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「その他幕間その16」(2013/06/29 (土) 17:06:26) の最新版変更点
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#divid(ss_area){
*名探偵・負け犬たちのサーカス
=========CHAPTER1『名探偵・負け犬たちのサーカス』===========
―探偵、それは真実の配達人―
どこからか遠くで口笛の音が聞こえた。
次の瞬間―あたしは不意の睡魔に意識を失った―
◆◆◆
偽名探偵こまねが目を開けると彼女は見知らぬ密室にいた。
―動けない。
彼女は自分が身体を固定されている状態なのを認識すると薄らと眼を開け
その眠たげなまなこを右に左にと視野の届く範囲で走らせた。
薄暗い小部屋。
物置のような印象だが、調度品はほとんどなさそう。
出入り口も見える範囲では見受けられない。部屋の奥には何か踊り場。
左右に雪洞、中央にあれはマイクか?なにかステージのようなものが存在する。
「…。」
次に自身の記憶をたどる。
たしか自分は世界大会1回戦に出場するために朝方、事務所を出たはずだ。
その後…
うーん、そこからの記憶が見事に途切れている。どうしてこうなった。
最後に縛られ後ろに回ったままの手首に少し力を入れてみる。足は縛られていない。
(ガチガチだね、これ力づくでは無理か)
推測含む、まとめ。
現在、自分は見知らぬ部屋で後ろ手をロープで結ばれ椅子に縛られにさせられている。
連れ込まれた記憶はない。
「これは拉致られたんだねぇー……って、あれれれれ、なんで?」
発した自身の呟きに驚き、思わず疑問符の叫びを上げるこまね。
自分の声が”聞き取れた”のだ。なんでシャボン玉が出ないのかと。
音をシャボン玉に替える自分の魔人能力『音玉』が発動しなかったのだ。
「君の今の状態では能力は使えない。」
回答は即、真後ろからあった。抑揚のない落ち着いた男性の声だった。
声の位置からして自分と同じ椅子に座っている印象がする。声の向きは
彼女とは反対方向。距離は60~70cmくらいか。
ということは自分達は部屋の真ん中ほぼ中央に背をむきあわせて座っている
ことになるだろうか。で、この声の主は…っと、MY脳検索実地。
なるー色々合点した。
「ちょっとねー。今振りむけない状態なのでこのまま御挨拶するねー。
あたしは偽名探偵こまねだねー、貴方は?」
「私は事実だ。」
男からは端的な答えが返ってきた。
うん、やはり、まの・じじつさん、今回の対戦相手の真野事実さんだ。
声を直で聞くのは初めてだけど、本人で間違えない。
可能な限り参加者の声は集めておいたのが地味に役に立ったわけだ。
そして彼もまた探偵。。
「mm…探偵が二人して捕まっちゃいましたね。」
「自分は縛られているが、捕まってはいないとだけいっておこう。」
「それって単なる強がりじゃ。」
「君はこの事態に悲鳴をあげていない。なら私もだ。ハードボイルドも探偵の一要素だろう。」
「???」
こまねはここで一度はなしを切る。なんだか禅問答のようなやり取りだ。
この人、こんなキャラだったっけ?
まあ確かに”この程度で”無様な悲鳴をあげているようでは探偵の名折れではある。
彼女はすーと目を細めるとさり気なく水を向けてみる。
「ここは一つ手”~”とりあって見ます?」
返答は今回も即だった。
「お願いしたいところだな。”届く”ものなら」
そして続ける。
「ただ、とりあえずはお客さんの応対から始めることになるだろう。難儀な客のようだ」
その声に反応するように、部屋にあるステージの仕掛けが反応した。
ヨォーというかけ声がスピーカーから流れ、設置された両脇のボンボリ達が赤黒の点滅を繰り返す。
なんて人を不安にさせる悪趣味な作りなのだろう
作成者は間違いなく狂人だ。
そして何処か遠くでギギギと重い扉を開くような音。
Suhhhhhhhhhhhhhh……GAhと獣が唸るよう様な音。
こまねの聴覚は常人では感じとれないレベルまでずば抜けている。
聞きたくもないのに妙な音まで聞き取ってしまった。
そして『何か』が近づいている。
トントントントン。
比類して心臓が痛いほど跳ねている。なんだこのひとの心を掻き毟り凌辱しようとするような気配は
なんだ。
なんだ。
あたしはこの気配を知っている。まさかまさか
ートン
ートン
ートン
ー
ー
ー
ー
ートントントン。
” ーすとーんー ”
そして『ソレ』は唐突に彼らの前に現れた。
身長約123cm。
白と黒のモノトーン。出来の悪いクマかタヌキのヌイグルミを思わせる外見。
紅く萌える瞳。
出来そこないのケモノのような歪なソレは過度に出来そこないでどこか凄く既視感があって出来そこないで出来そこないで
出来そこないでもうこないで。
