インクジェットプリンター

登録日:2019/06/26 Wed 15:53:30
更新日:2022/09/24 Sat 23:18:26
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インクジェットプリンターとは、プリンターの1種で、
水溶性のインクを小さなつぶにして(微滴化)、紙に吹き付けて印刷するタイプのプリンターである。
商用のものもそれなりに多く存在するものの、どちらかといえば家庭向けのプリンターとしての認識が強く、
単にプリンターといえばインクジェットプリンターを9割5分指しているとも言える。


まえがき

本項目は単なる情報の寄せ集めにならないようにするため、以下の要素を割り切って説明している。

  • 1.海外メーカーについてはHP以外ほぼ触れない
基本的に触れるのはEPSON、CANON、BROTHERの3社であり、
世界最大のプリンター専業メーカーであるレックスマークや、一時期プリンターを販売していたDELL、Samsung等は記事での言及を省いている。
というのも、そもそも日本で販売される家庭向けプリンター自体がEPSON、CANON、BROTHERと、ほんのちょっとHPだからである。
まあ実際世界でもHP(世界シェア1位)の次はCANON、EPSONあたりが来るので言及する必要性も薄いのだが…。

  • 2.主として家庭向け一般ユースに絞っている
ビジネスインクジェットや写真印刷用高級機種については記述をだいぶ絞っている。
というかプリンターメーカーの特徴が出やすいのはむしろ家庭向けの領域であり、
あとはビジネスインクジェットも多少特徴が出るが家庭向けと似たような傾向であり、
写真印刷用はほとんど好みの領域であるため言及のしようがないのである。

このためリコー、コニカミノルタ、富士フィルムなども言及を省く。

  • 3.コンティニュアス型の言及は省き、オンデマンド型のみ記述する
そもそもインクジェットプリンターというのはウィキペディア先生を見れば分かる通り、コンティニュアス型とオンデマンド型があるのだが、
家庭向けでコンティニュアス型は使われることはないとウィキペディア先生が断言してくださっているので2.よりオンデマンド型のみ記載する。
でないとウィキペディア先生の焼き直しでしかないだろ?


インクジェットプリンターとは

インクジェットプリンターとは、上述の通り紙にインクを吹き付けるタイプのプリンターである。
レーザープリンターのような加熱定着処理が必要ないため機構が単純であり、
また紙の表面がでこぼこしてても印刷できるといったメリットが有るため、家庭向けではほぼインクジェットプリンターが使われる。
ただし、家庭向けでもレーザーが稀に導入される場合もある。というのもインクジェットプリンターは一度に大量出力するのにはまったく向かないからである。
それとレーザーは加熱定着処理が必要だが、代わりに印刷後すぐ触ってもかすれないので、ビジネスにおいては、オフィス用の資料等の用途ではレーザーが主流であると言える。
また、インクジェットプリンターはその性質上濡らしてから乾かすため、紙が若干なり変形し易い。
製本する為に工場用の生産設備で流す場合には、機械に通す時にこの変形によって紙が詰まり易くなる等の悪影響を及ぼすことがある。

ただし、お察しの通りレーザープリンターでは静電気を帯電して紙がくっつき易くなるのに対して、インクジェットプリンターには、一度濡らす都合上静電気を抑えられる長所がある。
どんな紙を印刷してどういった環境に置くかの見極めも、印刷物の品質や効率に拘ると重要になってくる。


多色刷りが得意な特徴があり、他の印刷方式よりもインクを多数用意できる。
このため写真印刷用プロ仕様のプリンターは7~10色を使うこともあり、家庭向けでもEPSON、CANONは5~6色を使用することが主流である。

方式としてはピエゾ方式とサーマル方式が家庭向けでは主流。
EPSONとBROTHERはピエゾ方式、CANONとHPはサーマル方式を採用している。

ピエゾ方式

ピエゾ素子と呼ばれる電圧を加えると変形する素子をインクの管に取り付けて、
変形で押し出すことで印刷する方式。
インクをあっためる必要がなくなるので、ヘッドの耐久性につながり、インクも安くしやすい(サーマル方式比で、だが)。
また穴をいっぱい開けなくても素子の変形具合を変えれば出力をコントロールできる。
いっぽうでサーマル方式に比べてヘッドが複雑化しやすく、またインクに気泡ができると目詰まりする。
かなりデリケートで、モノによっては乾いたティッシュで拭いた程度の衝撃でもそのままヘッドが天に召されてしまう程。

