネルバ・マクゴナガルをぼやかせたほど。
ちなみにルビウス・ハグリッド曰く「ウィーズリーの双子なら互角」とのこと。

しかも、自分が敵と認識した人物に対して過度の嫌悪感やジェームズですら看過できないほどの凄まじい攻撃性を見せるなど性格は一長一短が異常に激しい

事実、敵対していたセブルス・スネイプを死地に放り込もうとしたことがあり、それがきっかけでただでさえ悪かった仲が更に険悪になった。
ちなみに、この時はジェームズがスネイプを救出したことで事なきを得ている。
また、この事件はスネイプがルーピンの秘密(人狼)を探っていたのが原因。
当時、人狼は徹底的に差別されており(今も根強い差別がある)本来なら入学すら不可能だったのをダンブルドアの計らいで在学できていたので、
もしスネイプが彼らを出し抜いたうえで秘密を知れば、ルーピンは間違いなく破滅していただろう*5
実際、後にスネイプの暴露によって保護者から糾弾された彼は職を失ってしまい、生活に困窮することとなる。
彼がスネイプを間接的に殺しかけたのはそういった事情が大きかったのだ。

とはいえ、自分の友人を利用して、嫌いな相手を殺させようとするのはあまりにも下種な行為である。
それに、変身が終わった後、我に返ったリーマスが「人間を殺していた」と自覚した場合、どうケアするつもりだったのか不明。
リーマスは「こいつは殺して問題ない奴だった」と開き直れる性格ではないし、何より自分が狼人間ということに強いコンプレックスがあるので、下手をすると精神を病んでいたかもしれない。
加えてリーマスが教師として在籍していた時期に、彼に人狼化への鎮静薬を処方していたのは疎んでいたスネイプだった(もちろん、数十年先のことを読めというのも無理だが。当時はその鎮静薬は発明されていなかったらしいし)。

弟レギュラスとも軋轢があり、彼がヴォルデモートへの(クリーチャーを実験台にしたことに対する)報復を済ませた直後に、
兄を含む身内全員を守るため覚悟の自害に至った際も、覚悟の内容故に真相を知ることができなかったため「愚かな弟」と唾棄し、全く悲しまなかった。
もっとも弟はブラック家の純血思想にどっぷり浸かっており(屋敷しもべ妖精に優しいなど特異な面はあるが)、シリウスが嫌う死喰い人になっていたので仕方が無いが……。
もしも真相を知っていたら、どんな反応を見せていたのだろうか……?


危険と戦う日常に憧れる、刹那主義的な一面もあった模様。


なお、当時の自分とジェームズの性格に関して「傲慢で嫌なガキ」と評するなど、
自分なりの自省の意思を見せていたせいか読者からはそこまで嫌われていない(ただしハリーの指摘に対して認めただけで、行動で償いを試みたことは一度もなかった)
むしろ読者人気はかなり高い方であり、成人キャラではスネイプに次ぐ支持を得ている。


代々スリザリン出身のブラック家史上唯一のグリフィンドール生である。

純血至上主義が先鋭を極めた家風に馴染めず、部屋にはマグルの水着グラビアやオートバイのポスター、
家族とは違うという意味を込めてグリフィンドールのバナーなどを堂々と飾っていた。
当たり前だが身内との仲は最悪(特に従姉の1人であるベラトリックス・レストレンジに対しては「絶対に家族ではない」と断言したほど)であり、
仲が良かったのは叔父アルファードとベラトリックスの妹のアンドロメダの2人のみ、という体たらくだったのでその辺は推して知るべし。

反抗を繰り返し、我慢の限界もあって16歳の時に家出。この時に家系図から名前を抹消されてしまった。
家出後はジェームズの家に転がり込み、17歳の時にアルファードの援助で一人暮らしを始めている

またブラック家に仕え、その思想に凝り固まっていた屋敷しもべ妖精のクリーチャーにも嫌われている。
シリウスもまた、ブラック家での少年時代を思い起こさせる上にハリー達を罵倒するクリーチャーに嫌悪感を抱いてとにかく雑に扱っていた。
(母:ヴァルブルガの肖像画が延々と恨み事を叫び続けるブラック家に閉じ込められていたストレスもあったろう。
ちなみに言われっぱなしなシリウスではなく、件の肖像画とは幾度となく罵倒合戦を繰り広げていた)
しかしクリーチャーに対する冷たい態度が災いし、シリウスは命を落とすことになってしまう。

上記のように家族関係は最悪の一言であるのだが、敵対する相手への容赦のなさなど、ブラック家の面影をうかがわせる点はある。
もっとも身近な家族ともっとも対立している環境で生まれ育てば、性格が険しくなるのも無理はないことだが*6

ただ、高祖父であるフィニアス・ナイジェラス(の肖像画)は息子や幼くして夭逝した兄と同名なせいか、
嫌われていたにも拘らず「ロクでもない曾々孫」呼ばわりしつつも曾孫夫婦とは違ってシリウスに対する愛情は持っていた。