『奴』はぽんぽこ腹を抱えて笑え声をあげると
呆然とする、こまね達の前で片手をあげ挨拶を繰り出した。
「ぐっどないとだぜ☆オマエラ~
ボク~『戮(リク)エモン』です~。」
…
…
……
すぅぅぅぅ
「「あうとぉぉぉぉぉxxxーーーーーーーーーー!!!!!(OUT:流石にそれは不味いだろという意味の英語)」」
一瞬の沈黙の後
閉ざされた空間に探偵たちの絶叫が響き渡った。
(イメージBGM的な何か)
tp://www.youtube.com/watch?v=6Q0qy3hhvwk
(間奏1分ほど オープンクレジット的な何か)
↑WIN 超ダンゲロス級三つ子“ケルベロス”ミツコ
VS 超ダンゲロス級槍使い・黒田武志 ↓lose
VS 超ダンゲロス級“La Amen” ラーメン探偵・真野事実 ↓lose
↑WIN 超ダンゲロス級”両替師”赤羽ハル VS
VS 超ダンゲロス”清掃員”聖槍院 九鈴 ↓lose
VS 超ダンゲロス級”よい子の帝王学”高島平 四葉 ↓lose
↓lose 超ダンゲロス級”豊満ピンク”エルフの元女騎士ゾルテリア
VS 超ダンゲロス級”廃人” 偽原 光義 ↑WIN
↓lose 超ダンゲロス級”名探偵”偽名探偵こまね
VS 超ダンゲロス級"かませいぬ”鎌瀬 戌 ↓lose
↑WIN 超ダンゲロス級”???”紅蓮寺工藤
VS超ダンゲロス級”有罪検事”内亜柄影法 ↓lose
VS超ダンゲロス級”兵傘”雨竜院雨弓
↑WIN 超ダンゲロス級”チャラ男”黄樺地 セニオ
VS超ダンゲロス級”D&D”姫将軍 ハレル & 参謀喋刀 アメちゃん+98
(以下略シマスゴメンナサイ)
◆◆ダンゲロスSS3番外SS
D・A・N・G・E・R・O・S
R・O・N・P・A
『CHAPTER1:名探偵、負け犬達のサーカス』
???
「フハハハハハ、ボクはこの大会の運営者様なのだぁーーーーー」
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*幕間SS『名探偵・負け犬たちのサーカス』OP
=========CHAPTER1『名探偵・負け犬たちのサーカス』===========
―探偵、それは真実の配達人―
どこからか遠くで口笛の音が聞こえた。
次の瞬間―あたしは不意の睡魔に意識を失った―
◆◆◆
偽名探偵こまねが目を開けると彼女は見知らぬ密室にいた。
―動けない。
彼女は自分が身体を固定されている状態なのを認識すると薄らと眼を開け
その眠たげなまなこを右に左にと視野の届く範囲で走らせた。
薄暗い小部屋。
物置のような印象だが、調度品はほとんどなさそう。
出入り口も見える範囲では見受けられない。部屋の奥には何か踊り場。
左右に雪洞、中央にあれはマイクか?なにかステージのようなものが存在する。
「…。」
次に自身の記憶をたどる。
たしか自分は世界大会1回戦に出場するために朝方、事務所を出たはずだ。
その後…
うーん、そこからの記憶が見事に途切れている。どうしてこうなった。
最後に縛られ後ろに回ったままの手首に少し力を入れてみる。足は縛られていない。
(ガチガチだね、これ力づくでは無理か)
推測含む、まとめ。
現在、自分は見知らぬ部屋で後ろ手をロープで結ばれ椅子に縛られにさせられている。
連れ込まれた記憶はない。
「これは拉致られたんだねぇー……って、あれれれれ、なんで?」
発した自身の呟きに驚き、思わず疑問符の叫びを上げるこまね。
自分の声が”聞き取れた”のだ。なんでシャボン玉が出ないのかと。
音をシャボン玉に替える自分の魔人能力『音玉』が発動しなかったのだ。
「君の今の状態では能力は使えない。」
回答は即、真後ろからあった。抑揚のない落ち着いた男性の声だった。
声の位置からして自分と同じ椅子に座っている印象がする。声の向きは
彼女とは反対方向。距離は60~70cmくらいか。
ということは自分達は部屋の真ん中ほぼ中央に背をむきあわせて座っている
ことになるだろうか。で、この声の主は…っと、MY脳検索実地。
なるー色々合点した。
「ちょっとねー。今振りむけない状態なのでこのまま御挨拶するねー。
あたしは偽名探偵こまねだねー、貴方は?」
「私は事実だ。」
男からは端的な答えが返ってきた。
うん、やはり、まの・じじつさん、今回の対戦相手の真野事実さんだ。
声を直で聞くのは初めてだけど、本人で間違えない。
可能な限り参加者の声は集めておいたのが地味に役に立ったわけだ。
そして彼もまた探偵。。
「mm…探偵が二人して捕まっちゃいましたね。」
「自分は縛られているが、捕まってはいないとだけいっておこう。」
「それって単なる強がりじゃ。」
「君はこの事態に悲鳴をあげていない。なら私もだ。ハードボイルドも探偵の一要素だろう。」
「???」
こまねはここで一度はなしを切る。なんだか禅問答のようなやり取りだ。
この人、こんなキャラだったっけ?
