ラティオス

登録日:2011/07/03 Sun 03:49:39
更新日:2024/04/20 Sat 13:27:22
所要時間:約 13 分で読めます





優しい心の持ち主にしかなつかない。

腕を折り畳むと空気抵抗が減ってジェット機よりも速く空を飛べるぞ。




出典:劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス、OLM、
(C)Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku
(C)Pokemon (C)2002 ピカチュウプロジェクト、
東宝、2002年7月13日公開。


ラティオスとはポケットモンスターシリーズにルビー・サファイアから登場するポケモン


■もくじ

■データ


全国図鑑No.381
分類:むげんポケモン
高さ:2.0m
重さ:60.0kg
タマゴグループ:未発見
性別比率:♂100♀0


弱点:むし/こおり/ゴースト/ドラゴン/あく/フェアリー
半減:くさ/ほのお/みず/でんき/かくとう/エスパー
無効:じめん ※特性の効果

特性:ふゆう(じめんタイプの技と「まきびし」「どくびし」「ねばねばネット」「特性:ありじごく」「各種フィールド」が無効)

HP:80
攻撃:90
防御:80
特攻:130
特防:110
素早さ:110
合計:600

努力値:特攻+3


■概要


青いジェット機のようなフォルムを持つドラゴン?のような姿をした、伝説のポケモン
ラティアスと対のポケモンであり、こちらは♂しかいない。オスだけに

非常に高い知能を持ち、人語を理解しテレパシーで会話も可能。
自身が見たものや考えたもの、記憶を映像として相手に見せる能力を持つ。

争いを好まない優しい性格をしており、心優しい人間にしか懐かない。
腕を折り畳み、飛行形態になる事で空気抵抗が減り、ジェット機をも凌駕するスピードで空を飛べる。


■ゲームでのラティオス


初登場のルビー・サファイアでは、ルビーのみ殿堂入り後にホウエン地方各地を飛び回る恒例の徘徊系伝説(ちなみにサファイアではラティアスが徘徊する)。
エメラルドではお母さんの問いで「あお」を選択することで徘徊。
いずれもレベルは40。

徘徊系のため捕獲は困難。
しかし限定配信アイテムの「むげんのチケット」によりサファイアとエメラルド(選択肢で「あか」=ラティアスを選んだ場合のみ)でシンボルエンカウントで捕獲が可能。
この「むげんのチケット」産の個体はラティオス・ラティアス専用アイテムである「こころのしずく」を持っている。レベルは50。

後述のORASと比較するととんでもない話かもしれないが、ルビーで徘徊しているラティオスの個体値は、逆4Vが当たり前…というか確定なぐらい悲惨なことになっている。
ちなみにこれはルビー・サファイア・ファイアレッド・リーフグリーンに存在するバグのせいであり、ある意味どうしようもない仕様である。

金銀のリメイクであるHGSSではクリア後にクチバシティにあるポケモン大好きクラブでモノマネ娘がなくした「ピッピにんぎょう」を入手した後、
ダイゴと会うイベントを終えた後にSSでのみ徘徊。レベルは35。
またHGではWi-Fiで限定配信されたアイテム「なぞのすいしょう」によりシンボルエンカウントで登場する。レベルは40。
こちらは「こころのしずく」持ち。

ブラック2ではシンクロ可能な固定シンボルとして登場。
夢の跡地に登場し、追いかけた後、ラティオス自らが主人公に突っ込んで(?)バトルになる。レベルは68。
さらに戦闘後にはこころのしずくも手に入る。
途中の木が邪魔なので、「いあいぎり」を覚えたポケモンを連れていくこと。

ルビー・サファイアのリメイク版、『オメガルビー・アルファサファイア』にも登場。
アルファサファイアでは主人公とダイゴの前に現れて妹(?)のラティアスの所(南の孤島)へ連れて行く、ある意味メッセンジャーのような役割に。
オメガルビーではラティアスが前述の役割を担い、ラティオスは目の前でマグマ団と戦って退けた主人公を主と認め、バトルなしで仲間になってくれる。レベルは30。
このイベントはシンクロが必ず効き、他の伝説と同じく3Vが確定されているが、仲間入りを後回しにできず、厳選のためにストーリーの進行が妨害されやすい。
メガシンカに必要なラティオスナイトはオメガルビーでは仲間入りイベント直後、
アルファサファイアではエピソード・デルタクリア後にお母さんからそれぞれ入手できる。

