OP2

シーンプレイヤー:シルバーシャドウ

 時代は進む‥‥ ネフィリム社主導の下、ユーラメリカ市民はオリジンヘの移民を果たした。
新都市ニューマンハッタン。そこで待ち受けていたのはヒーローたちの華やかしい活躍の場‥‥だけでは無かった。
噴出する様々な問題にヒーロー達の身の上は右へ左へ。遂にはかのヒーローシルバーシャドウは殺害される。
超人委員会結成。ヒーロー達の法的規制が始まった。

 しかし‥‥法に縛られず、独自にヒーロー活動を行なうものも居る。世間は彼らを犯罪者、外道超人、ヴィジランテと呼んだ‥‥。
シルバーシャドウ。そう呼ばれる影のあなたも、その一人だ。

GM:ということでGM的にはどこぞでごろつきでもぶん殴ってるだろうなと想定してますが、どうしてますかね。
シルバーシャドウ:「‥‥‥‥さて、と」
シルバーシャドウ:ごしゃっという鈍い音と共に、ゴロツキを叩き伏せる。
GM/ゴロツキ:「や、やめてくれよ‥‥あんたがシルバーシャドウだって知ってたら、絡んだりなんかしなかったって‥‥!」

 既に戦意喪失した様子で怯えているゴロツキが一人。

シルバーシャドウ:「Hurmmm.....なるほどな。私だと知っていたらちょっかいを出さなかった、か。成程」
GM:「な、あんたなんかに敵わないって分かるんだから‥‥へへっ、だから頼むよ‥‥」
シルバーシャドウ:「クズが。女子供なら暴力を振るうつもりだったのか? こんな風に?」
GM:「ヒッ―――」
シルバーシャドウ:こう、腕をひっつかんでメキィッと
GM:「ギィ―――――ッ!!!!」
GM:声にならない叫びを上げて、地面でうずくまる。

シルバーシャドウ:「だが、今夜の私は気分が良い。貴様らの行動を許してやろう」
シルバーシャドウ:「別に、貴様らがクズということはどうでも良いんだ」
GM/ゴロツキ:「あ‥‥あぁ‥‥いてぇ‥‥うでがぁ、うでがいてぇ‥‥」

シルバーシャドウ:「ただ、ちょっとばかり‥‥」
シルバーシャドウ:「私はクズを再起不能にするのが大好きだ、というだけでね。 すまないな、どうも」

 もはやニ撃目からは声も出なくなった。
しかし無慈悲に痛めつけられた彼らゴロツキどもは、そのままシルバーシャドウの為すがままに。

シルバーシャドウ:「よろしい。次は足だ。腕の痛みなぞ気にならなくなるぞ。良かったな」
シルバーシャドウ:というわけで、こう、丁寧に手足を折りたたんで。
シルバーシャドゥ:その辺りの金属ゴミ箱にしまってってあげよう。
シルバーシャドウ:「『ゴミはゴミ箱に』。良い言葉だな」
シルバーシャドウ:と、まあ、こんな感じで毎日を過ごしております。

GM/??:「相変わらず、小気味良いぐらいに容赦の無い―――真っ直ぐね、あなたは」
GM:風に乗るようにして、軽やかな少女の声が響いてくる。

シルバーシャドウ:「‥‥また貴様か」嘆息
シルバーシャドウ:「帝王、女王、マグナ、ハラウェイ‥‥ それともマギー。どう呼べば良い?」
GM/マグダレーナ:「喜んでもらえたようで嬉しいわ。親愛を込めて帝王〈マグナ〉と呼びなさい」

 目の前にマグダレーナが、瞬きほどの一瞬でその場に現れる。

シルバーシャドウ:「Hurmmm..... 貴様が元ヒーローでなければ、小学校にでも放り込んでやるところだがな」
GM/マグダレーナ:「私はいつだって“正義の味方”よ。私も、そして貴方も」 ピッと一枚の写真を風に載せてシャドウに寄越す。
シルバーシャドウ:「ネフィリム社の利益などという曖昧なものに従っていない点だけは評価してやる。 ――――これは?」
GM:写真は、なにやら遺跡らしき場所。眩い青く輝く物質を入れた容器を「NSS」と書かれた制服の集団が運んでいる光景だ
GM/マグダレーナ:「私の部下から寄越された写真よ。そこにあるものは“クリスタルスカイ”と呼ばれる希少な遺物」
GM/マグダレーナ:「ジェイコブならともかく、ネフィリムの小僧やNSSに使われると厄介だから、あなたがなんとかして頂戴」
GM/マグダレーナ:あっけらかんと無茶を言い放つ帝王。
シルバーシャドウ:「Hurmm... ペテルセンに任せても、良い結果にはならんとは思うがな‥‥」
シルバーシャドウ:「どうせろくでもない品に違いあるまい」
GM/マグダレーナ:「えぇ、最高にロクでも無さ過ぎて、最悪、三千世界が終わってしまう程度の代物よ」
シルバーシャドウ:「‥‥毎度の事だな」 ため息。
GM/マグダレーナ:「えぇ、毎度の事なの」 にっこり微笑む。

シルバーシャドウ:「良いだろう。破壊した後で、泣きついてきても知らんぞ」
GM/マグダレーナ:「いいわよ、入手後はあなたが好きになさい」
シルバーシャドウ:「手に入れる気はない」 壊すだけだと言外に告げて歩き出し、振り返る。
GM/マグダレーナ:「――人の身でありながらも、人の身を超える魂」
GM/マグダレーナ:「シルバーシャドウでも辿り着けなかった“それ”を、貴方なら見せてくれると期待しているわ」
シルバーシャドウ:「毎度の事だが、妙に買い被るのはよせ」
シルバーシャドウ:「私は、私のやるべき事をやる。 それだけだ」
シルバーシャドウ:と言って、歩き去る――
GM/マグダレーナ:「ふっ、期待しているわよ“シルバーシャドウ”」

 マグダレーナはその場から、さらっと空に溶ける様に消えていく

シーンEND



最終更新:2011年08月24日 07:59