ワイルド・ビル・ヒコック

ジェームズ・バトラー・ヒコック(James Butler Hickok, 1837年5月27日 - 1876年8月2日)は、ワイルド・ビル・ヒコック(Wild Bill Hickok)の愛称で知られたアメリカ合衆国西部開拓時代のガンマン、北軍兵士。

ヒコックはイリノイ州トロイ・グローブで生まれた。彼はサンタ・フェとオレゴン・トレイルの駅馬車御者になるため父親の農場を1855年に離れる。彼の拳銃の腕はその愛称に結びついた。1857年に彼は、カンザス州ジョンソン郡(現在レネックサ市の一部)の160エーカーの土地を要求し、モンティセロ郡区の治安官になった。1861年には、ネブラスカ州で町の保安官になる。

駅馬車の御者やバッファロー・ハンターとして生計を立てていたが、南北戦争では北軍に雇われて情報を収集した。1872年から1873年にかけては、バッファロー・ビルが主催する西部劇ショーの「Wild West Show」に参加して東部を巡業した。サウスダコタ州の酒場でポーカーに興じているところを無宿者に背後から撃たれ殺された。なお、このときビルが手に持っていたトランプがAと8のツーペアだったとされるため、この手は「デッドマンズ・ハンド」と呼ばれている。
最終更新:2013年05月06日 12:06