前衛戦術家(千年戦争アイギス)

登録日:2018/03/02 Fri 10:17:12
更新日:2023/06/25 Sun 11:13:36
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前衛戦術家とは、千年戦争アイギスに登場するクラスの一つ。後衛戦術家とは対になる。

前衛戦術家→前衛軍師(CC)→武人軍師(第一覚醒)→猛将軍師or大軍配者(第二覚醒)

CC後の名称である「前衛軍師」と呼ばれることも多い。

クラスの特徴

基本的にはソルジャーと同等程度の性能を持つ2ブロの近接ユニット。ただし、同ランク帯のソルジャーと比べると少し重い。

最大の特徴は「配置されていると全てのユニットのコストを減少させる」という特性。
ソルジャーやワルキューレマーチャントとは違った方向でコストを稼いでくれるユニットである。
その特性上、元のコストが高いユニットに対してはあまり効果がなく、安いユニットを大量展開したい時に力を発揮する。
特に大量のトークンを次々と配置するタイプのユニットであるエレメンタラーなどは、本体配置時とトークン配置時の両方に効果があるため、非常に有用。
また、コストが回復しない大討伐とも相性がいい。

クラスチェンジすることで、減少コストが2、覚醒すると3になり、運用しやすくなる。大器晩成型ユニット。
武人軍師では、さらにブロックしている敵を全て攻撃できるようになるというサムライ特性を手に入れ、より大量の敵をさばけるようになる。
第二覚醒は猛将軍師と大軍配者に分岐。
猛将軍師は自らの戦闘力特化型。HPと攻撃力が少し上がり、防御力が大きく上昇。さらに20%の確率で1.9倍の攻撃力で攻撃できるようになる。
大軍配者は初動特化型。HPと攻撃力が上がり、さらに自身のコストが-3される。

スキルはバフ系スキル持ちが非常に多く、いかにも軍師と言った感じ。

ユニット一覧


ちびマツリ


ちびルヴェア


地の軍師ウズメ

後衛戦術家の天の軍師レンとは対になるユニット。しかし、こちらは戦国時代風の鎧を着ている。
レアリティはプラチナ。
第一覚醒ではどんぶりをひっくり返したような奇抜な形状の兜を被っている。黒田官兵衛がモチーフだろうか。

スキルは「烈火の陣」。短時間だが、全味方の攻撃力を上昇させる。
スキルレベルを上げることで効果時間と強化率が目に見えて上がるので、成長させて使いたい。
ただし、初回使用は比較的早いが、二回目以降がかなり長い。ここぞ、というタイミングで発動させよう。

覚醒アビリティは「全員の攻撃力アップ【中】」。編成に入れるだけで全員の攻撃力を上げられる優秀なアビリティ。
スキルと合わせて火力特化型の軍師。

第二覚醒は大軍配者。

スキル覚醒は「猛火の陣」。15秒間味方全体の攻撃力を上げ、さらに自身の攻撃後の隙を短縮し攻撃速度を上げられる。
自分自身も大きく強化できるようになる上、使用する度にスキルの効果が上がっていくようになる。
三回目では強化倍率30%と非常に大きい。さらに再使用時間も短縮される。やや効果時間は短くなるが、優秀なスキル覚醒と言える。

亡国の将シュウカ

中華風の鎧を着た軍師。レアリティはプラチナ。
初となる配布の前衛戦術家。イベント「亡国の将」の報酬だが、同イベントでは弱いのにやたらと前線に配置されており攻略の邪魔になる*1ことから「前衛軍死」という不名誉な通称を付けられてしまった。
ちなみに同イベントに登場した金アーチャーのシャオは彼女の従者にあたる。

HPが極端に低い一方で攻撃力と防御力が非常に高く成長するバリバリの武闘派軍師。前衛でバッサバサ敵を切り倒してくれるが、魔法にものすごく弱いので、配置する位置には注意したい。
スキル「猛将の鼓舞」はウズメのスキルと同様の攻撃力強化だが、倍率が低い代わりに効果時間が長い。
使うタイミングを選ばないため、汎用性は優秀。ただし、回転率はものすごく悪い。

