闇遊戯

登録日:2012/02/23(木) 03:55:27
更新日:2024/04/20 Sat 17:08:25
所要時間:約 10 分で読めます






闇の扉が……開かれた……!

俺のターン!ドロー!


闇遊戯とは、漫画及びアニメ『遊☆戯☆王』の主人公「武藤遊戯」に宿るもう一人の人格の通称である。
CV:緒方恵美(東映版)、風間俊介(遊戯王DM)、鯨井康介(遊☆戯☆王タッグフォース)、不明(デュエルターミナル)


忘れられがちだが、原作でもアニメでも「闇遊戯」とは呼ばれていない
表の遊戯には「もう一人のボク」、周りからは「もう一人の遊戯」と呼ばれている。

小説版では「遊戯王」表記。
「闇遊戯」という名が初めて使われたのはなんとゲーム作品であり、以来ほとんどのゲームで使われ続けた結果、
いつの間にか「表遊戯」「闇遊戯」という呼称がファンの間で定着してしまい、遂には公式まで採用するようになってしまった。



【概要】

遊戯が千年アイテムの一つ、千年パズル(正式名称は千年錐)を完成させた事によって現れた人格。
千年パズルを遊戯に託した張本人である祖父・武藤双六によれば「闇のゲームによって悪人を裁く正義の番人」らしい。


だが……



原作初期&東映版はぶっちゃけ悪役を倒す悪役にしか見えない。
まあ闇とか悪人に対するしばきっぷりなどを強調していたせいでおかしくはないのだけど。

基本行動は様々な悪人達を「ゲームをしようぜ」と自身もリスクを負う闇のゲームに誘い、どんなゲームでも圧倒的プレイングする強運の持ち主。
時には俺ルールを使って勝利を収めている。
そして敗者には恐ろしい罰ゲームを下す姿はまさに悪魔のようで、ダークヒーローそのもの。
序盤は遊戯が危機に陥ると人格が入れ替わり、悪人を裁いて遊戯の危機を救っていた。

……一応擁護すると、基本的に彼が闇のゲームに誘うのはDQNでデスノートで殺されそうな悪人ばかりではある。
ただ、悪人だからいくらでも叩いていいのか?そこまでのことやったのか?と問いたくなるような不公平なルールや罰ゲームも多い。


初期王様の迷言
きたねえ手でパズルにさわんじゃねえ!クソガキ!」(凄い怖い顔で)
ハハハハ 走れ走れー! 迷路の出口に向かってよー!」(不良たちを炎の迷路に閉じ込めて)
なぜかこの頃の王様はやたらと火攻めが好きであり、何人もの悪人をヤケドで病院送りにした。


原作初期を踏襲した東映版では、中の人の緒方恵美(作者推薦)の好演もあって、クールな内に危険な熱を秘めたカリスマ性を持つ闇遊戯となっている。
通称「魔王様」。第1話の炎を模したハイライトの無い目とかラスボスにしか見えない。
原作ほど鬼畜ではなく、言葉遣いも原作後期の上品なものになっている。罰ゲームでも女性には比較的優しい紳士。

この頃の闇遊戯はどんな時も冷静で動じない、ミステリアスな得体の知れない存在だった。
後にまさかあんなことになるとは、誰も想像できるはずがなかったのである……。


そして、
因縁のライバル・海馬瀬人とのDEATH-T戦、
バクラとのTRPG戦を経て、
遊戯王がデュエルモンスターズ(原作ではマジック&ウィザーズ)主軸へと路線変更したあたりから、
闇のゲームをすることも少なくなり、正義感が強く友情に厚いヒーローらしい性格に変わっていった。

なお、悪人認定に特別な道具などがあるわけではなく、主に行動…そしてよく分からなければ主に印象で判断している模様。
そんな感じで闇のプレイヤーキラー戦の様に何故か闇のゲームを仕掛け、更に暴言を吐きまくった(彼は正々堂々とデュエルしてただけ)かと思えば、
彼よりも見た目はスマートだけど実は結構ヤンチャしていた奴らには闇のゲームにしないような、よく分からない行動もたまに見受けられる。
ちなみにバトルシティ編以降も相棒がいないとたまにはっちゃけて「セトは我が軍の仲間だ!!」とかやったりする。


