邪推/ダマーン(SC80年～SC125) - 雷神７ PUK wiki

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ダマーン(SC80年～SC125)
所属勢力：在野（士官学校）→海賊（レナジ）→バニアウ

大戦末期、バニアウに仕えた名将。
バニアウやジンガと同じ士官学校出身でバニアウらの後輩に当たる。
防御陣形、篭城戦を中心とした物量戦を得意としており、
バニアウが士官学校の教官を戦闘シュミレーションで打ち落としたのに対し
ダマーンは厚い防御陣形を組み教官に「参った」と言わせ、レナジにして
「バニアウ以外の天才は居ないが、強いてあげるならばダマーン」と言わしめた。
この噂を聞いた旧アブラムの遺臣キシは、将来バニアウの良き参謀になる事を望んで彼に接触。
教官からの評判が悪く学校生活に嫌気の差していたダマーンはこれを受諾し
卒業を待たずに士官学校を脱走し行方を眩ませた。

その後暫くはキシの下に匿われ兵法を教え込まれたダマーンは、
キシの娘レナジ率いる海賊に入れられ実戦経験を積む。
これは、秘密裏に優秀な士官を招き育成すると言うキシの考え方で、
後に同僚となるマサトやエコともこの時期に出会っている。

SC104年、バニアウによる覇王アベヤクーン暗殺の際は
海賊艦隊の先鋒を務め、得意の防御陣形でアベヤクーン旗艦の注意を引き
レナジやキシが敵艦包囲をする為の時間を稼ぐ。
作戦の成功を確認すると、殿を務めながらバニアウを回収。漆黒の宇宙へと消えていった。
そして、カスマンでの決起の際は再び先鋒を務め宇宙港を制圧。
地上正規軍の攻撃も得意の篭城戦で切り抜け、バニアウがカスマンに到着した時には
全ての正規軍が物量不足に陥り降服していた。
この功績により、若干24歳にして分2位となりキシ、ジンガに次ぐ位となった。

艦隊総司令としてウェズ方面軍を任されたダマーンは、
アダムスを滅ぼしバニアウ軍の勢力拡大に貢献し分1位に昇格。
テンオウ死後、独立したヒコザル、アベグルらを次々に降し
帝国最大の功臣として分将へと出世した。
また、プライベートでもエコと結婚し1姫2太郎を授かり公私共に順風満帆であった。

SC128年サウズを巡るクルトニオ（パメラ）との決戦でも先鋒を務め
ヤリの制圧防衛を担い戦いを終始優位に進めていた。
しかし、敵帝都ナーハンの攻略にあと少しと言うところで失敗。
挙句、得意の分厚い包囲網で捕捉したはずのパメラ艦隊を僅かな隙を突かれ
取り逃がすと言うらしくない失敗をしてしまう。
また、これが同じく、らしくなく感情的になっていたバニアウの逆鱗に触れ
危うく敵前逃亡として銃殺刑になりかける。
※補足するが、ダマーンはあくまでもパメラを『逃がしてしまった』のであって
『逃げ出した』のではない。バニアウが如何に冷静さを欠いていたか伺えるだろう。

周囲の説得で銃殺こそ免れるも2階級降格の分2位となり、艦隊総司令の任を解かれてしまう。

半年後、許されたダマーンはバニアウ直轄艦隊司令として復帰。
レナジやハヤトからはダマーンに専属艦隊を与えるようバニアウへ諫言が行われるものの
バニアウがこれを退けた為、叶わなかった。
そして、再度行われたナーハン攻略で敵ガイア級要塞を兵糧攻めで陥落させ、
再びナーハンへの降下を試みるも、冷静さを欠いたバニアウがパメラの挑発に乗った事で
艦隊同士の直接対決へと発展。
準備万全で挑むパメラ艦隊と対制圧装備のバニアウ艦隊との差は大きく
6重にも布いた防御陣形をも容易く突破されバニアウ旗艦が捕捉される事態となった。
この事態を打開するべくダマーンはバニアウ艦隊が宙域離脱までの間、囮を務める事を決意。
護衛艦隊を殆ど殲滅された絶望的状況で先頭宙域に留まった。
そして、動力炉をやられ自沈を始めた艦から部下を逃がし自らは艦と命運を共にした
「陛下に伝えてくれ。俺は一生懸命戦ったと、そして必ず宇宙をｔ・・・てｋ・・・（ノイズ）」
これが、ダマーンの最後の言葉だったと言う。享年45歳と言う若さであった。

命からがら帰還したバニアウに彼の死が伝えられると
「帝国の功臣、我が忠臣ダマーン将軍に敬礼！！」と気丈に振舞うも
自室で声を上げ彼の死を悲しみ、自らの愚かさを嘆いたと言う。
そして、妻のエコにはバニアウ直々に戦死の報告と謝罪がなされた。
「貴方は嘘吐きだ・・・　必ず帰るといったのに・・・」そう言って泣き崩れたと言う。
それから間も無く、ナーハンは陥落しバニアウはサウズ統一を達成する。
そして、ダマーンは最大の功労者として『艦隊総司令』と将軍の地位と『アスラン勲一位』を与えられた。

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