１６．暴走特急シベリアンエックスプレス (Transsiberian 2008年 イギリス＝ドイツ＝スペイン＝リトアニア）
監督は、ブラッド・アンダーソン（Brad Anderson）。主演は、エミリー・モーティマー（Emily Motimer）、ウッディ・ハレルソン（WoodyHarrelson）そしてベン・キングスレー（Ben Kingsley）です。
カメラを趣味とするジェシー（エミリー・モーティマー）です。持っているカメラは、CANON EOS 400Dとあります。
400Dはあまり聞いた事がありませんので、調べたら2006年発売のEOS Kiss デジタルの３代目のXのことでした。CANON EOS Kiss デジタル Xは、アメリカ向けはEOS DIGITALREBE XTiとし、ヨーロッパ、アジア、オセアニア向けはEOS DIGITAL 400Dとしていたのでした。同じカメラでも、仕向け地別に型名を変えることはよくあります。ある地域に輸出しても他地域に転売される実情をつかむためでしょうか？再び日本に戻ってくることも考えられます。
二人は、中国での仕事を終え、アメリカへ帰る途中旅行を兼ねて、モスクワまでシベリア鉄道に乗る事にしました。
お手洗いが詰まっていて水が流れないと、女性の車掌に注文をつけたら、言葉がわからないとその場を逃げようとするので、再度注文したら、大声でわけのわからない声で反発され、注文した方が引っ込んでしまった場面です。アメリカ映画で、一度ならずロシアの車掌がこのような応対をする場面をみかけますが、現実にあるんでしょうかね？日本じゃ考えられないですよね。客のおもてなしの片りんもみられない態度です。
ジェシーとロイは、同室になったアビーとカルロスと知り合いました。実は、この二人は麻薬の運び屋だったのでした。
列車が一時停車し再び動き出した後、ジェシーは、ロイが列車に乗っていないのに気付きました。列車が停車した時、下車し乗り遅れたようです。ジェシーは、次の駅で下りてロイと連絡をとることにしました。そうしたらアビーとカルロスの二人も付きあってくれるというのです。次の駅で下りたジェシーは、ロイと連絡がとれ、次の列車に乗るといういうのですが、それは明日でかなりの時間待っていなければなりません。
すると、カルロスがジェシーにいい景色の所があるからゆかないかと誘いをかけてきました。少なからずカルロスに好意を持っていたジェシーは真を撮りたいという気もあり、行くことにしました。行った所は廃墟となった教会でした。
ところが、カルロスがジェシーに言い寄ってきたのです。ジェシーは必死に抵抗し、あげくのはて「こいつ！」と角木材でカルロスの頭を殴りました。カルロスは頭から血を流し、息絶えたのです。なんと力のある女性でしょうね。大の男を一撃で倒したんですから。そしてジェシーは急ぎ列車の所へ帰り、ロイと再会しました。ロイとの再会の喜びと人を殺したという事実の間でジェシーの心は複雑でした。
ジェシーが列車に戻ると、ロシア警察官（ベン・キングスレー）となのる男が、列車に乗り込んできてました。麻薬の捜査の専門だというのです。
ジェシーは、自分のバッグをみて驚きました。カルロスが持っていたマトリューシカ（ロシアの入れ子人形）がいつの間にか自分のバッグに入ってるじゃありませんか。この入れ子人形の中に麻薬が隠されているのです。運び屋が人のバッグに忍ばせて運ぶのは、よくやる手段でしょうか。
新たにもう一人の刑事が、列車に乗り込んできました。カルロスとアビーを知らないかと詰問されました。ところが、この刑事は、悪徳警察で麻薬取引のボスの下で働いているんです。
ジェシーは仕方なく、いつの間にか自分のバッグの中に入れ子人形が入っているのを白状しました。早速人形をナイフで切ると中にヘロインが入っていました。さらに、ヘロインだけでなく、金も探していたのです。ジェシーも金の事は、全く知りません。しかし執拗にカルロスの事を聞きます。
アビーは悪徳警官に捕えられ拷問されていました。拷問されてもアビーはカルロスがどこへ行ったか全くわかりません。勢い、ジェシーの方への詰問が激しくなりました。
悪徳警官のジェシーへの追求は、厳しいものでした。それをロシア警察の麻薬捜査官（ベン・キングスレー）が悪徳警官を銃で撃ち殺し間一髪救ってくれました。
事件が一段落した後、入院中のアビーをジェシーを見舞いました。そこでジェシーは、アビーにカルロスの遺体のある場所をおしえたのです。退院したアビーは、カルロスの遺体のある場所へ向かいました。そして、カルロスの遺体から札束を抜き取ったのでした。ここで映画は終わっています。最後に得をしたのは、アビーだったという想定でしょうか？
(未完成)
最終更新：2015年07月03日 15:16
