ラティアス

登録日:2009/11/20 Fri 12:37:12
更新日:2024/03/18 Mon 19:26:56
所要時間:約 9 分で読めます





人間の心を敏感に感じとる。敵意をキャッチすると全身の羽を逆立てて激しく鳴き声で威嚇する。




出典:劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス、OLM、
(C)Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku
(C)Pokemon (C)2002 ピカチュウプロジェクト、
東宝、2002年7月13日公開。



ラティアスとは、『ポケットモンスター』シリーズのポケモンの一種である。


■もくじ

■データ


全国図鑑No.0380
分類むげんポケモン
英語名:Latias
高さ:1.4m
重さ:40.0kg
タマゴグループ:未発見
性別比率:♂0♀100


弱点:むし/こおり/ゴースト/ドラゴン/あく/フェアリー
半減:くさ/ほのお/みず/でんき/かくとう/エスパー
無効:じめん※特性の効果

特性:ふゆう(じめんタイプの技と「まきびし」「どくびし」「ねばねばネット」「特性:ありじごく」「各種フィールド」が無効)

HP:80
攻撃:80
防御:90
特攻:110
特防:130
素早さ:110
合計:600

努力値:特防+3


■概要


赤と白を基調とした戦闘機に似た外見をしたポケモンで、腕を折り畳むことで音速を超える速さで移動できる。
知能が高く、人間の言葉を理解できる。
羽毛はガラスのような作りになっており、全身を包んで光を屈折させることで自分の姿を変化させたり、隠したりする能力を持つ。
ポケモンや人間の心と気配を敏感に感じとり、気配を察するとすぐに姿を消すため、出会うのが難しい。
また、敵意を察すると全身の羽を逆立て、激しい鳴き声で相手を威嚇する。

他にもラティオスとの共通点が多いが、性別は対照的に♀のみ。


劇場版ポケットモンスター水の都の護神 ラティアスとラティオスでは主役として登場する。

そして…ポケモンでありながら、サトシとフラグが建った。

詳しくは項目にて。

おかげで、「あるポケモン(ラティアス)が好きになったどうしよう…」とネットの質問箱に投稿する人も…。


■ゲームでのラティアス


初登場は『ルビー・サファイア』だが、『ルビー』ではイベント限定だった。
一方『サファイア』では殿堂入り後に出現し、ホウエン地方全体を移動する。
なお、『エメラルド』ではお母さんの問いに「あか」と答えるとラティアスが徘徊する。
一旦出会った後は「ぶんぷ」を調べることでその時の居場所がわかるようになる。
要は、『金・銀』の達とほとんど同じ。

ちなみに『ルビー』や、『エメラルド』で「あお」=ラティオスを選んだ場合にラティアスが入手できるイベントは「むげんのチケット」が必要で、「みなみのことう」で出会うことができる。
この個体のレベルは50であり、「こころのしずく」を所持している。

「こころのしずく」は、所持していると特攻と特防が1.5倍になるという極めて強力なアイテム。その代わりラティアス・ラティオス専用アイテムとなっている。
だが、あまりにもチート過ぎた為にバトルタワーや公式大会ではこのアイテムの使用が禁止された。
(一応バトルタワーには持ち込めるが効果が無くなる)
「こころのしずく」さえ持っていなければ彼女自身は問題無く使用出来る。

伝説のポケモンであるため、第六世代以降の仕様からすればとんでもない話かもしれないが、『サファイア』で徘徊しているラティアスの個体値は、逆4Vが当たり前…というか確定なぐらい悲惨なことになっている。
ちなみにこれは『ルビー・サファイア』および『ファイアレッド・リーフグリーン』の徘徊伝説に存在するバグのせいであり、ある意味どうしようもない仕様である。


HGSSでも『ルビー・サファイア』に似た扱いがされており、『ハートゴールド』ではクチバシティの大好きクラブ会長の話を聞いた後に建物を出ると、ダイゴからラティアスが飛び回っている話を聞く。
後はポケギアで居場所を確認しつつ追いかける。レベルは35。
『ソウルシルバー』では、期間限定で配布された「なぞのすいしょう」を持ってニビシティ博物館に行くと「こころのしずく」入手イベントが発生。
すると博物館前には固定シンボルとしてラティアスが現れる。
レベルは40。
これにより厳選は比較的楽になった。

