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マクガイバ(SC101年~SC180年)Ver2

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マクガイバ(SC101年~SC180年)
所属勢力:ラー→バーセム→クルトニオ→ショーン・プロベット連合→銀河政府

旧アキ及びラーの重鎮を務めたバーセムの子
母はラーの妹アクセルである
SC101年ラー王朝の帝都ゼファーで生を受ける。
幼少期は、子供に恵まれなかったラーの後継者候補として名が上がるほど聡明な少年であった。
後にラー夫妻にルパート王子が誕生するとその補佐役として期待されるが、
ラーと違い暗愚な王子ルパートの将来に不安を覚える家臣は多かった。
父バーセムもそうであった。
SC109年、余命僅かと知ったラーは重鎮たちを呼び息子ルパートの補佐を託す。
だが、ラーの死後バーセムを始め多くの家臣は遺言に背き独立。
バニモでは旧アイタペ派の支持を受けたガルアが
嘗てのアキの故地バースでは父バーセムが独立した。
だが、この独立は茨の道であった。

独立したバーセムだが、地の利の悪さから苦戦が続き
クルトニオからの降伏勧告を無視し徹底抗戦するも数に勝るクルトニオに遂に大敗。
後が無い事を理解したバーセムは母アクセル、姉ロザリンらと共にマクガイバを敗走させようと図るが失敗。
母アクセルは何とか敗走に成功するも、マクガイバはロザリンと共にクルトニオに捕らえられてしまう。
当初、マクガイバらの処刑を考えていたクルトニオだが、
パメラによって旧バーセム領の平定及びバーセム家臣を手なずける為の人質として生かされ
表向き分1位として召し抱えられる。
またマグガイバ自身も最愛の姉であるロザリンを人質に取られ
止む無くクルトニオに従う事を余儀なくされる。
だが、完全に言いなりかと言うとそうでも無く、ある時クルトニオがロザリンの大奥入りを命じた際に
「姉自身が望んだのであれば姉の意思である為、私は反対しません
 ですが陛下のご命令であるのであれば断固拒否いたします!!」と猛反対。
怒り狂ったクルトニオが抜刀し危うく殺されかけるも、パメラが止めに入り事なきを得る。
故に一応の君主クルトニオとは犬猿の仲であり、
「人質だから仕方なく生かしている。そうでなければ当の昔に殺しておるわ!!」
とクルトニオ自身が公言するほど不仲であった。

そんな彼の転機となったのが、ドーラ暗殺による一連の混乱であった。
当初、分裂したドーラ系王朝を各個撃破で勢力を拡大したクルトニオ軍だが
やがて、これがクルトニオの差し向けたバイオノイドの仕業であるとバニアウに露見。
次は我が身と感じ同盟を破棄したバニアウとの一大決戦に突入した。
バニアウとの決戦は不可避と分かったいたパメラの周到な準備のお陰で
当初はかなり優位に戦争を進めていたクルトニオ軍だが
戦況不利と見たバニアウは戦線の分断を図り、ドーラ死後の内ゲバを制したショーンにドーラ暗殺の真相を暴露。
これにより、イーズ方面からショーン・プロベット連合軍の介入を招く。
結果、クルトニオ軍の戦線は分断され各地で大敗。
マクガイバも戦況思わしく無いイーズ方面の守備を命じられるも敗北。ショーン軍に捕らえられてしまう
この時、マクガイバを捕らえた人物こそ父バーセムの従兄弟で後に養父となる謀将バッカスであった。
マクガイバが従兄弟バーセムの忘れ形見である事、そしてもう一人の忘れ形見ロザリンが
人質としてナーハンにいる事をしったバッカスは
「もし、我々の味方をするのであれば命を助けてやろう。姉ロザリンの救助も協力してやる」
とマクガイバを説得。これにマクガイバも応じショーン軍への寝返りを決めた
(後にバッカスの約束が口約束であった事が発覚するも、最終的に救出は成功し
 バッカスの座右の銘「結果よければ全て良し」を地で行く事となった)。