サーマル方式

インクの管をヒーターであっためて、その時生じる気泡でインクを飛び出させる方式。
ちなみにこれ、CANONの研究所で偶発的に起きた事故から得られた偶然の産物を研究したものだったりする。
インクをあっためるためヘッドの耐久性は悪くなる。また穴を大小用意しないと出力をコントロールできない。
ただピエゾ方式よりはヘッドそのものは単純に作れる。

インク

インクは「紙に染み込む」染料と、「染み込まない」顔料の2種類がある。
染料のほうが色の再現性が高く、光沢が出やすいうえ、乾きやすいというメリットがあるので写真印刷には向いている。
一方顔料は乾きにくいが染み込まないので耐水性・耐光性が高く、にじみにくいので文章印刷に向いている。

なおじゃあ写真印刷用プロ仕様のプリンターは染料かと思えば、実は顔料インクを使うことが多い。
なぜなら染料は色の安定に時間がかかるので、プロからすると扱いづらいのだ。
そのため、プロ仕様のプリンターはグロスオプティマイザ(EPSON)/クロマオプティマイザー(CANON)といった透明なインクを用いて
反射光をコントロールしている。

インクは基本的に減法混色を利用して色を作り出す。
基本は黒(BK)・シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)を混合している。
安いプリンターやモバイルプリンターではシアン・マゼンタ・イエローをカラーインクとしてまとめており、
そのためインクカートリッジは2本で済む代わりにどれか一色でも消えると他が残ってようが交換せざるを得ない。

インクの供給方式は、従来より使われているインクカートリッジ方式と、
CISSタンクモデルで登場したインクボトル方式がある。

インクカートリッジ

インクが充填されたカートリッジを差し込む方式。
EPSON・CANONも多くのモデルはこれで、BROTHERは全モデルがこれ。

プリンターごとに形状の違うインクカートリッジを販売しており、
各プリンターごとの特性に合わせた数とインクの質を揃えている。
また最近はICチップを導入しており、汎用品を排除できるようにしているが、
互換インクメーカーはリセットしたり自分たちでチップを複製しておりいたちごっこ状態である。
このICチップにインク供給回数を記憶させることによってインク切れを判定する『ドットカウント方式』を採用するメーカーもある。

ちなみに全く形が同じなのに通常版と大容量タイプが存在しているケースがあるが、これは
通常版は半分くらいしかインクを充填していないためであり、値段設定はカートリッジ分は変わらないため、
大容量タイプのほうがお得になっている。

インクボトル

海外で互換インクをCISSインクタンクにドボドボしているところからEPSONが舵を切って導入した方式。
タンクにボトルの中のインクをドボドボと充填する。
EPSON以外ではCANONが導入している。

ICチップなんてものはないので、汎用インクを入れられようが警告も出ない。
…のだが、海外でどうせ汎用インクを入れられてるからと導入した方式を日本でもはじめたので、
カートリッジ方式と異なり汎用インクを使用することへのペナルティがないのが特徴。
「……じゃあ純正のインクボトルはなにがいいんだよ」ってところは下記参照。

インクカートリッジとインクボトルの話

プリンターといえば、「インクが高い」というのが基本のお悩みと言える。
これはそもそもプリンターのビジネスモデルが「プリンターを買わせて、それに合うインクで利益を稼ぐ」商売であるからである。
先程EPSONとCANONは激安モデルがあるといったが、実はこいつら、インクカートリッジのセット価格はプリンターの8割位になる。
つまり2回交換するとそれだけで2台目のプリンターが買えてしまうのだ。
(しかも、同価格帯のインクカートリッジと比較して印刷枚数も少ないため、本当にたまにしかプリンターを使わない人向けである)
故に高いのだが、これが囲い込みやダンピングとしてよく批判される。

そして、高いインクカートリッジが出回るからこそ、安い互換インクを販売するサードパーティが登場する。
(サードパーティ製インクの話は下のの項目で触れる)