決闘者として

相棒ともども、デュエルに限らずゲーム全般が得意分野であり、先を見越したり、ミスをしなかったりと純粋な実力面だけでも超強い。

対モクバ戦で言った

「どんな状況でも相手には余裕を見せつけろ! これが心得その1だぜ!」

「どんな時でも熱くなるな! 心得その2だ!」

「切り札は最後までとっておく! 心得その3だぜ! よく覚えておきな!!」

というゲームの心得はとくに序盤の彼のゲームスタイルとして表現されている。これが出来なくて大ピンチになったのが舞戦です

そしてデュエルモンスターズにおいては、恐るべき主人公補正によるドロー運も加わることで圧倒的な強さを誇る。
決闘者王国ではカードの創造主ペガサス・J・クロフォードを下し、バトルシティではマリクを撃破して両大会で優勝をおさめた。
カードパワーに頼るのではなく、パワーが低めのカードをコンボ性で補う戦いを得意としていたが、話が進むにつれて重いカードの比率が増していった。*1

彼の強さの秘訣は「カードとの信頼」。カードを信じればカードが応えてくれるという信念を持つ。
それゆえに、モンスターを犠牲にして勝ちを得るような戦術は「モンスターへの裏切り」として徹底的に批判する。
えっ? カタパルト・タートル? なんですかそれ?
そこから派生した「見るなぁ! そんな目で俺を見るなぁー!」は語り草。

TRPGの要素が強かった王国編では他の参加者同様俺ルールの嵐だったが、他のプレイヤーの俺ルールにも律儀に従うなど勝負に関しては常にストイック。

性格

城之内に劣らず熱血気味の性格で、常に自信たっぷりで余裕のある立ち振る舞いが印象的。
実際、自信を持つだけの実力と運を兼ね備えた最強クラスのゲーマーにしてデュエリストであり、かなり特殊な状況を除けば敗北したことは稀。
悪人や外道に対しては怒りを隠しもせず露わにし、仲間との結束を何よりも重んじている。

弱点としてはメンタル面の脆さ。その境遇ゆえか身近な他人に依存するフシがあり、特に二心同体の相棒たる表遊戯に対してのそれが顕著。
王国編では舞から「打たれ弱いのを隠すために強気にふるまっている」、バトルシティ編では海馬に「結束にやたら拘るのはお前自身の心が弱いからだ(意訳)」と指摘されている。
この点は、闇遊戯が「立ち向かう強さ」、表遊戯が「受け入れる強さ」だと対比されている。

また、感情の動きをすぐ言葉で表現するため、意外な話だが「相手や回りが闇遊戯の内心を伺う」という場面がほとんどない。


デッキ解説

主力となるモンスター(しもべ)は祖父から受け継いだブラック・マジシャン

当初は単なる大型モンスターとして扱っていたが、徐々に遊戯のエースとしての存在感を増し、
バトル・シティのパンドラ戦以降は彼のパートナーモンスターと言うポジションを確立。
記憶編では彼との因果も明かされた事もあり尚更特別なモンスターとなった。

「彼より弱いのに寧ろよく使われていた弟子の方がパートナーモンスター(嫁)では?」と言う疑問がよく出てくるが、その気持ちはよく分かる。
フォローしておくとバトル・シティのルールでは「最上級モンスターで生贄2体を要する」ブラック・マジシャンよりも、「生贄が少なくて済む」「2000打点で当座のアタッカーになる」弟子の方が使い勝手はよい。
その分、ここ一番で出て来る師匠の存在感がアピールできたとも言えるが。

初期(DEATH-T編)

祖父・双六から譲り受けたのデッキそのもの。

モンスターは「エルフの剣士」「ルイーズ」といった攻撃力1300~1400台が中心。
そこに「ブラック・マジシャン」「暗黒騎士ガイア」「デーモンの召喚」といった、当時の環境的に海馬も驚きを見せるような大型モンスターを少数投入する構成だった。

決闘者王国編

最弱レベルだが、コンボカードによって超活躍するクリボーは王国編からの登場。
何故か熟練プレイヤーの海馬も知らないコンボカードが在ったり、何故か開発者当人のペガサスですら知らない隠し効果を持っているキーカードである。

5枚揃えば勝利が決まるエクゾディアパーツも引き続き投入していたが、
虫野郎!!によってそのうち3枚を喪失してしまい、決闘者王国編のデュエルではデッキから外されたと思われる。