マクガイバの協力でイーズ恒星系を平定したショーン軍は
ロザリン及び旧バーセム家臣団救出部隊の派遣を決定。
ナーハンを急襲しロザリンらを救出すると混乱に乗じ撤退した。
クルトニオ平定後、マクガイバは敵の降将であるにも関わらずバッカスの口添えにより
功臣と称えられクルトニオ王朝と同じ分1位で召し抱えられる。
そして、ショーンの下にいた母アクセルと数十年ぶりの再会を果たした。
ショーン軍に仕官後はバッカスを師と仰ぎ同派に入派。
バッカスから人心掌握の方法など様々な事を学んだ。
そしてSC130年、バッカスに呼び出されたマクガイバは彼の養子として迎えられ
バッカスから家督を譲られる。
この時、バッカスには政略結婚したジェニファとの間に実子ダラムがいた。
少々話題はそれるが、バッカスとラーの元妻でアキの娘ジェニファとの婚姻は
周囲を大変驚かせた。年が親子ほど離れている事もそうだが、
両者ともに「互いの家柄欲しさに結婚した」と公言しており、夫婦仲は悪く無かったが
あり得ない組み合わせに、ラブや周囲をドン引きさせた異色の夫婦であった。
ダラムが家督を継げない事にジェニファから反対意見が出るも
「私がダラムに家督を継がせないのは彼がまだ幼いからだ。
 私がもう少し若ければ教育もできただろうが、年齢的にそれも難しい。
 故に私の従兄弟であるバーセムの子を養子に取り家督を継がせるのだ。
 バーセムはお前の父や前の夫に仕えた名将で私も良く知っている。
 彼であれば文句はあるまい。
 お前はまだ若い。きっとダラムを立派に育ててくれるだろう。
 そして立派に育ったダラムはお前の家の家督を継がせると良い
 よって、バ族の家督はマクガイバにアキ・ラー家の家督はダラムに継がせる。
 これで万事解決だ。私がお前の様な年増を訳もなく娶ると思ってか?」
これにジェニファも「だから私もアナタが嫌いなのよ」と了承
そして1年後バッカスはナレッソ視察中に凶弾に倒れた。

ダラムの補佐役としてバ族の家督を継いだマクガイバは
父の役職を引継ぎショーンやプロベットを助け、「バッカスの再来」と言わしめる活躍をする。
しかし、その一方でバニアウとの戦線は膠着。
マイス、ヤリ間の航路やウイバン宙域で小競り合いに終始する冷戦状態になる。
この武力による均衡は民に現在は戦争中であると言う事実を忘れさせるに十分な時間だった。
これを憂いた同軍の最大派閥を率いる艦隊司令長官プロベットが全ての役職から辞すると言い出し、
慌てたマクガイバも必死で説得。結局、プロベットが時期尚早と納得した事で事無きを得たが、
これはこの国の行く末を案じさせる出来事であった。
SC144年そのプロベットがまさかの急死。まだ56歳と若かった事から後継者指名がなされ無かった為、
プロベットの後任人事を巡り同国は大混乱。一時は国家機能マヒ寸前となる。
なんとかプロベットの娘プリアに役職を息子のケンセイに家督を継がせることで解決したかに見えたが
今度は覇王ショーンも急な病で亡くなってしまう。
すると王位を巡り派閥間の争いが過熱。
特にショーンの息子ウエラーを推す派と、プロベットの息子ケンセイを推す派が激しく対立。
親同士が盟友と言われたのはどこ吹く風、互いを蹴落とすために政争を始める有様であった。
内戦に消極的だったマクガイバらダラム派は中立を宣言し
領土として与えられたイーズ恒星系の航路を封鎖し両者の艦隊が直接ぶつかる事態を防ぎ
なんとか打開策を模索していた。
だが惑星ジパングでウエラー派が強引に即位を宣言した事でケンセイも地球で即位宣言
ダラム派が何とか守っていたナレッソがケンセイに奪われた事で遂に内戦が勃発する。
もはや、一つにまとまる事は出来無いと判断したマクガイバは
同じくバニアウ死後、内戦状態に陥っていたサイガス、ラミウスと交渉。
自らと同じく、同国の調停役を務め旧バニアウ軍の艦隊司令サジェムと
その副官グルーの協力を取り付け互いの内戦への不介入を決めると
ウエラーやケンセイに休戦の仲介をして
各恒星系毎に独立させ同盟による緩やかな連合国家・銀河政府の建国に各国が同意した事で
内戦は一応の終結を見た。

