ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて

登録日:2017/08/05 Sat 01:13:13
更新日:2024/03/01 Fri 17:40:14
所要時間:約 6 分で読めます





──そして、勇者は悪魔の子と呼ばれた。




出典:岡本北斗氏のTwitter、17年8月31日閲覧。https://goo.gl/oBBeMX 
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概要(オリジナル)

ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』(DRAGON QUEST XI: Echoes of an Elusive Age)とは2017年7月29日にスクウェア・エニックスより発売されたゲームドラゴンクエストシリーズ11作目。
ハードはニンテンドー3DSPlayStation4の二種。
開発はスクウェア・エニックスがメインで、3DSはトイロジック、PS4はオルカが開発協力している。
2017年8月4日時点では二種合わせて208.1万本(3DSが113万、PS4が95万)販売している。

前作はオンラインゲームだったが、今回はいつもの一人用RPGに戻っている。

また機種は3DS・PS4の二つだが、同じゲームを二つに対応している訳ではなく、3DS・PS4それぞれの特徴を生かすようになっている。

3DS版ではリメイク版DQ7のような3Dと、懐かしの2Dモードから選べるようになっている。
冒険開始直後は上画面は3Dで下画面は2Dと一風変わった画面になっているが、序盤が終わると3Dか2Dのどちらかを一本選択できる。以降は教会でいつでも選べる。

PS4ではUnreal Engine4を最大限に生かした美麗なグラフィックが持ち味。
DQ8のようなグラフィックとフィールドである。

グラフィック面以外のも違いがあり、3DSではに乗るためには各地に転々といる馬に会うという方法だが、PS4では『馬呼びの鐘』を鳴らすと乗れる。

概要(S版)

Nintendo Switch版が『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』(DRAGON QUEST XI S: Echoes of an Elusive Age)というタイトルで2019年9月27日全世界同時リリース
2020年12月にはXbox One版やPC版もリリースされている。

PS4版がベースになっているが、2年後発ということで様々な要素が追加されている。

追加要素の1つとしてキャラクターにボイスがつく。
キャスティングはライバルズと同じだが、正確に言えばライバルズがDQ11Sのキャスティングに合わせたとのこと。そのため岡本北斗プロデューサーは「ライバルズと同じと言われるのは心外だ」と答えている。
本作ではある程度長いセリフを吹き込んだ声をまとまった数必要とすることから収録が年単位になる故、本作で押さえたスケジュールの片手間で、ちょっとした声を10点程度だけで済むライバルズの収録も一緒に出来るということなのだろう。

また初めて主人公にも声がつく。ただし従前どおりセリフはなく、息遣いなどに限ってつく。
例外として幼少期の回想シーンにあるセリフにはボイスがつくとのこと。
いずれもオンオフできるようにするとのことなので、気になる場合は切ってしまおう。

3DS版のみに用意されていたグラフィックの3Dと2Dの切り替えや、「過去のドラクエシリーズの世界に行ける」という要素も追加される。7以降の世界は新たに書き起こされたドット画で表現される。

あらすじ

主人公が16歳の誕生日を迎えた日。
村のしきたりである成人の儀をおこなうため、幼なじみのエマとともに神の岩へと向かう。
そこで自らが『伝説の勇者』の生まれ変わりであることを知ることになる。

母から亡くなった祖父の伝言でデルカダール王国に行けば全てを知る事になると伝えられ、主人公は己のすべきことを知るためにデルカダール王に会いに行く。

しかしデルカダール王は『勇者は悪魔の子』といい、主人公を捕らえてしまう……。


登場人物
本作の主人公。古の勇者の生まれ変わりにして、命の大樹に選ばれし者
出会う人から度々言われるほど、さらさらヘアーが特徴の勇者。
故郷は滅びるわ、大国から追いかけられるわ、第二の故郷も焼き討ちされるわとさんざんな目に合う。
何気にストーリーで明確に勇者として扱われ、主人公が勇者なのは4の天空の勇者以来である。
他は職業でなる必要性もなかったり、おまけ要素の称号だったり、勇者は別にいたり……。
一部イベントムービーで幼少期とはいえ普通に台詞があるレアなドラクエ主人公だったりする。


