灼熱のハロウィンとは、2095年10月31日に
日本が
大亜細亜連合の鎮海軍港を消滅させた爆発および戦闘である。後生の歴史家が呼ぶ俗称。2096年4月時点で既に記者が使っている
懲罰動議が提出されていたが、
国際魔法協会は爆発は放射能汚染兵器によるものではないとの見解をまとめ、懲罰動議は棄却されている。
背景と経緯
横浜事変の翌日、
大亜細亜連合は鎮海軍港に艦艇を集結させていたが、
日本は海軍の動員が遅れ、苦戦は免れない状況であった。状況を打開する為、
統合幕僚会議の認可を受け
独立魔装大隊が所有する戦略魔法兵器を投入することとなった。
大黒竜也は
対馬要塞の第一観測室から、鎮海軍港の奥に停泊する旗艦の戦闘旗を対象に
マテリアル・バーストを発動した。
損失
大亜細亜連合は、10隻近い大型戦艦と、20隻以上の駆逐艦・水雷艇の艦隊、鎮海軍港の港湾施設および
戦略級魔法師・
劉雲徳を失った。
日本政府の対応
この攻撃で戦略級魔法が使用されたことは状況から見て明らかだったが、日本政府は詳細を一切明らかにしていない。外交チャンネルを通じた他国からの問い合わせに対しても、マスコミからの情報開示請求に対しても、「国防上の機密」の一言で回答を拒んでいる。
評価
- 後世において人類史の転換点と評されている。軍事史の転換点であり、歴史の転換点とも見做されている。
- 機械兵器とABC兵器に対する、魔法の優越を決定づけた事件であり、魔法こそが勝敗を決する力だと、明らかにした出来事。魔法師という種族の、栄光と苦難の歴史の、真の始まりの日。
考察
講和条約
- 13巻P124では、2095年11月に日本と大亜連合の講和条約が成立、
- 20巻P48では、2095年12月に休戦協定が結ばれ、2096年3月に講和条約が締結
となっており、講和条約が成立(締結)した時期にズレが生じている。
登場巻数
7巻、
8巻、
11巻、
12巻、
14巻、
20巻、
21巻
コメント
出来事 用語
最終更新:2017年02月26日 09:59