優先権と干渉


総合ルール

1.12.1 優先権とは、あるプレイヤーがカードのプレイや効果の使用など優先権を必要とする行動を行う権利のことである。
1.12.2











優先権を必要とする行動には以下のものがある。
.a ノードのセット
.b カードのプレイ
.c 起動効果の使用
.d 一部の自動効果の使用
補足 他のカードの効果によらず、してもよい、と任意で適用できる自動効果のこと。
具体的にはNo.277 無縁塚などの(自動β)である。
.e 攻撃
.f 防御
1.12.3 優先権を必要とする行動を行った場合、その行動に伴う処理の後、
優先権がターン進行順の次のプレイヤーに移る場合と、再びその優先権を行使したプレイヤーに優先権が戻る場合がある。
補足 次のプレイヤーに移る場合とは上の項目の.b.c.e.fである。
優先権を行使したプレイヤーに戻る場合とは上の項目の.a.dである。
1.12.4 優先権を持っているプレイヤーは、それを放棄することができる。
放棄した場合、優先権はターン進行順の次のプレイヤーに移る。
1.12.5 干渉とは、あるプレイヤーの優先権の行使に対して、優先権を行使して割り込むことや、その一連の処理のことである。
1.12.6




干渉が開始されていない時に以下の行動で優先権を行使すると、干渉が開始される。
.a カードのプレイ
.b 起動効果の使用
.c 攻撃
1.12.7 カードの効果により攻撃が発生した場合、新たな干渉が開始され、優先権が攻撃を受けるプレイヤーに移る。
1.12.8







干渉の解決は以下の手順で行う。
.a 最後にプレイされたあるいは使用された効果から逆順に解決する。
.b 攻撃から始まる干渉の場合は戦闘の解決を行う。別項「6.2 戦闘」を参照。
.c 干渉の間が条件の効果の適用を終了する。
.d 干渉終了時がタイミングの効果を解決する。
.e 干渉を終了し、ターンプレイヤーが優先権を得る。
1.12.9



全てのプレイヤーが連続して優先権を放棄した場合、以下のように処理する。
.a 干渉が開始されている場合、その干渉の解決を開始する。
.b 干渉が開始されていない場合、現在のフェイズを終了する。
1.12.10 干渉の途中で、干渉に関わった効果が無効になった場合でも、その干渉は継続し、他の効果は全て解決される。
1.12.11 干渉の解決中、及びターンやフェイズの移行中はいずれのプレイヤーも優先権を持たない。

補足

ノードのセットや全ての自動効果に干渉することは出来ない。
各フェイズの開始時の処理や干渉が終了した後に最初に優先権を得るのはターンプレイヤーである。(ターンとフェイズ
攻撃から始まる干渉は、戦闘の解決まで含めて1つの干渉である。


例えば...

ターンプレイヤーがNo.493 秋 静葉をプレイした後にNo.594 秋符「フォーリンブラスト」をプレイする場合。
0. 秋 静葉のプレイに対して干渉せず、お互いに優先権を放棄
1. 干渉が開始されている(秋 静葉がプレイされたことにより開始されている)ので干渉の解決を開始する。
2. 秋 静葉を解決する。秋 静葉がキャラクターとしてスリープ状態で場に出る。
3. 秋 静葉のプレイされて場に出た場合の(自動β)が適用される。
4. 干渉終了時の処理をした後にターンプレイヤーが優先権を得る。
5. ターンプレイヤーが優先権を行使して秋符「フォーリンブラスト」をプレイする。
6. ターンプレイヤーが優先権を行使してカードをプレイしたので優先権が非ターンプレイヤーに移る。
となります(分かりやすくするためにルール上影響の無い程度に簡略化しています)
1-5の間、非ターンプレイヤーは1度も優先権を持ちませんから一切干渉することはできません。



ノードのセット、及び一部の自動効果の使用(No.277 無縁塚などの(自動β))では優先権が移りませんが、
この2つの行動についても少しだけ追記しておきます。
ノードのセット
1.8.2






ノードのセット(以降、ノードセットとする)の宣言は、以下の条件を満たしているターンプレイヤーが行うことが出来る。
.a メインフェイズであり、優先権を持っている。
.b 干渉が開始されていない。
.c このターン中にノードセットが解決されていない。
.d ノードにセットするカードを手札から抜き出すことが出来る。
1.8.3



ノードセットは以下の手順で行う。この手順を「直接ノードをセットすること」という場合がある。
.a ノードセットを行うことを宣言する。
.b ノードにセットするカードを手札から抜き出し、裏向きでノードエリアにアクティブ状態でセットする。優先権は移らない。
IR-1.12.2.d 一部の自動効果の使用
7.4.4 他のカードの効果によらず、してもよい、と任意で適用できる自動効果は、
そのタイミングで優先権を持っており、干渉が発生していない場合にのみ適用することが出来る。
この場合、優先権は移らず、優先権を行使したプレイヤーは効果の適用後に再び優先権を得る。
No.277 無縁塚No.1156 豊聡耳 神子の(自動β)
No.613 錬丹「水銀の海」の「(自動γ)あなたの場に「八意 永琳」がいない場合~」
No.690 永江 衣玖の(自動β)などがある。

最終更新:2013年03月06日 19:14