ガンダム開発者(新機動戦記ガンダムW)

登録日:2011/03/11 (金) 05:43:06
更新日:2024/02/06 Tue 03:29:30
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新機動戦記ガンダムW』の登場人物。


かつて、秘密結社OZにおいてAC(アフターコロニー)歴最初のガンダムウイングガンダムゼロを設計した技術者達である。

各分野における技術権威者達の集まりであり、作中で最高クラスの頭脳の持ち主。
そして、全員がどうしようもない変態技術者。

元々はトールギス開発のプロジェクトチームだったが、コロニーの伝説的指導者ヒイロ・ユイ暗殺事件を期にOZを離反し、それぞれL1~L5コロニーに潜伏していた。


一言で言えばマッドサイエンティスト。
基本的に常識や倫理観とはあまり縁がなく、手懸けた兵器(後述)を見れば分かる通り、あまり人命を重要視しているようには見えない。

ぶっちゃけ数々の超兵器を開発したのは彼らなので、本編における戦乱の一部分は彼らに責任があると言っても過言ではない。

しかし彼らには彼らなりの信念があるらしく、ガンダム開発を支援していたバートン財団が提唱する「地球人類への復讐・及び支配」には否定的な視線で接していたり、自爆装置積んだり。
また、自らが手懸けたガンダムという作品を彼らのいう下劣な手段に使われる事も我慢ならなかったらしく、民間人を含む大量殺戮を目的としていた「オペレーション・メテオ」を、単なるガンダムの地球降下作戦にすり替え、破壊対象もあくまで軍事基地などとしている。

彼らにとって攻撃の対象は兵器ではなく戦争を求める存在、連合やOZ、ロームフェラ財団であり、ガンダムのパイロット達にはそれらへの攻撃を指示していた。


なお、その思想は突き詰めれば「暴走を止める為に他を暴走させる」というブッ飛んだものである。

後に同じコロニー側の勢力であるホワイトファングが武力蜂起して更なる暴走をし始めた時にも無理やり協力を強いられたが、博士達にとってはホワイトファングも敵であり、当然の如く妨害した。


この様に博士達はあくまでもとんでも兵器の開発者かつガンダムパイロットとも交流が深かっただけであり、戦乱を無闇に煽っていたのは別の人達である。
個人レベルでは阻止しようがない状況だったので、とんでも手段によって妨害に徹していたということだろう。
老師Oはちょっと怪しいが、彼らの本質は「地球と人類を少し買い被っている」と言えるだろう。



◆メンバー


ドクターJ

(声優:稲葉実)
ウイングガンダムの開発者。
ビーム技術の権威。
また、ウイングとウイングゼロが似ているのはおそらく機体仕様の大綱やまとめを行っていたのが彼だからという可能性が高い。
かつて指導者ヒイロ・ユイの後援者だった時期があり、その当時受けた爆弾テロが原因で片腕・両足を失っている。

主人公ヒイロ・ユイを冷徹な殺人マシーンに育て上げた張本人だが、ヒイロが本来は純粋で優しい少年だと見抜く目は持っている。
そのため、ガンダムとヒイロを大量殺戮の道具にしようとするデキム・バートンには反発し、オペレーションメテオ発動間際に指導者「ヒイロ・ユイ」というコードネームを与える事でヒイロに大量殺戮を行わない道を示した。
この通りその本質は人情家。

また飄々とした態度を崩さない冗談好きなところもあり、牢屋に囚われた挙げ句酸欠状態で足元がおぼつかない状態を「年を取ったかな」と嘯き、直後にプロフェッサーGにマジレスされると「安心させようと思った」などと宣う気の良いジジイである。
……ただし、まともに使うと確実な死や大量虐殺ぐらいにしか使い道がなく、やばいとしか形容出来ないバスターライフルやリーブラの主砲(しかもわざと弱体化させている)の開発などは紛れもなく彼による賜物であり、他の博士達と比べてなお危険なジジイであることも確かである。

義眼が似ているが、Zガンダムバスク・オムとは何の関係もない。


◇プロフェッサーG

(声優:藤本譲)
ガンダムデスサイズの開発者。
茸の傘のように広がった白髪頭と長い鉤鼻を持つ小柄な老人。通称キノコ。
ステルス技術の権威で、デスサイズに搭載されたハイパージャマーや、超巨大戦艦ピースミリオンの偽装工作を行った人物。
ガンダム開発者の中でも毒舌家で、ドクターJのボケに真っ先にツッコミを入れるのは大抵彼である。

