ウェイン・ルーニー

登録日:2011/06/15 Wed 21:09:52
更新日:2024/02/21 Wed 07:28:34
所要時間:約 5 分で読めます




「なぁウェイン」



「なんだいマイコー?」



「お前ってさ、顔は童顔だけど、頭髪は60代だよな」



「つーか70代だろwww」



「胸毛と下はボーボーなのになwwww」



「HAHAHAHA~wwwwww」



「コラ、お前ら!あんまりルーニーをイジめるんじゃない!!」



「げ、ガム爺!」



「お前らがそうやってイジめるからこいつも若禿が進行するんだよ!」



(一言余計なんだよジジイ!!………畜生、見てやがれ……)














翌日






「なぁ、マイコー見てくれよ」



「なんだよ?」






植 毛 し た ぜ !




ウェイン・ルーニーはイングランド出身の元サッカー選手。
1985年10月24日生まれ。
若くしてマンチェスター・ユナイテッド、そしてイングランド代表の絶対的なエースとして君臨したスター選手である。


【プレースタイル】
FWとして欠かせない決定力はもとより、足元のスキル、パスセンス、フィジカル、スピードなどあらゆる点において隙のない万能FW。
得意ポジションは主に前線中央1.5列目のFWだが、戦術理解度の高さから時にはウイングやインサイドハーフもこなすなど、あらゆるフォーメーションに対応可能なマルチロールアタッカーである。
独力で局面を打開する能力も高く、ド派手なプレーでオールド・トラフォードの観衆を沸かせた。
なんと言っても献身性と守備意識の高さも持ち味で、運動量はFWとしてはトップクラス。得点やアシストを決めなくてもチームに不可欠な存在である。


【キャリア】
生まれも育ちもリバプールであり、地元のエヴァートンの下部組織に入団。
2002-03シーズンの開幕戦に16歳と298日で先発出場しプロデビュー。先制弾をアシストし、後半32分に交代したときにはスタンディング・オベーションを浴びた。
イングランドサッカー界に新たなスター選手が誕生した瞬間だった。
この時から既に禿げていた。

10月のカップ戦のレックスハム戦で2ゴールを挙げエヴァートンの最年少得点記録を塗り替える。65年ぶりの記録更新となった。
翌週、31試合絶賛無敗中のアーセナル相手に地を這うイーグルショットを決め、アーセナルの無敗記録をストップ。ヴェンゲルのシケた面が最高だった。
ちなみにこのゴールは当時のプレミアリーグ最年少得点記録である。

翌、2003-04シーズンは34試合で9ゴールを上げるがモイーズ監督とケンカし、そのままマンチェスター・ユナイテッドに移籍。
シーズン後のユーロ2004でオーウェンと2トップを組み、チーム最多の4ゴールを挙げる大活躍。
ポルトガル相手に敗れるが、イマイチチームとして機能しなかったイングランド代表の中で、圧倒的なインパクトを残した。

翌シーズンにマンチェスター・ユナイテッドのユニフォームに袖を通し、背番号8を背負う。
ファン・ニステルローイと2トップ、もしくはその背後でトップ下としてプレー。
前線からガンガンプレスをかけ、組み立て、崩し、フィニッシュの全てに絡む圧倒的な運動量を武器にチームの中核となる。
またチャンピオンズリーグのフェネルバフチェ戦でハットトリックをかまし、ファンのハートをガッチリ掴む。

リーグ戦では油マネーとモウリーニョの力で強豪となったチェルシーに二年連続で王座を譲るも、ルーニーは大きく飛躍した。
が、同時にもう一つの側面が顔を出してきた。
この男、かなり短気なのだ。審判にぶちきれたり相手選手に報復したりなんて日常茶飯事。
カードと退場を繰り返し、チームメイトと監督のガム爺を困らせていた。
また、プライベートでもカジノで5000万使っただの浮気しただのと何かとお騒がせで、すっかりバッドボーイのイメージが定着する。
まぁ近年は大分落ち着いてきた。


ドイツW杯ではチームのエースとして臨むも、再びポルトガルの前に沈んだ。
この時、クリスティアーノ・ロナウドと一悶着起こし、確執が噂された(ルーニーを挑発し退場させた後、ロナウドがチームメイトにウィンクをした)。
後にロナウドが謝罪をし、和解した。


06-07シーズン
ファン・ニステルローイがレアル・マドリーに移籍。エースのロナウドを献身的に支えるプレーで自身もゴールとアシストを重ねる。
チームのリーグ戦優勝に貢献。CLではミランに叩きのめされるが、チェルシーから覇権を奪回した事で、後のリーグ三連覇の基盤を作る。