まあ確かに”この程度で”無様な悲鳴をあげているようでは探偵の名折れではある。
彼女はすーと目を細めるとさり気なく水を向けてみる。
「ここは一つ手”~”とりあって見ます?」
返答は今回も即だった。
「お願いしたいところだな。”届く”ものなら」
そして続ける。
「ただ、とりあえずはお客さんの応対から始めることになるだろう。難儀な客のようだ」
その声に反応するように、部屋にあるステージの仕掛けが反応した。
ヨォーというかけ声がスピーカーから流れ、設置された両脇のボンボリ達が赤黒の点滅を繰り返す。
なんて人を不安にさせる悪趣味な作りなのだろう
作成者は間違いなく狂人だ。
そして何処か遠くでギギギと重い扉を開くような音。
Suhhhhhhhhhhhhhh……GAhと獣が唸るよう様な音。
こまねの聴覚は常人では感じとれないレベルまでずば抜けている。
聞きたくもないのに妙な音まで聞き取ってしまった。
そして『何か』が近づいている。
トントントントン。
比類して心臓が痛いほど跳ねている。なんだこのひとの心を掻き毟り凌辱しようとするような気配は
なんだ。
なんだ。
あたしはこの気配を知っている。まさかまさか
ートン
ートン
ートン
ー
ー
ー
ー
ートントントン。
” ーすとーんー ”
そして『ソレ』は唐突に彼らの前に現れた。
身長約123cm。
白と黒のモノトーン。出来の悪いクマかタヌキのヌイグルミを思わせる外見。
紅く萌える瞳。
出来そこないのケモノのような歪なソレは過度に出来そこないでどこか凄く既視感があって出来そこないで出来そこないで
出来そこないでもうこないで。
『奴』はぽんぽこ腹を抱えて笑え声をあげると
呆然とする、こまね達の前で片手をあげ挨拶を繰り出した。
「ぐっどないとだぜ☆オマエラ~
ボク~『戮(リク)エモン』です~。」
…
…
……
すぅぅぅぅ
「「あうとぉぉぉぉぉxxxーーーーーーーーーー!!!!!(OUT:流石にそれは不味いだろという意味の英語)」」
一瞬の沈黙の後
閉ざされた空間に探偵たちの絶叫が響き渡った。
(イメージBGM的な何か)
tp://www.youtube.com/watch?v=6Q0qy3hhvwk
(間奏1分ほど オープンクレジット的な何か)
↑WIN 超ダンゲロス級三つ子“ケルベロス”ミツコ
VS 超ダンゲロス級槍使い・黒田武志 ↓lose
VS 超ダンゲロス級“La Amen” ラーメン探偵・真野事実 ↓lose
↑WIN 超ダンゲロス級”両替師”赤羽ハル VS
VS 超ダンゲロス”清掃員”聖槍院 九鈴 ↓lose
VS 超ダンゲロス級”よい子の帝王学”高島平 四葉 ↓lose
↓lose 超ダンゲロス級”豊満ピンク”エルフの元女騎士ゾルテリア
VS 超ダンゲロス級”廃人” 偽原 光義 ↑WIN
↓lose 超ダンゲロス級”名探偵”偽名探偵こまね
VS 超ダンゲロス級"かませいぬ”鎌瀬 戌 ↓lose
↑WIN 超ダンゲロス級”???”紅蓮寺工藤
VS超ダンゲロス級”有罪検事”内亜柄影法 ↓lose
VS超ダンゲロス級”兵傘”雨竜院雨弓
↑WIN 超ダンゲロス級”チャラ男”黄樺地 セニオ
VS超ダンゲロス級”D&D”姫将軍 ハレル & 参謀喋刀 アメちゃん+98
(以下略シマスゴメンナサイ)
◆◆ダンゲロスSS3番外SS
D・A・N・G・E・R・O・S
R・O・N・P・A
『CHAPTER1:名探偵、負け犬達のサーカス』
???
「フハハハハハ、ボクはこの大会の運営者様なのだぁーーーーー」
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