覚醒アビリティは「飛燕の舞」。自分自身に回避率+30%の効果。
ローグ並とまではいかないが、それでもそれなりに物理攻撃を回避してくれるようになり、低いHPを補ってくれる優秀なアビリティ。だが、相変わらず魔法には弱い。

第二覚醒はもちろん猛将軍師。

スキル覚醒は「明鏡止水」。覚醒前からはガラリと変わり、完全な自己強化スキルになる。
発動中は攻撃力と回避率が大幅増加、さらにブロック数が3になり、同時攻撃特性も相まって非常に優秀な前衛となる。
だが、全体バフがなくなるので運用に関しては激変してしまう。

天才戦術家ヘレナ

ナポレオン帽子をかぶったドヤ顔の眩しい天才。
ゴブリンに捕まっていた天才。
覚醒するとさらにドヤ顔が眩しくなる天才。
とはいえ、天才(笑)なネタキャラというわけではなく、ゴブリンクイーンの洗脳に耐えたうえで逆に騙し、ゴブリン軍を戦力的に上である王子軍へと誘導、さらに王子軍を密かにアシストしてゴブリンたちから逃げることに成功するという、肩書きに違わない活躍は見せている。
普段はそのドヤ顔によく似合う気取った口調で話しているが、それはキャラづくりのためで素の口調はごく普通の女性らしいものであるようだ。
そしてbomi(現あのにむ)キャラには珍しいひんぬー枠。胸の小ささは本人も気にしている。

レアリティはプラチナ。イベント「妖魔の女王と戦術の天才」の報酬で、現在はデイリー復刻で手に入るので前衛戦術家としては最も入手難易度の低いキャラとなっている。

スキルが特徴的で「基本戦術・陣地防御」と「基本戦術・反転攻勢」の二つのスキルを持っている。
最初は「陣地防御」で使用する度に「反転攻勢」と入れ替わる仕様になっている。
効果は、名前の通り陣地防御が防御アップ、反転攻勢が攻撃アップ。
状況に応じて使い分けることができるとも言えるが、効果時間中はヘレナが攻撃しなくなってしまう。
スキルレベルを上げることで回転率が劇的に良くなり、より柔軟性を増して使用できるようになるので、イベントを周回して集めておきたい。

覚醒アビリティは「火力支援指揮」。配置中のみパイレーツ、砲術士、マーチャントの攻撃力が10%上がる。いかにも大砲を好んだナポレオンっぽいアビリティである。

第二覚醒は大軍配者。イベント産ゆえにコスト下限にもしやすいため
特にアビリティのバフ対象であるマーチャントと組ませると好相性。

スキル覚醒は「応用戦術・堅守強攻」。使い分けスキルから同時強化スキルに変化したが、相変わらず癖がある。
その効果は「近接ユニットの防御力を25%、遠隔ユニットの攻撃力を25%強化」というもの。
前衛で守りに当たるユニットをタフにし、後衛で火力支援に当たるユニットの火力を伸ばすと考えれば噛み合っているが、前衛の攻撃力が上がらなくなっているなど完全な上位互換ではない。また回転率もかなり悪い。
覚醒アビリティと併せて遠距離ユニット支援特化と見ておくのが無難だろう。
ヒーラーの攻撃力が上がることで、生存率がさらに伸びるのは嬉しいところか。

ちなみにヘレナの名前の由来は、ナポレオン終焉の地「セント・ヘレナ島」と思われる。不吉すぎる

帝国元帥レオラ

後衛戦術家の帝国軍師レオナの姉。レアリティは同じくプラチナ。
一見ゆるふわ系お姉さんに見えるが、実は ドS 。寝室も全て王子拘束プレイというマニアックなもの。
さらに妹を溺愛するシスコンでもあるとかなり濃ゆいキャラクターの持ち主。