以下、各巻の活躍


1巻『賢者の石』
名前だけ登場。赤子のハリーを運ぶことになったルビウス・ハグリッドに“空飛ぶオートバイ”を貸し与えた。


3巻『アズカバンの囚人』
本編初登場。
2巻終了後、たまたまアズカバンを訪れた魔法大臣コーネリウス・ファッジから読み終わった日刊予言者新聞を譲ってもらった。
本人はクロスワードパズルを懐かしんでという軽い気持ちだったのだが、そこに映っていたのは魔法界の名門ウィーズリー家に紛れ込んでいる、ネズミ姿のピーターだった。
ヴォルデモートが復活すればすぐにでもハリーを殺せる立場にある、と知ったシリウスは急に目的意識や執念を抱き、吸魂鬼の影響を突破するだけの気力を得る。
鉄格子を抜けられるほど痩せ細っていたこともあり、アニメーガス変身を利用してアズカバンから脱獄し、ピーターを殺すためにかつての母校で勝手知ったるホグワーツ魔法魔術学校に侵入する。
しかし全国に指名手配されていたことから警戒網は厳しく、幸いハーマイオニー・グレンジャーの飼い猫クルックシャンクスの助力を得られるも、ピーター暗殺は難航。
なんとかハリー達の誤解を解くことに成功するがとうとうピーターには逃げられてしまい、自分は魔法省に捕まって“吸魂鬼のキス”を受けることになる。
が、ハリーとハーマイオニーに救出され、バックビークと共に逃走。その後は逃亡先からふくろう便を介して自身の無事をハリー達に伝え、
配達に行かせたマメフクロウ(ピッグウィジョン)を「ネズミがいなくなってしまったお詫び」としてロンにプレゼントした。


4巻『炎のゴブレット』
様々な場所を旅していたが、ダンブルドアから提供されたホグズミードの隠れ家に落ち着く。ハリーにアドバイスと警告を発した。


5巻『不死鳥の騎士団』
不死鳥の騎士団”の本部として、実家“グリモールド・プレイス12番地”の屋敷を提供。
自由に動けない身の上のため、ここで事実上の軟禁生活を送ることになる。
しかしこの屋敷は環境が最悪で、かつての栄華を連想させる母の肖像画やしもべ妖精クリーチャーの存在もあり、シリウスの精神は日に日に追い込まれていった。
犬を散歩させないとか虐待である

終盤、策略に嵌ったハリー達を救うため、神秘部の戦いに参戦。
数々の死喰い人を退けるも、従姉:ベラトリックスの呪文*7で死の世界に続くアーチへと放り込まれ、闇の彼方に逝ってしまった……。

フィニアスの肖像画は彼の死を知った際、ブラック邸に戻って必死になって彼を探したほどのショックを受けている。

彼の死を以て、ブラック家は滅亡した。

映画でもこの時の格好良さは異常。
「私の息子に近づくな」
ドゥクシッ!!←父フォイが殴られた音


なお、本巻で「両面鏡」というテレビ電話のような道具をハリーに渡しているが、ハリーがシリウスの死後までその包みを開かなかったため、シリウス生存中に使われる事は無かった。
もしも使用していたなら……シリウスと即座に連絡を取ることになるため、ヴォルデモートの策略に嵌る事も無く、シリウスが死ぬ事も無かった可能性があった。


6巻『謎のプリンス』
名前だけ登場。
ハリーに屋敷を含む全財産(この中にはクリーチャーも含まれる)を遺産として遺していた。
後にクリーチャーはレギュラスの遺品をハリーから受け取ったことで180°態度を改め、ハリーの忠臣となる。


7巻『死の秘宝』
終盤、“蘇りの石”によって霊魂として登場。死へと向かうハリーと言葉を交わす。

また、序盤の“七人のポッター作戦”では“空飛ぶオートバイ”が再登場。アーサーの手により、ロマン溢れる改造が施されていた。




後年、ハリーは自分の長男に父2人の名を取って『ジェームズ・シリウス』と名付けている。

性格は学生時代の彼らそのもの。
弟『アルバス・セブルス』をからかってジニーに怒られていた。
将来が楽しみである。
そしてちょっとKYである(この辺は伯父のロンに似ている)。





追記・修正が終わったら、私たちは本当の家族になれる。

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最終更新:2024年02月01日 14:19

*1 「アズカバン入獄中、他の死喰い人のうわごとからピーターに関する者を含む多くの情報を得た」と語っている。ピーターがポッター家破滅の一年も前からスパイだったこともこの時知ったと思われる。

*2 彼がネズミに化けられること自体は(開心術などで)知っていたと思われるが、第一巻でヴォルデモートがホグワーツに侵入した際にピーターを恫喝などしていない。四巻では「(衰えた自分では)逃げられたら追えなくなる」とも言っている。ついでに三巻のルーピン曰く「ネズミをピーターか否か見極めるのはよく知った自分でも無理だと思う」とのこと。

*3 事件に巻き込まれたマグルの証言では「リリーとジェームズが! シリウス! よくもそんなことを!」となっていたが、事件の恐慌で情報が混線したと思われる。恐らく後半の「よくもそんなことを」と叫んだのはシリウス。

*4 他はダンブルドア・ハリー・ルーピンぐらいである。

*5 後のことだが、スネイプは偶然手に入れた予言の情報をすぐヴォルデモートに打ち明けている。ルーピンの立場に配慮して沈黙するような性格ではない。

*6 ハリーはシリウスやジェームズよりも穏やかな性格であるが、一方でダーズリー家への恨みもそれなりにあったらしく、二巻で「憎まないでいられるものか」と吐き捨てたことがある。しかしシリウスの生育環境はダーズリー家さえ上回る過酷さである。歪むのも無理はないというか、ベラトリックスのようになるのが理想の家庭で、本編のような性格に育った彼はすでに『歪んでいた』のである。

*7 原作ではどのような呪いだったかは不明だが、映画版では「死の呪い」になっている。