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ラブ(SC51年~SC160年)

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ラブ(SC51年~SC160年)
所属勢力:アスラン→カルハーン→アキ→ラー→ラー残党→在野→ショーン・プロベット連合→銀河政府

カルハーン3姉妹の次女でニナの妹でファーリの姉。
波乱の人生を歩んだ3姉妹の中で、最も長生きし、最も幸せな末路を迎えた人物でもある。
そして、後に戦乱の語り部となり彼女の証言を基に多くの歴史書が出版された。
俗に言う「生き証人」の一人で「後世の歴史家」達に多大な影響を与えた人物である。
(但し、家族・姉妹、アキと親友だったアム以外には物凄く毒づいている。結果、公平な意見と評価されるゆえんである)

カルハーンの次女として生まれたラブは大変お転婆で、10歳の頃に行儀見習いの侍女として王宮へ上がるも、
行儀・礼儀作法はそっちのけで周囲を振り回していた。
特に彼女を世話係として付けられたアスラン第4王子アキは彼女に振り回されっぱなしで、
どちらが世話係か解らなかったと言われる程であった。
そんな彼女だが成長するに遵って知的で温和な娘に育ち、その美貌は当時のアスラン王朝内でも評判となり、
将来を大変期待されていた。

だがSC60年代中頃、アキの腹違いの兄でアスラン王の第3王子アディスが、アグデッパによる暗殺を察知。
ザクソンで謀反を起こすと言う事件が発生する。
これにより、アスラン王の寵愛を失った庶子達の排斥運動が起こり、
アスランの末の息子であるアキの元にも危険が及ぶ様になる。
これを危惧したアキ派の重鎮である父カルハーンはアモスと相談、バースへの敗走を決定し
ラブたち姉妹もこれに従う形で地球を後にした。
しかし、アキのバースへの敗走自体には成功したものの、脱出計画が内部の裏切りでアグデッパ派に露見。
これにより、アモスが脱出に失敗し、自らも討伐隊への対処でバースへ降下するタイミングを逃し降下を断念。
敗走を続けようとするもブラックホールの重力に捕まってしまう。
この状況をラブは「供達の船は全て撃墜され、父の旗艦もブラックホールに捕まった。
船は激しく揺れ、姉もファーリも皆、死を覚悟し抱き合っていた。
どれ位経ったか、気が付いたらそこは見知らぬ惑星(スパン)であった」と証言している。
この証言で『ブラックホールに吸い込まれ、スパン付近のブラックホール(ホワイトホール)から吐き出された』とされているが、
後のバース宙域での海戦で多数の戦艦が件のブラックホールに吸い込まれたが、スパン付近に出現したと言う報告はない。
近年では『ブラックホールの重力によりワープ装置が誤作動し、偶々スパン宙域へ飛ばされた』と言うのが定説になっている。

兎も角、無事にスパンへの脱出に成功した父カルハーンはスパンの開拓を開始。
ラブも開拓民たちに食事を振る舞うなど王族となりながらも一生懸命に働いた。
「私も父も一生懸命であった。私も鍬を握り皆と共に働きたかった。
この時ほど、自ら女に産まれた事を後悔したことはなかった。
しかし、父は「男には男のやるべき事がある。ラブよ、お前にも女としてやるべき事があるだろう」と言われた。
それで私は皆に食事を振る舞う事にした。自分で見ても酷い出来だと解ったが、皆美味しそうに食べてくれた」
「恐らく、この時だろう。アキ様への思いに気付いたのは… でも当時の私は、これが恋だと気付くのに時間が掛かった」
SC70年遂に独立を果たす。
アキの無事を確認したカルハーンはお互いに連絡を取りあい、遂に首脳会談が実現することとなる。
この時、ラブはアキに会える事に大変な歓びを感じていた。
後に「この時に至っても私ははこれが特別な感情だと気付かなかった」と証言している。
そして、父カルハーンとと共にアキの元を訪問。
姉妹たちに背中を押されるも自らの気持ちを伝えられずズルズルと日数だけが立って行った。
やがて、帰国の日になってもお互い気持ちを告げる事無く解れかけたが、
お互いに家族に背中を押され“家臣や近衛が居る前”でお互いの気持ちをぶつけあいアキの妃となった。
「アキ様が私を妃にしたいと仰り、私も共に居たいと思った。とても嬉しい筈なのに涙が止まらなかった。
隣にいた近衛の方が槍を落としたのを見て、我に帰り急に恥ずかしくなった」
一人残る事になったラブは笑顔で帰国する家族を見送ったが、これが今生の別れとなった。
翌月、ラブの元に告げられたのは祖国の滅亡と父の死、姉妹達が行方不明だとの報告だった。
幸せからどん底に突き落とされたラブは、アキの母カカラ等に支えられ立ち直るも、
今度は、皇太后カカラが急な病で亡くなる。
そんな不幸続きのラブだが幸せもあった。結婚から4年後、長女ジェニファが誕生した。
だが、幸せであるはずの出来事であるが、ラブはこの事を父の死以上に語りたがらない。
結局、真相は闇の中だが一つ分かった事は、

