5.3 | 「プレイしたものとして(カードの効果を)解決する」という効果 | |
5.3.1 | この効果が適用された場合、実際にはプレイしていないが、そのカードはプレイされたカードとして扱い、効果を解決する。 | |
.a | この効果によって条件、または、制限が指示されている場合、それを満たしていなければ解決に失敗する。 | |
.b | 解決されるカードにカードの種類ごとのタイミング以外のテキストや効果によるプレイする条件、または、制限がある場合、 この効果がプレイまたは使用された時点で、それらを満たしていなかった場合、この効果の解決時に効果の解決に失敗する。 | |
.c | 解決されるカードのコストは支払うことができない。支払ったコストが参照される場合は0である。 | |
補足 | コストがXであるカードをプレイしたものとして解決した場合、そのXは0である。 | |
.d | 適切な目標を指定出来ない場合は、この効果の解決に失敗する。 | |
.e | タイミングが正しくないカードはプレイできないという指示がある場合、 この効果がプレイまたは使用された時点で、カードの種類ごとのタイミングを満たしていなかった場合、 この効果の解決時に効果の解決に失敗する。 | |
5.3.2 | この効果の解決は以下の手順に従う。この手順のd項までを処理している間はいかなる効果、処理も適用されない。 それぞれの処理において解決されるべき効果、処理が発生した場合、d項を終了した後、条件を満たした順に解決する。 この手順は効果を発生させたプレイヤー、または、効果で指定されたプレイヤーが処理する。 | |
.a | 解決されるカードをプレイエリアに表向きで置く。 | |
.b | 解決されるカードが複数の効果を持つ場合、どの効果を解決するかを選択する。 | |
.c | 目標の指定が必要な場合、適切な目標を指定する。 | |
.d | 宣言を求められる場合、その宣言を行う。 | |
.e | カードがプレイエリアにある場合、そのカードの効果を解決する。 | |
.f | 前項が適切に解決されていた場合、プレイされたカードの効果が解決された場合がタイミングの効果を解決する。 この時、プレイされたカードの効果が解決された場合がタイミングである「自動γ」も解決する。 | |
.g | 解決したカードがプレイエリアに置かれたままの場合、そのカードを冥界の一番上に置く。 | |
5.3.3 | 解決されるカードの効果の解決まで適切に解決した場合、この効果の解決に成功したものとして扱う。 | |
5.3.4 | この効果で解決されるカードの効果の発生源は、解決されるカードである。 | |
5.3.5 | 解決されるカードが裏向きのカードの場合や、テキストが変更されている場合でも、プレイエリアに置かれた時点で全ての情報を失い、本来のテキストを持つカードとして解決される。 但し、プレイエリアに置かれている状態でも有効な変更を受けている場合はこの限りではない。 |
「プレイしたものとして解決する」場合、「プレイされて場に出た場合」や「プレイされた場合」の効果も解決される。 |
プレイした、と扱われるため(奇襲や人形を持たない)キャラクターカードをプレイしたものとして解決したターンは (奇襲や人形を持たない)キャラクターカードをプレイできない。 世界呪符などでも同様である。 (参考:QA-108.、QA-218.) |
タイミングが正しくないカードはプレイできない。とは |
キャラクターカード・スペルカード・コマンドカードのカードの種類ごとのプレイする条件を満たしていなければならない。ということである。 カードの種類ごとの条件は右記のリンク(キャラクターカード 5.4.1.a-e・スペルカード 5.5.1.a-d・コマンドカード 5.6.1.a) (参考:QA-355.) |
5.3.1.b にある解決されるカードにタイミング以外のプレイする条件、または、制限がある場合とは? |
【ターン1枚制限】【自分ターン制限】【相手ターン制限】「〔このカード〕は~のみプレイ出来る」「〔あなた〕はスペルカードをプレイ出来ない」のようなカードテキストのこと また、QA-394.のとおりコストがハイフンであるカードは解決できないし、プレイが解決される場合の連結の効果は解決される。 (参考:QA-337.、QA-394.、QA-060.) |
5.3.1.b について(その2) |
キャラクターカード・スペルカード・コマンドカードのカードの種類ごとのプレイする条件(カードのタイミング)については 何も書かれていないため、その条件を無視することができる。 具体的には(奇襲や人形を持たない)キャラクターカードをプレイし解決したターンであっても (奇襲や人形を持たない)キャラクターカードをプレイしたものとして解決することができる。 【世界呪符】を持つカードについては、世界呪符の本来のテキストにプレイを制限する旨が書かれているため2枚目以降をプレイしたものとして解決することはできない。 |
QA-108. | Q.「プレイしたものとして解決する」場合、「プレイされて解決される場合」が条件の効果は適用されますか? |
A.はい、適用できます。 |
QA-110. | Q.No.364 想起「テリブルスーヴニール」で目標を指定するスペルカードを目標とする場合、 そのスペルカードの目標はいつ指定しますか? | |
A.No.364 想起「テリブルスーヴニール」の解決時に指定します。 これは「プレイしたものとして解決する」という効果が発生するのは No.364 想起「テリブルスーヴニール」の解決時であり、それまでは目標のスペルカードは何ら効果を持たないためです。 正確には手順 5.3.2.c で指定する。 |
QA-337. | Q.「プレイしたものとして解決する」効果で、使用出来るターンや枚数、条件などの制限があるカードは、 その制限を無視できますか? |
A.いいえ、出来ません。 |
QA-346. | Q.裏向きのカードに対して「プレイしたものとして解決する」効果が適用される場合、解決に失敗しますか? | |
A.いいえ、そのカードを表向きでプレイエリアに置くため、表側の効果をプレイしたものとして解決します。 (参考:IR-5.3.2) |
QA-394. | Q.必要ノードおよびコストが「-」であるカードは、プレイしたものとして解決する効果で解決できますか? |
A.いいえ、出来ません。解決に失敗します。 (参考:IR-2.4.3) |