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ブラウン(SC32年~SC96年)

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ブラウン(SC32年~SC96年)
所属勢力:アスラン→アグデッパ→ララウィン→独立勢力

アスランの第2子でアグデッパの王弟。
アスランの正妻の子として生を受けるが、その粗暴で我儘な性格を父アスランに嫌われ
ア族の冠名を与えられなかった。
後世の歴史家の評価が低いのもさることながら、当時の人間からの評価もすこぶる低く、
バッカスに「税金の無駄遣い」「馬鹿の一つ覚え」、ラーには「戦意過多、戦略過小」と
散々な評価を受けている。
しかし一方で、同派№2だったハンからは「理想的な上司」、エジェイからは「弱者の味方」と
高く評価されており、アモスは「人の話は割と聞く方だ。聞き入れるかどうかは別問題だが」と述べている。
では、実際はどうであったのか

SC32年にアスランと正妻の第2皇子として生を受ける。
ア族と言うのは後継者である第1子は最初からア族の冠名を与え、
それ以降の王子には最初は別の名前を与え、元服時或は領土を与えられた際に
ア族の冠名を覇王より賜ると言う風習があった。
故にブラウンも当初はア族名を与えられる予定であったが、
その余りにも我儘な性格に、流石のアスランも「ア族の冠名は与えない」と宣言するに至る。
だが、それではブラウンやその取り巻き共が納得する筈が無かった。
そこでアスランは「お前には特別に、自らの冠名を名乗る御家の創設を認める」と言い
“フ族”の創設を認め、ブラウンとその取り巻き連中を納得させたのである。
単純なブラウンは「特例を得た」と大喜びしたと言う。

ブラウンが何故我儘になったのか?
この様な興味深い話がある。
ブラウンとアグデッパの母である正妻は、大変に厳しく、だが優しく聡明であった。
幼き日のアグデッパが我儘を言い、それを宥めたメイドを突き飛ばして怪我をさせた際は
正妻はアグデッパを平手打ちして叱った。
また、好き嫌いの激しかったアグデッパが食事を投げ捨てた際は、お仕置きとして彼に片させたと言う。
故にアグデッパも冷徹であったが、分を弁えた王子に育ったと言う。
しかし、その正妻も病には勝てず、ブラウンを産んで数年後に病に掛かり亡くなってしまった。
それ故、ブラウンには叱る相手がおらず、自我の抑制が効かずに我儘な性格になった。
…と言うのである。
しかし、異論もある。その話が本当だとして、その割にアグデッパは抵抗軍の捕虜を取り調べもなく皆殺しにするなど
非道な事を実行している。母親が聡明で叱られた事があるのならば、こう言う事は起きないのではないか?
結局、母の苦言などどこ吹く風で、ア族は非道で冷酷であり、その中でブラウンは度を越していた。としか言い様が無い。

元服後は、兄アグデッパの派閥に属し同派麾下の艦隊総司令官として活躍。
ツ族切り崩しの為にツウガイの正妻サンミの籠絡をアグデッパに進言し、
そのお膳立てを行うなど活躍した。
また、有能で忠誠心が高ければ貴賤問わず召し抱えた為、
たちまちアグデッパ派は他派を押さえ最大派閥となる。
この頃から何れ自らの側近となる人物を見出し、将来に備えていたと言う。
この事に関しては後世の歴史家も「部下の出自、貴賤を問わないのはブラウンの数少ない美点」と評価され
バッカスも同じ事を言っている。
実際、ブラウン死後も「ブラウン殿下は良いお方だった」と言っている者も多く
ブラウンも自らの部下には酒宴に誘ったり、様々な贈呈品を送るなど
気さくな面を見せており、部下の信頼は厚かった。
ブラウンも自分に慕い忠誠を示す部下を可愛がっており、
アブターに部下を「数ばかりの烏合の衆」とバカにされた際は
本気で怒りを露わにしている。
これにはアブターの偏見が多いに入っており、アグデッパ派にもバッカスやバトリなど優秀な士官が多数在籍している
故にブラウンも怒って当然である。

父アスランが亡くなると父の遺体との対面を求める兄アグデッパに
「艦隊司令部を掌握し、総司令官を全て地球に出頭させる」様に助言し
地球軍の損害を最小限に食い止めた。
アグデッパが即位すると、ハンやアイタペ、バトリらと共にブラウン派を結成。
瞬く間に最大派閥となったがアグデッパに忠誠を誓い続けた。
しかし、その野心はアグデッパに見透かされ、警戒されていたが
ブラウンはアグデッパに従順な姿勢を貫き、尻尾を見せなかった為に
排除の口実が欲しいアグデッパも、手を出せずにいたと言う。

SC81年、アグデッパ皇太子アズマが海賊討伐中に捕縛される。
これに父アグデッパは多額の身代金を払い釈放させるも、
父のやり方に不満を持ったアズマは地球を出奔し消息を絶った。
一説では、聡明なアズマへの王位継承を防ぐ為、ブラウンがアズマ部隊の情報をリークしたと言う。
ブラウンとしては海賊に殺されるなり、アグデッパに殺されるなりされる事を期待したが、
アグデッパは5万もの大金を払い、アズマを咎めなかった。
残念がったブラウンだが、結果的にアズマが出奔して怪我の功名となり、
嬉しい誤算であった。