全ユニットの中でもトップクラスに癖のあるスキルの持ち主。
スキル「ブリッツクリーク」は、永続的に全ての味方の攻撃力と防御力を強化できる非常に優秀なバフスキルだが、同時に 全ての味方がスキルを自動発動するようになる という癖のあるオマケが付いてくる。
ソルジャーの援軍要請などをノータイムで発動できるようになるため、デメリットばかりとも言えないが、使いどころを選びたいスキルを空撃ちしてしまったり、デメリットのあるスキルが暴発したりと使いどころをよく考えないとかえって振り回されがちな効果を持つ。
なお、このスキル自体は能動発動スキル。自動発動させたくないタイミングまでは温存させることも考えておこう。
同時点火の特徴から、ボスに火力を集中する時などの複数ユニットで一斉にスキルを使う時には、手動で順次点火する場合にどうしても発生する時間のロスが無くなり有効。
また「永続で全体のスキルの自動発動」という特性から、放置での攻略への適性も非常に高い。何かと同じマップを周回するアイギスにおいては単純な性能以上に快適さという面で有用なスキルである。
2018年3月現在他者スキル自動発動は全ユニットでレオラしか持っていなかったが、
後のアップデートでクールダウン消化ごとに全員のスキルを発動する時の魔女アーリー、
射程内のユニットのみが自動化する新米狩人ピックルと別パターンも増えた。
それでも「全体バフ+全体自動点火」は彼女のみの特権なのでやはり放置編成筆頭の座は揺らがない。
帝国召喚の目玉のひとつに数えられるほどの非常に便利なユニットと言える。

覚醒アビリティはウズメと全く同じ「全員の攻撃力アップ【中】」。二人同時に使用しても一方しか効果がないので注意。まぁ前衛戦術家はそもそも二人以上入れることはまずないユニットだが。

第二覚醒はイメージに反して……あるいはイメージ通りの猛将軍師。

スキル覚醒は「シュツルムアングリフ」。30秒間味方全体の攻撃力と防御力を大幅に引き上げることができる。効果終了後はブリッツクリークに変化。
一度しか使えないが、初動が早く、倍率も他の前衛軍師のスキルと比べてもトップクラス。
ブリッツクリークと異なり素直な効果になっており汎用性は高い。二度目はブリッツクリークに戻るのでそちらを使いたい場合にも対応している優秀なスキル覚醒。

戦場指揮官ルヴェア

王子を師と仰ぐ新米指揮官。背の低いロリっ子だが出るところは出ている。

スキル「敵地浸透」は敵の防御力と魔法耐性を下げつつ味方の攻撃力を上げ続ける全体バフ&デバフ複合スキル。
発動はやや遅いものの効果時間が永続なうえレオラのような癖もないので最初から最後まで後ろで置物をする運用に特化している。

覚醒アビリティは出撃メンバーにいるだけで初期コスト+2、全近接ユニットのHP+7%の恩恵を得られる「知将の兵たん術」。
効果はジェロニキの上位互換。残念ながら彼と同時に編成してもコスト+4にはならない。
近接HP+7%も無難に役立つ優秀なアビリティ。

第二覚醒は大軍配者。初手出し居座りがルヴェアのスタイルなので、コストを下げるこの分岐は相性が良い。

通常スキルとアビリティは極めて扱いやすいが、一方で覚醒スキルは非常に癖が強い。
覚醒スキル「精鋭突撃号令」は20秒間自身は攻撃できなくなるが範囲200以内にいるユニットの攻撃力を1.4倍にする。
バフ種別が「全体バフ」から「範囲バフ」になるので他に全体バフ持ちがいると輝くスキル。
特に全体攻防バフ20%を持つ称号「英雄王を継ぐ者」とは相性が良い。
さらに発動時に出撃しているユニットが5人以下だと攻撃力1.7倍と極めて高倍率になる。
小人数攻略を目指す「英傑の塔」で輝きやすいが、本人の弱さがネック。
「ユニット」にトークンは含まれないので、エレメンタラーなどトークンを扱うユニットを使えば条件が満たしやすくなる。
また条件は「発動時」なので、発動した後ユニットを追加してもバフは受けられる。
配置1秒でスキルが使えるブラックユニットならこの制約を突破しやすい。
ただし範囲の狭さに難があるので無理に条件を満たすよりも他のバッファーとの兼ね合いを考えたほうが賢明だろう。