「長女ジェニファ王女殿下へのDNA鑑定は “ 行 わ れ て い な い ”」

と言う事である。「不敬である」からとの理由もあるが詳細は不明である。
近年、ある歴史家により興味深い説(列伝参照)が唱えられている。今後の研究が俟たれる

その後は、アキを支え彼の覇業を裏から支え続けた。
夫アキに対しては「夫は『余は何も才能がない。だから家臣達に支えてもらうのだ』と言っているが
それこそ、夫の才能だと思う。本人は気が付いて居ないのだろう」
そんな彼女に届いたのは姉がバンの王妃となっていた事実とその死であった。
「死ぬ前に一度でいいから会いたかった。話したい事は山ほどあったのに…」と姉の死を涙ながらに語り
姉の夫バンを「成り上がりなのか、王位と官位の区別が付かない人間」
姉の夫バンが息子の王位継承を認めず殺された事を知ると
「何も知らずに死ねたことは姉に取って幸せだったのかもしれない…」と述べた。

それから暫くして、今度は夫アキが長年の無理が祟り40代と言う若さで亡くなる。
「何時かは愛しい人との解れがあるのは覚悟していた。でもこんなに早く来るとは夢にも思わなかった…」
「陛下は見舞いに来た私に『泣くな、笑顔で見送ってくれ』と言った。
私は少々頭に来たので『葬式で笑えば良いのか?』と怒ると、陛下は困った顔をした。
もう、こう言う会話が出来無いと知ると泣く気すら起きない…」
後任には娘ジェニファの夫ラーが即位しラブは皇太后になった。
そして婿となったラーを
「傲慢な人間で誰も信用していない。信用されないと理解しているから傲慢なのかもしれない」と評している。
その後も内政を支え続け、時には自ら艦隊も率いて戦場に出るなど活躍した。
「最近、幻聴を聞くようになった。何もしていないと夫の声が聞こえるのだ。
何故か解らないが、兎に角、私は何かをしている。何かしている時は自分が自分で居られる気がする」
そして、バースを奪還するが、ラブの精神的な欲求は全く満たされなかった。
「夫の声は『故郷に帰りたい』と言う意味だろうと考えていたが、バースについても幻聴は治らなかった。
陛下は私にどうしろと言うのだろうか?」

更に南方サウズで政変が怒り王家一族が処刑・追放の憂き目を見たとの情報が入り、
その中に妹ファーリが居た事を知ると
「死ぬのは歳の順じゃないとは言うが、本当にそうなるとは誰も思わない」とその死を悲しみ
その夫アベヤクーンを「サウズを制したのは、人間では無くミイラか生きる屍だった様だ…」とこき下ろした。