コロニーにあった連合のMSプラントの外縁部に潜伏しデスサイズを製造。
デスサイズを「最高の芸術」と称し、それを破壊しようとするデュオ・マックスウェルに「死神」への道を示した。

若い頃はDD(ダイヤモンド・デスペラード)を名乗り反連合運動に参加していた。なお、プロフェッサーGの『G』はガンダニュウムの略であり、本人曰く「ダイヤよりガンダニュウムの方が価値があるので変えた」との事。
昔からドクターJをライバル視していたらしく、彼の開発したデスサイズ系列がどこかウイング系列と対になるようなデザインなのはそれが影響しているのかもしれない。


◇ドクトルS

(声優:大滝進矢)
ガンダムヘビーアームズの開発者。
鼻当てを着けた細身の老人。
火器管制システムの権威。

バートン財団のお膝元でガンダムを開発しており、財団の庶子であるトロワ・バートン(真)とも面識がある。
真トロワと口論になった際に助手が真トロワを射殺してしまったため、偶然居合わせた名無しの少年の提案により、彼に「トロワ・バートン」の名とヘビーアームズを与えた。

若い頃はソルシエール*1を名乗り、女装していた。その完成度は女性が見ても一見では分からないレベル。かつては当作品を彩るイケメン達にも劣らぬ美形だったのだらう。
とはいえ年老いているが他の開発者に比べて整った顔つきをしており目元も少女っぽく、鼻飾りをはずしたら「美老人」として通じる容姿ではある。
なお、ガンダムタイプが全機デュアルアイを採用しているのは彼の「ハッタリが効くから」という理由を他の開発者も取り入れた為*2


◇H教授

(声優:田口昴)
ガンダムサンドロックの開発者。
産婦人科の医者みたいな顔をしている。人によっては「激太りしたブラック魔王」と言った方が通用するかもしれない。Gジェネの4コマ漫画では「名前がセクハラ大学教授みたいだ」とネタにされたことも。
インターフェースの権威で、ガンダムのコクピットシステムや「ゼロシステム」は全て彼が開発したもの。また、MD(モビルドール)システムの基礎も築いた。
ただし僚機であるマグアナックやオリファントの開発には携わってない様でかつマグアナック・オリファントはデザインなどから他の開発者の手で開発された物の可能性が高い。
サンドロックも、もしかしたらガンダムとしての最低限の共通性能部分とコクピットインタフェースなど得意分野以外はその開発者の意向で仕様設定され共同開発された可能性もある。

元々はコロニーの資産家ウィナー家に匿われていた人物で、その長男であるカトル・ラバーバ・ウィナーと共にガンダムを開発した。

ちなみにサンドロックが自爆する時にコックピットが開くのはこの人が仕込んだプログラムである。
また、彼のみカトルの性格を慮って真のオペレーションメテオのことをパイロットに教えてすらおらず、オペレーションメテオの全容を知った段階で財団を裏切ることを決断していた。
曰く「あの純粋さと優しさを奪うことなどできん」とのことで、何より真のオペレーションメテオをカトルにやらせる事に嫌悪感を抱いていた模様。

他の博士や関係者と比べてすら明らかにやばいものを開発しているのだが、一番の人情家とも言える。凄い極端な人物。

本名はヘンリー・フィーア。Hはヘンリーの頭文字であり、元々インターフェース関係の研究をしていた人物。
なお、『EW』時空では彼がZEROシステムを開発したのではなく、元々あったシステムをMS用に最適化したのが彼という事になっている。
ここら辺はTV版の設定と異なるため、『W』の続編や派生作品によく見られるパラレル設定かもしれないが、「MSに用いるシステムとして完成させた」と捉えれば矛盾もなくなるため、単に表現の問題とも解釈できる。


◇老師O

(声優:広瀬正志)
シェンロンガンダムの開発者。
一応他のメンバーと同年代だが、浅黒い肌にスキンヘッド、歳に似合わぬガタイの持ち主。声は青い巨星のおじさんと同じ
駆動フレームのエキスパート。

科学者であると同時に武道家でもあり、張五飛の師匠でもある。
ジジイだがおそろしく強い。
OZに囚われ収容された牢の空調を切られ、酸欠で他の博士が倒れ、弟子にあたる五飛は仮死状態でやり過ごす中、平然と居眠りをしているという五飛以上の化物。

