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アイアワ(SC70年~SC148年)

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アイアワ(SC70年~SC148年)
所属勢力:在野→アイタペ→ラー→ガルア→ショーン・プロベット連合→在野

元地球政府高官・覇王アイタペの王子。母は平民出身のアスミタ。
艦隊指揮に長け頭も良く大変優秀な王子であり、父の側近であったバイアー卿を師と仰ぎ
彼から戦術を学んだ。
一点突破の突撃戦法と撤退戦を得意とし、祖国滅亡後も多くの王朝を渡り歩き
その戦術で数々の武功を上げ多くの敵対勢力から恐れられた。
周りからは「稀代の天才」と称えられたが、逆に並程度の能力しかない家臣・部下達は引け目を感じており、
結果的にそれが大きな距離感をもたらしていた。
にも関わらず彼は自分が優れているとは少しも思っておらず、普通の人間だと思っていた。
故に、周囲にも自らと同じようにするよう強要した為、周囲には「横暴な奴」と写り、
彼は精神的に常に孤立した状態にあった。
ラブ曰く「無意識・無自覚の悪意。自覚が無い分、物凄く性質(たち)が悪い。
 自らの才能に溺れる人間は愚か者だが、溺れる所か自らの才に気付かないのは、もっと愚かである」と評しており、
「戦時中で無ければ彼は謙虚な人間に映ったであろう。そんな意味では彼は産まれる時代を間違えた」
と述べている。
ショーンとプロベットにも「もし、彼があと20~30年遅く生まれていたら
 良き国家元首になったであろう」と彼を評価している。

SC70年、地球の平民の家系に生を受ける。
この前年、アイアワの母アスミタの住む地区が非常徴収の対象となり
大規模な乱取りが行われた。
この際、アスミタは自らの家・家族を守るために見逃すことを条件に指揮官の男と関係を持った。
その際に孕んだのがアイアワであり、非常徴収を指揮しアスミタを孕ませた人物こそ
地球軍分3位アイタペであった。
尚、アイタペはアイアワの存在を知らなかったとする説と知っていたと言う説があるが
詳細は不明である。
その後、暫くは母アスミタの実家で育てられ家業を手伝っていたが、
母の両親からは「娘を汚した糞役人の子」と蔑まれ、
彼が戦術の才があると知った際も「家業に必要ない」と進学を許されず、
好きでも無い(寧ろ嫌いだった)家業を手伝わされるなど悲惨な青年時代をおくる。
故に母よりも会った事の無い父親に思いを募らせ、
いつかは父の様な高潔な軍人になりたいと母や祖父母に隠れて勉強をしていた
(アイタペが高潔かは微妙だがアイアワはそう思っていた)。

父アイタペが独立すると母アスミタはアイタペを連れアイタペに謁見。
自らを妃と認めさせ、アイアワも王子として認知させた。
アスミタとアイアワが絶縁状態だったアイタペの元に馳せ参じた理由は良く解っておらず
『プロベットかラーの命令を受け諜報活動の為』『立身出世の為』
『はたまた貧乏生活に嫌気がさし贅沢三昧の生活をする為』など様々な説が上がっているが
本人たちが語らなかった為に真相は不明である。
歴史家のラブはアイアワが参じた理由を「アイアワは立身出世、アスミタは贅沢する為」と推測している
(あくまでもラブの推測である)。

アイタペの王子として迎え入れられたアイアワは父の側近バイアー卿に師事し
彼から戦術と兵法の基礎を学んだ。
その才はバイアーが「彼は天才である」と絶賛するほどであり、間も無く艦隊司令に任命される。
アイアワは自らに才能があるとは思っておらず「バイアー卿は大袈裟すぎる」と述べていたが
その戦術はラーやプロベットを大いに苦しめラーに「私には及ばないが天才が居る」と
言わしめる程であった。
しかし、アイアワ自身はあくまでも『自らは凡人である』と言うスタンスを崩さなかった事が
部下達との間にとても深い溝を作ることとなる。
「自らは天才では無く、無才の凡人である。故に努力をし知識を身に付けた。
 卿らも努力し、私の様に知識を身に付けるのだ」
これは自らの部下に言った言葉であるが、これを聞いた部下は
「努力では如何ともしがたい場合もあります」と返したが、
アイアワは「それは卿の努力が足りぬからだ。
 如何ともしがたいとは努力せぬ者の言い訳に過ぎぬ」と言い殴り飛ばしたと言う。
これに流石の部下たちもアイアワを避ける様になり
以降『アイアワは傲慢な男である』と言う風評が付きまとうようになる。

