遊☆戯☆王タッグフォース

登録日:2010/03/11 Thu 22:41:15
更新日:2024/03/18 Mon 15:56:10
所要時間:約 21 分で読めます





遊戯王 TAG FORCEシリーズとは、

コナミが制作している遊戯王ゲーム

……に見せかけた恋愛シミュレーションゲームである。


【ゲーム概要】

PSPで1~6までがリリースされており、一部タイトルはダウンロードソフトも販売されている。
また、PSstoreにて『SPECIAL(以下SP)』がダウンロード限定販売されており、こちらはPSPの他、PSVita等でもプレイできる。(今は配信終了したが)

1~3は遊戯王デュエルモンスターズGX、4~6は遊戯王5D'sの世界を舞台としており、タイトルにも1~3は『遊戯王デュエルモンスターズGX』、4~6は『遊戯王5D's』が冠されている。
『SP』は少し特殊で、DM、GX、5D's、ZEXALARC-Vの中からゲームの舞台をプレイヤ-が選択するが、タイトルには最新作『遊戯王ARC-V』が冠されている。
開発は『境界線上のホライゾン』の作者・川上稔の所属する変人集団、有限会社TENKY。

●目次

【(カード)ゲームとしての評価】

遊戯王シリーズのゲームはこれを始めとして非常にクソゲー率が高く、付属カードのオマケと長らく評されていた。
そんな中タッグフォースシリーズは非常に出来が良く、バグなども殆ど見られず、カード収録枚数も歯抜けがほとんどない。
モリンフェン様は当然の事ながら、第一期のバニラも大抵収録されている)

その上ゲームオリジナルカードも充実し、
「狂戦士の魂」(DM、当時は未OCG化)、「パワー・ウォール」(GX)、「エコール・ド・ソーン」(5D's)、「時械神」(同)など、
アニメで印象的な活躍をしながらも処理が複雑なためOCG化できなさそうなカードが使用できるという、視聴者へのファンサービスも評判が良い。

しかし、遊戯王ゲームの中ではかなりの良作と言えるそれらのカードゲームに関する長所はあまり知られておらず、
むしろ後述のギャルゲーそのものなADVパートが話題を呼び、「カードゲームもできるギャルゲー」という何かが間違っているのに大体あってる覚えられ方をしている。


【カードゲームもできるギャルゲー】

このゲームは主人公がソフト毎の舞台(デュエルアカデミアやサテライトとシティに分断されたネオドミノシティ)を徘徊し、
気に入ったキャラクターを見つけたらおだてるなりプレゼントをするなりしてキャラクターからの評判を上げ、ある程度親密になったらタッグを組み、好感度によって訪れるイベントをこなす、というのが基本骨子となる。
この要素がギャルゲー、つまりは恋愛シミュレーションによく似ていることから、「カードゲームもできるギャルゲー」と呼ばれることになった。

一度タッグを組んでもそのキャラクターから攻略する必要は無く、 
1日経てば好感度は引き継がれたままタッグが解消されるのでそのキャラクターとのストーリーを進めたいならまたタッグを結成すれば良し、
他のキャラクターを進めたいならそれも良しと非常に融通のきくシステムである。

攻略可能キャラクターは非常に多く、なんとモブキャラの大半が攻略可能。
人数は4では実に92人、集大成である6に至ってはアニメキャラ42人、モブ72人の計114人にものぼる。
(ただしメインキャラは個別のイベントが用意されているがモブは全員同じイベント)

モブもいちいち個性が溢れており、
男性は医師、熱血セキュリティ、ギャル男、厨二病全開の”黒き雷”などなど
淑女の需要に幅広く応え、

女性に至っては引っ込み思案なお姉様や京風美人、しっかり者の幼女や夢見がちな女子高生、無口ロリインターフェイスなどよりどりみどりで
紳士諸君のニーズに徹底的に対応。

挙げ句の果てには「ツァン・ディレ」という名のツンデレボクっ娘美少女まで出てくる有り様。
遊戯王の後ろ盾に隠れて好き勝手やりなさるコナミの度量がうかがえるゲームである。

当然恋愛シミュレーションゲームなので
上記のキャラクターがどんなプレゼントを喜ぶか、どんな場所を好むかなど
きっちり傾向を調べて対策を立てる必要性がある。

渡した時の反応も楽しかったりする。
(例 ルドガーに萌えフィギュアを渡すと「クックック、使い道がありそうだな」等)
何に使う気だ! 答えてみろルドガー!