日本ではプリンターメーカーとサードパーティのいたちごっこが続けられており、
プリンターメーカーがサードパーティを訴訟したり、ICチップを導入して詰め替えたりしてもそのままでは再販できないようにしたりしている。
一方でサードパーティもICチップをリセットしたりして互換インクを作っている。

で、これは日本だけでなく世界でもよくある話で、特に世界の場合、
「互換インクを大量に入れるための非純正インクタンク」まで登場したり、超巨大容量&簡単詰替可能なインクカートリッジが登場したりしている。
これを見ていたEPSONは、「どうせ非純正インクタンクが売れるなら」と、CISSという大容量インクを供給できるタンクを純正パーツとして販売した。
本体そのものは高くなるが、インク代が激安になるためランニングコストを考える顧客には売れたようである。

そのCISSを日本でもはじめたのが、インクカートリッジではなくボトルでインクを注入する『エコタンク』であり、
表向きの名称通り実際エコではある(カートリッジタイプは生産・処分のためのエネルギーがかかる)が、
それ以上にランニングコストが純正インクを使用しても激安になる。
それに対して、大容量インクカートリッジで対抗したのがBROTHERの『ファーストタンク』であり、
こちらも海外でよく見られた「ふたが閉じられない巨大カートリッジ」を参考にしたようなでっかいカートリッジで、
かつカートリッジが透明になっていてEPSONのエコタンク同様に残量がわかるようになっている。

なおCANONはEPSON、BROTHERにだいぶ遅れて『ギガタンク』を市場投入*1
今後は「プリンターは安く売ってインクで儲ける」方向性から「プリンターは高く売るがインクは互換を許容する」方向性にシフトするのかもしれない。実際日本以外ではそうなってるし。

ヘッドクリーニング

「使ってないのにインクが減ってる」というのはよく聞く話ではないだろうか。
ブログによっては「こんなの詐欺だ」みたいに書かれてることも多いこのおなやみだが、
実はプリンタヘッドが上述のような構造をしていると理解すれば「目詰まりしやすい」ことがわかっていただけるであろう。

そう、目詰まり防止のための動作、ヘッドクリーニングが「使ってないのにインクが減る」要因である。
というか、むしろ「使ってないからこそインクが固まってしまう」ので、ヘッドクリーニングをしないと使えなくなるのである。
よって、使ってないのにインクも減ってない場合のほうが(故障してるので)ヤバい。

ちなみにインクカートリッジを外しとけばいいという話ではない。ヘッドに到達したインクが固まるのが原因なので、
外してようがつけたらヘッドクリーニングが開始されるだけである。
ちなみに汎用インクの場合、純正との成分の違いにより、固まりやすくなるリスクが高いらしく、
ヘッドクリーニング操作が多くなる傾向がある。
よって、「100円~200円の違い」なら純正のほうが安上がりであり、うんと安いものでないと買うメリットがない。

プリンターメーカー比較

EPSON

基本的に、安いモデルは4色すべてが顔料インクであり、
それ以外のモデルはライトシアン(LC)・ライトマゼンタ(LM)の2色を追加した計6色の全部染料インクモデルである。

そのため、家庭向けでは写真印刷がきれいに出るという特徴を持つ。
一方文章印刷は極端に不得意というわけではないが、CANONやBROTHERに比べるとにじみやすい。
一部アイロンプリント紙やOHPフィルム、インクジェット専用ラベルシールなどの中には染料しか対応していないものがあるが、
スタンダードモデル以上であれば特に設定を必要とせず印刷可能である。

また、廃インク吸収パッドをメンテナンスボックスという名称で交換できるようにしているモデルが2014年から順次登場しており、
これらのモデルは本来修理扱いで交換せざるを得ない廃インク吸収パッドを交換できるため、
プリンターが使えなくなる期間が生じにくい特徴を持つ。
販売店の延長保証に加入しなくても、無料保証期間を1年→2年に伸ばすことが出来たり、
余ったインクの交換サービスをウェブ上で受け付けているなど、サポートも多い。