クリスティアーノ・ロナウドが移籍した09-10シーズンには、得点源を失ったチームの中で孤軍奮闘。リーグ戦はチェルシーの優勝に終わった。
得点王はチェルシーのディディエ・ドログバに譲ったが、自身はキャリアハイの26得点を記録。この年のプレミア最優秀選手に選ばれた。

しかし、10-11シーズン。借金まみれでろくに補強が出来ないチーム状況に我慢できず、まさかの移籍志願発言。
ガム爺必死の説得でなんとか残留を決めたが、このシーズンはイマイチ調子が上がらなかった。
変わって昨シーズン散々だったベルバトフの確変。そしてW杯後に獲得したチチャリートの活躍で、ルーニー不調の穴を埋める。
また、ルーニー自身が後半に調子を上げたこともあり、リーグ戦を優勝。再びチェルシーから覇権を奪い返した。

香川、ファルカオ、ディマリアたちが入って来てはすぐ去って行ったユナイテッド。挙句の果てにはミスターモウリーニョ
が監督になり、おまけにイブラ(17年7月時点で去就未定)までやってきてハチャメチャ感満載、優勝争いどころか、
CL圏外が定位置のチームになりそうな予感がぷんぷんする17-18シーズン開幕前、俺たちのワッザ(ルーニーの愛称)が、
古巣エバートンへ電撃復帰。

復帰後、お茶目なワッザは「今まで秘密だったけど、僕とマイサンが寝るときのパジャマはエバートンのユニだったんだよね」と
衝撃のカミングアウト。若かりし頃、リバプールのトライアウトにエバートンのユニフォームを着て行っちゃうほどのエバートン
愛に溢れたイングランド代表。青のユニフォームを着た君は輝いているよ。トフィーズサポーターに新たな歴史をプレゼントして
あげられるのは君とルカクしかいない・・・ あ、ルカクってユナイテッドじゃね? え? ルカクとルーニーってトレード??

ま、いいや、生まれ故郷のリバプールに戻ったワッザ、マージーサイド・ダービーは今まで以上に楽しみになったことは確実である。

17-18シーズンのプレミアリーグ開幕直後、僕らのルーニーはイングランド代表引退を表明。サッカー母国の主将・そして(嘘っコ)エースの座を、いともあっさりと後進に譲るあたりは器の大きさを物語る。代表戦から解放され、チームでの試合に集中できる環境となったルーニーは、プレミア開幕後第3節まで2ゴールと、かつての輝きを取り戻すような活躍を見せた・・・

が! 良くも悪くもイングランドの悪童ガスコインが「幼少時のアイドルだった」と公言するルーニー。素行不良までトレースしなくてもいいのに、なんとロシアW杯欧州予選ウィークに飲酒運転でタイ~ホ!! 代表戦がなくなったからって酒飲んで運転は
「ダメ! 絶対!」
さらにタイ~ホ時、隣にいたのは夫人以外の女性! しかも夫人は第四子を妊娠中! ってことはいわゆるゲス不倫?
「ダメ! 絶対!」

所属クラブは、ルーニーに対し2週間分の給料(←「月給」の間違いではない。英国では労働者階級の給料は週給で表現されることが多い)である32万ポンド(約4600万円(←「年俸」の間違いではない。サッカーのトップクラスの選手は週給1億近い額をもらっている者もいる、パリ・サンジェルマンの練馬ール(←「ネイマール」の間違いである)など))の罰金が科すとの報道がある。

エバートンサポーターはもちろん、ユナイテッドサポーターまで古巣復帰を好意的に捉えてくれてんだから、真面目にサッカーやろうぜ!

その後20年1月から、ダービー・カウンティの選手兼監督(つまり、代打ワシ!)になっていたが、21年1月15日、正式に監督就任。
事実上の現役引退となった。今までお疲れさまでした。
監督専任となってから初のフルシーズンとなる21-22シーズン、チームの財政難によりなんと計21(7勝分)の勝ち点剥奪処分というとんでもない苦難に遭いながらも奮闘。
最終的には同シーズン第43節にリーグ1(3部)への降格が決まったが、無理ゲーといえる状況の中終盤の4月・残り3節の時点までチームを持ち堪えさせたルーニーの手腕は称賛を浴びた。*1
その後はアメリカ・MLSのD.C.ユナイテッドやチャンピオンシップ(2部)のバーミンガム・シティの監督を務めている。

追記・修正は、植毛部分を気にしながらお願い致します。

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最終更新:2024年02月21日 07:28

*1 剥奪された分も含めた勝ち点は55で、これは24チーム中17位相当。余裕で残留できる数値である。