倒しても逃げても、捕まえない限りは博物館前に戻って来る。
後は厳選するなり色違いを狙うなり狂ったように眺めるなりご自由に。


第五世代では『ホワイト2』でクリア後に行ける夢の跡地にて固定シンボルとして登場するようになった。
ラティアスを追いかけた後、高台の右端に着いたときに彼女自身が主人公に突っ込み(?)、バトルになる。レベルは68。

こころのしずくも配信無しで入手できるようになったが、相変わらずバトル施設では使えない。


『ルビー・サファイア』のリメイク版、『オメガルビー・アルファサファイア』にも登場。
オメガルビーでは主人公とダイゴの前に現れて兄(?)のラティオスのところ(南の孤島)へ連れて行く、ある意味メッセンジャーのような役割に。
アルファサファイアではラティオスが前述の役割を担い、目の前でマグマ団と戦って退けた主人公を主と認め、バトルなしで仲間になってくれる。レベルは30。
このイベントはシンクロが必ず効き、他の伝説と同じく3Vが確定されているが、仲間入りを後回しにできないため厳選のためにストーリー進行妨害されやすい。
メガシンカに必要なラティアスナイトは『アルファサファイア』では仲間入りイベント直後、
『オメガルビー』ではエピソード・デルタクリア後にお母さんからそれぞれ入手できる。

さらにORASではグラカイのイベントが終わったあと、ダイゴから「むげんのふえ」というアイテムがもらえる。
『アルファサファイア』ではこれを使うとラティアスが飛んできて主人公が乗り、上空でメガシンカしてホウエン地方を飛び回ることができる。
ただ飛び回るだけでなく、「そらをとぶ」でも行けないところへも行ける。その中には他の地方にいる伝説のポケモンに出会える場所もある。


『オメガルビー』ではこれまた「むげんのチケット」のイベントで、メガバングルを手に入れていればセンリに港へ連れて行かれ、再び向かった南の孤島の奥地で待っていたラティアス(レベル30)と戦闘になる。
(戦闘前にレポートや一度帰ることも可能)
戦闘後にはご存知チートアイテム「こころのしずく」を手に入れることができる。

一次配布はコロコロコミックの付録のシリアルコードであったが、コロコロを買ってオリジナルのむげんのチケットを入手したプレイヤーとすれ違うと、そのプレイヤーからおすそ分けのような形で手に入れられるのでご安心を。
引きこもっててすれ違うことすらない?そういう場合は知らん。セブンイレブンにでも行ってろ。
ただし性格「ひかえめ」かつプレシャスボール入りなので対戦で使うと最速でないことがバレるので注意。

ORASのポケパルレでは、『X・Y』では無かったモーション(ハイタッチ、熟睡、さみしがる等)が追加され、
喜びモーションも新しいものが追加されている。ハイタッチでは小さい手を懸命にプレイヤーの手に当てようとしてくる。可愛い。

第七世代では、『ウルトラムーン』でウルトラスペースゼロの滝ステージで捕獲できる。


■対戦でのラティアス


ラティオスとは対照的に耐久型で、特に特防が高い特殊受け。
特攻と素早さも高いのでアタッカーにもなれるが、ラティオスの劣化になりやすい。

専用技として「ミストボール」を覚える。威力:70/PP:5。
霧状の羽毛を球にして相手に放って攻撃する。
追加効果として50%の確率で相手の特攻を一段階下げるが、威力・PP共にサイコキネシスよりも低いのが困りもの。
弾系の技なので「特性:ぼうだん」で無効化される。
ただし上の情報は第8世代までのもので、SVでは威力が70→95に大幅上昇
相変わらずのPP不足が気になるところではあるが、専用技として十分な性能になったといえよう。

サブウェポンとしては「10まんボルト」「くさむすび」が技をよく使う水タイプ対策となり、後者はバンギラスにも有効。
なみのり」も同じくバンギラスに強いほか、相性補完として組むことが多いクチートが苦手なヒードランの対策にもなる。
ドラゴン・水の組み合わせは通りが良いものの、水技はタイプ一致ではないため「めいそう」で特攻を上げないと威力不足である点に注意。
また近年ではエンペルトヌケニンナットレイ、水/フェアリー複合、草/フェアリー複合と、両方に耐性を持つポケモンも増えている。

だいもんじ」等の技を一切覚えないため、対策には「めざめるパワー」の厳選が必須。
補助技も「でんじは」「トリック」「じこさいせい」「めいそう」「しんぴのまもり」と極めて豊富。
教え技ではラティオスの覚えない「ふいうち」「なりきり」を習得可能。