いっぽうインクカートリッジのインク切れ判定はドットカウント方式を採用するため、
インク切れ表示でも内部にはインクが残っている。

CANON

基本的に、黒・シアン・マゼンタ・イエローの染料インクに、プラスで顔料黒インク(PGBK)を組み合わせており、
家庭向けハイエンド機種ではさらに染料グレー(GY)を追加する。

文章印刷にはEPSONよりは強いが、国内3メーカー唯一サーマル方式を採用することもあり、
インク代がそもそも高くなる傾向があり、文章印刷だけをメインとするならBROTHERに軍配が上がる。
またOHPフィルムやラベルシールなどの印刷時に顔料を使わない設定にする必要があるなどEPSONより使いづらい部分もある。

ただし、逆に言えば「EPSONよりもくっきりした文章印刷が可能で、BROTHERのような紙を選ぶ性質もない」ので、
ランニングコストを犠牲にすれば取り回しがききやすい。
そしてなによりCANONはカメラメーカーでもあり、CANONで揃えると色再現率が良いということからそういった部分での人気が高い。
あと3社の中でも一番の大企業なので安心・安定を求める人には大変人気のメーカーでもある。
光学式によるインク切れ判定のためインクを使い切れる。

ちなみに家庭向けのみならず、ビジネスインクジェットやレーザーのあらゆる分野で国内No.1シェアを取っているが、
プリンター業界では『特徴なき王者』と言われることが多いようである。
しかし世界シェアNo.1のHPのOEMを手がけていたりすることから、一番すっ転びにくいという強みがあり、
また販社のキヤノンマーケティングジャパンは自社以外のプリンターも取り扱っているなどプリンター業界の中での影響力も大きい。
家庭向けで強みを持つEPSONとどちらかといえばビジネス寄りに近いBROTHERの双方にとってライバルである企業がCANONである。

BROTHER

どちらかといえばビジネス向けのシェアを取っているミシン屋さん。
すべてが顔料の黒と染料の3色の4色にこだわるメーカー。
その分ランニングコストは他2社に勝っている。
ちなみに光学式とドットカウント方式の併用で無駄なくインクを使い切れる。

またインクが前面交換で手が汚れにくく、スタンダードモデルでもADF機能(連続コピー・スキャン機能)を備えているなど、
コストパフォーマンスは追随を許さない。
というかBROTHERがいるから半端に海外プリンターメーカーがコスパを武器に日本進出しにくい部分はあると思われる。
BROTHER以下でもっと安いものがほしければEPSON・CANONが超激安モデル出してるし*2

中小企業や個人商店などのシェアを取りつつ、家庭向けでもコスパ重視の人にそこそこ売れているメーカーと言える。

純正インクと汎用インクの比較

さて、プリンターは「プリンターを安く売ってインクで儲ける」商売なんて話をしたが、
その分インクは高いので安いインクを求める人が当然出てくる。
そのニーズを埋めるように登場するのが汎用インクである。

汎用インクも複数の種類が存在している。

リサイクルインク

純正インクのカートリッジを回収したあと、中に自社で用意したインクを詰め替えて販売する方式。
エコリカとジットが有名…というかこの2社以外だと謎のダイソーインクぐらいしかやってない。
当然純正インクと形状が一緒であり、はまらないなどの事故は起きにくくなっている。

互換インク

カートリッジも自社生産してインクを詰めて売るタイプの汎用インク。
当然形状は純正と異なるので、たまにはまらないという事例が起きることも。
ただしその分値段は激安になる。
店売りではカラークリエーション、プレジール、日本ナインスターなどが有名。
他にもネット専売でインク革命.com、インクのチップス、インクナビ/ホビナビなどがある。

詰替えインク

詰替え用の工具とカートリッジのリセッター、そしてインクをボトルで入れて販売する方式。
現在はサンワサプライとELECOMが出している。かつてはバッファローもだしていた。

そんな汎用インクだが、安いというメリットと、かなり品質も純正に近づけているということもあり、
純正の互換として使える…とも実は限らない。

  • 1.なんだかんだで純正と一致はしない
これはプリンターの出力は純正を基準にしているため、汎用インクはやはり完全には一致しない。
店売りのものは純正にほど近いが、そうでない販路の汎用インクは使えればいいやって人向け。
そして、インクが一緒ではないためヘッドに詰まったりこびりついたりして故障の原因になったり、
そうでなくてもヘッドクリーニングの回数が増える。

