■セッショントレーラー


 ――かつて、争いがあった。
大地は焼け、空が落ち、海が死んだ。
多くの人を犠牲にした争いは滅びと共に幕を閉じた。

 ――かつて闘いがあった。
絶望の中で懸命に生きる人々の為、許されざる悪を叩きのめす為に。 
多くの戦士たちが立ち上がり、そして正義が勝利した。

 ――かつて悲しみがあった。
妥協無き信念を持ったその男は、最後まで己を突き通し、命を落とした。
多くの同志たちが嘆き、哀しみ、怒り、そして――

 ニューマンハッタンにてネフィリム・コーポレーション・コンベンションが開催される。
その陰で蠢く邪悪な陰謀。襲われるヒーローたち。そして、蘇る古の悪魔!
果たして、過ちは永遠に繰り返され続けるのだろうか‥‥

立ち上がれヒーローたちよ! 今こそ、正義を示す時だ!

  異界戦記カオスフレアSC
    『JUSTICE TIME』

 ――人よ、未来を侵略せよ!


◆PC1専用ハンドアウト

  • シナリオパス:「クライム・カイザーへの脅威」

 あなたは惑星エルダの最終戦争からヒーロー大戦を戦い抜いてきた歴戦のヒーローである
ある日、あなたは夢の中で、今は無きかつての同士シルバーシャドウと語り合う。
そんな中で彼は「クライム・カイザーに気をつけろ」という忠告を最後に残して消えた。
あの大戦で叩きのめした筈の悪魔が、一体何をするのだと言うのか。
これがただの夢だとは思えなかったあなたは、ニューマンハッタンを駆け巡る。


◆PC2専用ハンドアウト

  • シナリオパス:「ジェイコブ・ペテルセンへの渇望」

 君はジェイコブを求め、そしてジェイコブに求められる事を何よりも至上としている。
今日、久々にジェイコブによって会長室へと呼び出された。彼と会うのも久々だ。
きっと彼は君自身を見ているわけではない。君の持つ力と働きを彼は欲しているのだろう。
だがしかし、どんな形であれ彼に求められていると言う事は、それだけで君を動かす理由に成り得るのだ。


◆PC3専用ハンドアウト

  • シナリオパス:「シルバームーンへの悲しみ」

 あなたは仕事により、明日を開催に控えたネフィリム・コーポレーション・コンベンションの会場設営と警護を任されている。
そんな中、会場は「シルバームーン」を名乗るヴィジランテの襲撃に遭ってしまう。
深い哀しみを撒き散らす彼女を見て、あなたの内から失われたあの輝く想いが、淡く瞬き始めるのを感じた。
現場の担当責任者はあなたへ彼女を追跡するように命を飛ばしたが、そんなのは関係無い。
あなたはあなた自身ががやるべきだと感じた事をするまでだ。


◆PC4専用ハンドアウト

  • シナリオパス:「クリスタルスカイへの執着」

 今日も昨日もいつものように、街角でちんけな悪党どもにご機嫌なパンチをご馳走させてやっている。
そんな所へ、目の前にあのいけ好かない女帝気取り、マグダレーナ・ハラウェイが現れた。
これまで何度も厄介ごとを持ち込んだこのアマ、今度は物探しをしてこいなんてほざいてきやがった。
馬鹿馬鹿しいことこの上ない話だが、こいつの話を呑んでやったときには大抵、それ相応の見返りが付いてくるのが困りモノだ。
そう、思う存分にでっかい悪をぶちのめせるっていう、最高の見返りだ。





最終更新:2011年08月24日 07:57