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バイアー(SC61年~SC133年)

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バイアー(SC61年~SC133年)
所属勢力:アソッド→アグデッパ→ララウィン→ブラウン→アイタペ→ガルア(アイタペ残党)→ショーン・プロベット連合

通称:バイアー卿(又はバイアー候)アソッドに仕えた名将。
独立早々から滅亡しかね無いような弱小勢力であったアソッドを10年以上にわたり支え
マイクの娘で絶世の美女と名高いスーザン(バイアーはスーと呼んでいた)の夫である。
だが、彼の人生は順風とは言えず、絶えず陰謀と謀略に巻き込まれ続けた人生であった。
同時代の歴史家ラブは「彼は優秀であるが、世渡りは下手であり才能が空回りしている」
「言い方は悪いが、妻が足枷となったようだ」と評している。

SC61年イーズ恒星系バニモに生を受ける。父は地球軍の軍人だったが、
惑星バニモを巡るツ族との攻防で戦死、戦災孤児となってしまう。
父の親友であったアソッドの重鎮マイクに引き取られ実の子の様に可愛がられていた。
王立士官学校を卒業後は養父マイクの勧めでアソッドに仕官。18歳で分7位で召し抱えられる。
アソッドの仕官後は、隣国アブダーと同盟を組み、宿敵であるツ族と決着を付けることを進言。
着実に功績を上げ20歳の頃には分3位となり、艦隊総司令へと異例の抜擢を受ける。
また、父マイクから娘スーザンの教育係を任せられ、交際に発展。
反対するかと思われたマイクも「バイアー卿なら構わない」と両者の仲を応援するなど
家族ぐるみで親しい仲であった。

隣国の同盟国アブダー王朝が滅亡し惑星ナレッソがアグデッパの手に落ちると
バニモにもアグデッパ軍の艦隊が押し寄せてくる。
すると、マイクから「陛下には申し訳ないがこの国も先が無い。
地球に居る知り合いに、お前達の事を頼んでおいたからスーザンを連れ地球へ亡命しなさい」と伝言を受ける。
バイアーは悩んだが、親父と慕ったマイクの努力を無駄にしないためにも地球への亡命を決めた。
亡命したバイアーは地球にいる知り合いと言うメガネの男に、バニモ制圧後はマイクに寛大な処置を頼むが、
メガネの男は「怒り狂って我々の説得を受けない。裏切り者の息子を差し出せと言っている。
はて?彼には息子は居なかったと聞いている。怒りのあまり幻覚でも見ているのかな?」と言って退けた。
これを聞いたバイアーは自らが騙されていた事に気付いたが、後の祭りであった。
この時、バイアーの引き抜きを行った人物こそ、銀河史上最悪の某将と言われる謀略家バッカスであった。

祖国を捨てさせられ信用を失わさせられたバイアーの地球での生活は暗黒の時代だった。
地球では裏切り者のレッテルを貼られ肩身の狭い思いをし、妻のスーザンだけが心の支えだった。
だが、そのスーザンもアグデッパに大奥入りを命じられ、バイアーも抗議に行くも追い返され、
拒み続けたスーザンも遂にアグデッパの御手付きとなり泣きわめきながら帰ってきた。
地球を現体制を深く憎んだバイアーだが、彼自身ブラウンやバッカス、ジュビらと張りあう術を持ち合わせておらず
ただ、泣き寝入りをするしかなかった。
いや、その言い方は正しく無かった。覇王をも凌ぐ権力と人望を持ち国を牛耳る王弟ブラウン。
如何なる謀略も跳ねのけ、逆に邪魔者を全て蹴落とし、民からは絶大な支持を受ける策謀の天才バッカス。
若い者は目上の人間を敬って当たり前の横暴で老獪なジュビ・・・
全ては相手が悪すぎたのである。
かのアキ王朝が「優秀な人材の宝庫」と言うのなら、アグデッパ王朝は「奇人・変人の巣窟」と言える。
常識人であったバイアーが居るには場違いな所であった。

そんなバイアーと親交を深めたのが旧ブラウン派のアイタペであった。
彼も自らを天才と称し「俺が頷けば全ての人間は俺に付いて来る」と豪語する奇人・変人の部類だが
礼儀正しい性格であり、真面目な常識人のバイアーとは唯一気が合った。
アイタペがブラウンと仲違いし、自派閥を結成した際もこれに協力。
アイタペの下で功績を上げ、同派をブラウン派に次ぐ勢力に拡大させるのにも貢献した。
ララウィンが死にブラウンが即位するとアイタペ派は遂に第1党に躍進する。
公務で着々と信頼を勝ち取り、功績を上げるバイアーだが、プライベートは最悪だった。
相変わらず大奥に入ったままのスーザンはブラウンに犯され遂には孕んでしまう。
しかも、最大派閥長の側近の妻が覇王に孕まされた一大スキャンダルの発覚を恐れたブラウンは
スーザンに堕胎を迫り挙句、階段から突き落とし流産させると言う暴挙に出る。
これには流石のバイアーも激怒。アイタペと共にブラウンへの謝罪と賠償を求める。
当時を知る人の話によると、この時ブラウンは意外にも謝罪と賠償に応じる意思を見せたと言う。
ブラウンが本心から謝るとは思えず、恐らく金で解決しようと思ったと考えられるが、
流石のブラウンも最大派閥の離反を恐れた者と推測できる。
そして当のバイアーとアイタペも、ブラウンが妥協した事で自らも妥協せざるを得ず
両者、一応の和解となるかに思われたが、一連の不祥事がマスコミに露見。
両者に取って都合が悪い事案の為、火消しに躍起になるが疑心暗鬼から誹謗合戦へと発展。
両者との溝は埋めがたい物となった。
アイタペは益々ブラウンと対立。結果、これがアキ軍のラーの目に留まってしまう。
(なお、マスコミに情報を流したのはバッカスだとする説がある)

