物知りじいさん(がんばれゴエモン)

登録日:2017/11/17 (金) 16:29:21
更新日:2024/03/24 Sun 20:35:41
所要時間:約 8 分で読めます





がんばれゴエモンシリーズのキャラクター

CV:菅原淳一(ゲーム)/岡和男(『アニメがんばれゴエモン』)/岩崎征実(パチスロ)


概要


伊賀の忍者屋敷に居を構え、数々の発明を作りながら暮らしている老人。齢98歳。
その名の通り、非常に物知りで、高い頭脳と時代離れした科学力でもって様々なからくりメカを作り出している。
シリーズ中では彼の他にもからくりメカを作ることができるキャラクターは存在するが、その中でも特に突出した才能と技能を持っているようで、
サスケや忍者軍団と言った小型のからくりメカからゴエモン・インパクトなどの搭乗型大型からくりメカ、
果ては 死者を生き返らせるマシン などという、江戸時代はおろか、現実の現代世界でも実現不可能な代物を平然と作ったりしているほど。

ゴエモン一行に情報や自作のからくりメカを与えて支援するなど司令塔的な立ち位置でもあるが、ギャルに目のない根っからのスケベジジイで、
女性絡みの不純な動機からくる発明でゴエモン一行の旅立ちのきっかけを何度も作り出しているトラブルメーカーでもある。

各シリーズでの変遷


ゆき姫救出絵巻

初登場作品。本作では「ものしりじい」名義。
ヤエちゃんの助言を受け、ゆき姫捜索に良い知恵を貸してもらおうと訪れ、からくり忍軍や
トラップがひしめく忍者屋敷を突破してきたゴエモンたちの実力を誉め、出雲にある白鏡の情報を教えてくれる。
……が、「出雲までひとっ飛びで送ってってやる」と称して強引に発明の実験台にした挙句、珍しく失敗作だったために
一行をあさっての方向へぶっ飛ばしていらん遠回りをさせてくれるというトラブルメーカーぶりを早速発揮してくれる。

後続シリーズと異なり、もんぺに茶色のちゃんちゃんこと素朴な衣装で、眉毛も少々下がり気味で目が隠れており、
外見がいかにも山奥の隠居老人的。ボス戦後のデモBGMがいかにも厳かな知恵者の老人といった雰囲気なのもあって、ギャグ色はまだ控えめである。
一方で、ボス戦で登場するサスケ率いる忍者軍団が載ってくる大凧に「ぎゃるいのち」と書いてあったり、
人探しをしていることをゴエモン一行から聞いた直後に「ギャルならわしにも紹介してくれんかの」と、
ぼそっとつぶやいたりと、スケベジジイ設定の片りんは既にこの頃から見せている。

奇天烈将軍マッギネス

サスケと共に大江戸城の新天守閣完成記念イベントに出かけ居ていた折に今回の一大事に遭遇したため、
サスケをゴエモンたちの遣いにやった後、さつま村でマッギネス討伐に旅立ったゴエモンたちを待っていた。、
村に入ってすぐ傍の民家で「最新型スーパーウルトラゴージャスベリーごっついからくりメカ」ことゴエモンインパクトを呼び出すキーアイテムを授けてくれる。
からくりメカ軍団を有した大規模な敵組織が相手となる初の作品だけあってなんとも頼もしい限り。
しかし、その本音は「飛行要塞に改造された大江戸城ごとどこかへ行ってしまったギャルたちを必ず助け出してくれ」という身も蓋もないもの。

その他の本編中の出番はインパクト戦敗北後の再戦時の通信モニター越しでのアドバイスや、えりあ4のクリアデモくらいしかないが、スタッフロール後の一枚絵でゴエモン一行らとおみっちゃんと共に写っている。
また、クリア後に会いに行くと、エンディングでインパクトが暴走した理由が判明する。

服装が変わり、上着に赤い陣羽織、地面を引きずるほどの長い袴に高下駄といういで立ちで、
逆八の字眉に糸目という、きりっとした表情に変化した。

からくり卍固め

スケベジジイ設定が本格的に押し出されストーリーにも絡んでくるようになった初の作品。
タイムマシンの試運転と称して未来の大江戸に出向き、未来のギャルを追っかけまわしていたところ、
からくり盗賊団に目をつけられて拉致されてしまい、洗脳されてその科学力を利用される羽目になった。
助け出されるも意識を失ったまま目覚めなかったため、サスケとヤエの手で安全な場所に運ばれたが、
以後、エンディングまで忘れ去られてしまい、そのまま未来に置いてけぼりにされてしまった。

本作では服装はゆき姫の時と同じに戻っている。

前作での戦いの末に大破したインパクト1号機に替わる新型インパクト「ターボ」を作り上げており、。
タイムマシンが試験運転の段階ながらインパクト側にもタイムワープ機能もいち早く搭載していたようで、じいさん救出の足掛かりとなった。
造りが大味で燃費が悪かった前の型よりも性能を底上げして高速移動中の装甲の脆弱化という弱点は改善されたものの、どうも詰めが今一つ甘いようで、
駆動系の欠陥からターボスイッチが起動せず、高速移動ができなくなってしまった。

きらきら道中

オープニングにて、これまでに見たことのない妻の存在が発覚した。……が、からくりロボなのではないかとおみつにツッコまれた上に
ヤエにも「サスケがいない」と感づかれてしまい、サスケが女装していたことをカミングアウトしたためバレてしまった。
ぼっちの寂しさを紛らわせたかったのだろうか…。
その後、呼び鈴に応対して出たところ、玄関先でインパクトがひとりでに動いてるのを目撃して盛大にビビっていた。
出番はこれだけ。