青髪を尖がらせた盗賊の青年。どこぞの勇者そっくり
かつては相棒と共に世界中を巡って盗みをしていたが、デルカダールの『レッドオーブ』を盗んだ罪で投獄されていた。
そこで主人公と出会い、何かしらの事情で行動を共にすることになる。


攻撃魔法を使う魔法使いの幼女。
勝ち気な性格で、下記の理由で子供扱いされるのが嫌い。
実は膨大な魔力を備えた天才少女で、魔物に捕らわれた際に魔力と年齢を奪われ、幼女になった。
そのため魔力がなく魔法使いなのに魔法が使えず、当初はで叩く事しかできない。


ベロニカの双子の妹で穏やかな性格をした大人の女性。
姉とは生まれた日から共に育ったため、小さくなった姉の事を新鮮に感じ、このままでもいいかな~と考えている。
姉とは対照的に回復魔法が中心。


オカマの旅芸人。腕の立つ芸人で、彼のファンは多い。
芸ばかりではなく馬術・剣術にも優れており、その腕は[[騎士]Ⅰの王国でもトップクラスなほど。
また個人の船を持つなどただの旅芸人ではないようで……。
男性ではあるがナチュラルに「女性」としてカウントされたりもする。
ロトゼタシアの世界はおおらかなのである。


ロウと共にデルカダール王国の裏を探っている女性武闘家。
豪脚の一閃はその気品ある美しさからは想像も付かないほどの破壊力を誇る。
そして本作屈指のお色気要員でもある。


マルティナの事を姫と呼ぶ太った爺さん。
かつては高貴な身分だったようで、魔物に襲われ娘と婿と孫を失っている。
トルネコブライ枠と思いきや、攻撃魔法・回復魔法を巧みに操るメルビン枠だった爺さん。

デルカダール王国の英雄と呼ばれる漆黒の騎士。
圧倒的な剣術と根気で主人公を追いかけて来る。
ぱふぱふが好き。

グレイグと並んで英雄と呼ばれる軍師。
古今東西の戦術を学び、僅かな人数で魔物の大群を破ったという実績もある。

  • モーゼフ・デルカダール3世
王としての資質を全て備えた稀代の帝王。
勇者を悪魔の子と呼び、地下牢に閉じ込めた。
16年前のユグノアの悲劇で娘を失ってから、顔が険しくなったという。

イシの村に住み、長い金髪の上に赤いスカーフを被った素朴な少女。
主人公とは物心付く前からの付き合いのある幼なじみである。
16歳となった日、主人公と共に村の伝統である成人の儀として神の岩を登る。



その他
ロトゼタシアの中心で空に浮かんでいる、今作における世界樹。
世界中に根を張り巡らしており、主人公はこの根に触ると過去を見る事が出来る。
空に浮いているため通常ここに来ることは出来ない。

冒険の書が出来てから役目が終わっていた復活の呪文が復活
昔の呪文も使えて伝説の『もょもと』が復活する他、新たに作成する事で3DSとPS4でセーブデータの共有も出来る(ただし、持ち物は完全再現は無理)
なお『ほりい ゆうじ えにつく すどら ごくえ すとだよ』と入力すると、『王女の愛』を初期装備している。
なおこの王女の愛は観賞用であり、特に効果はない。

  • ヨッチ族
勇者以外は見る事も聞く事も出来ない種族。
ヨッチ村は時間の流れが違う特殊な空間の場所にあり、勇者以外の人も見る事が出来る。
ヨッチ族は色んな世界・時代の勇者の伝説を冒険の書として記録するという役割を持つ。
しかし最近冒険の書が汚れて、これを直すには時渡りの迷宮に入り合言葉を見つけ、冒険の書の中……歴代のドラクエ世界に行かなくてはならない。




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最終更新:2024年03月01日 17:40
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