さらにカイオーガのイベントが終わるとダイゴから「むげんのふえ」というアイテムがもらえ、
これを使うと、アルファサファイアならラティアス、オメガルビーならラティオスが飛んできて主人公が乗り、
上空でメガシンカしてホウエン地方を自由に飛び回ることができる。
ただ飛び回るだけでなく、「そらをとぶ」でも行けないところへも行ける。その中には他の地方にいる伝説のポケモンに出会える場所もある。

アルファサファイアでは「むげんのチケット」をコロコロコミックの付録のシリアルコードで直接手に入れるか、
「すれちがい通信」で流れてくるのを拾うと出会うことができる。
メガバングルを手に入れていればセンリに港へ連れて行かれ、再び向かった南の孤島の奥地で待っていたラティオス(レベル30)と戦闘になる。
(戦闘前にレポートや一度帰ることも可能)
戦闘後にはご存知チートアイテム「こころのしずく」を手に入れることができる。

…え?この歳でコロコロは恥ずかしい?そんなもの愛で突破しろ!
と言いたいところだが、コロコロを買ってオリジナルのむげんのチケットを入手したプレイヤーとすれ違うと、
そのプレイヤーからおすそ分けのような形で手に入れられるのでご安心を。一応wifiに繋げれば1日1回すれ違いデータが手に入る為まぎれている事も。

また、セブンイレブンでは2015年8/1~8/16の間、ルギアと共にポケモンDSラリーで配布されていた。
性格は「ひかえめ」固定。ただしプレシャスボール入りのため戦闘に出すと最速でないことがばれるのに注意。

またウルトラサンにおいてウルトラスペースゼロで捕獲できる。

剣盾ではDLC第2弾「冠の雪原」から追加。ソード限定でダイマックスアドベンチャーで捕獲可能。
ピオニーに見せると後述の映画を彷彿とさせるコメントが聞ける。
「おまえさん、ラティアスってやつの兄ちゃんっていわれてんだな」
「そっか……兄妹か……。優しくしてやれよ、兄ちゃん!」
ピオニー自身、に対して思う所があるからね……。


■対戦でのラティオス


ラティアスの攻撃面と防御面を入れ替えた能力を持ち、ラティアスとは対照的にアタッカー型の能力を持つ準伝説。
特にその特攻と素早さは禁止級を除いてドラゴンタイプの中でもトップクラス。

専用技として「ラスターパージ」を覚える。威力:70/PP:5。
体からまばゆい光を放出して攻撃する。
追加効果として50%の確率で相手の特防を一段階下げるが、威力・PP共にサイコキネシスよりも低いため継戦力が低いのが困りもの。プレッシャーで一気に減らされるとジリ貧。
ただし上の情報は第8世代までのもので、SVでは威力が70→95に大幅上昇
少ないPPにさえ気を付ければ「りゅうせいぐん」に次ぐ主力タイプ一致技として活躍してくれるようになった。

登場直後の第三世代ではあまり威力のある攻撃技を持たず、耐久型の戦法をしやすいラティアスのほうが人気が高く、やや影が薄かった。*1
しかし第四世代から「りゅうせいぐん」を始めとした高火力のドラゴン技の取得に「こだわりメガネ」等の火力増強アイテムの増加により、その火力を存分に活かせるように。
環境が火力偏重になった事も相まって完全に妹と立場が逆転。

そのドラゴンタイプトップクラスの特攻と素早さから放たれる「りゅうせいぐん」の威力は脅威。
「こだわりメガネ」を持てばラグラージすら高乱数で落とし、生半可なポケモンでは受け切れない超火力を誇る。