EDも恋愛シミュレーションらしく、異性(女性)のキャラクターの場合、ほとんどが恋愛関係に発展することを匂わせる終わり方をする。
たとえアニメでは遊星の嫁である(ストーリー後半の)十六夜アキであっても落とす辺りが流石である。見た目はそうだけどNTRじゃないよ!

だが『SP』ではそういったギャルゲー要素がほとんどオミットされ、パートナーも各タイトルごとに設定されたアニメキャラクターのみにストーリーがあり、モブはパートナーに選べない。さらには前作のキャラの扱いがひどい「例 前作でもかなり人気のレイン恵は洗脳され、グールズのレアハンターにされるなど」
もちろんストーリーのある女性のメインキャラクターもいるが、アニメ準拠にストーリーが進むため、EDでも例えば小鳥遊馬の嫁のままだし、孔雀舞城之内に惚れたまま。
ただ、落とすことはできなくとも神代璃緒など一部キャラクターはちょっと主人公にデレてくれるし、女性キャラのED絵は可愛いものばかりなのでやりがいがないかと言われればそうでもない。
また、恋愛要素が絡まない男性メインキャラクターのストーリーは評価が高い。DMの闇遊戯のEDでのとあるセリフは非常に胸が熱くなる。


【カードゲームとしてのTAG FORCE】

5までは最初からもっている初期デッキがかなり悲惨なものになっており(4はディーヴァがピン刺しの水属性デッキ、5では最初から2種類あるがどちらも半端)、
迂闊にホイホイとデュエルしたらライロやアンデシンクロなどのガチデッキにくそみそにやられるのがオチなので、攻略本や攻略サイトで比較的弱い相手を探そう。

でも攻略本によっては非常に強力なOCGキャードが同梱されるので一般書店では品切れが相次ぐケースも遊戯王ではよくある事
その場合は中古書店に大量に並ぶので、それを狙って満足しよう。

だが所詮はVジャンプの攻略本なので肝心な事が書いてないのはお約束。
過度な期待はしないように。

例:4では蟹が使ってくる壊れキャード「調律」やアニメで大活躍だった「セイヴァー・スター・ドラゴン」の入手方法が「これから発売されるVジャンプをチェック!」と書いてある。

6、TFSPは初期デッキがかなり改善され、ガチカードを含む3つのデッキを最初から所有しているという大盤振る舞い。
だが肝心なカードはピン刺しで、イマイチ初心者に優しくないところは変わらない。

DSのように公式大会がある訳ではない為、アニメオリジナルカードも多数収録されている。(例:狂戦士の魂等)
OCG化したら即禁止が免れないであろうカードも使用できるため、アニメファンはPSPかVITAで満足~☆
なお後にOCG化されたものはOCG効果に差し替えられる。例外はシステムが完全に違うダークシンクロや機皇帝等。


キャードの入手は基本的にはデュエルで勝利して手に入れるDP(デュエルポイント)を代償にパックを購入する。
パックの出現方法も様々で、特定のパックのキャードをある程度集めたら出現したり、特定のキャラクターとタッグを組むと出現したり、
店主に萌えフィギュアを全種類プレゼントしたら出現したりなど。明らかに封入操作が行われているが気にしたら負け。

パックは現実とは異なり、特定種族のみのパックであったり、儀式やチューナーのみのパックであったりと用途がハッキリしている。
ちなみに毎度毎度「女性モンスターのみ」封入されているパックがあるが、その中になぜかグレファーが混入されていたりと相変わらずやりたい放題。
書籍(ジャンプや攻略本など)付属カードや劇場配布カードなどは個別に集めたパックでゲットすることが可能。
TFSPではパスワードを入力することで、ホルアクティやハーピィ・ハーピスト(TFSP攻略本付属カード)などの限定カードやレアカードのデータを一枚だけ公式サイトからダウンロードできる。

パック以外でカードを入手するには、拾ったり特定キャラから貰ったりするしか無い。
またメインキャラを攻略すればそのキャラクターのエースキャードを貰える。
その方法でしか手に入らないキャードも多いため割と骨が折れる。


タッグデュエル

タイトルに『TAG』と付いているように、このゲームはパートナーと組んで2vs2でデュエルするタッグデュエルがウリとなっている。
しかし、実際にはこのタッグデュエル、CPUがアホの子であるためストレス要因となることが多々ある。