なお、元々シェンロンは五飛の嫁である妹蘭が乗る事を想定して開発されている。

なお、彼は唯一コロニー落としに反対していない。
このため、オペレーションメテオ=コロニー落としと知った五飛は竜一族の長である竜紫鈴や老師Oに反発する形で独自の行動を取る事になった。
とはいえ、ホワイトファングに寝返ることなく最後まで他の四人と行動を共にしているので完全に賛成しているとも言い難い。

また、劇中で主に賛成の発言をしているのは長や老師ではなく周囲の者であり、彼らが賛成したそもそもの背景にしても、強いがゆえに疎まれ地球から追放され、初期開発で老朽化していたL-5群A0206コロニーに追いやられたのが竜一族であり、その後も連合およびOZからは幾たびも攻められ続け、要求されたコロニー廃棄処分や降伏を呑めば行く宛などなく、事実上の『死』を迎えるだけという他のコロニーとは大きく立場が違うがゆえである。
そうするくらいなら、誇りを守りコロニー落としや自爆をした方がマシということになったものの、飛び出した後、アルトロンガンダムで戻った五飛を拘束や幽閉などすることもなく、修行に付き合ったり、教えを説いた竜紫鈴や一族の者達の様子を見る限り、コロニー落としにどこまで前のめりだったかは定かではない。

過激な彼にも他の老人同様に人情もあり、敵の目を騙す為にあえてデュオをボコボコにした際に「声を出せば少しは痛みがマシになるぞ」とアドバイスをしていた。突っぱねられたが。

本名は呉王龍(ウー・ワンロン)
『Frozen Teardrop』においては、妹蘭の祖父に当たる者とされている。
反連合運動に参加していた息子狼牙、孫である妹蘭、その双子の姉妹である胡蝶を戦乱の中で失っており、コロニー落としに積極的に反対しなかったのはそれも関係しているのかも知れない。
呉王龍は英語でもOではなく、長老との関係や『王龍』という名前からしてただの開発者ではなく、一族の王の位置付けとも計り知れる。


◇マイク・ハワード

(声優:石田弘志)
正確にはガンダムの開発者ではなく、その前身であるトールギスの開発に関わった。
アロハシャツにグラサンの陽気なジジイだが、推進機関技術の権威。
トールギスの乗り手を無視したイカレた推進機関を開発したのはこいつ。
後にプロフェッサーGと共同で超巨大航宙戦艦ピースミリオンを開発する。
コミックス版ではゼクスをニュータイプと称した。

他5人と同様、トールギス開発後に失踪し劇中当初は太平洋でサルベージ業を営みつつ気ままに過ごしていた。
その後の後半では「ピースミリオン」を運用する。
なお、よく勘違いされるが彼はウイングゼロ……というより、ガンダムタイプの開発に関わっていない
その理由は、彼にとってトールギスこそが最高のMSだからであり、それ以上を求めなかったからである。
ただし、なんやかんやでTV版・EWともにガンダムタイプの改良(ヘビーアームズ・サンドロックの宙間戦闘仕様化など)には関わっているため、その技術力の高さは疑うべくもない。

特に作品内のMSは全てトールギスに影響を受けているため、全ての礎の一旦を担った彼の功績は途轍もなく大きいのである。



ハジメ・カトキ

正確にはガンダムW内で全ての機動兵器の原案を作り上げたとされる人物。
また、この世界以外でも彼の発案した機動兵器が採用されているとも噂されている。



◆共同開発した兵器群


トールギス

AC歴最初の戦闘用MS。
「単機で戦況を変える機体」をコンセプトに開発された機体で高性能を越えた異次元性能を実現したは良いものの、その性能のおかげで人の手に負えない性能を持つ。
当然、この機体は兵器として破綻しており正式採用される事はなく、デチューンされたリーオーが以降のスタンダードとなった。
これだけの性能をもってしても一作品としては素晴らしい止まりで、6人の内5人は最高傑作として満足出来ないのがマッドサイエンティストたる所以か。