サブウェポンも優秀で「10まんボルト」や「なみのり」「れいとうビーム」「くさむすび」等の有用な特殊技を多数備えている。
特殊アタッカー故に特殊受けは天敵だったが第五世代から「サイコショック」を取得、特殊受けすら突破可能に。拘ればハピナスも確二。

ドラゴンらしく抵抗面にも優れており、半減は非常に多く繰り出し性能も高い。
タイプが相殺しあっておらず弱点は多いがドラゴンには珍しく氷四倍ではなく、特殊耐久も高いので生半可な氷技では落ちない事も。
特に「めざめるパワー」で落とすのは難しい。

言うなれば特殊版ガブリアスと言っても過言ではない存在で、ガブリアス同様第四世代以降は長らくトップメタに居座り続けたポケモン。
その火力故によく特殊耐久調整の基準にされることもあった。

アタッカーのイメージがあるが「おきみやげ」や「でんじは」「めいそう」「トリック」等のエスパーらしい厄介な補助技も多数備えている。
攻める事しか能がないと思っていると痛い目を見る事も。
ただ完全に補助技を中心とした型は能力の関係上妹の劣化になりがち。だがこちらは読まれにくい。

しかし地味に穴も多く、要注意ポケなのでマークも強い。

これだけサブウェポンが豊富にもかかわらず、ドラゴンタイプなのにドラゴン半減の鋼タイプに抜群な炎や格闘タイプの技をめざパ以外に持たないのが痛い。
そのため鋼タイプの相手は苦手。
タイプ不一致の「なみのり」や「10まんボルト」で突破出来る事もあるがナットレイや特防特化ハッサムシュバルゴ等はかなり厳しい。
めざパ炎以外に対策は無いものの最速を捨てる事になるのが痛いところ。

他にも砂嵐補正込みで特殊耐久が高く「サイコショック」も効かないバンギラスも天敵と言える。

また、メインウェポンを共に半減以下にするキリキザンにはラティ兄妹ピンポイントとまで言われる程弱い。
ただしキリキザン自体の耐久は低く等倍の「なみのり」や「かみなり」でゴリ押しされる事もあり過信は禁物。
対面からなら安定するものの、繰り出しにはそれなりのリスクが伴う。

悪タイプが弱点なせいで、「ふいうち」や「おいうち」にも弱い。
特に上記の天敵の大半は「おいうち」持ちがかなり多く警戒は必須。
でも戻らないといけないジレンマ。

BWにて登場した同じ特殊型ドラゴンであるサザンドラには、素早さや火力では勝るがこういった点で劣っている。

そして何より前述の通り厳選難易度が異様に高いという事。

全ルールで活躍するラティオスであったが、ダブルバトルにおいては、
最メジャーのバンギラス・メタグロスクレセリアカポエラー
他にもハッサムユキノオーシャンデラ等のメジャーポケモンに弱いため人気暴落。
いかくや炎技でそれらにも対抗できるボーマンダと使用率が入れ変わった。

とはいえ「りゅうせいぐん」の威力はダブルでも相変わらずで使用者も依然少なくなく、対策は必須。
ふいうちも「みがわり」でスカされることがあるので注意。
組んでも相手にしても相性が良い霊獣ランドロスボルトロスが参戦したブラック2・ホワイト2以降は再びドラゴンタイプ使用率トップへと復権。


この調子で、XYでもポケムーバー・バンク解禁後も大暴れするだろう……と、予想していた人も多いだろう。
しかし蓋を開けてみれば、これまでの地位を根底から揺るがすほどの逆風の数々が立ちはだかった。

まず、ドラゴンタイプの天敵、フェアリータイプの登場により「りゅうせいぐん」を迂闊には撃てなくなった。
こだわりトリックもメガストーン持ちには無効化され、メガネ型はかなり弱体化(それでもPGLの集計では使用率1位だが)。
他にもオンバーンの登場でドラゴン最速の座から陥落、さらに特殊アタッカーであるゆえに、主力技が軒並み弱体化。
はたきおとす」の超強化や「とつげきチョッキ」の存在も痛すぎる。
氷技弱体化で動かしやすくなったガブリアスとは対照的である。
しかも同じように逆風にさらされたキノガッサキングドラと違い、メガシンカが出るまでまともな強化要素がなかった*2