例えば、
○スナイプストーカーで自分のカードを破壊
○自分の墓地にゾンビキャリアがあり相手の場に王宮の弾圧があり相手がほぼ無傷の状況でひたすらキャリアを蘇生しようとする
○神の宣告を無駄撃ちしてセルフ4000バーン
○ゴッドバードアタックを相手の場のモンスターが一枚しかない(それも召喚前)時に発動し、自分の伏せカードをわざわざ破壊してノーガード状態に
○たかが3桁のダメージのためにホーリーエルフなどの壁モンスターを攻撃に参加させる(当然オネストやミラフォはない)
などなど、プレイヤーを唖然とさせるアレなプレイングを平然と行う。「最大の敵は味方」がこのゲームでは基本。

またその阿呆さを直そうと努力すると今度は処理が遅くなるというオマケが付く。


特にアホさで知られるのは2のエド・フェニックス丸藤亮
前者は「プロのタクティクス(笑)」後者は「バカイザー」「裏守備サイバー流」なるあだ名までつけられてしまった。

4の十六夜アキは明らかにCPUには使いこなせない複雑な処理を持つカード「ブラック・ガーデン」がデフォで投入されており、
1ターンに平気で30分くらい思考する

TFSPではエンドサイクすることは覚えたが、攻撃力優先は変わらず。
そのくせカードの効果までには注意が向かず、お注射天使リリーなど効果で攻撃力の上がるモンスターを放置して他の低攻撃力(効果発動前の攻撃力より上)のモンスターを破壊する。

また、キャラクターごとに優先して出したがるモンスターが個別に設定されており、例えば闇遊戯ならブラック・マジシャンブラック・マジシャン・ガールを隙あれば呼ぼうとする。
ひどい時には「魔導師の力」を装備したブラック・マジシャンともう一体をリリースして手札からブラック・マジシャンを召喚(当然攻撃力はリリースしたブラマジより下)とかやらかす。

ちなみに敵として戦うと味方の時のアホの子っぷりはどこへやらな戦術を展開してくるが、これはパートナー時と違って使うデッキが固定されているため。


【キャラゲーとして】

ネットでネタ扱いされているセリフなどもふんだんに使用されており、迂闊にプレイすると腹筋が危ない。
相手次第でセリフだけ聞いたらSMプレイや陵辱ゲーにもなるのがこのゲーム。

例を挙げれば、不動遊星がデュエルする時に必ず「おい、デュエルしろよ」と言う(6では変更されたが野良デュエルでも『世界を救う!』とか言っちゃう)、
クロウアキタッグに勝利するとクロウがこちらのデッキをインチキ呼ばわりする等のセリフでプレイヤーの腹筋にダイレクトアタックをしてくる。
ちなみに、インチキ呼ばわりに対してはアキがプレイヤーの代わりに「あなたが言う…?」と突っ込んでくれる。もうやめて!プレイヤーの腹筋のLPはゼロよ!


なお、ストーリーも仕様により若干壊れ気味な部分も多少発生したりする


○アキのシナリオでダークシグナーのカーリー達と対決した翌日には何故かカーリーは普通に戻っていて、昨日の事が何もなかったかのように話しかけたりする
○ルドガーが自分以外ダグナーやられたのにまだ存在してるかのような発言をする

ちなみにこのルドガーシナリオは主要4人クリアすることで解禁され尚且つ4人のシナリオの後日談を書いた話だが……
コナミ君ェ……主人公として……


作品を追うごとにスタッフの好き勝手が良い意味で悪化していくのも特徴
例えば定期的にデッキレシピが配信されるが、レシピ名がカオス



そして2013年06月27日……


タッグフォーススタッフがついにネタの臨界点を超えたデッキを配信してしまった。詳細はリンク先で。


【主な登場人物】

主人公。赤い帽子がトレードマークのフラグ建☆築☆王。又の名を帽子の男。
赤いジャケットと深紅の帽子を目深にかぶる出生が謎の人物。
ついこの間までは非常に寡黙な性格だったが、最近になって急に変な話術を身につけたから始末に終えない。

びっくりするほどフリーダム。
ルートによっては馬鹿にもなるし、天然にもなるし、セクハラ野郎にもなるし、最高にクールガイにもなるし、
シグナーにもダグナーにも、挙げ句イリアステルにも、チームサティスファクションにもなる。
唯一の共通点は「寝起きが悪い」。