バトルシティ編以降

上級モンスター召喚に生け贄が必要なルールになったため、デッキ内容を一新。
  • 三体合体で強力なモンスターになる「磁石の戦士(マグネット・ウォリアー)」シリーズ
  • 特殊召喚効果を持ち、神の召喚を促進する「絵札の三銃士」
といったコンボ性のある下級モンスターで足固めを行う…ところまでは普通なのだが
  • ブラマジ唯一の弟子こと「ブラック・マジシャン・ガール」(☆6)
  • どこからでも墓地に落ちればモンスターが1体弱体化する便利なモンスターにして、原作におけるデーモンの召喚の後釜である「暗黒魔族ギルファー・デーモン」(☆6)
  • 暗黒騎士ガイアのリメイクカード「疾風の暗黒騎士ガイア」(☆7)
  • 効果を発揮すれば青眼をも倒す「バスター・ブレイダー」(☆7)
  • 癖は強いながら強力な効果と凶悪な効果耐性を持つ「オシリスの天空竜」(☆10、生け贄3体)
  • 手札事故になりかねない「融合」
  • アニメでは続投の「カオス・ソルジャー」&「マジシャン・オブ・ブラックカオス」の儀式セット(☆8)
さらに遊戯王Rでは新たに
と、重いモンスターをこれでもかとばかりに投入しており、これを展開したりマジックやトラップカードを適宜利用するスタイル。
最終的には3枚の神のカードを全て投入し、上級モンスターのオンパレードな超重量級デッキになってしまった。

デュエルの様子を見ると普通に見えるのだが、
実際に彼のデッキ再現を忠実に考えるとあまりにもデッキが重たいせいで事故を起こしやすく…というよりも起きない方が珍しく、バランスがとても悪い。
しかし、持ち前のプレイングと運命力でどういうわけかデッキが回っている。
パワー重視で技巧派でもある海馬も、この重量デッキを苦もなく使いこなす闇遊戯のデュエルタクティクスは素直に尊敬している。
ただカードゲーム初心者は間違っても彼のデッキを真似するなよ!

しかしながら、「コレクターズパック-伝説の決闘者編-」や「決闘王の記憶」などにより割りとまともに運用できるようになってきた。
彼(及び表遊戯)に関連した有能な新規カードが増え、バランスが良くなってきたためである。
このことによって、今では投入するカードを厳選すれば十分に立ち回れるデッキとなった。(無論それ相応のプレイングは求められるが)

ん?印象的なカードを全部混ぜる? 無茶をするな!


正体

そんな彼の正体は、三千年前のエジプトの王の魂。
大邪神ゾーク・ネクロファデスの手先である闇の大神官との戦いの中で、自らの魂をゾークもろとも千年パズルに封印することを選んだ。

闇バクラとの記憶戦争を通じ、失われていた自らの真の名前「アテム」を見つけ出した闇遊戯。

自らの名のもとに三幻神を融合させて光の創造神 ホルアクティを降臨させ、復活を目論むゾーク・ネクロファデスを打ち破った。
しかし、王としての義務を果たした闇遊戯は、現世に留まる訳にはいかなくなってしまった。
(ちなみに、原作初期の悪人状態はパズルに共に封印されてたゾークの意識が混合されていたから、という後付け設定がある)

そして、闇遊戯の魂を冥界に帰す闘い「闘いの儀」の為に、遊戯達はエジプトへ。


そしてその闘う相手は……武藤遊戯


今まで相棒と呼び、力を合わせてきた遊戯とのデュエル。

だが、このデュエルは手加減する訳にはいかない。デュエリストとして、目の前の敵は全力で倒す。
お互いの力をぶつけあう遊戯と闇遊戯。

その中で、二人の遊戯を支えてきたモンスター達が次々とフィールドに現れる。通称「同窓会」
ただエルフの剣士やルイーズ、カタパルト・タートル、岩石の巨兵等の王国メンバーは欠席したが





そして……





詳しくは遊戯の項目をご覧頂きたい。




【『遊☆戯☆王』本編以外において】

遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS

上述の原作での「闘いの儀」の後の時系列の作品。
そのためアテムは冥界に帰っている。

宿命のライバルだとか、友とか思ってたのに、
記憶編終了後の「闘いの儀」の際に海馬君を完全スルーして冥界に勝ち逃げしてしまったために、社長に滅茶苦茶執着されてしまっていた。

今作はそんな海馬の物語でもあるのだが……

詳しくは映画の項目にて


◆パワプロアプリの遊戯

同じコナミだからか『パワプロアプリ・サクセススペシャル』にコラボで登場。原作は集英社かスタジオダイス持ちなのだがそれはまぁうん。ちゃんと風間氏の声で喋ってくれるぞ。
彼らからしたらパワプロ世界は「VR」世界であり、モンスターが実体化している。そして野球をするのもそのモンスターである
つまりイベントで喋るのは遊戯だが試合で動くのはモンスター「ブラックマジシャン」。
どうにも野球部に急に現れたらしく、主人公は彼の名前を聞いて「そんな奴いたか?」と疑問に思ったりする。
パワプロ世界でもやりたい放題でモブをバーサーカーソウルで切り刻んだり、DDMを子供に進めたり、海馬とあちらこちらでデュエルしまくったり…本人が常に真面目な顔なのでシュールな光景が見られる。