新ポケモンもメガガルーラメガクチートメガサーナイトギルガルドゲッコウガニンフィアファイアロー、といった強敵に悉く弱い
元から相性の悪い相手が多いのに、全員先制技持ちで、そのうち6体がこれで弱点を突いてくる。
と言っても「かげうち」サーナイトは使用率は少ないだろうが。
唯一弱点でないファイアローのブレバも、攻撃特化こだわりハチマキ型なら耐久に振ってなければ高乱数で落とされてしまう。
こうして見れば、XYで先制技の重要性がさらに増したのがわかるが、素の素早さでも勝てない相手が増えているのだ。
さらに当てつけのように、カロス地方のポケモンの特徴としてフラージェスをはじめ、特殊耐久力が伝説級なまでに高い種族が多い。

ただし、スペシャルバトルシーズン4・10で採用されたさかさバトルでは話は別。
ドラゴン技半減がドラゴンだけになるので、メガネ「りゅうせいぐん」が復権。
ガブリアスに上から4倍弱点となる「10まんボルト」を叩きこめるのも大きい。
そして最大のネックだった「ふいうち」、「かげうち」を半減できるように。


第7世代では天敵のメガガルやアローが大幅に弱体化されて数が減少。
メガガルーラの「ふいうち」は確定で耐えるようになった。メガクチートの「ふいうち」は相変わらず確1だが
UB系のポケモンは上から一致弱点を突いてくるフェローチェを除き軒並み優位に立てる
鋼タイプのテッカグヤカミツルギに対しては、前者は「10まんボルト」で対処でき、後者は特防の低さからチョッキ型でなければ眼鏡サイキネでも確1を取れる。
新登場したUBに対してはズガドーン以外不利だけど
さらに「すごいとっくん」で個体値を最大まで上げられるようになったため、めざパ炎の個体でも最速にできるように。

一方で、ミミッキュや守り神など、強力な新規フェアリータイプが数多く台頭してることや、
メガシンカしたターンでもメガシンカ後の素早さが適用されるようになったというのは非常に大きな向かい風。
これのおかげで、メガボーマンダなどのポケモンと立場が逆転し、同速勝負に持ち込めたメガゲンガーにも抜かれることに。
そのため、スカーフの需要がこれまで以上に増したと言える。
他にも、特性ふゆうのせいでカプ・テテフの特性の恩恵を受けられないのは残念な限りである。
もっとも、テテフ以上の素早さから同じ火力の「サイコキネシス」を撃てたらと考えるとかなり恐ろしいものがあるのだが……
このため、壁張り+「おきみやげ」の起点作り型もそれなりに使われた。
なお第7世代ではZクリスタルも登場したが、採用は稀。後述のメガストーンとどっこいの採用率である。


ちなみに専用アイテムに「こころのしずく」が存在する。
その効果は「持たせると特攻・特防が1.5倍になる」。要するに常時瞑想状態である。
持たせると無振りでも特攻205相当・特防175相当に跳ね上がってしまう為基本的に禁止アイテム扱い……

…だったのだが、第七世代から「ラティアス・ラティオスのエスパー・ドラゴン技の威力を1.2倍に上げる」効果になって解禁される何とも反応に困る調整がなされた。だが、メガ枠を他に回したり、汎用性や小回りの良さを求めるのならラティオスに装備させるのは有用。


第8世代では「冠の雪原」配信に伴い解禁された。
今作にて「めざめるパワー」と誰も使ってなかったメガシンカを没収されてしまったものの、ラティアス共々新たに「マジカルフレイム」「エアスラッシュ」「はどうだん」を習得。
念願の鋼打点を得た上にダイジェットのベースとなる技も獲得するなどラティオスにとっては嬉しい強化となった
しかし、「ふゆう」なので追加効果のサイコフィールドが噛み合わない、役割対象が特殊型ばかりでダイドラグーンの効果が腐りやすい、元々こだわり系アイテムが主流なのでダイマックスとの相性がいいとはいい辛い。
相変わらずミミッキュやカプ・レヒレに弱い上にいちげきウーラオスエースバーンドラパルト等先手でこちらの弱点を突いてくる多数のポケモンが環境トップにいるのもとても痛く、対戦面での評価はあまり前作と変わっていない。