魅惑の夏元帥レオラ


慕情の指揮官ルヴェア


聖夜の天才戦術家ヘレナ


朱鎧の智将マツリ

レアリティブラックの前衛戦術家。真っ赤な鎧に十文字槍とモデルは明らかに真田幸村。

見た目通りの武闘派で、前衛戦術家としては珍しく全体バフではなく自己強化スキルを持つ。
スキル「一意専心」は一時的に攻撃力と防御力を大幅に向上させさらにブロック数と攻撃数が+1されるため、覚醒前でも3ブロ/2体攻撃が可能になる。
このスキルのせいもあってか、基礎スペックはブラックの癖にプラチナ並である…。

覚醒アビリティは「六文銭の赤備え」。全近接ユニットのHP・攻撃力・防御力を5%上昇させる。
上昇幅こそ低めだが、強化範囲と強化対象が非常に広いのが特徴。自身も含めて多くの近接ユニットを展開させることで力を発揮する。

第二覚醒はブラックなので選択可能。
スキルを含めた自身の戦闘力を強化したいなら猛将軍師、アビリティを絡めて展開力を高めたいなら大軍配者を選ぶといいかもしれない。

スキル覚醒は「疾風迅雷」。ブロック数が1に減る代わりに2連射の遠距離攻撃を行うようになる。
覚醒前とは全く性質が変わるので注意。覚醒前は最前線で戦うのが主体だったが、覚醒後は後ろの方からサポートする方が役立つ。
だが、攻撃力補正が1.8倍もかかる射程280の2連射遠距離攻撃ということで、近接ユニットの遠距離攻撃としては非常に優秀であるのは間違いない。

未来の宮廷画家ナルサス

アルスラーン戦記とのコラボユニットにして珍しい男のブラックユニット。
アイギス最強のユニット とも一説には囁かれるほどで、コラボ期間中は皆が召喚しまくった。
あまりに強力さに彼に対抗するようなギミックが登場したり、後続のユニットのインフレが進み、
アイギスのコラボキャラへの扱いやゲーム環境そのものに与えた影響は大きい。
彼の登場はある意味アイギスの転換点の1つとも言えるかもしれない。

なお、 18禁版では使用不可 という厄介な制約がかかっている。ただし、11/30のアップデートで18禁版では「遠国の前衛戦術家」という同性能の別キャラに差し替えられる形で使用可能になった。

スキル「智将の矢計」はほぼ射程無限の0.7倍3連攻撃を最大10体までの敵に同時に行うというすさまじいスキル。
発動中の殲滅力は間違いなく全ユニット最強クラス。しかもブラックなので配置1秒で使用可能で敵の群れが出てから配置しても余裕で間に合う。
何も考えずひたすらこのスキルを使うだけでも恐ろしく有用なユニットである。

覚醒アビリティは「芸術家の逸品」。同名トークンを15体ストックできるようになる。
トークンはコスト5(自身の効果で2)で配置できる遠距離ユニットだが、自らは何もしない。
ただし、 視認した敵兵のHPを問答無用で削り取っていく という恐ろしい効果を持っている。「前衛」ってそういう意味じゃないと思うんだけど…
範囲は160とあまり広くなく、減少速度もさほど速くはないが、それでも敵の防御力も魔法耐性も無視したスリップダメージは強烈。

第二覚醒は選択できるが、コイツの場合多少コストを削るよりも攻撃力を伸ばした方が遥かに有用なので、猛将軍師一択だろう。スキル中に必殺の一撃が発動すれば、耐えることができる敵はまずいない。

スキル覚醒は「十六翼将の矢計」。攻撃範囲や効果時間はそのままに、攻撃力1.0倍の4連撃に進化。火力が大幅に跳ね上がるので、是非とも覚醒させたい。デメリットも初動が少し遅くなる程度でしかない。
その圧倒的な手数からバフユニットとの相性がとりわけ高く、キチンとサポートしてスキルを使うとマップ上の雑魚敵が全滅することも割とザラ。その反面、再動時間がかなり長いので、スキル時以外は手持ち無沙汰になりがちなのが欠点と言える。

仲間の中でもトップクラスの知能派ながら剣の腕も立ち、画家志望だが画力は壊滅的…という原作のナルサスの特性が良く再現されており、原作再現度は高い。

智将の筆始めマツリ


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最終更新:2023年06月25日 11:13

*1 「死に場所を求め亡き祖国の敵に対し無謀な戦いをするシュウカを止める」という展開なので、意図的な配置ではある。