なおパワプロアプリの仕様上、他のコラボ学校に連れていくことはできない。たとえ同じ集英社の北斗高校であっても



◆ネット上の闇遊戯

「闇遊戯」よりもバクラや闇マリクの呼称及び本職の「王様」か、上記の本名アテムを略して「ATM」と呼ばれる方が多い。

主に初期の鬼畜っぷり、語尾の「~だぜ!」、
仲間を犠牲にしない主義を自称しながら南斗人間砲弾セトの命を盾にした駆け引きを躊躇せず行うダブルスタンダード性、
遊戯王伝統の運命力、遊戯王GXでの神格化、

アニメで千年パズルの紐を鎖に変えた遊戯に対して言った「もっと腕にシルバー巻くとかSA☆」「まだまだ地味すぎるぜ☆」という
普段のクールな彼とは思えないセリフ等がネタとなっている。





そしてダントツで有名なのは……





「速攻魔法発動!狂戦士の魂!!」
「いくぜHA☆GA!!」
「ドロー!モンスターカード!ドロー!モンスターカード!ドロー!モンス(ry」

この狂戦士の魂である。
魔導戦士 ブレイカーで何度もインセクター羽蛾をめった斬りにする闇遊戯の姿は、遊戯王を知らない人の中でも有名である。


また、某動画投稿サイトで格好のネタ素材として使われている
アニメオリジナル回のドーマ編で「相棒ォォォォ!!」と叫ぶイメージを持つ人も多いかもしれない。

また、王様は日ごろ自信満々な様子とは裏腹に精神的には割と打たれ弱く、
逆に並々ならぬ芯の強さを見せる表遊戯が激励して立ち直らせる展開が時折見られるのだが、アニメではその傾向が顕著。
特にドーマ編では表遊戯が居なかったため、最大の親友である城之内ですら呆れて殴り飛ばすレベルの豆腐メンタルと化している*2
ヘタレと化した姿はいつもの自信に溢れた姿とのギャップがデカく、決闘者達を満足させた(腹筋的な意味で)。

他にも、アニメでは顔芸すると顔が異常に細くなる。まあ他キャラにも当てはまるけど。
ついでに顔の彫りもスゴいことになる。城之内に殴られた時の顔は必見。

原作中盤からの漫画の王様は大体はまっとう、基本自信満々だけどちょっと打たれ弱い正統派ヒーローである。
まあ漫画も普段とのギャップが激しいせいで豆腐メンタルと言っても良いのだが、原作好きの人にネタを振るのは注意しよう。


【主な人間関係】

◆現代

武藤遊戯
相棒。千年パズルの完成からしばらくは互いの存在を認知しないまま共存していたが、
DEATH-T編にて遊戯の意志で入れ替わりが可能となり、王国編のペガサス戦で相互の交流が実現。以後は二人三脚で激闘を戦い抜いた。
精神的な強さでは彼の方が上回っており、闘いの儀においては最初で最後の正面対決に。

城之内克也
遊戯と同様に無二の親友。
最初に闇遊戯を「仲間」として認めた(というか認識した)のが彼であり、バトルシティ編では彼から託された真紅眼の黒竜が海馬戦の決め手となった。
最初はどういったデッキが良いのか全く分かっていなかったため指導している場面がいくつかあるが、ある意味王様以上に無茶苦茶だが自分の力で独自路線を歩み始めた。
二人の遊戯と共に「結束の力」の強さを証明した男。

海馬瀬人
最大のライバルであり、三千年の時を超えた因縁の相手。
個人主義、パワー戦術(と言っても死のデッキ破壊ウイルスを使っていた様にパワー一辺倒ではない)、全速前進あるのみ、と何もかもが正反対の男。
バトルシティにて決着がついたが、原作ではこの後二度と彼と出会うことはなく(一応Rでは顔を合わせている)、それが劇場版に繋がった。
一方アニメDMでは記憶編から闘いの儀にも立ち会っており、後の彼にとっての分岐点となっている。

武藤双六
相棒ともども、戦う動機の半分くらいは彼に起因しているじーちゃん。
ちなみに彼も三千年の因縁を持つ相手の一人。若かりし日の彼を幻となって救出し、千年パズルのもとへ導いている。
原作では「じーちゃん」呼びのままだったが、アニメ版では作中後半では「双六爺さん」とやや他人行儀の呼ばれ方をするように。

