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聖槍院 九鈴幕間その7」(2013/06/29 (土) 16:33:17) の最新版変更点

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#divid(ss_area){ *■九鈴ちゃんの告白■ 頭まですっぽりと布団にくるまって、九鈴はじたばたもがいていました。 特急列車のことを思い出しているのです。 やってしまいました。TONGUが全国放送されちゃいました。 しかも、自分が同性愛者だと誤解されたかもしれません。 ちがう、ちがうの。あれはゾルテリアに勝つために仕方なくやったことなの。 温泉旅館のこともちがうの。そうじゃないの。 あれは四葉ちゃんの心の闇を掃除するためにしたことで、決して楽しんだわけじゃ……まぁちょっと楽しかったけど。 みていたかしら。雨弓さんはあの試合を。 たぶん見ていたんだろうな。 恥ずかしい恥ずかしい。 そして、雨弓さんに誤解されるのだけは――絶対に嫌だ。 雨弓さんは、九鈴の親友だった雨竜院雨雫(しずく)のいとこです。 雨弓さんと雨雫は(たぶん結婚するつもりで)交際していました。 二人の仲を取り持ったのは、他ならぬ九鈴です。 いまはもう、雨雫はこの世にはいませんが……。 これはまずいぞ。絶対に誤解されてる……! なにしろ、雨雫にはちょっぴりレズっ気があったのです。 ちがう、ちがうの。絶対ちがうの。私と雨雫はそーゆー関係じゃないの。 はなしをしなきゃ。雨弓さんと直接はなして誤解を解かなくちゃ。 ――違う。 私が雨弓さんに言わなければならないのは、そんなことではない。 これは雨雫への裏切りになるだろうか。 ――雨雫は、あの世で自分の幸福を願ってくれていると、九鈴は思う。 それは身勝手な願望に過ぎないかもしれない。 でも、この秘密を胸の奥に抱えたままでは、自分はこれ以上先には進めないと九鈴は予感していました。 ドキドキしてる。 こんなに胸が苦しいのはいつ以来だろう。(※) 雨弓さんは、ありのままの私を受け入れてくれるだろうか。 それとも酷く軽蔑されるのだろうか。 雨弓さんのもとへと向かう九鈴の心は、まるで初恋に悩む乙女のようでした。 ちなみに26歳です。 ※[[カベクイグソクムシ>>http://www55.atwiki.jp/tekitoudng/pages/64.html]]以来。詳細は[[ダンゲロスWar&Wall>>http://www55.atwiki.jp/tekitoudng/pages/106.html]]を参照のこと。 } &font(17px){[[このページのトップに戻る>#atwiki-jp-bg2]]|&spanclass(backlink){[[トップページに戻る>http://www49.atwiki.jp/dangerousss3/]]}} ---- #javascript(){{ <!-- $(document).ready(function(){ $("#main").css("width","740px"); $("#menu").css("display","none"); $("#ss_area h2").css("margin-bottom","20px").css("background","none").css("border","none").css("box-shadow","none"); $(".backlink a").text("前のページに戻る"); $(".backlink").click(function(e){ e.preventDefault(); history.back(); }); }); // --> }}
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