ESCAPES(エスケイプス)計画{魔法核融合炉エネルギープラント計画、恒星炉(プラント)プロジェクト}は、2097年5月31日に発表された
司波達也発案の魔法
恒星炉(常駐型重力制御魔法式熱核融合炉)を使った海水資源化プラント(
恒星炉プラント)の開発計画。名称は「Extract both useful and harmful Substances from the Coastal Area of the Pacific using Electricity generated by Stellar-generator(恒星炉による太平洋沿岸海地域の海中資源抽出及び海中有害物質除去)」を短縮したもの。「脱出手段」という意味も持っている。
概要
- 元々このプロジェクトは達也が四葉から「脱出」した後の生活手段として考えていた物だ。四葉に本家の人間として迎えられたことで動機は少し変化したが、魔法の非軍事利用という大目標は変わらない。
- エドワード・クラークによるディオーネー計画発表と計画へのトーラス・シルバーすなわち司波達也に対する参加要請、そしてその正体暴露の後、達也は四葉家とそのスポンサー・東道青波の許可・支援を得て、さらに東道の口利きにより北山潮をはじめとする財界の有力者の協力を得て巳焼島でプロジェクトを実現。
- このプロジェクトの中身は、魔法恒星炉ー重力制御魔法による核融合炉ーを実用化し、家庭用、産業用に広くエネルギーを供給する。魔法恒星炉により生み出した電力で海水から水素を作り出し、本土に輸送する。水素生産過程で同時に海水中の有害物質を取り除き、海洋環境の浄化にも貢献するというものだ。。
- ESCAPESという名称には魔法師が軍事から逃走(エスケープ)する、つまり魔法師の軍事利用からの脱出、という意味が含まれている。
- このプロジェクトでは、国家のエネルギー供給に魔法恒星炉プラントを組み込むことでことで魔法師の重要性を増大させ、魔法師を前線で使い潰してエネルギーの不足を招くような愚を犯さなくさせる。要するに、戦力の供給とエネルギーの供給の間にトレードオフの関係を作り出し、魔法師を兵器として利用したくても出来ない状況を作り出す。
登場巻数
16巻、
17巻、
24巻、
25巻、
26巻、
27巻、
30巻、
31巻
コメント
用語
最終更新:2022年06月09日 19:40