魔法の視覚エフェクトを書かなかった理由はいくつかあります。一つは、魔法式は直接改変対象に投射されるものですから、自分自身に魔法を掛ける場合を除いて自分の足元とか頭上とかにエフェクトは表れないということ。 #mahoukahttps://twitter.com/dengeki_mahouka/status/73013472924938240
一つは、起動式が伝統的な魔法陣、呪文、印契を組み合わせたものと同等以上の情報量を持つものという設定から、伝統的な魔法陣を連想させる描写をしたくなかったということ。 #mahoukahttps://twitter.com/dengeki_mahouka/status/73013558329360384
起動式は一秒未満で処理されるものですから、エフェクトを文章で描写することによって起動式が長時間滞留するという印象を与えたくなかったという面もあります。 #mahoukahttps://twitter.com/dengeki_mahouka/status/73013647001137152
短時間で消えるものだからこそ、それを狙い撃てる真由美さんすげー、となるわけです。サイオンの弾丸を放つ技術自体はポピュラーなものですから、的が長時間姿を見せていれば狙撃するのは難しくありません。 #mahoukahttps://twitter.com/dengeki_mahouka/status/73013780723929088
また、余分な光とか粒子とかをばらまくのは未熟な証拠、という設定に縛られている部分もあります。この設定の所為でビジュアルご担当の皆様にはご苦労をお掛けしておりますが(汗) #mahoukahttps://twitter.com/dengeki_mahouka/status/73013882330955776
自分自身に魔法を掛ける場合は魔法式の影響が足元とか頭上とか背後とかに視覚化されても設定と矛盾しないのですが、一般的な魔法陣に対応する起動式は一瞬しか見えないのがミソなのです。 #mahoukahttps://twitter.com/dengeki_mahouka/status/73013960508583936
逆に言えば、一瞬を切り取る「絵」であれば起動式のエフェクトが描かれていても矛盾はありません。もっとも、伝統的な魔法陣より情報密度が高い、という点は未解決ですが(^^; #mahouka
Q.第2話で服部副会長と司波達也が話をするシーンで起動式が読めることに服部副会長は驚いていましたが、起動式は読めないものなんですか?またその理由を教えてください。
A.第2話で服部副会長の口から語られた通り、最も単純な起動式でもアルファベットで3万字相当の情報量があります。これはアルファベットがローマ字であると仮定して電撃文庫20ページ分に該当します。しかもその情報は言語の形を取っていません。CADが作動中に見えている数字やアルファベットはその実、無意識領域に存在する魔法演算領域が魔法式構築の際に使用するシンボルです。日常的に使用することが無いシンボリックな文字列で記述されたアルファベット換算3万字相当の情報をCADが出力する0.5秒以内の時間で読み取る。これが起動式を読むということです。達也にしか出来ないというわけではありませんが、同じことをするためにはCADの処理速度に劣らぬスピードで文字列を読み取ってその意味を理解するか、起動式を一文字一文字読むのではなく、ブロックごとに一纏まりな情報として理解する能力が必要です。どちらも常識的には不可能と考えられています。なお達也は両方の方法を同時に併用して起動式を読んでいます。