また色褪せとかも純正に比べ早い。
特にこだわりのあるEPSONユーザーは「汎用インクを使うくらいならEPSONやめたほうがいい」というくらい、
EPSONの『つよインク』の品質を称賛するほど。
家庭向けでも実際写真印刷をそれなりにするなら汎用インクの使用は推奨されない。

  • 2.ICチップの情報で純正でないことがプリンターに記録される。
プリンターメーカーは基本的に純正でないインクをICチップの情報で見分けており、
一度でも使うと無料保証期間でも有償修理しかしてくれなくなる。
これはどんな電化製品でも同じだが、「その機種が想定されている使用条件」を満たさなくなったからである。
(雑に言うなら落として壊したのと同じ扱いである)
よって「だいぶ古くなって故障しても修理がそもそもしてもらえない(5年以上経過したプリンター)」ではこのデメリットはなくなる。

また純正でないために容量が一致しないこともあるが、そのためにEPSONのドットカウント方式のプリンターでは
「インクが余ってるのに交換させられる」という事例が起きる。
もっともEPSONの場合純正でもそうなるので、汎用インクメーカーは割と開き直ってたりするが。

以上の情報を見た上で、汎用インクを選ぶかは決めよう。
ちなみに海外では日本のようなメーカーの保守サービスを受けたがる国民性とことなり、プリンターは自分や修理業者で直して使うものなので、汎用インクへの抵抗が一層ないというのも、EPSONがCISSに力を入れた理由である

汎用インクメーカー

エコリカ/プレジール

エコリカはリサイクル、プレジールは互換。
実は意外と知られていないが兄弟会社であり、登記上の住所もいっしょである。

エコリカはインクのリサイクルを『エコ』と表現することで互換でのシェア1位となっており、
純正を含めてもCANONとEPSONについで3位となっている。
地味に一部ブラック2本入りはビックカメラプライベートブランド商品だったりする。

ただしリサイクルカートリッジは回収できないと作れないので、新機種はプレジールに任せているのであろう。
プレジールはメーカーが増量を出していないインクカートリッジに独自の増量版を出しているという強みがある。
またノジマELSONICブランドのプライベートブランド互換インクやエディオンプライベートブランド互換インクの供給元もプレジールである。

エコリカ/プレジールは購入後3年の間に自社インクが原因とみられる故障が起きた場合、
修理費用の建て替えと修理期間中のプリンターの貸出を行っている。

ジット

メイプル超合金で有名なジット。こちらもリサイクル。
エコリカとことなり、すべて国産インクという強みを持ってリサイクルカートリッジを展開している。
ただしエコリカ同様の回収できないと作れないという難点を持つ。
なぜか子会社は冠婚葬祭業をしている。

ノジマELSONICブランドのプライベートブランドリサイクルインクやビックカメラオリジナルリサイクルインクもここが供給している。

ELECOM/カラークリエーション

ELECOMは詰替え、カラークリエーションは互換。
カラークリエーションはELECOMの子会社であり、カラークリエーションのインクもELECOM扱いで量販店で販売されることも。
保証期間が5年と長い(これはプリンターの修理期間も5年だからであろうか)。
なぜかビックカメラ/ヨドバシカメラ販路とヤマダ電機販路でパッケージデザインが違う。
カラークリエーションは『カラークリエーション』ブランドの他、『いろはインク』ブランドでも互換を展開している。
いろはインクサイドはホムセンでの販売をメインとしているらしい。

PPC

何故かヤマダ電機とヨドバシカメラにはあるが
ビックカメラにはない互換インクメーカー。

オーム電機

互換インクを販売している。

サンワサプライ

詰替えインクを販売している。

日本ナインスター

珠海ナインスターの日本支社で、ドン・キホーテの『情熱価格』ブランドのインクの供給元。

Japan Ink

ダイソーの200円インクの供給元。


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最終更新:2022年09月24日 23:18

*1 一応、ギガタンク以前にもボトルモデルG3310/G1310は出ており、ギガタンク登場後これらもギガタンク扱いになった

*2 ただしランニングコストがとんでもないので、たまにしかプリンターを使わない人以外が買うのは地雷である