ネオ桃山幕府

ネオ桃山幕府の手によって自宅を爆破され、死亡してしまう……。
そして恐山のイタコばあさんに呼び出され、浮上した九州に行くためのキーアイテムの情報を一行に託してくれる。
……のだが。

でろでろ道中

「過去の時代の美女に会いたい」という不純極まりない動機で死者を蘇らせる禁断のマシン「召還マシン」を作り出すが、
魔界のプリンス・ドウチュウ鬼の復活を企むビスマルによって奪われてしまい、大きな危機を招いてしまう。

美女絡みによる発明が騒ぎのきっかけになったのもこれで3度目。全く懲りてない。
しかし「これがあればヒミコちゃんやモンローちゃんに会える――」とか言ってるが、
ヒミコちゃんはともかくモンローちゃんって未来の時代の人じゃないのか?

はた迷惑な御仁だが、責任はきちんと感じているようで一行をサポートをしてくれ、新型インパクトを持ってきてくれたり、
エリア3の町エリア到達直後の茶店でのイベントでラスボスについての情報を教えてくれたり、エリアクリア後のイベントデモで
ゴエモン一行に進むべき道を示してくれる。*1

宇宙海賊アコギング

『3』の後日談である本作では、改心した獅子重禄兵衛の協力を経て、インパクトを宇宙仕様に改造する。
『3』本編で置いてかれてしまったじいさんとの兼ね合いが気になるところだが、言及は特になし。
なおババンが宇宙警察である事をババン自身が隠していたにもかかわらずあっさり見抜いており、
未来と通信が出来るモニター装置の開発とあわせてババンを大いに困惑させた。

綾繁一家の黒い影

ゴエモンインパクトの兄弟機として、エビス丸、サスケ、ヤエ専用のインパクトを別個に開発すると共に、
インパクトとの合体による「ゴージャスインパクト」への変形機能を新搭載する。

エビス丸インパクトは イ ヤ イ ヤ、サスケインパクトは 仕 方 な く、ヤエインパクトは 喜 ん で 作 っ たという露骨な態度の差を出してたり、
彼女をモデルにしたヤエインパクトの出来について「一番の武器はそのプロポーションじゃ!」とか発言してる当たり、
態度には出さすともヤエちゃんのことも普段からそういう目線で見てる模様。まあ、ぎゃるいのちのスケベジジイだから当然と言えば当然だろうが。

大江戸大回転

はぐれ町の民家で「お気に入りの腹巻をにとられた」とぼやくだけでストーリーには特に関わらないが、
ゲーム進行にかかわっており、腹巻を取り返してあげると手形をくれる。

大江戸天狗り返しの巻

神奈川の村の住人たちを天狗教信者として洗脳して操っている謎電波をキャッチして調査のためにやってきたが、
天狗教信者たちに見つかって捕まってしまい、教団本部の地下牢に幽閉されている。
助け出した後にゴエモンたちにインパクトを外部操作で操縦するためのインパクトコントローラー(見た目はDSまんま)を授けてくれる他、
サスケに特殊能力『風船飛行』を付加してくれる。出番はこれだけでギャグ色は皆無。

漫画版

基本は原作通り。
「奇天烈将軍」の最終ステージではゲームではゴエモン達は生身なのだが、漫画オリジナルでインパクト2こと エビス丸インパクト を届けた。
奇しくも「綾繁一家」と同じくキャタピラ型であった。(ただし、明らかに急ごしらえ)

サスケとの「親子」関係が深く掘り下げられており、「からくり卍固め」にて洗脳が解けたきっかけはサスケの言葉からだった。
が、サスケのチョンマゲが伸びる機能を何故付けたのかは度々ネタにされており、
「ふぃ~ばぁ~」では遂に「遊ぶために付けた」と言い切った。

「きらきら道中」では原作ではサスケの変装だった嫁さんが、生身の人間になっていた。
あと、髪がフサフサになったのはカツラと説明がなされた。
だが、ひとりでに動き出したインパクトを見てショック死してしまう…。

そして「ふぃ~ばぁ~」にてゴエモン達が宇宙に行ってる間に葬儀が行われ、墓まで作られた。
…が、何故かゾンビとなって復活。直後にゴエモン達にフルボッコにされた。


アニメ版

本作では「百地物知之介」という本名が設定されており、なんとおみつの祖父ということになっている(彼女からはおじいちゃんと呼ばれる)。
世界観や筋書きが大きく変わったアニメ版本編でも相変わらずのスケベジジイぶりをはっきしており、
サスケを開発した動機が「爆弾処理用」としつつ実際は「現実世界のギャル激写用」だったりと、ほとんどの発明がギャルにアピールするためのものである。

とはいえ、彼が作り出す一見役立たずに思える発明品が思わぬ形で戦いの役に立つこともあり、なんだかんだでゴエモン一行の戦いに献身している。
また、原作のように彼の発明が騒動の発端になってしまったことはない。

ちなみアニメ以降、ボンボン連載の漫画版でもネオ桃山幕府でおみっちゃんが「おじいちゃん」と呼んでいたり、山藤版でもゲームでは「おみっちゃん」と言っているところで「おみつ」と言っていたり、
微妙にアニメ設定が意識されている節がある。


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最終更新:2024年03月24日 20:35

*1 ちなみに町エリアの茶店でのイベントデモ自体はゲーム進行には必須ではないため、茶店に寄るのを忘れたまま城に行くとボス撃破後のデモイベントの展開にやや唐突感が出てしまう。