伝えよう~震災の記憶~
2011年3月11日に発生した東日本大震災
最大震度7、M9.0を観測した
地震によって引き起こされた津波で多くの人命が失われ
福島第一原子力発電所も事故を起こし、地球環境に甚大な被害を与えた
しかし、そんな悲劇も時とともに風化してしまうもの
太平洋戦争の悲劇を知らぬ若者も増えているという
この震災では、過去2回も津波の被害にあった地域もあった。
もっともはやく逃げたのはこの記憶が残る高齢者たち
「若い人たちは逃げなかったのかも」
避難所でこう語った女性は、2度の津波を経験していた
記憶
それは命を救うこともある
チェルノブイリ原発事故は愚かな国家によって事実が隠ぺいされた
そして日本もまたその愚かな国家と同じ道をたどってしまうのか
私たちはこの悲劇を後世へと伝えていかなくてはならない
地震も津波もまた起こるであろう
そして地球上に原発がある限り事故はおこるであろう
しかし私たちはそれによって引き起こされる人命被害を
最小限に抑えることができる
過去の記憶があれば
私たちのつらい記憶をみんなで共有することで
人々の命が救われる手段になるならば
この悲劇を共有していってほしい
そしてこの取り組みのもう一つの目的
それは悲しんだり、苦しんだりしているのは自分だけではない
悲しみを共有できる場にしてほしい
苦しんでいるのは貴方だけではない
私も被災者の一人であるからには
みなさんのつらい気持ちはよくわかる
でもその気持ちに打ち勝ってこの場に自らの体験を書き
後世に伝えていくのが震災で生き残った私たちの使命ではないか
私はそう思う
この取り組みに協力してくれる人が増えることを心から願う
最終更新:2011年08月16日 16:25