4と5の私室はなかなか高級そうな部屋だが、毎度の如く勝手に鍵を開けられる。
たまに鍵をかけ忘れる。

高級とは言ったがどこにあるのかは作品最大の謎。
あらゆるキャラクターに決闘の腕を認められるイケメン。
定期的にカードプールをリセットしてデッキを作り直す。

作中では1〜3までの主人公と、4の主人公、それと5以降の主人公はそれぞれ別人と思わせる証言がいくつか聞ける。


アニメ出身キャラクター

アニメではあまり出番がなかったロリっ娘。
タッグフォースでは異常に優遇され、実に4種類のルートが用意されている。
アニメおよびTF2で使っていた【恋する乙女】デッキは勝ち方がよく分からない弱小デッキだったが、
TF3では当時最先端の【ライトロード】に鞍替え、負け方がよく分からない猛者に。優遇されすぎ。

「影が薄い」と言われていたダークシグナー。
TF4ではデッキに一切召喚可能なモンスターが入っていないという凄まじいネタデッキを使う。
しかも彼のイベントは「ディマク1人(CPU)で相手(CPU)と戦う」デュエルだけなので、
カネを払ってデッキを編集してやらないと絶対に勝てない。なんだこれは。


代表的なモブ


正統派ツンデレ。主な使用デッキは六武衆

  • サージャント相川
セキュリティ。その正体はVジャンプの遊戯王担当編集。使用デッキは当然マシンナーズ

エロい。おっぱい。デミス。
集いのTOP絵になった事もある

三幻魔の一角がまさかのロリ擬人化
6のEDで多分ハートランドシティに引っ越した。

破滅の女神ダークネスゆま(自称)
使用デッキは光HERO。バーンデッキで苛めるのはみんなやる事。通称「ゆま焼き」

  • 成田伸子
「主の冒険は 時を変え、場所を変え、パート7へと続くのさ
そう、次に目覚めた時、主は 見知らぬ海岸に打ち上げられているにょろ
記憶も、集めたカードもぜんぶなくしてて 装備しているのも銅のデュエルディスク!
だから… 妾とも、これでお別れっさ
続編で新しいヒロインが出てくるから その子とよろしくやればいいにょろ・・・」

TF4~6に登場。
デッキは【ギャンブル】。
ちゅるやさんとキミドリを悪魔合体させたような名状しがたいキャラ。
その正体はTENKYの社長。

4,5,6等に登場。必要最低限しかしゃべらない性格。猫が好き。実はある秘密があり・・・・・・
デッキは「アンデットシンクロ」。

4,5,6に登場。読みはつむぎ ゆかり。デッキは「代償ガジェット」。
お金持ちのお嬢様。体が弱く、カードを数枚持つだけで重労働なほど。物語が進むにつれヤンデレ化する。



【余談】

タッグフォースシリーズは1年に1作ずつ制作されてきたが、
5D'sの集大成である6で開発がストップ、遊戯王ZEXALの世界観での作品は制作されていない。
(後にシステムを流用した『激闘!デュエルカーニバル』が発売されるが、色々と残念な出来になっている)

この影響でタッグフォース6(特典カード無し)の中古価格まで高騰している。具体的には定価に近く、特典カード付は5桁も付く。
しかし、2013年6月25日にTF6のDL版が発売決定!価格はたったの2000円!買って満足するしかねぇ!
goやVita、VitaTvでも使えるよ!

……あの巨乳ツンデレシグナーも! カードの声を聞ける夢見がちな少女も! さらにはさらには! 私ともゴニョゴニョ出来るんだからっ!

遊戯王5D's! タッグフォース6は、好評発売中なんだから! 1,2,3,4,5も(高いけど)よろしく!

また、2015年1月22日には待望の続編である『遊戯王ARC-V TAG FORCE SPECIAL』がダウンロード販売開始。値段は3000円。
データ容量は536MB…って軽っ!…まぁ、後述の事情から致し方ないのではあるが。

PSPソフトではあるが、DL専売なのでgoやVita、VitaTvにも対応している(PSPソフトである為、vitaだと画面が引き伸ばされて粗くなる)。
DL専売なのでプロモーションカードは当然無い、パッケージ版の予定は現在なし。
発売当日は攻略本も同時に販売された。プロモカードは「ハーピィ・ハーピスト」。

収録されるのはパック「ザ・シークレット・オブ・エボリューション」及び、ストラク「シンクロン・エクストリーム」までで、キャード総数はさらに増えて7000枚を突破する。
更に、2月22日までに買うと早期購入者特典カード5枚がもらえる。
週刊ジャンプやVジャンプ、攻略本、JF2015で公開のコードを入力するとゲーム内でカードが手に入る仕組みになっている。
TF6からのデータ引継ぎも可能(TF6収録カードは1枚ずつ引き継ぐ仕様)。

