擁立
6コインを支払ってプリンセスカードを購入すること。
これと同時に、そのターンに使用した領地タイプを持つカードのうち、コストが高い順に三枚だけ直轄地に移動する。
そのターンに使用した領地カードが二枚以下であればそれら全てが移動する。一枚もなければ一枚も移動しない。
また、領地の直轄地への移動は強制であるため、条件に合致さえしていればどのような領地でも移動する。
鉱山都市や農村といったデメリットのある領地の移動も条件に合致していれば拒否は基本的に不可能である。
擁立を行うことより、手持ちの継承権カードを直轄地にセットでき、また、購入したプリンセスカードの効果の恩恵を受けることができる。
ゲームの本格開始の幕開けである。
ただし、ゲーム中のプリンセスカードは各一枚のみなので、誰かに購入されたプリンセスカードを自分が後から購入することはできない。
また、擁立した姫を擁立後に交換することもできないので注意。
なお、擁立を行う場合はそのターンのセカンドフェイズは擁立しか行動ができないので、擁立時にコインが余る状況になっても余ったコインで買い物等を行ったり
逆にあらかじめ買い物をしておいたりすることはできない。
選んだ姫や擁立タイミングによって自他のその後の展開が大きく左右されるので、擁立はプリンセスカードの効果と自分の目指す戦法とのマッチング具合の理解や
局面の読み、あるいは直轄地の概念理解といった、このゲームに関するプレイヤースキルが大きく問われる場面である。
例えば、プリンセスカードの効果はいずれも強力であり、なおかつ早く擁立すればするほどその恩恵を受けやすくなる(第二皇女 ラオリリと双子の姫 レイン&シオンは後手向きだが)が
同じ6コインで購入できるカードには大都市、工業都市、独占といった強力なカードが多いので、時には擁立をスルーしてこれらのカードを買ったほうがよい場面もある。
また、擁立を行わない限り継承権カードはデッキを圧迫するだけで何の効果も持たないお邪魔カードに等しいが、事前にこれらを十分量確保しておけば
擁立後速やかに戴冠式を行うことも可能となる。
このように、擁立には状況と展開の見極めは必須である。
ただ、繰り返しになるが、プリンセスカードの効果はいずれも強力であるので基本的には早めに擁立を行っておいたほうがその後のゲームを有利に進めやすいだろう。