イーズ恒星系へ進出を開始すると自ら麾下の艦隊を駆使しナレッソを攻略。
アブターの偽降伏を見破り、アルビオンを捕縛。
アブターを殺害し、アムをアルビオンを人質に自らの妻とした。
その後、アムの嘆願でアルビオンを人質として生かしていたが、
やがて疎ましく思い、新居完成を名目に護送すると、
海賊にその護送部隊部隊を『輸送部隊』と偽情報で襲撃させ
アルビオンを亡き者にしようとした。
結果、アルビオンは海賊の襲撃を受け消息不明となり、
これを海賊の襲撃を受け死亡したと判断したブラウンは大いに満足した。
SC88年アムとの間に待望の世継ぎが産まれる。
ブラウンは彼にア族の名では無く、自らの冠名を与えプロベットと名付けた。
フ族の名を特権と解釈していたブラウンにとっては当然の結果であった。

兄アグデッパが死ぬと、周囲の反発を押えるべくララウィンを即位させ
背後から操る事を画策。事実、最大派閥であるブラウン派にララウィンは成す術も無く屈服する。
そして、口うるさい太后キャサリンを毒殺。ブラウンが犯人と感づいたララウィンを恫喝し黙らさると
メイドを犯人に仕立て上げ真相を闇へと葬った。
ただ、これに関しては実際にブラウン派の家臣が不当に扱われており、
才能の良し悪しや真面目に職務を熟しているにも関わらず、
ブラウンを疎ましく思うキャサリンやララウィンによってい不当に解任されている事例もあり、
後述の件は兎も角、キャサリンの暗殺は自業自得であると擁護する意見も多い。

その一方で、ブラウンは好色・絶倫で女癖が悪い事で知られた。
目星をつけた女性の弱みを探り脅迫して犯す事もあれば、
媚薬を大量摂取させ薬漬けにして犯す事も、果ては権力にものを言わせ無理やり強姦する事もあった。
愛人、性奴隷は数知れず、一説では隠し子も多数いたとされている。
アムと結婚しても納まる事は無く、アムに愛人の存在が露見しブラウンが平謝りする事もあったと言う。
そして、その魔の手は姪であるジュリアにまで及び、彼女を凌辱した上に性奴隷とした。
やがて、ジュリアがブラウンの子を孕み凌辱の一件がララウィンに露見。
逆上したララウィンに銃口を向けられるが逆にこれを返り討ちにし、
遂に王位を簒奪し乗っ取った。

だが、専横していた頃は、強かであったブラウンであったが、
王位に着くと、その強かさと繊細さを欠き、失政・失態が相次ぐ様になる。
やはり、王弟時代はアグデッパ、ララウィンと言った主君がおり
多少とは言えど彼等の顔色を窺う必要があり、それがブラウンの強かさ、繊細さを生んでいたのである。
もはや上の顔を伺う必要のないブラウンは、瞬く間に繊細さを欠き暴政へと転落していった。
ブラウン自信、王位に着けば何でも出来ると勘違いしている面もあり、
プロベットに「覇王となれば何でも出来る。欲しいものも手に入り、思いもままだ」と述べている。
結果、家臣の諫言や忠告を全く聞かず、好き放題に振るまい国は荒れていった。
当然、周辺国がこれを見過ごすはずが無く攻撃目標としていたアキ王朝の軍師ラーの策略で
アイタペが謀反を起こしイーズ恒星系の属領を全て喪失。
一説では反ブラウン派によるクーデターの動きすらあったと言う。
焦ったブラウンは海賊に協力を求める事を思い付き
バッカスの勧めで、若手実力派のマカーフィに協力を依頼しようとするが
マカーフィの正体がアルビオンである事を知ると同時に殺害された。
享年64歳。因果は巡り巡って自らの所へ戻って来た。

ブラウンが死に地球圏は安泰かと言うとそうでも無かった。
ブラウンが死んだ事で反ブラウン派と旧ブラウン派が対立。
反ブラウン派が実権を掌握し旧ブラウン派を追放し、その規律は一新されたが
結果的に混乱が続きテンオウ軍やラー軍に付け入る隙を与えてしまう。
それ故、ブラウン殺害の実行犯で、後にナレッソで挙兵したマカーフィへの風当たりは
「唯の自己満足」「いらぬ犠牲が出た」と冷たくマカーフィの精神の消耗を早めたと言われている。

後に数百年に渡るア族宗家覇王の座を放棄したのが彼の息子プロベットであった。
「王となれば何でも出来る」ブラウンにそう教わっていたプロベットだが、
国を守れず、愛する人も守れず、家臣も領民も全て失った彼は王が万能では無い事に気付き、
再起の後にショーンと和解すると、王位を何の未練もなく放棄し、ショーンを大いに驚かせたと言う。
そしてプロベットの側近となったのが、嘗て追い落とした兄の第1皇子アズマと、
アルビオンを追い落とすために利用したバイアグラであったのは何とも皮肉であった。






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