- ストーリー概要
- 物語の真実(トリック)
- 開始前~第一の事件発覚まで
■ストーリー概要
舞台は、離島に佇む洋館。
この洋館は長く空き家で廃墟となっていた。2000年をもってペンション化しようという計画が持ち上がり、改築が行なわれオープン。
結局、それ以後、管理人のやる気がないため、たいした広報も行なわれておらず、この度、管理人と旧知にある、大学教授がそこを借りることに決める。
教授は、主人公らと、自分の受け持つ別大学の生徒など、十人ほどに声をかけ、親睦旅行を企画。今回のペンション旅行となる。
小さな離島ということと、もともとあった立地もあり、船着場から歩き続け、ようやく洋館に到着する主人公たち。
道中、この島が桃太郎伝説に出て来る「鬼が島」であるなどの情報も入れる。
洋館の扉を開くが迎えてくれるはずの管理人の姿はない。
屋敷内にとりあえず上がる一行は、キッチンにまだ暖かいスープと、火がついたままで家事になりかけているコンロを発見する。
慌てて消火し、手分けして管理人を探し始める一行。ばらばらになった主人公はヒロインと共に、屋敷内を散策し始める。
かつては廃墟だったらしく、そこかしこは小汚いが、比較的整備されているようにも見える。調度品の旧き良き美観を眺めながら二階の廊下を歩いていると、一階から悲鳴があがり、そこへかけつけると、教授の死体が……。
途方にくれた一行は警察を呼ぼうとするが携帯電話が繋がらない。さらには、屋敷内の電話も見つからない。
外に出ようとすると、扉が閉まっており、なぜか窓も防弾ガラスのため割ることも適わない。
一行は屋敷の中に残され、殺人犯が誰かを勘ぐり、事件の真相を解明しようと躍起になる。
そして、事件は二人目の犠牲者(首無し死体)と、ひとりの行方不明者が出たこととで、さらに悪化していく。
社会人経験のある、年配の桃山 克巳はこの島の伝承を調べていたという。
この島がかつては鬼が島であったこと。また、人食い鬼の伝説など。人食い鬼はさすがにこの科学の発展した世にはいないだろう、と一同は呆れるが、それになぞらえた快楽犯の仕業である可能性は高い。
残された人々は、お互いを疑いあうが、また一人、姿を消したことでさらに混乱の中に落ちていく。行方不明者はつぎつぎ増えていく。
はたして事件の真相はどんなものか。そして、主人公は生き残れるのか。
→
冒頭で、屋敷の唯一の出入り口はいつの間にか施錠されてしまいます。これは教授を殺した犯人による一時的な施錠です。
犯人がカビに分解されてしまったことで、半永久的に閉ざされてしまうことで、脱出不可能となり、本格的にストーリーに入っていきます。
また、物語が急展開するポイントとして、教授の死体が床に着いた血液ごとそっくりそのまま消えてしまう、というシーンを出すと効果的かなと思ったり。
以上を踏まえて。
このゲームのベストエンディングとなるものに到達するためにはまず、教授を殺害した犯人が誰かを推測し、それ以後の事件の犯人は別にいることを察知すること。
その上で、屋敷内の調度品が不自然であることを見抜き(絵画をたたくと金属音がする等)、行方不明者の遺留品の統一性に気づくことで、未知のカビの存在に気づくこと。そして、カビが熱に弱いという性質を見抜くこと。
これらを総括して、カビを熱で滅した後に、洋館から生きて脱出することがベストエンディングとなります。・ゼミの教授が趣味で買い取った洋館が舞台。
(かつて、細菌やアメーバなど妙な研究が行われていた。)
- 何室かのみ宿泊できるように清掃しているが、建物の細部まではまだ。というわけで、掃除のまったく行き届いていない部屋すらある。
- 到着した時点で、管理人がいない。失踪。スープのみ暖かいままで残っていた。
- メンバー(七人)のうち一人――教授が死体で発見される。慌てて逃げようとするが、扉は固く閉ざされていた……。犯人は誰? どうやって脱出するのか?
■物語の真実(トリック?)