だが、前途は多難であった
国家元首のポストを巡り各勢力が早々に内ゲバを開始。
結局、どの勢力から元首を出しても遺恨が残るとしてマクガイバに押し付ける形で
国家元首代行に就けさせられる。
早期の正規国家元首の就任を模索するマクガイバだったが、今度は票の割合を巡り
人口の多いセントラル・ソース政府と人口の少ないノーズ、ウェズ政府が対立。
これもセントラル政府がウイバンをノーズ政府に割譲し
ハーゲンをどの政府にも属さない直轄地とする案を提示。
だが、セントラル政府はウイバンの引き渡しを拒否し軍の駐屯を続け
最終的に政府軍による強制徴用をちらつかせ何とか納得させる有様だった。
この結果行われた元首選挙の結果、サウズ政府元首のサイガスが当選
ケンセイ、ウエラーを副元首に就けることで一応の解決を見たのだった。
元首代理の座から身を引いたマクガイバだが、以降も調停役の元老院議長として
各国の動向に目を光らせていた。
そして、マクガイバはどの勢力にも平等であった。
最大勢力であるケンセイの地球政府や首都を押えるウエラーのセントラル政府にも怯む事は無く
自らの出身母体であるダラムのイーズ政府や、バ族の継承権で揉めるヘルムートのノーズ政府にも平等に接した
その平等性は徐々に各恒星系政府の信頼を得るようになり、国民からも英雄を慕われていった。
だが、マクガイバはずっと悩んでいた。嘗て父の主君であるプロベットが言っていた

「国民は考えることを止めたままだ」

各国の信頼を得て、英雄と慕われ、国民はマクガイバを頼った。
国民ばかりではない、各国もマクガイバを手腕を頼った。
結局、内戦の鎮圧は権力の担い手をショーン、プロベットからマクガイバに変えたに過ぎなかった

妥協の結果誕生したこの政治体制だが意外にも40年近く安定した時代を築いた。
いや、この政治体制が安定したと言うより、マクガイバの手腕により
40年近くも安定したと言った方が良いだろう。結局、どの様な政策を打ち出しても
国民はマクガイバが出した政策だから大丈夫と盲目的に妄信するだけであり、
自ら考えることをしなかった。
立候補する政治家も国家元首も世襲で毎回同じ顔触れ、そして何も疑問に思わない国民。
マクガイバも世襲を禁止する法律を提出したが、今度は親戚から… 今度は自分の派閥から
我が子だが、選挙区が違うから関係ない無能な政治家は法律の抜け穴を見つけては
同じ顔ぶれが立候補を続けた。
マクガイバも議長職の退任を申し出た。それこそ1度や2度では無い。正直、歴代国家元首の数より多いだろう。
だが、元首も議員も国民もそれを許さなかった。

「貴方は調停役であり、居なくなれば私達は何も出来無い」

今ならプロベット陛下の気持ちが良く解る。
だが、マクガイバは国民が真に開眼する事を心から望んでいた。
いや、国民が目覚めると信じていたのだ。
だがSC180年、マクガイバは病に倒れ亡くなった。享年79歳
「私が道筋をつけておいた。後は自らの足で歩くのだ」
マクガイバは最後まで国民を信じていた…

だが、マクガイバの死後、元老院は空中分解する形で解散。
再度戦乱の時代へと戻っていった。

プロベットとリヨンヒの娘ミライは語る。
「民が目覚めるのが遅いのではない。民を目覚めさせるには早かったのだ。
 祖父テンオウが目指し、ドーラが試み、ショーンと父プロベットが地盤を築き、
 マクガイバが実践した制度も、結局は民の意思を聞かない制度の押し付けだった。
 民が望まない革命は当事者のエゴに過ぎないのである。
 民が今の制度の誤りに気付き、自らの足で歩くには未だ早すぎた。
 だが、私は信じている。例えどれだけ遠い未来であっても国民は必ず自らの足で歩く事を
 父が名付け母がくれた私の名に誓って…」






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