ラーによってブラウンがアイタペ派の粛清又は謀反を図るとの風聞を流され
バイアーはアイタペに独立を進言。アイタペもこれに応じ、デクレアにて独立する。
だが、この独立も順風とは言えなかった。
その頃地球ではブラウンが死に専横激しかったブラウン派の一斉粛清が行われ
地球からデクレアに多くの旧ブラウンは残党が亡命を求めてきた。
バイアーは政敵ブラウンの残党の受け入れに難色を示すも
スーザンが「人手不足解消の為に受け入れるべきだ」と提案した為、
府に落ちないながらもバイアーもこれを了承。
結果、人手不足は解消されるが、アイタペがブラウン派に追い出されたにも関わらず、
ブラウン派の受け皿になると言う意味不明な状況になり、
理念も理想もない烏合の衆と化してしまう。
また亡命してきたハンを筆頭とする旧ブラウン派も以前と変わらず我が物顔で専横を行い
これを憂いたバイアーがハン達を戒めようとするも又もスーザンが反対。
不審に思ったバイアーがスーザンを問いただした所、スーザンは泣きながら
地球に居た頃にブラウンから払い下げになり、今度はハンに犯されそれをネタに脅迫されていた事、
そして、今もハンに肉体関係を求められ断ろうとすると「バイアーを殺すぞ」と脅され
止む無く関係を持ち彼らを擁護した事を告げ、バイアーは絶句したと言う。
イーズ恒星系と言うソースとセントラルを結ぶ航路のど真ん中と言う地質学的に最悪な場所で
南北から挟撃を受け、苦戦が続き遂には主君アイタペが戦死。
これ以上の戦闘継続は困難と判断したバイアーは家臣・領民の身の安全の保障を条件にラーに降伏した。

ラー軍ではアイタペの息子アイアワの副官として活躍。
初めて居心地の良い国を見つけたと思われたバイアーだが、
ここでもスーザンが大奥入りとなり覇王の手付きとなる。
バイアーの抗議をラーは全く聞き入れず、ラーの才能を買っていたバイアーは深く失望する。
そして、そんなバイアーに近寄ってきたのが、重鎮ガルアであった。
ガルアから将来的なアイアワの即位を約束されたバイアーはガルア派に入派。
ラーの死去後はガルアに協力し独立するが、ガルアは約束を守る気など無く
バイアーは都合よく利用されただけだった。

ガルア滅亡後はアイタペ残党を率いて放浪。
ラー息子が支配した国はもうなく、イーズ恒星系は各国の侵略を受けボロボロ。
クルトニオに行く気にはなれず、バニアウの所は遠すぎる。
止む無くバイアーは地球への出戻りを決め、再興したプロベット王朝へ恥を忍んで帰還した。
この時、スーザンは多くの覇王に犯され流産5回、死産を2回、堕胎を3回経験し
心身ともに消耗が激しくボロボロであった。
バイアーは地球帰還の際、覇王プロベットに
「身分も官位も何もいらない。唯一つ望むのは妻スーの命だけだ。
私はスーが居ないと生きていけない弱い人間だ。お願いだ助けてくれ!!」
と声を荒げ泣きわめきながら頼みこんだ。
この頼みに、放浪の末に妻エセラを失っていたプロベットは同情し
すぐさまスーザンを病院へと搬送。
だが、スーザンの肉体は手の施しようがないほどズタズタで、
既に女性としての機能を喪失し廃人寸前の状態であった。

ショーンとプロベットが和解した後、プロベットがショーンに頼み
スーザンをより医療の進んでいるホスエンの病院へ転院させる事を要請。
聞き入れられ、スーザンはホスエンの大病院へと転院し治療を受けた。
その甲斐あり、日常生活に支障が無いまで回復したものの
医者からは「肉体的に損傷が激しく、年齢的にも将来的な妊娠は無理でしょう」と言われた。
それでも妻の治療費を稼ぐ為にバイアーは老骨に鞭を打って働き続けた。
SC131年70歳で退役を申し出て受理されると妻スーザンと共に故郷バニモへ隠居した。
そして、SC133年今までの過労・心労がどっと出たのか病に倒れ
残暑の残る同年9月スーザンに看取られ、長く苦しい人生の幕を閉じた享年72歳

平穏を得たのは最期の1年と数ヵ月ほどだが、彼は幸せそうであった。






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