プロフィール | |
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性別 | 男性 |
生年月日 | 2079年9月10日 |
職業 | 学生 |
家族構成 | 父:吉田幸比古 兄:吉田元比古 |
得意系統 | 神祇魔法 |
使用CAD | タブレットタイプの汎用型CAD 鉄扇もどきのCADの一種 |
声の出演 | 田丸篤志 (テレビアニメ) |
学籍 | |
所属 | 国立魔法大学付属第一高校 |
クラス | 1年E組[二科](2095年4月-2096年3月) 2年B組[一科](2096年4月-2097年3月) 3年B組[一科](2097年4月-2098年3月) |
活動 | 風紀委員(2096年4月-) 風紀委員長(2096年10月-) 2095年度九校戦選手(代理出場) 2096年度九校戦選手 |
所属 | 国立魔法大学(2098年-) |
なお今回出番がリストラされてしまった彼は、第二章でしっかり活躍してもらいますのでご安心ください(^^ テキスト担当の佐島でした。 #mahouka
表紙の幹比古が着ているのはマントに見えるかもしれませんがローブです。「ジェダイの復讐」でルークが着けていたようなデザインで、とお願いしましたので私的にはOKだったのですが、マントに見えるのは私の注文がまずかった所為かもしれませんね #mahouka
千葉家と吉田家はエリカや幹比古の祖父の代からの付き合いです。
千葉家はエリカの祖父が魔法剣技〈剣術〉体系化し、父親がそれを広めました。千葉家が今の家に住み始めたのは剣術道場を始めてからで、それまでは吉田家の近所でした。
といっても、子供の頃から付き合いがあったわけではありません。吉田家と千葉家の付き合いは、エリカの祖父が吉田家の魔法を学ぶ為にその門を叩いたことから始まりました。
その当時はまた魔法研究が進んでおらず、古式魔法の方が新しい魔法、達也たちの時代で言う現代魔法より優れていました。自己加速術式を伝える法術剣士の家系出身であるエリカの祖父は、家伝の剣術を魔法戦闘技術として進化させる為に、古式魔法の伝承者であることを世間に明かしていた吉田家の教えを請うたのです。
後にエリカの祖父は吉田一門と別れ、色々な所で修行を積み魔法剣技〈剣術〉を体系化させました。しかし彼は吉田一門と喧嘩別れしたのではなく、最初の師である吉田家に対する敬意と恩義を死ぬまで忘れませんでした。現代魔法の発達により古式魔法を学ぶ者が減少した時期があり、その時に吉田家は没落し掛かりましたが、〈剣術〉の創始者として名声を確立していたエリカの祖父が恩返しに援助したこともあります。そうした経緯で千葉家と吉田家はお互いの家を行き来する関係になりました。
エリカはとある事情から学校以外で家の外に出ることを許されていませんが、幹比古が初めて千葉家を訪れた時に同い年のエリカと会って、それ以降の付き合いになっています。
出会った当初は、幹比古がエリカのことを気に掛けて色々構おうとしたのをエリカが鬱陶しがって邪険にしていた、という今と反対の関係でした。
Q.幹比古が魔法力を失うきっかけとなった一年前の事故について教えてください
A.2094年8月17日、旧暦2094年7月7日の太陰暦七夕の日、吉田家では年一回の重要な魔法儀式が行われていました。広域気象操作が可能な神霊――大規模独立情報体を喚起する(呼び出して活性化する)技を競う儀式です。
この儀式で幹比古の兄の元比古は大気流動の大規模独立情報体「風神」の喚起に成功。対抗心を燃やした幹比古は制止する周囲の声を聞かず、吉田家の最終目標である水の大循環の独立情報体《竜神》の喚起に挑むがこれに失敗。相思の枯渇を起こして気を失ってしまいます。
それ以来、幹比古は、自分の魔法発動が遅くなっているという感覚に取り付かれて魔法が上手く使えなくなるのですが、実際には速度低下の事実はありません。これは幹比古の感覚が加速した為の錯覚です。幹比古は《竜神》との接触時、向こう側からの干渉で無理やり魔法演算を加速させられた時の感覚を引きずっていたのです。幹比古のスランプの原因は、竜神との接触体験にとりつかれていたせいなのでした。
達也によって、CADを利用したより高速な現代魔法の原理に基づく古式魔法の術式を使用する機会を与えられたことにより、幹比古は発動速度との感覚のずれを克服しスランプを脱却しました。今では、自分が何故スランプだったのかその理由を自覚しています。