ちなみに、タッグフォースと銘打たれているが、内容的にはTFシリーズというより、3DSソフト「遊戯王ZEXAL 激突デュエルカーニバル」の後継ソフトである
タッグフォースシリーズの要素を少し増やしたデュエルカーニバルと言えばわかりやすい。
「遊戯王ZEXAL 激突デュエルカーニバル」と同じく3Dモデルは無くなり、
台詞もシンクロ・エクシーズの口上がカットされるなど演出が簡略化され、
代わりに各キャラの切り札召喚時に「ドン★」等の文字付きでカットインが出る。
他にも多くの要素をデュエルカーニバルから引き継いでおり、逆にTFシリーズからは多くの要素が削られている。

特に恒例のオリカはARC-V枠やZEXAL枠後半には無く、未OCGの多いミエルや茂古田などはトバッチリを受けやすい。
(ZEXAL枠前半はデュエルカーニバルからの続投)
BGMやZEXALキャラの立ち絵もデュエルカーニバルの使い回し。DMやARC-V以外には新規ボイスが無く、演出面に乏しい部分も見られる。

原作キャラについてはストーリーのある各作品5キャラ×5=25人についてはフルボイス。
残念ながら他キャラは声無し、攻略不可である。
その代わり、人気のあるモブキャラは25人のストーリーに登場するようになっている。
特に佐藤謙羊(KeNYOU)は原作で言う「人形」の役割を持たされたため驚きの行動をする。

攻略可能キャラは
DM…闇遊戯、海馬、城之内、孔雀舞、イシズ
GX…十代、明日香、万丈目、カイザー、三沢大地
ゴッズ…遊星、ジャック、クロウ、アキ、満足
ZEXAL…遊馬、カイト、小鳥、シャーク、璃緒
ARC-V…遊矢、柚子、素良、権現坂、ネオ・ニュー沢渡

以上である。
DMのストーリーキャラの一人は何故かイシズ姉様、GXに至っては三沢が選ばれている。
ZEXALの小鳥はまだわかるが、どうしてこの二人なのだろうか…。

また、ゲーム開始時にどのタイトルの世界でプレイするのかが選択する形式になっており、世界観はそれぞれで独立しているのでクロスオーバーは存在しない。


総じてカードプールも増え、デュエル自体は相変わらず快適とはいえ「カードのできるギャルゲー」要素は大きく削られている。
良くも悪くも半分くらいの規模といったところか。
ついでにAIもエンドサイクをするようになったものの、基本的には相変わらず馬鹿である。

もっとも、TF6にあったオリカやデッキ名のネタ要素はばっちり受け継がれており、完全にTFシリーズの色が失われたわけではない。

(例)
バクラ「呪呪れ!ネクロさん」「墓地がねーんだよ!」
羽蛾「その進化は絶望」「その女王は空腹」「その昆虫は究極」
三沢「妖怪族のせいなのね
カイト「パラダイス銀河眼」
遊星「ウォリアーズ・フィール
アキ「ボタニティとバラ」
シャーク「ランクアップマジックコンボ
柚子「幻奏絶唱シンフォニー
etc…

ちなみに、闇遊戯のボイスは風間君ではなく鯨井康介氏。
代表作は「Get Ride! アムドライバー」のジェナス…というかこれくらいしかまともな活動実績が無い。
コンマイつながりで妙な人を引っ張ってきたものである。ジャニーズは難しいがジェナスならおk。

TFシリーズと後述の「激突!デュエルカーニバル」より、結構な数のモブキャラが続投している。
彼らはデッキコンセプトに応じて5つの世界に振り分けられている。
それに合わせて学生服もその世界ごとの物になっている(当然といえば当然だが)。
モブにはボイスもなく会話システムもないので過去作をやらないとキャラを把握しづらいかもしれない。

デュエルカーニバルとは違いパックを買うシステムが復活しているが、今回は現実と同じパックが買える。
これはWCSシリーズ後期にも見られた仕様であり、パックの中身をある程度推察し易くなると思われる。

なお今回はVジャンプチャンネルで宣伝動画が作られているが、
コナミの高橋秀行が結構な裏側までぶっちゃけているので一度目を通すことをお勧めする。
(高ω橋)「個人的にオススメなのはDMかGXからの攻略ですね。そっちの人たちはシンクロ・エクシーズ・ペンデュラムを使いませんが、主人公は初めから全ての召喚方法が使えます。」
    「その上で、最近のストラクチャーデッキ三箱とGSのカードでデッキを組めばとりあえず勝てるのでは…」
マス赤 「なんだその召喚方法は!?って驚かれる感じですか」

それズルじゃん!!
十代「すげえ技を使うぜ!(M・HERO展開しながら)」




(冥ω殿)「最近寂しい……」

冥殿にアピールしろ!