父であるアイタペがラーとの決戦で敗死。
すると家臣達は雪崩を打ってラーに降伏。この時アイアワは踏み留まるよう命令するも
普段から孤立していたアイアワに彼らを止める手段はなく、
その結果、艦隊は彼の直営艦隊と傅役立ったバイアーの艦隊を除いて壊滅・降伏した。
バイアー卿の説得とその才能を惜しんだラーによって助命されバイアー共々召し抱えられる。
その後はラー軍の艦隊司令の一人として活躍し、地球艦隊や北上してくるクルトニオ軍を大いに苦しめる。
だが、師バイアー卿が娘スーザンをめぐりラーと対立し派閥抗争に巻き込まれる。
バーセムやガルアから派閥加入を求められると将来の王位継承を条件に出し
これを受け入れたガルア派に入派。
ラーが死ぬとバイアーや家族と共にこれに従い独立した。

ガルア軍でも艦隊司令を任せられたアイアワは、ここでも自らの才を生かし
コスタルを制圧するなどの活躍をする。
しかし、ガルアが病に倒れ急死すると、王位継承の話は反故にされ
ガルアの息子クラプトンが即位。更にクラプトン即位に異を唱えるアントンが反旗を翻し
ガルア王朝は瞬く間に崩壊。この国に将来性を見いだせず下野
バイアーの提案で嘗ての祖国地球のプロベットの元に舞い戻る。
この頃から理新出世が目当てだった(と言われている)アイアワだが、
数々の裏切りや孤独感から、政治・派閥抗争に嫌気を覚え野心を失っている。
地球に帰還後はバイアーから派閥結成を求められるが、
自らが敬遠され、部下との間に距離感があり、信頼する部下がバイアー卿意外に居ない事から
「私なんかより其方の方が相応しい」と派閥結成は了承するがトップになる事は辞退し
バイアーに派閥長の座を譲り自らはそこに属した。

プロベットとショーンの和解後はアイアワも連合政府に所属
艦隊司令として自らの故地であるイーズ恒星系の平定に貢献し
また旧アイタペ派代表の議員として政治にも関わった。
派閥長のバイアーは自らの退役後、アイアワに派閥長の座が回る様に取り計らい
SC131年バイアーは退役し、派閥長の座をアイアワに譲った。
その後はアイアワ派の派閥長を務めていたが、理解者であるバイアー卿の死後は
その性格から多くの部下が彼の元を去り、勢いは振るわず、
また派閥抗争に嫌気のさしていたアイアワは
「もう疲れた…」と言うと家督を息子のアカウに譲りSC133年に退役
地球に帰り。恩給を貰い悠々自適に暮らした。
ショーンからは「野に埋もれさせておくには、実に惜しい人材である」と言われ、
プロベットからは「適切に自らを見る事が出来ていれば大成したであろう」と
その才能を惜しまれた。
SC144年プロベット、ショーンが相次いで亡くなり、内戦が勃発すると
「あそこに居なくてよかった。誰も着いて来ないわしの様な人間は
 あそこに居ても死ぬだけだ」と周囲に漏らしたと言う。
内戦終結後に息子のアカウから元首選挙への出馬を進められるが、
これを辞退し「派閥抗争で国のトップを争わなくなったのは良い事だ」
と述べていた。
そしてSC148年、家族に看取られながらその生涯を終えた。享年78歳
才能がありながらそれに気付かず、生かすことが出来無かった孤高の天才であった。






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