地球侵攻を目前にしてラーが夫と同じ病で崩御。
後を託されたバーセムが裏切り、夫の作った国は見る見るうちに崩壊していった。
「終わる時は何でも呆気無かった。父の国も、夫の国も地図から言えるのは一瞬であった」
「夫と婿が居ないと人間何も出来ないのか…。家臣は、今まで何の為に今まで働いてくれていたのだろう?
あぁ、そうか… 彼等の居ない国は存在意義がないんだ。
つまり、今まで私が頑張ってきたことは、全て “ 無 駄 ” だったんだ」
そして、同盟国であったテンオウ軍も地球制圧後に内紛を起こし分裂。
支えを失った同王朝は、勢力拡大著しいクルトニオ王朝に責められ降伏。
幸いラーの妹エクセルが交渉したおかげで命は助かるも国外追放の憂き目を見る。
「国を失うのも一瞬だが、王族の身分を失うのも一瞬だった。
結局、王族の地位などあって無いようなものなのだ…」
そして、母国国を滅ぼしたクルトニオを「個性のない人間」、
パメラを「人心掌握の天才。恐らく息子も捨て駒なのだろう」と評した。

エクセルの手引きでドーラの元に身を寄せようとしたが途中で逸れ
古の故郷地球まで迷い込んでしまい、火星で再起していた後プロベット王朝に拿捕された。
ラブとジェニファは人質として捕らえられるが間もなく解放され地球を見て回る事にした。
そして、プロベット→テンオウ→ミカド→プロベットと目まぐるしく領主が変わり“何も無くなった”地球を見て
「見る限り灰色の世界だった。まるで私の心の様だった」と感想を述べている。
そして、暫くして娘ジェニファがプロベットに色香を使って王位簒奪を図ったとしてバッカスの預りとなると
自らも同じくバッカスの監視かに置かれる。
そして、娘がバッカスに孕まされ子を出産(最終的に2人の女児と1人の男児)、彼の妻に収まったと聞くと
「これ程、幸せでない結婚があるとは思わなかった」
「娘は夫の家を乗っ取るために、娘の夫は娘の家柄欲しさに夫婦になった。私が夫と結婚した時とは想像が付かない」
と嘆きの様な評をしている。

そして、ラブが「何故、この様な(娘を孕まし、無理やり夫婦にする)非道ができるのか?」と問うと、
バッカスは「この世には非道を許される人間と許されない人間が居る。人々から信用され、尊敬されるのは非道を許される人間だ
私は非道を許された選ばれし人間である」と返答した。
そして、連れていかれた所はバッカス自らが理事長を務める孤児院であった。
「この孤児院は国が運営していて、今まで何度も予算縮小・孤児院閉鎖の危機に直面した。
その度に、私が裏金を回し、閉鎖を進言する馬鹿を蹴落とすなどの非道を働いたから今もあるのだ。
非道を働かず真面目に運営していたら、ここは閉鎖され入所している連中は路頭に迷い物乞いになるだろう。
真面目に運営して物乞いにする位なら、非道を働いて教養を身に付けさせた方が100倍も得だ」とバッカスは述べた
これを聞いたラブは「父や夫の為に多くの人間が命を失った。これも非道ゆえなのか」との結論に至り、
娘と共に彼の派閥に入った。
因みにバッカスを「善行の為に悪行を行う人間。私腹を肥やすために慈善事業を行い
まるで仮面を被った人間の様であり、善人の皮を被った悪人、或は悪人の皮を被った善人である」
「人々を生き生きとマリオネットの様に扱う道化」と評している。
なお、バッカスは自らがこう評されていることは知っていたらしく、ラブの事を
「一様は動くが雑念が入っており、それはまるで糸が切れ、関節の軋んだ壊れた人形」
「性格が捻くれてて頭のネジが2、3本外れている」と返している。

