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マクガイバ(SC101年~SC180年)

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マクガイバ(SC101年~SC180年)
所属勢力:ラー→バーセム→クルトニオ(人質)→ショーン・プロベット連合→銀河政府

バーセムとアクセルの子。
故国滅亡後、人質生活を強いられた苦労人であり、
ショーンの亡き後、2代目国家元首に就任し内乱状態を平定し再び安定を齎した共和国の英雄である。
しかし、就任後の独裁体制を布いた事で批判のある人物であるが近年、新たな証言により再評価されている。

SC100年ラーの重鎮バーセムとラーの妹アクセルとの間に生を受ける。
大変聡明な子であり、ラーの後継者候補として名が上がることもあった。
だがラーの死後、国の行く末を案じる部下たちに担がれたバーセムは遺言に背き止む無く挙兵。
嘗ての故地バースにて旗揚げした。
しかし、地の利の悪さからクルトニオ、ラー残党、アイタペ残党などの挟撃を受けたバーセムは苦戦が続き敗退。
滅亡は不回避と判断したバーセムは妻のアクセルとマクガイバ、姉のロザリンの脱出を図るも、逸れてしまい
クルトニオ軍に捕らえられてしまった。
捕らえられたマクガイバだが、イーズ進出の口実を欲したパメラの判断で、助命され分1位に任命される。
だが、実際は旧バーセム王朝の人間を脅すための人質であり絶えず監視の目が光っていた。
また、マクガイバ自身も最愛の姉ロザリンを人質に取られた為、逆らう事が出来ず止む無くクルトニオに従っていた。
しかし、完全に言い成りと言う訳では無く、クルトニオが姉ロザリンの大奥入りを命じた時は
「姉が自ら望むのなら私は反対しません。しかし、陛下のご命令であるのならば断固拒否します」と猛反対し
怒り狂ったクルトニオが抜刀し切り殺されかけるも、パメラが止めた為事無きを得る。
その為、一様の主君であるクルトニオとは不仲であり、クルトニオ自身も
「人質だから生かしているのであって、そうでなければ当の昔に殺している」と公言していた。

そんな彼の転機となったのが、クルトニオによるドーラ暗殺とそれに伴う一連の混乱だった。
これにより同盟を破棄したバニアウ軍との一大決戦に突入したクルトニオ軍は、当初かなり優位に戦を進めていた。
だが、戦況不利と見たバニアウは戦線の分断を図り、ドーラ死後の内ゲバを制したショーンにドーラ暗殺の真相を暴露。
これにより、イーズ方面からショーン・プロベット連合軍の介入を招く。
結果、クルトニオ軍は戦線を維持できずに崩壊。マクガイバもイーズ方面の守備を命じられるも敗北しショーン軍に捕らえられてしまう。
この時、ショーン・プロベット連合イーズ方面軍を指揮していた人物こそ父バーセムの従兄弟で後に養父となる従兄弟違のバッカスであった。
マクガイバがバーセムの忘れ形見であり、もう一人の忘れ形見のロザリンがナーハンにいる事を知ったバッカスは
「もし、我々に味方すると言うのなら命を助けてやろう。ロザリンの救助にも協力しよう」と説得し味方に付けた
(因みにロザリンを助けると言うのは方便であり、バッカスはロザリンを助ける手立ては考えておらず、
結果的に助けられればいい。死んだら死んだでクルトニオやパメラの責任にすれば良い程度の認識しかなかった。
最終的に救出は成功し当に「結果よければ全て良し」であった)。

マクガイバの協力でイーズ恒星系を平定したショーン軍はナーハンを急襲し揚陸部隊を派遣。
ロザリンや旧バーセム家臣を救出すると混乱に乗じて撤退した(ショーン曰く「バッカスの口約束のせいで豪い目にあった」)。
バッカスの口添えにより、マクガイバは敵将にも関わらず功臣と湛えられクルトニオ王朝と同じく分1位に任ぜられ
また、ショーンの下に居た母アクセルと数十年ぶりに母子の再会を果たした。
ショーンに仕官後はバッカスを師と仰ぎ彼の派閥に入派。彼から人心掌握術と民の懐柔術を学んだ。
そして、SC130年父バッカスに呼び出され養子となった。
ちなみにバッカスはラー残党が滅亡後、亡命してきたアキの娘ジェニファと結婚し
(ジェニファはプロベットの重鎮バッカスを籠絡する為に彼の妻になり、バッカスもアキの娘でラーの元妻を娶れば栄達できる
とお互いに腹に一物を持って結婚した。夫婦仲は悪くはなかったが良くもなく、周囲からは「夫婦でいる理由が解らない」と言われていた)
両者との間に男児が居た為、家督を継がせない事に彼女からの反発があったが
「私が息子に家督を継がせないのは、まだ幼いからだ。私がもう少し若ければ教育もできただろうが、もう歳でそれも出来ない。
故に従兄弟バーセムの子を養子に取り家督を継がせるのだ。バーセムはお前の父や夫を支えた名将なのだ。文句はあるまい。
お前(ジェニファ)はまだ若い。きっと息子を立派に育ててくれるだろう。そして立派になった息子はお前の家の家督を継がせると良い。
万事解決だ。だから私はお前の様な年増を娶ったのだ」
と答えジェニファも「だから、貴方が嫌いなのよ」と納得の上で了承した。
そして、バッカスが視察中に凶弾に倒れたのは丁度1年後の事である。