特防と違って防御のほうは平均的だが「あまえる」で補うことが出来る。
ただしメタグロス等の特性「クリアボディ」持ちに注意。


ドラゴンタイプでありながら、氷系にそれほど弱くない貴重な存在。
とはいえ、氷に対抗できる技が無いのであまり意味が無いが。

弱点は多いが、半減も多い。
ヌケニンに弱いのも宿命。


メガラティアス


HP:80
攻撃:100(+20)
防御:120(+30)
特攻:140(+30)
特防:150(+20)
素早さ:110
合計:700

特性:ふゆう

ラティアスナイトによりメガシンカした姿。
メガラティオスよりも体は小さいが、それゆえ旋回性能に優れて小回りも効く。
ラティオス同様メガシンカしたことで翼と腕が一体化し、体色も紫と白に。兄とは外見がほぼ同じだが黄色の瞳は以前と同じため目の色で判別可能。外見がかなり似ているのはやはり生物的に同種だからだろうか。


メガシンカ前と比べて防御・特攻が+30・攻撃・特防が+20される。
攻撃の上昇は「ふいうち」程度にしか役に立たないが、その点さえ目を瞑れば能力の上昇バランスは悪くない。
実はメガラティアスはXYのデータに紛れ込んだりもしているので、無駄な能力上昇はその名残とも言える。
(XY初のメガシンカは余計な能力が上がるメガシンカが多い為)
なお、兄と同じく素早さも据え置きである。当初はこのせいでやんややんや言われていたが…。

実際のところかなり強い
数値上の物理耐久はメガボーマンダ、特殊耐久はヌメルゴンに劣ってしまうが、両方備えていると考えれば悪くない。
防御面が上昇した点も「めいそう」等の積み技を積みやすくなる、という点では相性が良い。
むしろこの能力で素早さまで上がってしまったら、硬い・強い・速いの3拍子が揃って余計に突破が難しくなってしまうだろう。
欠点としてはやはり多い弱点か。

事実上あまりにも隙が無い能力傾向である為、今となっては「兄より明らかに強い」と言われるとか何とか。


■アニメのラティアス


DP編でトップ観察官のジョーイさんが使用。
まさかジョーイさんが使うとは…と驚いた視聴者も多かった(はず)。

技構成は、りゅうのはどう/れいとうビーム/じこさいせい/はがねのつばさ

そして新無印の最終章『めざせポケモンマスター』においては第一話から野生個体と思われるラティアスが登場(CV:真堂圭)。
どういうワケか負傷したまま川に流されており、サトシが救助・手当てした。

翌朝に目覚めた直後にロケット団にサトシ諸共捕獲されるが、サトシが自らに10万ボルトをピカチュウにかまさせるという相変わらずの荒業で脱出。

一件落着した後は透明化して去って行ったものの、ラストでサトシを遠巻きに見つめている描写に加え、次話ごとにワンシーンだけだが毎回姿を見せてサトシを見ている。

ちなみにこの個体は後にアルトマーレに住む個体であると判明した。
サトシの手持ち参入とはならなかったものの、別れ際のシーンでは懐かしい絵描きの少女と帽子を被っていない方の少女もチラッと描写された。
スタッフからの粋なサプライズと言えよう。

ポケットモンスターSPECIALのラティアス


第6章でラティオスとともに登場。
エメラルドとは初めから知り合いであり、バトルフロンティアに空を飛んで連れてくるなど色々と協力した。
カモフラージュのために人間の姿で見えるように目に映させることもできる。ジャーナリストになったりメイドになったりして可愛い。
可愛い

大事なので(ry

また、出番の終了した第7章にも作者の言葉の欄にマルマイン先生とマルノーム先生に混じって登場している。
山本先生曰く「ラティアスとのバトルフロンティア体験ツアー」らしい。
その場でもチアガールやディーラー姿を披露してくれた。
可愛い。

とても可愛い



また、大乱闘スマッシュブラザーズXにも登場。
モンスターボールを投げると一定確率でラティオスと一緒に出現し、一旦画面外に出た後、ステージの左右から交互に体当たりを仕掛ける。
攻撃範囲はほぼ画面全域に及び、被弾すると大きく上方に吹っ飛ばされるほか、周囲に風圧判定が発生する。



ラティアス「サトシさん…//」
ラティオス「サトシィィィーーーー!!」
その他大きなお友達「サトシィィィーーーー!!」



ラティアス「ひゅあーん。追記・修正はご自由に!」

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最終更新:2024年03月18日 19:26
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