■ Cygwin版 emacs 特有の設定


【お知らせ】


<2017/09/12 追記>
Cygwin では emacs 25.3-1 が公開されました。本設定により利用可能であることを確認しています。

<2017/08/28 追記>
Cygwin の emacs-w32.exe が gnupack の runemacs.exe から起動できるように実現方法を見直しました。

【本題】


gnupack-13 の仕組みを利用して Cygwin の emacs を利用する方法をまとめてみました。比較的新しいバージョンが提供される Cygwin の emacs を gnupack が提供する仕組み(startup_config.ini での環境設定など)を使って利用することができるようになります。日本語入力に emacs-mozc(参照:「emacs-mozc を動かすための設定(emacs 設定編)」)や ddskk を使っている場合などでIMEパッチが当たった emacs を使う必要がない場合には適用できると思います。参考としてください。

1) gnupack のインストールディレクトリに以下のバッチファイルを setup.bat という名前で作成する。

setup.bat
@echo off

set ROOT_DIR=%~dp0

cd /d %ROOT_DIR%

if not exist setup mkdir setup

cd setup

echo Downloading setup-x86.exe ...
powershell -Command "(New-Object System.Net.WebClient).DownloadFile('https://www.cygwin.com/setup-x86.exe', 'setup-x86.exe')"

setup-x86.exe --root %ROOT_DIR%/app/cygwin/cygwin --site http://ftp.iij.ad.jp/pub/cygwin/ --local-package-dir %ROOT_DIR%/setup --no-desktop

2) 1)で作成したバッチファイルを起動し、emacs-w32 と emacs-el のパッケージをインストールする。

 ※ View を Category にするとパッケージを選びやすくなります。
 ※ インストールに併せ、Cygwin 全体をアップデートするのが良いと思います。(setup-x86.exe 起動時のデフォルトの動きです。)

3) 管理者権限で gnupack の Cygwin コンソール(startup_cygwin.exe)を開き、以下を実行する。
# cd /app/cygwin/emacs/bin
# mv emacs.exe emacs.exe.orig
# CYGWIN=winsymlinks:nativestrict ln -s /usr/bin/emacs-w32.exe emacs.exe
※ Windows 10 (Fall) Creators Update を開発モードで利用している場合で Cygwin のバージョンが比較的新しい場合(どのバージョンからかは未確認)は、一般権限でも実行可能です。

4) emacs 起動画面に表示される画像が白抜きになって気になる場合は、~/.emacs.d/init.el などで以下の設定を行う。
(setq fancy-splash-image "/app/cygwin/emacs/share/emacs/24.5/etc/images/splash.png")

5) startup_emacs.exe を(再)起動する。


<変更履歴>
  • 2017/08/10 このページを作成した。
  • 2017/07/11 setup.bat の内容を見直した。
  • 2017/08/29 Cygwin の emacs-w32.exe が gnupack の runemacs.exe から起動できるように実現方法を見直した。