バッカス亡き後、家を継いだマクガイバは人質時代の経験を生かし旧パメラ領侵攻作戦を補佐。
艦隊総司令官であったプロベットに「バッカスの再来」と言わしめる活躍をし
終戦後はイーズ北東部(旧アイタペ領)総督に任命される
(因みにイーズ南東部(旧ラー領)総督になったのが義弟に当たるバッカスとジェニファの息子)。
だが終戦から4年後、同軍最大軍閥で艦隊総司令プロベットが病で急死。
混乱する後任人事でプロベットの第1子でもっとも才能豊かだったプリアを「女だから」との理由で反対する意見を退け支持。
これにより旧プロベット派の信頼を得てプロベットとリヨンヒの子で家督を継いだばかりのケンセイの後見を頼まれる。
だが、追い打ちをかけるように今度は臨時国家元首ショーンも急死する。
すると混乱に乗じ各地で反乱が発生。
特に平定間もない旧バニアウ領ではバニアウ残党が挙兵し銀河は再度混乱に包まれた。
この異常事態にマクガイバは旧バッカス派、旧プロベット派の支持の下、非常時大権を発動すると全軍を掌握。
臨時国家元首に就任し艦隊総司令官プリアをサウズに派遣。
彼女の活躍で封鎖されていた最大惑星ゼファーと商業惑星ホスエン間の航路を奪還し、逆にイーズとサウズの航路を封鎖。
尚も抵抗を続けるバニアウ残党軍に対しスパンを制圧しセントラルとノーズ間の航路も封鎖しする経済制裁を行った。
これにより食料をノーズからの輸入に頼っていたウェズ、セントラルからの輸出入で潤っていたサウズの物流が止まり
バニアウ残党軍は困窮。
そして奪還した惑星に食糧支援を行ったことから、各地の反乱惑星が降伏。
これにより、ノーズ、ウェズ、サウズ西部に与えられていた自治権を停止し、残されていた覇王も強制退位させ反乱を平定した
(ソース、イーズ、セントラルは終戦と同時に覇王は退位していたが、ノーズ、ウェズ、サウズ(西部のみ、東部は銀河政府直轄)は
バニアウ退位後に彼らの子息・養子を即位させ、終戦後も覇王の自治を認めていた)。
平定から4年後、再度銀河総無事令が出され再び平穏が訪れた。

そして、マクガイバは非常時大権及び臨時国家元首の座を返上すると実に数百年ぶりと言われる元首選挙に立候補。
反乱鎮圧の功績により圧倒的な支持の下、2代目国家元首に就任した
(初代国家元首はプロベットの死後、彼に名誉として追贈された為に存在しない)。
元首就任後、王党派など反体制派を次々に排除・粛清を行い。言論統制や情報統制など圧制と言えるほどの苛烈な政策を行った。
その粛清の対象は身内にもおよび、姉の夫を反乱分子として投獄し、姉ロザリン自身も反乱幇助の罪で軟禁下に置いた。
この粛清によって王党派として100万人が、反乱分子として2000万人が投獄・処刑され、
更に罪状不明分を含めると被害者は5000万人とも1億人とも言われる。
そして、軍や官僚も自らの支持者である旧バッカス派や旧プロベット派で固め独裁体制を確立。
プロベットの妻リヨンヒが亡くなると国母として湛え盛大な国葬を行い。残されたケンセイに自ら帝王学を施した。
しかし、徹底的に反対派を弾圧するやり方は次第に不満が募り、遂には暗殺未遂事件にまで発展する。
演説中に撃たれたマクガイバは幸い軽傷だったが、これを先の選挙で負けたセントラル総督アドルセンの指示だとして彼を逮捕。
終身刑を言い渡した。
一時は共和制を廃止し、自らの新王朝を作るのではないかと言われ、徐々に不満の声は高まって行った。
その不満はやがて支持母体である旧プロベット派のクーデターによる元首追放へと発展する。
そして、我が子同然に可愛がってきたケンセイが元首官邸に入ってき際にマクガイバは
「大掃除はしておいてやった。後は君がやりたいようにやりなさい」と彼に言った。
マクガイバが国家元首を追われた事で政治犯達には恩赦が出され、人々は歓喜の声を上げたという。
国家元首を追われたマクガイバは独裁の責任を問われ死刑になるも
3代目元首となったケンセイの恩赦で釈放され故郷バースで姉ロザリン夫婦と共に悠悠自適な隠居生活を行っていた。
そして、SC180年に79歳の生涯を終えた。

その後、暫くは彼は銀河政府を潰そうとした最悪の独裁者として語る事もタブー視されていたが、
死後、ケンセイや当時の部下達、数々の資料から「混乱を収める為に敢えて独裁者として振る舞っていた」事が判明。
最近は徐々に再評価されつつある(ただし、彼の粛清により多くの命が失われた事は事実であり擁護は出来ない)。
「宇宙最後の独裁者は、自ら過ちを繰り返さないために過ちを行った。彼は世界で一番優しい嘘吐きであった。
それは、まるで養父(バッカス)の様であった…」とある歴史書は記す。






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