剣盾環境においてはラティオスの耐性だとサイクル戦が困難になった関係か、役割論理ではヤケモン扱いされなくなってしまった*3
一応一抹の意地というか、第八世代最後のヤケモン一覧更新となった落第生整理では二軍候補未満(いわゆるゴミ)への降格は避けられた。


ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール環境では、第四世代までのポケモンしか存在しない中で、第五世代とほぼ同じスペックを誇ること、無限受け戦略の2大巨頭であるキノガッサグライオンに対して上からの高火力を押し付けられることから、環境トップに位置する(2021年12月下旬時点)。2022年1月に入るとハッサムとの相性補完コンビ「ラティハッサム」が環境トップのコンビとなった。


第9世代では、レギュレーションFから参戦。
「クイックターン」と「サイコノイズ」習得や「ラスターバージ」の超強化によって久方ぶりに対戦の前線に舞い戻ってきた。
ただし「マジカルフレイム」は剣盾1作きりで没収されている。
上記のラティハッサムはどちらも今世代で強化されたことでより強固なタッグになっている。
また、特性とテラスタルの相性が良く、毒テラスにすれば弱点はエスパーのみに。鋼テラスなら弱点2つ+高耐性になれる。炎テラスも弱点2つで、「テラバースト」を「マジカルフレイム」感覚で使えるようになる。
特にこだわりメガネに頼らずとも「ラスターパージ」と「サイコノイズ」で受けを容易に崩せるようになったので運用が柔軟になっており、テラスタルと併せた「じこさいせい」「めいそう」での居座りで全抜きを狙う戦術も確立されている。
ただしパオジアンハバタクカミサーフゴーなど、素の状態では対処困難な天敵が多いので過信はできない。

ちなみに数少ないシンプルビームの使い手*4では最速なのでそれを活かすのもアリ。

メガラティオス


HP:80
攻撃:130(+40)
防御:100(+20)
特攻:160(+30)
特防:120(+10)
素早さ:110
合計:700

特性:ふゆう

ラティオスナイトによりメガシンカした姿。メガラティアスよりも体は大きく、高速飛行に優れている。
メガシンカしたことで翼と腕が一体化し、体色も紫と白になった。外見上妹と見分けがつきにくいが、赤い瞳は変わらないため目の色で判別可能。


能力強化は攻撃に+40・特攻に+30・防御に+20・特防に+10。
本来の能力傾向ではなく、物理重視・両刀向けの能力上昇が成されている。説明に反して素早さ上昇は一切無し
攻撃上昇によって「イカサマ」や「いばる」に弱くなるせいで、「攻撃に+40も要らんからもう少し素早さにくれ」と言う意見は非常に多く、評価は高くない。

しかし腐っても700族。戦いようはある。

XY環境では上記の通りとにかく強敵に対して何も出来ないことが多く、特に不意打ちや鉢巻ブレイブバードで言葉通り即死するなんて事はザラであった。
こっちには先制技が無いのが痛い。なお、素のままだと珠持ったブタの不意打ちですら落ちる。
対して防御面が上がったメガラティオスだと受けられる相手が増える。鉢巻アローのブレバも耐える。
この差はこの火力で押し潰す環境では決して小さなものではない。

また、アイテムがメガストーンで固定された為「はたきおとす」の威力上昇を受けなくなる。
悪弱点のラティオスにとってはこれも嬉しいところ。

研究が進んだ現在でのメガラティオスの基本戦法は両刀
ラティオス唯一の鋼への対抗手段である「じしん」を採用して対応幅を広げたり、
基本を龍の舞からの物理型にして、高い特攻をあえて龍星群による役割破壊として活かす型が中心となっている。
地震であれば特性によって高い特防を誇るバンギラスや天敵であるギルガルドにも対抗できる。
元の戦術が「眼鏡持って龍星ぶっぱ」軸だった為に、差別化自体は意外と容易。メガマンダ?知ら管