この時期、ラブは幻聴が激しくなり精神科へ行くようになったと言う。
だが、一行に良くなる事は無く、ラブの心を徐々に蝕んで言った。
そんなラブを気遣ったアムがラブを茶会に誘った時の事だった…
幻聴に苛まれているラブが「夫の声が聞こえる。私はどうしたらよいのか解らない」と言うと、
アムは「受け入れれば良いのではありませんか?」と返した。
曰く「アキ殿は『私は此処に居る』と言っているのでしょう。素直に受け入れたら良いではないですか」
これを聞いたラブは「そうか、夫が亡くなってから数十年。ずっと私の傍にいられたのですか…
私がそれに気付かず逃げていたから、年々声が大きくなったのですね… 御免なさい」
その日からラブは幻聴を聞かなくなったと言う。

ショーンが連合国構想を提案した時はバッカスや娘と共にこれを支持、
迷っていたプロベットに連合参加するよう説得し奇跡の和解の立役者となった、
彼女から見たショーンは
「夫ほど弱くはなく婿ほど傲慢ではない。実利を優先する強欲な人間だ」
そしてショーンに恭順しながらも派閥を広げ、一回りも年上のリヨンヒを娶り
自らの地盤固めをするプロベットを
「ブラウンほどの傲慢さや冷酷さはないが、やはり彼もア族の人間である」
そのプロベットに嫁いだリヨンヒを
「苦労してきたためか、世渡りが上手い」とそれぞれ評している。

娘の夫バッカスが、嘗ての重臣バーセムの子を養子に取り、
彼にバ族の家を、そしてジェニファとの実子にアキ・ラー家の家督を継がせると公表した際は
「彼ほど運とツキがある人間は居ない」「彼ほど物事を思い通りに進められる人間は存在しないだろう」
と毒づいたが、彼が翌年にテロで亡くなったと知った際は、
「彼とは思えぬ呆気ない最期だった。死ぬのも計算の内だったのではと思えてくる」
と述べ、密葬では彼の棺前に何時までも立ち尽くしていた。
そしてバッカスの1周忌法要が終わった。翌年、退役を申し出て現役を退いた。

しかし、戦線が膠着状態となり人々が戦時中だと言う事を忘れ始めると
「ダラ気きった戦争」「戦争も慣れるモノだと言うのを実感した」
「戦争も常態化すると国も国民もバカになる」と現状を評し
「戦線を往復し、奪い奪い返され、この戦争で死んだ者達は報われない」と述べている。
実際、連合政府とバニアウ軍はお互いに決定打に欠け
戦争がダラダラと長引いているのも事実であり、当に的を射た発言だった。
そしてSC142年プロベットの退任騒動が置きる。
ショーンを含め多くの者が止める中、ラブはこれを
「当に英断だ。バカどもの目を覚まさせるには丁度良い」と肯定的に解釈している。
最終的には時期尚早としてプロベットの退任は無くなるが
「バカには丁度良い薬」と評している。

だが、SC144年プロベットが亡くなり、後任人事を巡り国家機能が一時マヒをする。
「信頼と尊敬もここまで来るとまるで新興宗教だな」と彼に頼り切っていた者達を批判した。
更にショーンも続いて無くなると言う不幸に見舞われる。
すると今まで一致団結していた連合政府は、ショーンの息子ウエラーを推す派とプロベットの息子ケンセイを推す派
そして両者の緩衝材を務める中立派のバッカスの息子ダラム派に分裂。
「子は親の背中を見て育つと言うが、あれは嘘だな」と述べ、
「ウエラーは父ショーンと母アーメイを足して2で割った感じであり、父に溺愛されていたが
 母は妹ベスパばかり可愛がっていた為、目立ちたがりである」
「ケンセイは父プロベットにそっくりだが、母リヨンヒに甘やかされた様で我儘な性格である
「ダラムは父親の才と母親の容姿を受け継いだが、強かさは受け継がなかった」
とそれぞれの子を評している。
ウエラーが即位を宣言した事でケンセイも即位を宣言し内戦に突入する。
だが、バッカスの養子マクガイバと旧バニアウ軍艦隊総司令の1人サジェムとグリーの間で調停が成立。
予想に反し内戦は早期に集結した。
そして、元首選挙に孫のダラムが出馬すると言い出した際、
「孫には悪いが当選は無理だな」と述べ
出馬した各恒星系政府元首たちを「どいつもこいつも親の七光りばかり」と扱き下ろした。
結果、ダラムは決戦投票まで残ったものの敗北し、国家元首はサウズ恒星系政府サイガスが当選した。
「ファーリの息子が当選したが彼も強かな男だ。仇の養子となり仇を側近として使っているのだからな」
「彼は強欲な男であり、どうすれば自らの欲望を満たせるか、どうすれば人々が屈服するかを
 よく知っている様だ」と言うのがラブのサイガス評である。

