デーメーテール

Demeter
デーメーテール

地母神

ギリシア

----------出典----------

ギリシア神話、『デーメーテール賛歌』、『ホメロス風賛歌』
  • クロノスとレアの娘で、ゼウス、ポセイドン、ハデス、ヘラ、ヘスティアの兄妹。オリュンポスの12柱神の一人。
  • 豊穣を司る大地母神。
  • ホメロスの『デーメーテール賛歌』によると黄金の剣を持つ地母神であるとされ、ローマのケレス、エジプトのイシス、プリュギア(小アジア地方)のキュベレー、青い穀物の女神クロエなどの神々と同一視される。
  • ゼウスとの間にコレー(後のペルセポネー)を生んだ。また、イアシオンとの間にプルトスを生んだ。
  • ある時、娘のペルセポネーは、ハデスにさらわれてしまう。しかし、デーメーテールは、それを知らず娘を探し回り、松明を手に、食わず飲まずで9日間地上をさ迷う。そして遂に、ヘリオスから「ゼウスがハデスにペルセポネーを与える約束をしたので、ハデスが連れ去った」という事を知った。彼女は絶望のあまり身をやつして地上を歩き、親切にしてくれた人には恩恵を、そうでない人には報いを与えた。結局、ペルセポネーは冥府の果実を口にしてしまっていたため、冥府の住人となった。しかし、妥協が図られ、1年の3分の2は、母子で過ごせることとなった。こうして、デーメーテールとペルセポネーが一緒に過ごしている春から秋にかけて実りが訪れる事となった。


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2011年09月12日 00:20
添付ファイル