何よりも、同時に追加された妹であるメガラティアスの存在が重い。重すぎる。
メガラティアスは高火力・高耐久・高い素早さと全体的に優秀な能力を持っており戦いの場を選ばない。タイプ丸被りの彼女を押しのけて採用するのは辛い。
そもそもXYの時点でラティアスはラティクチートと言う戦術を生み出し、ドラゴンやエスパーの肩身が狭い中力を発揮していた為、
人によっては「ラティアスと完全に立場が逆転してしまった」と言う事もあるとか…。

第7世代では「ふいうち」弱体化・ファイアローも弱体化により素のラティオスも耐える可能性が出来た為採用率は低下……
どころか、多少ながら上昇している 団栗の背比べは禁句
確かに先制技による縛りは薄くなったものの、メガシンカの仕様変更・スカーフの蔓延によって代わりに素で抜かれる可能性が増えた。
むしろ 第6世代よりも即死する要素は増えてしまっている のだ。
故に防御+20・特防+10だろうと少しでも相手の攻撃を耐える為に採用する形も見られる。
実際ミミッキュやメガマンダ・メガグロスの攻撃による確定数がずれる程度の耐久がある為、調整次第できっちり差別化は出来るのだ。
勿論無計画な調整はメガラティアスと被ってしまう為、扱いは慎重に。



■映画・アニメでの活躍


劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオスにて初登場。
水の都アルトマーレを妹であるラティアスと共に護っていた。
しかし怪盗姉妹により、住処であり、秘宝「こころのしずく」が眠る場所でもある秘密の庭を襲撃されたことから、受難に満ちた運命を辿ることに……
声優は江原正士




本編ではポケットモンスター アドバンスジェネレーションのOPでラティアス共々飛び去る姿が確認できるのみで、その後に技を放つアブソルが目立つ状況が長らく続いていた
ファンをやきもきさせて8年後、ポケットモンスター ダイヤモンド&パール最終盤たるシンオウリーグ準決勝戦にて、タクトが使用。待たせに待たせたクライマックスでついに登場となった。
モンスターボールからの出現直後、腕を畳んだ飛行形態でのアクロバットのシーンは非常にカッコよく、ファンは必見。
と同時に状況はダークライを4体がかりでようやく倒したこのタイミング。サトシを応援する視聴者を絶望させた。

ダークライを倒したジュカインをギガインパクトで倒し、オオスバメはラスターパージで確一、最後はピカチュウと引き分けた。
最終的には戦闘不能となったことで、強さを見せつけつつサトシとピカチュウの格を保ったともいえる。


ポケットモンスターSPECIALでの活躍


第6章から初登場。ラティアスと共に、エメラルドを陰からサポートする。
ガイルとの決着後、エメラルドが図鑑所有者達と絆を結んだのを見届け、南の孤島へ帰っていった。

第13章では南の孤島を訪れたルビーの元に現れ、彼の願いを聞き入れてメガシンカをする。
本章では手持ちに飛行要員がいないルビーの飛行要員として活躍。
ただし、正式な手持ちとなったわけではないようだ。



ラティオス「しゅあーん。追記・修正はご自由に!」


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最終更新:2024年04月20日 13:27
添付ファイル

*1 とはいえ、無補正C全振りサイキネで耐久無振りヘラクロスを確定1発など崩し性能は妹より優秀であり、環境の変遷や型の開拓によって現在ではラティアスと同等以上の評価を得ている。

*2 強いて言うなら「かいふくふうじ」が全ての回復動作を封じるという強化がなされているが…ぶっちゃけこいつが覚えることを忘れてる人が多いのではないか

*3 もっとも剣盾環境ではサイクル戦がラティオスに限らず難しいため、一軍から落第生に陥落したポケモンが非常に多い。

*4 他はドーブルを除くとコダック一族とバネブー一族のみ