真崎杏子
表遊戯の幼馴染。異性としてむしろ自身の方に好意を寄せられていたのだが全く気付いていなかった。
それどころかアニメ版では相棒に向かって「俺の見たところ、杏子はお前に惚れてるZE!」とかいう始末。


◆前世

・セト
七神官の一人であり、千年ロッドを持つ。「青き眼を持つ白き龍の神」を精霊として従えている。
史実においてはアクナディン率いる死霊の軍団が攻め寄せる中、経緯は不明ながら第三勢力となった彼と激突した。
アテムの死後に何が起きたのかは不明だが、自らとアテムの戦いと因縁を記した石版に友としての言葉を刻み、後世に残した。
彼の転生体が海馬だが、記憶の方は千年ロッドに封印されている。
なお、漫画GXでトラゴさんを封印したのもこの御仁。

・マハード
七神官の一人で、千年リングを持つ。盗賊王との戦いで死亡し、魂の精霊たる「幻想の魔術師」と融合した「黒き魔術師」へ化身。
石版に宿った彼を精霊として従えるようになった。

・アクナムカノン
父。劇中では回想および霊魂としての登場に留まっている。
千年アイテムを作り上げるよう命じた本人。

・シモン
側近。千年錠の先代の使い手であり、アテムの教育係でもあったと思われる。
恐らく彼の転生体が双六。
実はDM1に登場したオリジナルキャラクター「シモン・ムーラン」の逆輸入キャラで、元ネタはDM1の開発スタッフの下村氏。

・アクナディン
七神官の一人で、千年眼を持つ。バクラの干渉を受けて千年眼から邪念に侵食され、闇との契約により「ゾーク・ネクロファデス」を名乗って死霊の軍団を従え、王宮へ攻め寄せた。
史実においてのアテムはオベリスクの巨神兵を従えて死闘を繰り広げたあげく、互いの魂を千年パズルに封印して砕くことで事を収めている。
記憶編のダークTRPGにおいては、その邪念がバクラの操る「ゾーク・ネクロファデス」というボスユニットとして顕現することになった。

◆その他

遊城十代
GXの主人公。最終回で相棒と交代する形で対峙、オシリスを降臨させた。

不動遊星
5D'sの主人公。劇場版「超融合」で共演。
十代と共に彼のサポートに回り、初代主人公の貫録を見せつけた。

・マイコ・カトウ
Rに登場したカード・プロフェッサーの一人。
原作軸の王様を正面から敗北寸前まで追い込んだ強豪。ぶっちゃけ彼女の切り札環境に出たことあるし。
その姿勢や実力から、王様が全メディアでほぼ唯一「あなた」と呼んで敬意を表した。
どこかのトラップゴミ箱メガネや観賞用(今はお前の切り札がそうだが)トンガリ等もも見習え


【余談】

表遊戯と違いアテムとしてのプロフィールは当初明かされていなかったが、
2015年発売の『遊☆戯☆王 キャラクターズガイドブック -千年の書-』にて彼にも詳細なプロフィールが発表され、様々な情報が発覚した。

生年月日:収穫期第三の月19日、つまり11月19日
年齢:16歳
身長:153㎝
体重:42㎏
血液型:A型
好きな食べ物:ターメイヤ(ソラ豆を使った野菜コロッケのような惣菜。エジプトの国民食)
嫌いな食べ物:バターレック(塩漬けしたボラの卵、つまりからすみ)

あれだけ身長差が演出されていたが、どうやら生前から表遊戯とほぼ同じような体格だったようだ。
食べ物の好みも好きな食べ物は庶民的なファストフード、嫌いな食べ物は(塩)漬けしたものとわりと似てなくもない。


文字多重放送においては主人公に当てがわれる黄色字幕は表遊戯に譲られ、彼に対してはそれに次ぐ青色が与えられており、肉体も声優も共有する存在でありながら明確に別人として扱われている。




何勘違いしてるんだ…まだ俺の項目は完成していないぜ!
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最終更新:2024年04月20日 17:08

*1 ちなみにアニメDMの城之内戦では、ペガサスから「技の遊戯、力の城之内」と評されている。が、当時からして両者のカードパワーは評価とは逆に遊戯が大型で圧倒、城之内は下級+強化で戦うタイプだった。

*2 ちなみに原作軸でも「R」の天馬夜行戦でこの片鱗が垣間見られる。