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マカーフィ(SC54年?~SC125年、アルビオンとしては(SC73年~SC88年))

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邪推/マカーフィ(SC54年?~SC125年、アルビオンとしては(SC73年~SC88年))imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。

アルビオン(SC73年~SC88年:海賊の襲撃を受け消息不明。公式記録上死亡)
所属勢力:アブダー→アグデッパ(人質)

マカーフィ(SC54年?~SC125年)
所属勢力:バイアグラ(海賊)→海賊→抵抗軍(ロ族残党軍:ショーン)→ドーラ→独立勢力

覇王アブダーと正妻アムの子。覇王プロベットの異父兄。
後に大海賊として名を馳せるマカーフィその人である。
アブダーが独立してから3年経ったSC73年に第1子として生を受ける。
だが、彼が産まれた時点で帝国は風前の灯火であった。
アソッドとの同盟やバラジャラの奇策などで何とかアグデッパ軍の侵攻を防いでいたが、
彼が8歳になったSC81年。アブダーは降伏した。
その際、アブダーはアルビオンを逃がす為に難民船に偽装した船を用意し
それに彼を乗せ脱出を図った。
しかし、運悪く周辺宙域に展開中だったブラウンの艦隊に捕縛され捕らえられてしまった。
そして、捕らえられたアルビオンに待っていたのは目の前でブラウンの辱めを受ける母のあられもない姿であった。

アムの助命嘆願によって人質として生かされていたアルビオンだが、
人質としての存在価値が無いと判断したブラウンによって護送中の事故に偽装され殺されそうになる。
しかし、護送中に輸送船が襲撃され彼の消息が途絶える。
その後、アムがブラウンに頼みこんだ事やブラウンが自派閥の失態を誤魔化す為に一応の探索が行われるものの、
1ヵ月ほどで打ち切られ、公には「海賊の襲撃を受け死亡」と結論付けられた。
だが、アルビオンは生きていたのである。
彼を救ったのが海賊業を始めたばかりで、自爆用の護送船だとは知らずに偶々狙ったバイアグラであった。
バイアグラはアルビオンの復讐の意図を組むと自らの船に雑用として乗せた。
亡国とは言え王子であるアルビオンには過酷な生活であり「寿命を19年縮めた」と言う話があるほどである
(後にドーラ軍に仕官した際の書類に生年を「SC73年ではなく、SC54年」と記述。
適性検査でも肉体年齢が実際に「19年老けていた」と言う)。

バイアグラ海賊団での過酷な生活に耐えたアルビオンはSC90年に独立。
自らの海賊団を旗揚げし、名を「マカーフィ」と改めた。
その後は、大型新人ルーキーとして名を馳せ主に地球正規軍を中心に海賊稼業を働いた。
その悪名は瞬く間に全宇宙に広がりアズマ、オンゴゴと並ぶ3強の一角と言われる程になる。
そして、SC96年。イーズ属領を失ったブラウンが戦力増強をはかり彼に接触してきた。
これを「天佑」と判断したマカーフィはこれを受諾。交渉の席でブラウンを殺害し復讐を成就させた。
だが、これが彼の転落の始まりでもあった。

ブラウンを殺したマカーフィは、母アムを救出しようとするがアムに拒否される。
失意の彼は酒に溺れ飲んだ暮れた毎日を過ごす。
この時、後に妻となるジュリアの叱責で何とか立ち直るも、
交渉の席での覇王暗殺が海賊ギルドで問題視されマカーフィは海賊ギルド追放の憂き目を見る。
(『交渉の席で海賊を取り締まらない代わりに、海賊は覇王に敵対行為をしない』と言う取り決めがあった)
ギルドを追われたマカーフィは各地を転々としていたが、他国の軍ばかりか他の海賊からも敵対され
姉御となったジュリアや部下たちの支えもあり何とか踏みとどまっていたが旗艦を損傷。
何とかウェズ宙域まで敗走するも遂に航行不能となる。

ウェズ宙域の廃要塞で抵抗運動をしていたショーン率いるロ族残党軍に拿捕され
経緯を聞いたショーンに誘われる形でロ族残党軍に加入。兵力を供給し同抵抗軍の勢力拡大に貢献する。
ショーンからの信頼も厚く、ショーンが画策した抵抗軍連合艦隊総司令に任命され
同軍の事実上ショーンの副官となる。
しかし、勢力が拡大し大所帯になるに連れ、粗暴なマカーフィに反感を持つ者も増え
彼を重用するショーンへの反発へと繋がっていった。
それを危惧していたショーンはSC110年ドーラへの合流を決意。
マカーフィも当初は難色を示すも、最終的にこれに従い同王朝へ仕官。分3位として召し抱えられた。