神宮寺が指示し、伊達が馬酔木を殺害する。(=第1の被害者アシビ教授)
この後に、管理人であり実行犯である伊達がウイルスの被害者になっており、そのため、伊達は本編では一切顔を出さない。(分解されているため、出せない。)
第二の殺人の被害者は神宮寺。口論の末、村中が勢い余って殺してしまう。正当防衛の範囲で。(殺人に気づいた村中が責めたため、取っ組み合いになり、口論しているうちにうっかり……。)
そして、第三の被害者は村中。
今度は人為的ではない。ウイルスによる被害である。(伊達に次いで、二人目)
ここで、犯人として浮上するのが、管理人の伊達。そして、気づく、十二支の関連性。(アシビ教授が余興として用意していた十二支グッズなどを設定に使用しても良いかも)
また、人食い鬼の伝説と、時々見つかる怪文書の中に書かれている。そこに、「桃太郎、鳥、犬、猿」の話も出て来る。これによって、桃山が疑われるなどする展開もあったり。
(真相は「漆黒のイノセント」こと痛い子・猪瀬 卓夫の悪戯によって、迷走する。彼は早々に十二支の関連性に気づいており、皆にバカにされた腹いせもかねて、意味不明な手紙を各所にばらまいていた。)
「ウサギ、追いし。かのやま」
「ふくろの、ねずみ」
などなど。
以後は展開で色々と分岐する。人為的な殺人の候補としては、牛尾が赤井を殺すルートなどもありかもしれない。
■開始前~第一の事件発覚まで
(※たたき台なので、以前の設定もそのまま残っている)
(伊達は口やかましく言われることに腹を立て続け、神宮寺は家のことで脅されたり利用されたり乱暴されたりと、積もり積もったうらみ。)
- 伊達は神宮寺に好意を抱いていたため、神宮寺に全面的に協力する。
なお、伊達はジャンキーであり、神宮寺は軽蔑こそすれど、好意など持つはずもない。
- 馬酔木の考えた、干支ゲームの企画を逆に利用し、馬酔木を殺害しようと思い立つ。
↓ (※下記、まだ整理できておらず、旧設定のまま)
1.馬酔木は干支ゲームの最終打ち合わせのために、神宮寺を助手席に乗せ、自家用車で、みんなより先に洋館に到着する。
2.伊達が神宮寺に言葉巧みに操られ、馬酔木を包丁で刺し殺す。
その後、伊達は、神宮寺の指示でクエン酸ナトリウムを流れ出た馬酔木の血に混ぜさせ、血液が固まらないようにさせた。(アガサ・クリスティ「ポアロのクリスマス」より、神宮寺が得た知識。実際のところ、現代の検死が機能すれば、これはまったく意味がない。捜査を撹乱させる第一歩である。)
神宮寺は後に、伊達を自殺に見せかけて殺害するつもりであった。(これに使おうと思っていたのが、干支のゲームで馬酔木が用意したロープなど。馬酔木は大掛かりな擬似殺人ゲームをしようとしていた。)
3.伊達に、駅まで送ってもらい、どこかに隠れて皆が来るのを待つ。
4.伊達、館へ帰る。
その後、伊達はもてなしのための料理を作ろうとして、料理途中に隠し味のスパイスを切らしていることに気づき、地下倉庫に取りに行く。(この地下倉庫のさらに奥深くに、忘れられた研究エリアがある。)
ふと、さきほど殺害した馬酔木教授の幻影を見たような気がして、最近見つけた最奥の地下室まで飛び込んでいく。、殺しをしたという恐怖から、地下でうっかり転んでしまい、その弾みで、未知の細菌を閉じ込めていた部屋を開いてしまい、自分自身はバクテリアに分解され、消えてしまう。
バクテリアは、このとき、地上まで出たが、料理の熱を感じて、二階へと逃げてしまった。一番奥の日当たりのない、じめじめしたゾーンへと逃げ込むバクテリア。(しばらくそこで待機している)
5.第一陣(三バカ、おたく)、館へ向けて出発、館に到着しても誰も居ないので、玄関フロアで待機。
6.主人公と彩、駅に到着する。
先に神宮寺と村中、桃山、いじめられっこ、赤井が居る。
7.主人公たち第二陣が館へ向けて出発する。
8.館に到着。ゼミ生の全員(11人)が合流。
管理人も出迎えず、主催者の教授も出てこないことに不審がった一行は先へ進むことにする。
そして、廃墟のゾーンを潜り抜け、宿泊ゾーンに。(この宿泊ゾーンは大きな扉を越えた先にある。)
中へと入る一行。しかし、人の気配がしない。ひとりが、焦げ臭い匂いに気づき、台所へと向かうと、料理途中で放り出された鍋、机の上に中途半端に並べられた食事を発見することになる。
管理人を探すが誰もいない。仕方がないので、キッチンで待つことにする。テレビなどもあったので、お互いの自己紹介も兼ねた。
トイレに行く、と外に出た鳥井リカが馬酔木教授の死体を発見する。
9.第一の殺人事件発覚。被害者・馬酔木。
血は固まっておらず、死後間もない、と誰もが思った。
そして、ひとまず、そのままにして一行は警察を呼ぼうと携帯電話を開くが、圏外。
助けを呼びに、外に出ようとするが、入ってきた入り口が施錠されており、中から開けることができなくなっている。(これは、カギをかけたのではなく、館そのものが細菌を外に出さないための防御システムであった。)
閉じ込められた一同は、脱出口を探し始めるが、窓には鉄格子がはまっていて、外に出られない。
恐怖におびえる一夜が始まった・・・。
※この時点で、神宮寺は伊達が出てこないのを不審に思っている。
ジャンキーであるが故に、後で何とでも冤罪をなすりつけられると考えていたが、その反面、何をしでかすかわからない。
神宮寺は、伊達が生きた状態で一行に発見されるのを恐れていた。
※馬酔木の死体を見つけたとき、村中は、最近、神宮寺にポアロの小説を薦めたのを思い出した。
また、駅の待ち合わせ場所に、神宮寺は電車ではなく、どこかからふらっと歩いてきたのを、村中は気づいている。村中は、神宮寺を怪しみ始める。
最終更新:2012年02月28日 21:31