コナミ「君の アナル…… 挿れさせて!」

(*冥∀殿)

















『遊戯王デュエルモンスターズGXタッグフォースエヴォリューション』


基本的に良ゲーのタッグフォースシリーズ多分唯一の地雷

2007年12月6日に発売されたPS2用ゲームソフトで
上記のPSP 版『遊戯王デュエルモンスターズGX タッグフォース』の移植作品である。


単なる移植ではなく、初代タッグフォースにタッグフォース2までのカードを収録。
タッグフォース2とのUSBコネクトによる連動要素に対応し一部キャラクターが使用可能となる。
同梱される限定カード3種が「ダーク・キュア」「堕天使ナース-レフィキュル」「サディスティック・ポーション」の新たなものに変更されている。

等々の追加要素がある。

要は実質上公式サイトで「ゲームストーリーなどは「PSP版」を忠実に再現」と言われてるタッグフォース1のストーリーを
新たなカード群でプレイすることができるという、ある意味で日々現実の使用カードが更新されていくカードゲームのビデオゲームでは
画期的な仕様だと言える。



だが、しかし……このゲームにはある意味で一番の大問題があるのだ。

それは……



OP主題歌が存在せず キャラクターボイスが一切収録されていないことである






……ゑ?



しかも発売時までに一切告知なし


どういう…ことだ……


据え置き機に移植され、その他要素がバージョンアップしたにもかかわらずキャラゲーとして買う人にとってはかなり痛いボイス無し
タッグフォース2からの新キャラがフリーデュエルのみで使用できるのだが、かなり元と比べると貧相な演出となっている。

OP主題歌に関してはTF2でもBOWLの解散などの権利問題がある故かティアドロップが採用されてなかったので、
その後に発売されたこのゲームにないのも仕方ないと言えるが、初代タッグフォースの魅力の一つでもあったので少々残念である。





前代未聞の「携帯機から据置機への劣化移植」ということで、2007年のクソゲーオブザイヤーで触れられた。
しかし2週間前ほどのヨンパチショックが理由でスルーされた。

致命的なバグがあるわけではなく、あくまでも残念移植であるだけなので
「PS2はあるけどPSP持ってない」とか「ボイス無しでも構わんよ」という人にはお勧めできる。

反面キャラゲー要素としてボイスがないのは嫌だって人には収録枚数が減っているが、素直にPSP版をお勧めする。


余談だが、本作のカードバトル要素を使用したと思われる作品に、
Xbox360の「Yu-Gi-Oh! 5D's DECADE DUELS」
Wiiの「遊戯王5Ds デュエルトランサー」がある。
しかし前者はダウンロードソフトで既に配信が終了してしまった(海外では続編出てたのにね、おのれディケイドオオオオオ!)。
後者はパッケージソフトとして販売されたが、開発時期が延びてしまった事から現実の環境と収録カードの内容がズレてしまった。

なお、本シリーズを作ったテンキーは、後に遊戯王の3DSソフト「遊戯王ZEXAL 激突デュエルカーニバル」も開発している。
アニメキャラはほぼ総出演かつ攻略対象。大会進行のMr.ハートランド及びドン・サウザンドなどの本格的に登場していなあったキャラを除きほとんどが登場する。
ネタ要素、個性のあるモブキャラ、テンポの良さ、コナミくんの続投などTFの雰囲気を受け継いではいるものの、
モブキャラは攻略外、会話システムもなく、カードの歯抜け収録や通信プレイ不可などの欠点もある。
タッグフォースシリーズ最新作『遊戯王ARC-Vタッグフォーススペシャル』では、このゲームから多くの要素を受け継ぐ形となり、このゲームが『遊戯王ARC-Vタッグフォーススペシャル』の事実上の前作と見なされる事となった。



追記・修正はタッグフォースシリーズをこよなく愛する決闘者の皆さんにお願いします。

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最終更新:2024年03月18日 15:56