ウイングガンダムゼロ

トールギスの性能でも満足出来ない5人が生み出した悪魔のMS。
なお、先述の通りハワードはトールギス開発以後離れてしまっている。

あろうことか武装、最終装甲、燃料を除く諸機能全てを完備したフレームの時点でトールギスの性能を凌駕するどころか更にもう一機分以上の性能を持たせ、
その性能によって「人の手に負えなくなったという点が冗長したなら、無理矢理パイロットの能力を上げれば良い」というイカれた思想によって設計されゼロシステムが開発された。
20km以上のコロニーやそれ以上に巨大な衛星を一撃で破壊する主武装を始め、動いていない状態で人の手で本気で壊そうとしても傷一つつかないとか何もかもがおかしい。
肝心の満足する為に設計したマッドな博士達ですら目の前で披露される異常過ぎる性能に呆れかえる始末。
もっとも、博士達もその危険っぷりから実際は造らなかったのだが……。

余談だが、劇中に登場したゼロはH教授が残していた設計図から作られた。
つまり5人の博士それぞれが独自のゼロの設計図(より正確に言うならば設計草案辺りが妥当だろう)を持っているということ。
ただしH教授は元々コクピットインタフェースの権威であるため、機体草案としては大人しく纏まった案だった可能性が高い。

なお、フローズン・ティアドロップにおいて開発経緯が相当メチャクチャなことになったため、プロトゼロを含めるとバリエーションがとんでもない事になっていたりする。


ヴァイエイト/メリクリウス

OZに捕われた彼等が、「ガンダムを超えるMS」として造らされた機体。
「最強の」という極端な思想の元に造られ、スペック上かつ理想的な連携運用下では5機のガンダムタイプを凌駕する。
ちなみに博士等曰く両方が戦った場合に勝つのは「もちろん優秀なパイロットが乗っている方が勝つ」という彼等らしい回答をしている。


◇ピースミリオン級宇宙戦艦リーブラ

ロームフェラ財団が新たな権力の象徴として建造した超巨大戦艦。
全長数㎞に渡る船体、宇宙からの狙撃で島ひとつ消し去る主砲……など、明らかに過剰な戦闘力を持った戦艦で、やはりというか設計者はジジイ共。

しかも発射する度にどこかしらが故障する主砲など「巧妙で意図的な欠陥」が施されており、要求されたカタログスペックは実現していながらも、実は本来のスペックが出せない。
ジジイ共いい加減にしろ。

ちなみにこの艦、全身ガンダニュウム合金製というとんでもなく豪華な艦である。



◆劇中の活躍

◇TV版

劇中に記されない設定部分でも色々やらかしているジジイ達だが、やはり画面の中でも色々とやらかしている。

冒頭でそれぞれが開発した五機のガンダムとパイロット達を地球へと送り出し、OZへの攻撃指令を出していた。この頃から既に宇宙から秘匿回線で指令を出しつつ連合・OZへのハッキングなどを繰り返しており、ジジイどもの能力の高さが窺える。

中盤にはコロニーがOZを受け入れたことでガンダム達は事実上敗北し、開発者達も捕らえられてしまう。
だが、ジジイ達はそれにも屈しなかった……というかむしろ宇宙に出た後のガンダムとそのパイロット達のことを思っての罠でもあった。


捕らえられた後も開発したヴァイエイト/メリクリウスの技術を流用してデュオと五飛のガンダムを強化したり、MDの基礎システムに欠陥を仕込んだり、リーブラを意図的に欠陥品に仕上げたりとやりたい放題。
誰も欠陥に気付かなかったあたり、いかにその頭脳がチートなのかが窺い知れる。


最後はピースミリオンの動力炉を暴走させ、リーブラを道連れにそのフリーダムな生涯を終えた。
ハワードはアニメではこれに居合わせなかったが、漫画版及び神代創のノベライズ版ではピースミリオンと運命を共にしている。

……また、ドクターJのみ一部作品でEVE WARS戦後も生きていると取れる描写がされている。

登場人物のはっちゃけぶりが凄い本作品だが、間違いなく一番はっちゃけていた奴らである。

◇小説版

後日譚(と回想から成る)『新機動戦記ガンダムW フローズン・ティアドロップ』では、彼らの技術は誰も再現出来ないロストテクノロジーと化している。
とりわけEW以降に兵器開発が(表向きは)禁止されたこともあり、本編から30年以上経った後もガンダムタイプが最強のMSである。

なお、今作によってトールギスは50年以上も基礎設計においては最強クラスのMSである事が実証された
ついでにドクターJはしっかり生存している事が確定した。FT時点で99歳。とことんしぶと過ぎるジジイである。



