グングニル

グングニル(古ノルド語: Gungnir)は、北欧神話の主神オーディンが持つ槍。日本語ではグングニールとも表記される。その名は古ノルド語で剣戟の響きの擬音を意味する。

神話での描写


ドヴェルグの鍛冶、イーヴァルディの息子達によって作り出され、オーディン、トール、フレイに品定めされた後、オーディンへ渡された。この槍は決して的を射損なうことなく、敵を貫いた後は自動的に持ち主の手もとに戻る。また、この槍を向けた軍勢には必ず勝利をもたらす。

グングニルの穂先はしばしばルーン文字が記される場所の1つとされている。

柄はトネリコで作られているとされる。またある再話では、オーディンがミーミルの泉の水を飲んで知識を得た記念として、泉の上にまで伸びていたユグドラシルの枝を折ってグングニルを作ったともされている。
最終更新:2013年06月05日 08:48