ドーラ軍でもショーンの右腕として彼を支え、ショーン派のナンバー2となった。
盟友と言われる両者だが、この時すでに意見の食い違いが目立つようになる。
父を殺され母を手籠めにされ、その母に拒絶された経緯から少々猜疑心が強かったマカーフィは
人を信じる事が出来ずショーンと対立。
一説には「兵力は俺が供出したのに、あたかも自分の手柄だと思っている」と言ったとの話もある。
アカフリ王朝がテンオウ軍に破れ同国に嫁いでいたフィフィタの娘モニカがアカフリの子息ヘルムートと共に亡命を求めてきた際、
フィフィタに恩義のあるショーンとアーメイはモニカの亡命に賛成だったが、マカーフィはこれに反対
(最終的にモニカ王女は、ウェズ進出の名分を欲したバニアウの元へ亡命)。
元々民主政治に対して興味も理解も無かったマカーフィはドーラにも猜疑心を募らせ
リヨンヒが亡命した事で同盟が破棄された際、特に対策が無かったにも拘らずドーラがミカドを突っぱねた事で
ドーラは「民衆を売った」「いざとなったら自分達を見代わりにして逃げる」と考えていた
(最終的にリヨンヒの策略で事無きを得た。ただ、ショーンもリヨンヒの策略があった上での拒否と考えているが、
「最終的に良かったが、対策もなく犠牲を出さないとは言うものじゃない」と言っている)。
そして、分一位に昇格すると同じく反発を募らせていた者達と共に自らの派閥を作り、ショーンと距離を置くようになる。
だが、元々が真面目なマカーフィは着実に功績を上げ遂には将軍位にまで上り詰め
プライベートでもジュリアと結婚し1男をもうけた。
因みにマカーフィ夫婦は仲は良かったが、恐妻家であったと言う(殴り合いの喧嘩をしマカーフィが負けたとも)。
当時から「夫と言う名の嫁」「ヒモ」と評され、マカーフィもジュリアに頭が上がらなかったという。
だが、ジュリアはマカーフィを蔑ろにする事なく「私の功績は夫のお陰」と絶えずマカーフィを立てた。

だが、そんなマカーフィを再びどん底に突き落としたのが、SC121年に起こったドーラの暗殺である。
これにより、ドーラの養子が擁立されるも多くの者がこれに反発。
ブロディンやワードを始めショーンも独立。マカーフィも派閥の者に自らの正体を明かし独立した。
独立間もなくショーンから連合構想を提示されるも、積り積った不信感から
「何もかもお前の手柄になる。俺はお前のそう言う所が気に入らない」とこれを拒否。盛大な内ゲバを始める。
だが、故郷ナレッソに近いタイタンで旗揚げをしたマカーフィだが、領民の彼への視線は冷たかった。
「確かにブラウンは酷い奴だった。だがお前がブラウンを殺したせいで、要らぬ争いで多くの犠牲が出た」
「お前の私的な自己満足で何万人の人間が死んだと思っているんだ」
領民のこの声は、自分は正しい事をしたと思っていたマカーフィの精神をかき乱した。

そして、マカーフィを更に追い込んだのが、憎きブラウンの子で母を奪ったプロベットの連合参加の報だった。
交渉の席で両者はお互いを罵りあった。
母アムの「兄弟で仲良くして欲しい」と言う願いを両者は聞き入れず罵詈雑言が飛び交う。
これを見ていたアムは自ら服を引き裂き腹を晒すと
「お互い手を取り合えぬと言うのなら、この母も分けるがいい!!貴方達の産まれたここから!!」
と腹を指さし声を荒げた。

交渉は決裂し、孤立無援となったマカーフィだが最後の気力を振り絞り戦いに身を投じた。
ジュリアや彼の身の上に同情した多くの部下が支えてくれるもショーン軍の前に敗退。
追い詰められたマカーフィは、家臣の身の安全と引き換えにショーン軍に降伏した。
処刑前日、彼の元を訪れたバッカスは彼を罵った
「貴様の父を殺し、母を手籠めにする様に仕向けたのはこの私だ。
ブラウンが海賊を探していた時、貴様が油虫の如く生きていたと知りブラウンに会わせたのさ。
私の思い通り、貴様はブラウンを殺してくれた。
私がドーラ軍に離間を仕掛けた時もそうさ。お前がショーン閣下と下らない喧嘩をしてくれたお陰で
プロベット様がショーン閣下の許へ行く事が出来た。お陰で官位と役職が手に入ったよ。
貴様は私の思い通りに動いてくれた、感謝するよ。ハハハハハハ」
自分が薄汚い地球軍士官の手の平で踊らされている事を知ったマカーフィは絶望の咆哮を上げた。
翌日、生きる事を諦めたマカーフィは抵抗する事なく処刑台に乗せられ首を打たれた
SC125年10月6日、午前11:30の事であった。

彼の死後、ジュリアはマカーフィの忘れ形見と共に行方をくらました。
SC131年ナレッソで挙兵し同惑星を視察中だったバッカスを殺した抵抗軍リーダーは
マカーフィの子を自称したと言う…

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