SC150年娘ジェニファが76歳で亡くなり、娘に先立たれる不孝を味わう。
「歳の順とは限らないとは知っていたけど、妹ばかりか娘にまで先立たれるとは思わなかった。
 神はこの老い耄れに幾つまで生きろと言うのだろうか?」
それから間もなく100歳に迫ろうかと言うラブが居たのは政治犯が収監される刑務所であった。
罪状は国家元首に対する誹謗中傷・及び反乱用同罪、
ラブのその周りを恐れない物言いは当時の政治家及び国家元首からは大いに嫌われた。
それが娘でダラムの母であり守護者であったジェニファの死去後、問題視される様になったと言う。
そこで、イーズ恒星系政府元首ダラムと元老院議長マクガイバはラブを政治犯として逮捕することを決定し
ラブは刑務所に収監されたのである。
だが、これはラブを守るためのフェイクであったと言う。
ラブはソース、イーズでは人気があったものの、それ以外の恒星系では件の通りかなり嫌われていた。
このままでは暗殺される危険性もあり、彼女を守るために止む無く刑務所に収監し守ったと言う。
ある歴史家によると現にラブの刑務所での待遇はかなり良かったと言われる。
その4年後のSC154年、サイガスがパメラの死後、国家元首の地位を退きその際に恩赦が出されラブは出所する
一説では彼女に好感を持っていたパメラが亡くなる際にラブの出所をサイガスに勧めたと言う。
「権力者を扱き下ろすのは下々の娯楽だ。気に入らない人間を封殺するのは言論統制と言うのだ。
 それは我々の憎んだ王政と何ら変わらぬ。その程度で国家が揺らぐ事は無い。
 揺らぐのは扱き下ろされた人間の統治の仕方が悪いのだ。扱き下ろされて当然だ」
これは政治犯を釈放した際のサイガスのセリフであるが、パメラのアドバイスだとされる。
出所後、ラブの罪は公式に冤罪として不問となり賠償金名目の恩給が出た。
その後、サイガスが権力とバッサリ縁を切った事を
「あそこまでスパッと権力と縁を切れる人間は居ない。他の連中にも見習わせたい位だ」と
その姿勢を高く評価している。
サイガスの後任を決める選挙では孫のダラムが当選。
ラブは「父親譲りの運は持ち合わせている様だな」と彼の当選を祝福。
ダラムは「お婆様には敵いませぬ」と苦笑いをしたと言う。
この時ラブは103歳と言う高齢であった。

そして、国家元首となったダラムに一緒に暮らすよう誘われるも、
孫に迷惑をかける訳にはいかないと拒否するも、最終的にジパングに住むことを条件にダラムが折れ
帝都ジパングの首都郊外にある自然公園の近くに小さな家を借り裁縫や花の世話をしながら静かに暮らした。
それから6年後のSC160年の10月4日の秋の夜、静かに息を引き取った。
享年109歳の大往生だった。

孫のダラムによると「亡くなる日の夕方、祖母は誰かと話していた。
しかし、私には何も見えず遂に祖母も『ボケたのか?』と思った」と言う。
その夜、家の明かりが消えない事を不審に思ったダラムが家を訪れると
ベッドの上で眠るように亡くなったいた。
話していた内容は
「無茶を言わないで、孫が来ているんだから… 今日の夜にまた来てくださいな。あなた…」
だそうである…。





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