文章例

コミカル?

@題名4
実話

*トーク4
:呪いのナイフというのがある。\n[half]
そのナイフで首を切ると、十中八九、死んでしまうそうだ。\n[half]
友人の男が多額の金を支払って、ようやくそのナイフを手に入れたという。\n[half]
彼は俺の前で、そのナイフを試し、殺されてしまった……。

*詳細4
:……「十中八九」ということは、呪いから逃れた人間もいるのかしら?


シリアス系?

@題名1
魂の所在

*トーク1
:(3)黒しか見えない部屋に、私はいた。
己の姿すら真っ黒で、
触れる感覚も、聞こえる音も、においすら真っ黒で。\n[half]
(4)いつからか、だんだん、わからなくなる。
……(35)ねえ、私の名前は誰ですか?w
せかいがあったなんて、うそなんでしょう?w\n[half]
(5)部屋に閉じ込められて3日後、全てを捨てた。
全てに捨てられたのではないと、それだけを信じて。

*詳細1
:不運に備えることはできるけれど、不運の責任を取れる者などいるはずもない。\n[half]
世界に立ち向かう力があると信じていた子供は、倉庫に閉じ込められる、たったそれだけで死んだ。


短く

@題名2
花は1日で枯れた

*トーク2
:花は1日で枯れた。

*詳細2
:花が何かを思うはずもない。
それでも花には命があった。


長く

@題名3
力尽きた

*トーク3
:あれからXX1日目。

今日もあいつは見つからない。\xφ
あれからXX2日目。

成果なし\xφ
あれからXX3日目。

ついに住処を追い出される。\xφ
あれからXX4日目。

立っているのがつらい。
思えば、いつから食事していない?\xφ
あれからXX5日目。

ここの冬は厳しい。
寝床は無い。
死にたくない。
あいつに会うまでは。\xφ
……(6)これ以降のページには、何も書かれていなかった。

*詳細3
:この手帳を拾ったのは、書いてあった通り、冬の厳しい街でのこと。\n[half]
身分の無い人間が生きていくなんてとんでもない、そんな時代だった。\n[half]
私も、この手帳の持ち主の荷物に「あいつ」の手がかりが無かったか、調べてみたけれど……\n[half]
だめだったわ。
最終更新:2011年08月14日 01:04