◆主な台詞


「人間狂って結構、それが戦争だ」

「死にたい奴はさっさと死ね! 空気(エア)の無駄だ」

「ヒッヒッヒッヒッヒッ」

「あの破壊係数は素人目に見ても必要ない。無知か……それとも暴走か」

「本当に沈むぞ、コロニーのひとつやふたつ……!」

「連続して撃てんのは意図的な設計ミスじゃよ」

「暴走を止める為に他を暴走させる。ワシらのよく使う手じゃ」

「やはり、今度も邪魔をさせて貰う!」

「人生しぶとくなければ、やっていけんわ…!」

「そうじゃな……。しかしわしらは地球と人類をもう少し買い被っておる!」

「その通り!無人兵器での戦争などまるでゲームだ!」

◆同世界観のその他の「ガンダム開発者」達

トレーズ・クシュリナーダ

ガンダムエピオンを開発した。本編中で5人以外に唯一ガンダムと呼ばれる機体を開発した人物。
神代創のノベライズ版ではゼクス・マーキスからカーンズの求めるガンダムとは思想の違う決闘用MSだと思われているが。

FTでの過去編によるとかつてハワードと面識があり、そこで見たトールギスが彼の兵器観に多大な影響を与えた事が描かれている。
そのため、博士達以外では唯一と言って良い「MSの開発思想」の理解者でもあり、その彼がトールギス、ひいてはガンダムを特別視したのはある意味で当然だったのかも知れない。

ちなみに元々トールギスはいかにも兵器然とした迷彩カラーだったのだが、その思想に感銘を受けたトレーズが「エレガントな色が相応しい」と考えた為にハワードが白く塗り直している。
ガンダムタイプも兵器らしからぬカラーだが、ハワード曰く「エレガントというより馬鹿者の色」。


◇Dr.ペルゲ

新機動戦記ガンダムW DUAL STORY G-UNIT』に登場。G-UNITの開発者。
「昔からMSの研究をしていて、ハーマンインダストリに技術を売り込んできた」
「その際に邪魔になる宇宙船エンジン開発のバーネット夫妻を暗殺した」
程度しか経歴が語られず、どこで技術を身に着けたのか、何故G-UNITがガンダムに酷似しているのかなど謎の多い人物。
『ガリアレスト』で明かされた本編開始直後のシーンでは、5機のガンダムを「所詮はゼロの模倣品」と呼んでいるが……?

◇マダムL /ルイーザ・ラヴクラフト

小説『新機動戦記ガンダムW外伝 右手に鎌を左手に君を』登場。5人の昔の同僚で、ゼロシステムの発展型「レミングシステム」の開発者。
テスト用MS「レミング」も、特殊な武器はなく下半身もラミア型だが、ウイングゼロでもパイロットを殺さず動きを止めようとすれば梃子摺るほどのパワー。


◇『新機動戦記ガンダムW ~ティエルの衝動~

ロームフェラ財団製のMSVが登場するため財団に「ガンダム開発者」と呼べる人物がいた設定のはずなのだが、一切触れられることはない。
おそらく特定個人ではなく、無名の技術者達の手によるものだろう。

■ゲームでの活躍

スパロボシリーズ

実は意外と扱いが悪く、ドクターJに役割が統合されていることも多かった。

第2次Z再世篇』では晴れて全員登場。
なんとソレスタル・ビーイングの元メンバーという設定になっている。
イオリア計画の一端としてゼロシステムを開発していたが、諸事情で引き離した形になっている。
プレイヤーからも「こんな変態どもがCBにスカウトされないわけがない」「脱退済み?そうだろうとも!」と受け入れられた。


◆余談

武者○伝』では、シャチョーこと鎧丸の経営する巨大企業「鎧王グループ」の前身企業「鎧王工業」の創設メンバーとして五博士のそっくりさんが登場。鎧剛力服「鎧王頑駄無」の製造に協力した。
鎧王頑駄無はウイングゼロがモチーフの一つになっており、その縁での選出と思われる。
テムさんが混じってた? はて、何の事かな?




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ヒッヒッヒッヒッヒッ……。

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最終更新:2024年02月06日 03:29

*1 フランス語で魔女の意。

*2 本来はドクターJがウイングプロトゼロの狙撃能力を高める為に開発したものであり、必ずしも他の機体には有用ではない。